| 2004年01月23日(金) |
カーサンのおかいもん |
昨日は実家で娘を昼寝させたあと、うはうはと池袋へ買い物に行った。
目標は知人の出産祝い・・というのはもちろん口実で、ああ、なんて楽しいの、ビバ!ウィンドウショピング〜。
前回お正月に夫と来た時には大行列で、横目で見送った洋服やさん(古い?洋品やさんよりまし?)にも行ってみる。 おお、空いているじゃないか。なるほど、セールの棚の商品も空いている。
まあ、こんなもんだろう。 この中からお気に入りが見つかれば御の字だ。 ・・・いや、なんとしても見つけるんだけど。
薄いグレーがかったようなグリーンのような、アルパカ100%のカーディガンと、似たような色合いのいまどき風の(縁の始末を失敗したかのような、ともするとだらしなくも見えそうな)カットソーを買う。
カットソーというと、いつも夫の言葉を思い出す。
カットソーってなんなんだ、と会社の先輩に聞いたら、上等なTシャツだって教わったって。カットソーが感覚的にわからないって・・、たしか彼の仕事の担当が変わって、アパレルのお客さんについたばっかりのときの話。
閑話休題。
夜、実家から帰宅してすぐに電話が鳴った。 お買い上げしたお店からだった。
実際の売上の金額と、クレジットの金額を6百円間違えて打ってしまったので、訂正したいのでよろしく、という大変丁寧な、感じのいい電話だった。
こんな遅くまで仕事してるんだ、と私は驚き、さては6百円辻褄が合わなくて、御明算になるまで、店員さん一丸となって、売上とクレジットの伝票を突き合せてチェックしてたのかなあ、と瞬時に想像の翼が羽ばたく。
なんだよ、ちゃんとサインするときに確認しろってんだよ、お客さんてば。 と、電話口の彼女が思っていたかどうかはわからない(大変失礼)けど、ちょっと申し訳ない気持ちになって了承の意を伝え、電話を切った。
お仕事って大変ねえ。
なんて、さらに遅く帰宅した酔夫にこれこれこうだった、と報告すると、以前同様のことが自分にもあったけど、そのときは差額分の品物を謝礼だっていって頂いたよ、と言う。
・・・なんか損した?私←業突張りめ。
初めてバギー無しで実家に行った。
買い物に行っても歩くようになったことだし、第一、体重11kg超の彼女を乗せたまま、バギーを抱えて駅の階段昇降、細腕(!)のわたしにはもはや苦行だ。
にしても、日常の外出の往復は自転車、休日は車、が普通になってしまった娘にとって、地下鉄の駅までがなんと遠いことか。
大人の足でも10分ちょいかかるものね。
3分の1は抱っこしたけど、あとは誉めておだててなだめてすかして釣って、なんとか歩いていただいた。
午前11時の地下鉄は思いの外混んでいて、ちょこなんと娘と座るのを楽しみにしていたカーサンがっくし。
実家最寄駅までほぼ抱っこ。15分くらい。 ちょろちょろ動こうとするし、今日の運転手さんはブレーキが下手だったし。
さあ、今度は駅から実家までなだめてすかしておだてて・・・。
途中、根を上げた娘を抱いて、屋根の上の猫を見せていたら、後から娘の名前を呼ぶ声が。わ、ばばだ。びっくりするじゃないか。
買い物に出た帰り、私達が通りそうな道を選んで自転車でかっとばしてきたらしい。げに有り難きはばばの愛よ。
そこからはばばが娘の手を引き、私がばばの自転車を押して家まで歩いた。 ひょー、上出来。初めてにしてはよく歩いた、娘よ。えらい。
実家に着いてからも、誰よりも絶賛してしまった>ばかばかなカーサン。
昼も夜も寝かしつけに苦労することなく、やはり日頃の寝付きの悪さは運動不足だからなのね。そうなのね。
鼻水も止まったことだし、明日からはぱんぱんに着膨れさせて、公園まで歩かそうか。「おかいもん」以外にも、お外で楽しいことを見つけようか。
