和田拓治郎の「夜景レストラン」

2008年09月04日(木) 優しい人達




今日、朝作業場に着いたら、ドアノブがあっちを向いていた。






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おじいさんに、「これ、どしたんですか?」って聞いたら。
宅急便の車が、突っ込んだって言う。

「直してもらわないといけないですねえ」って言うと、
「配達の仕事は、時間で縛られてるからゆるしてあげたんよ」

もう、やさしいねえ。


って、おいっ、俺が借りとる建物なんだけど。

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そういえば、PASTA ENZOのヤッタンが、入院したらしいよ。
さっそく新企画発生、「連続食べ物差し入れ大会」がオープンいたします。

会場は、広島記念病院。
面会試合時間は、10時から20時の、暇人大アクビタイム。

見た目の美しさで攻めるか、カープソースの香りで誘うか、セレクションは貴女のド真中センスにお任せ。
絶食病人だからこそ分かるジャンクフードの魅力、まずは湧き出る唾液の潤いから感じていただきましょう。

急げ、2・3日したら出てくるぞ。


お大事に。

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※画像2は、カツ丼そっくりな、手まり寿司と三色涼麺。
これは怒っていいだろ、50円高いし。



2008年09月03日(水) なんだ知らなかったのかよ




G8議長サミットに併せたおもてなし企画、平和記念公園ライトアップ。
盛況のうちに無事終了いたしたようでございます。

沢山のご来場、また被爆者へのお墓参り御苦労様でした。



レセプションの模様は、画像のように白いジャケットに正装した、これからの未来を担う若人たちの神聖な儀式を思わせる整列からスタート。

ひとりひとりが、光を川に流すように丁寧に供え、最後のひとつが置かれるのを合図に、慰霊碑、平和の火、原爆ドームの順にライトアップされる進行のなか、入れ替わり立ち替わりにみな写真を撮る。

非日常的に静かなレセプション、今までに無かった平和公園のイメージが出来ていたように思えます。

みんな寝ていたいんだよ。
起こさないように、無音の遊びで飾ってあげたかったんだ。


近づくと空間が広がるキャンドルライト、夢中な人はカメラ片手に寝転がって撮影。
ダイ・インってよくデモでやってるけど、これ設置したらその気でない人も賛同したことになるよね。

って、過ぎたことは来年までおあずけ。

意思のゴリ押しはしない男だから。
過去日記4月26日参照
平和の和に、田んぼの田が目印、和田拓治郎の絡んでいる企画は、まだまだ続く。
詳細は、後日。

チャンネルはそのままで、風呂でも入れ。


さて、恒例の宣伝コーナー。
足の小指をぶつけてもむしろ屈むほうが苦痛、若さあふれる青春ヘルニアグループ「身体表現サークル」の、超兄貴集団「コンドルズ」広島公演カウントダウンスタート。

11月は21日、いわゆるプライベート的に大迷惑な金曜日、スタートも午後7時、まさに窓際社員はスタバに寄れるタイムカードレス・デイアナザー。

学生服集団ダンス・影絵・人形劇・コント・学生服集団ダンスの、アンデルセンサンドイッチ構成。

今年はヤバいぞ、サラリーマンNEOデビューやからだであそぼ世代でチケット即完売が必至。
光ケーブル契約をイーモバイルに替えて、浮いた金でチケットを買おう。

家を買うのもあとでいいじゃないか。






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から。

むしろデートで使え。
ある意味2時間限定チケットマイホーム。

いや、デートで使うと失敗する。
必ず彼らに惚れるから。

失敗したくなかったら、ヒゲにロンゲ、袖無しシャツにスパンコールブーツ等、人生至上最高に男臭いスタイルで御鑑賞をどうぞ。

今年もあの伊達男集団が来る。
女の子根こそぎ持ってかれるぞ、いいのか広島男児。

「じゃあ、今日決めてやる」って感じに念入りに毛先をねじり過ぎて、そのまま鏡の前でお見逃しください。




※画像3は、宇品のカーディーラーのトイレの、排泄したものが常時照らされるLED付き便器。

なぜ?見せる。
おまえ、噛んだ後のガム見るか?