お正月以来ほったらかしておいたら、実家の母から電話がかかってきた。
用事はないんだけどね、あたし28日からベルギー旅行だし(なんですと!)、仕事も一段落したから、ちょっと顔見せに来ない?と母。
はいはい、参上いたしますですよ〜(軍曹)。
明日は夫も飲み会で遅くなるというし、娘も鼻水止まったし、ついでに娘をじじばばに見てもらってる間に、知り合いの出産祝いでも買いに行ってこよう。
きっと行くのは池袋の西武百貨店だなあ。 ポイントの照会でもしてみるか。
とネットで確認したら。 むむむ、昨年12月期限で、相当ポイントを失っている気が・・・。
し、知らなければよかった。 こんなことならもっと早くにポイント交換しとくんだったよ。
すごい喪失感。嗚呼、小市民。
洗濯物をぱんぱん叩いていたら(干す前の準備段階)、携帯がぶるぶる震えた。 あら、大阪のお義父さんからだわ。
出てみると、「教えてもらったホームページが表示されない」という相談だった。 オモテサイトの方です、はい。
鯖:メールしたURLをクリックしてもだめですか? 義父:ビッグローブが立ち上がってくるんだわ。 アドレスはこれで合ってるのか? WWWの、二つてんの、スラッシュの、ぷらぷら・・・。 鯖:ぷ、ぷららです・・。 義父:そう、ぷらぷらの・・・(以下略)。
わははー、ぷらぷら!ばんざい、ぷらぷら!(意味不明)
再度URLをメールすることにして、電話を切った。 メールしてから連絡がこないところを見ると、多分うまくいったのだろう。 ※こちらからもあえて確認しない嫁。
ところでアクセス解析みたらさ、お義父さん、前にちゃんと訪問できてるじゃん。 どうしちゃったのか、彼の説明を聞いてもさっぱり理解できなかった。
用語の意味を共有できない相手に、説明することの難しさをひしと感じたよ。 世の中のコールセンターとかサポ−トセンターで働くひとって、大変だな。
携帯に向かって身をくねらせてしまったよ。あんまりにもうまく通じなくて。
もう少しで「お義母さんに代わってください」って言いそうになった。
娘が買い物に行っても歩くようになった。ああ楽ちん。 家でも、一緒にテーブルについてさえいれば、オカーチャンが本を読んでいても怒らなくなった。ああ嬉しい。
まったくもって、子どもというのは刻一刻と変化していくんだなあ。
誉められると嬉しい、叱られると悲しい、そういうのもくっきりわかるようになってきたし。
是非してほしいこと(自転車に乗るとき帽子をかぶる、手袋をはめる、寝るとき添い寝のカーチャンのお腹を蹴らない、カーチャンの腕のかさぶたを取らない(厳重注意)、等々)は、誉め倒して娘の記憶に残す。夫の協力もなかなか強力。
「じんぶんで!」と「うかちゃんも!」という台詞もしょっちゅう聞く。
昼寝の寝起きがあんまり悪くて、薄暗い部屋でいつまでも凶悪にぐずるから、強引にスリーパーを脱がせて階下に連れてきたら、じんぶんでよーーーーーと怒って泣きながらひとりで2階に上がって、またスリーパーを着るところからやり直した。めんどくさい。
「くぅれいよん」でお絵描きしていて、紙からはみ出すと、「だいじょーぶ?」と一応聞いてくる。布巾で拭けば消えるから、「大丈夫よ」と答えると、「だいじょーぶよー」と復唱してにかっと笑う。
オカーチャンの希望として付け足すなら、大阪帰省以来、狂ってしまった生活時計を2時間ほど早められたらいいなあ。
もひとつあった、夜泣きが増えたね。 喜怒哀楽が記憶に残るようになっただけに、夢見も激しいのかもしれない。
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