2008年08月27日(水) 日々是尚我慢




作業場の雰囲気はガラッと変わり、灼熱のイメージから食アタリのロシアンルーレットステージへ昇格。

前の日に食べ残したスナック菓子は、まず捨てたほうが無難。

そういった状況証拠が揃い、こんな田舎でも食べ切りサイズが適当になりました。
世で言う、セレブ買いとはこういうことかと実感している8月は最終週、魅惑の完熟ダイエット入門いたしました。

そういえば最近忙しくて、作業場のおじいさんのことを無視していたことを思い出し、本日は珍しくじっくり聞いてあげようと腰を据えてみた。

作業場に入ってくるなり、下を向いておじいさんがポツリ。
「ついにきましたよ」

私「何が来る予定でしたっけ」

お「溶接する場所を間違えた」

私「やり直せば良いじゃないですか」

お「やり直そうとして、同じことやりました」

私「あっ、そう」

お「もう、90歳だから」(泣きそう)

私「ヤバいっすね」(泣きそう)

お「気付いてない振りしてるけど、最近ウチのおばあさん何度も鍋を焦がしているんです、彼女はそれを食器棚の奥に隠しているんです」

私(すこし泣く)

お「隠したって、匂いで分かるんです、作業場にいても分かるんですよ」

私「みんなで気をつけていかないといけないですね」

お「火事をする前に、家を小さく改築しようと思う」

私「あっ、そう」(瞬時に泣き止む)

って、贅沢自慢じゃないか、バカやろう。
この不景気が包み込む大日本の最中、皆が2世帯住宅・ツーバイフォー的な建築物にネズミのようにまとまってます。
発言に気をつけてください。

だから好きです、地主のおじいさん。



さあ、話は飛ぶぞ。
きたる8月31日から9月2日まで、世界のドーナッツの中心






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が始まります。

世間と一切の関係を断ったであろうと思われている、和田拓治郎先生。

案の定、あっさり関係してございます。

注目すべきは、おもてなし企画である平和記念公園オールライトアップ会場にて、平和のメインストリート資料館から慰霊碑までの石畳に、企画限定のスペシャルキャンドルが70個サミットである。

G8下院議長会議(議長サミット)

もちろんデザイン・製作はわたくし、彫刻家和田拓治郎。
構成出来るのは彫刻だけではない、火だって日常的に扱ってるんだ的な振れ幅の広さ。

空間を作れなくて、何が彫刻家だ。

見ろ、これがセンスである。


わたしは8月6日のイベントは嫌いだ。
しかし、その日を外したものはすべて推奨いたします。

この引き出しの多さに心惹かれる老若男女よ、イベントは31日から3日間。
一般公開時間は、日の落ちた午後7時から10時までの3時間のみ。

サラリーマンに断る理由は皆無の、いわゆるジャストアリバイスケジュール。
デートでいい、仲直りでいい、この日はここで待ち合わせ。

今から誘って断られても、チャンスは3日ある。
2回誘え、2人誘え。

そして、3回目は親と来い。


わたしの祖父は、被爆して長い闘病生活後に死んだ。
今まで言わなかったけど、厳しい時代に親を育ててくれてありがとう。

御礼になるか分からないけど、わたしの今がある証明として、個人的にこの火を贈ります。




※画像2は、感動映画の推薦者が、花田勝。

泣けんだろ。

だって、最高の笑顔じゃないか。



2008年08月19日(火) 秋風の糸口



常に先取り、いつも前倒しでこんにちわ。
夏は終わった、同時にはじまるのは、もう冬だ。






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っていうのは大ウソ。

依然猛暑の中で制作続行のため、ある意味溶接オリンピック。


そういえば、弟が帰省してきたね。
5日間だけ。
そのなかで、兄弟が会ったのは2日間だけ。

それで良いんです。
兄弟だから。

それにしても、最近めっきりアルコールが呑めなくなった。
どっちかっていうと、興味が無いほうに近い。

間違えた。
高いお酒とかは、やっぱり興味ある。
けど、呑みたくはないんだよなー、じっさい。

だから、同席した人は、わたしがお茶やジュースを注文しても顔色変えるなよ。
悪意は無いんだから。

とうわけで、まだまだ快速制作。
「押してダメなら、押してもらえ!」スタンスを崩さず、正規の手続き飛び級で頑張っていく所存でございます。

カメラケースにはいつも充電器のみの健忘症アーティストが書き綴る、いわくつきの夜景レストラン系ダイアリーとともに、おなじみ世界の財産和田兄弟を今後とも御支援御鞭撻いただくことで、われわれの調子がのぼり上がり、最終的に俳優デビューすることが目標でございます。

あえて、遠回り。
つとめて、足踏みの精神で、先日友人が無くした結婚指輪の再制作依頼に着手いたしますので、下界の皆様さようなら。




※画像は、風で倒れてまくっていた他人の灯籠を、無言で我が家の墓に差す、今年最もツイている男。



2008年08月18日(月) 言葉の祭典スタート







もちろんタイトル関係ないぞー。

盆休み中の花火大会遠征にて。

現場は、個展を境にめっきり公私混同してきたPASTA ENZOのオーナーヤッタンの故郷、レトロハイテク都市三次にまつわる、暴飲暴食的風物詩in日本名言製作所吉舎町の1ページをココに飾る

彼の人生至上、必ずしも上位に位置する記念すべき大祭り。
理由は、ENZOスポンサリングのプログラム花火が打ち上げられるってこと。

原稿には締め切りがあり、商品には納期、そして人には目標がある。

彼は、幼少の頃から慣れ親しんできた憧れの地元祭りに、小さな錦を飾るべく日々鍛錬を積んできた。
その賜物を、一瞬の輝きを従えて暗闇に散らし、光と風と音でメモリアルマリエールに溶かすのだ。


これだけ、これだけでみんな集合。

おもしろ看板のことしか興味がないキャリアと、翌日の横浜ライブのことばっかり考えてる着付師、辛口ブログ評論のENZO奥さんや、「アンパンマン」を「アンマンマン」しか発音出来ない息子を囲む、カンパニー的規模の家族集団の大所帯が、山なのに地盤沈下進行中の祭り会場で、珠玉の打ち上げを大鑑賞希望。

これがわれわれです。


画像1・2は、会場を彩る無数の紙灯籠が醸し出す、昼の笑顔、夜の真顔。


このメンバーだと必然的に、本番までのフリータイムを、看板の魔界である田舎道から人気のないダムの内部まで、優先的に思いっきりアラ探しすることになる。

時間はあっという間に過ぎたり過ぎなかったり、雨が降ったり降らなかったり。
じつのところわたしは、雨男ランキングブルジョワ級の資格を持っていると告白出来ないまま心震わせて過ごすこと半日。

奇跡的に晴れて本番を迎える。
どこから湧いたかアリバイ未確認の人口が、細く狭い川縁に所狭しとひしめきはじめ、思い思いのジャンクフードを口に運ぶ。


結局、目的のものは無事スーパーにあがった。



記念すべき瞬間は、それまでの雑踏を無音にし、散り続ける火柱の叫びだけが胸に焼き付く。

かつて、何度も花火は観てきた。

言葉の意味合いで、「長い」という単語は良いイメージとして使わないことが多い。
今日だけは、この「長い」がわれわれにとって最も崇高な褒め言葉になったね。

打ち上げ所用時間は、2分間弱。
吉舎への片道は2時間掛かったはずなのに、この2分間は比較にならない圧倒的な長さだったよ。
いろいろ考えさせられ、奮起させられる時間に2分間は長いんだ。

ありがとう。
また何かはじめようと思います。



だからじゃないけど、おりゃおりゃ、うっかり準備するぞ。
言葉の祭典、ダンスの物マネ、2008年夢中の旅。

大変お待たせしました。
ダンスの起源は一発芸、一発屋と言われて、はや6年。

見ろ!日本人、噂しろ!親戚、そして無視か!広島、が合い言葉。

ある意味雲の上の存在グループ「身体表現サークル」キャッチコピー、本日より書き貯めスタートいたします。


よって、貴女のお膝元へ






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が、時期不確定で復活することでしょう。

その時は、もちろん水中に向けて発射。
打ち上げて即鎮火の身体花火を、今年も海に行かないまま水着をしまう、そんな子羊たちの脳裏にボルトオン予定。


あせるなよ、まだまだ先だ。
ようするに、本編でないCMが永延続くということでございます。




※画像4は、おのれのサジ加減の町「吉舎」内、看板ナンバーワンのキーワード「15分手前」。

たとえば、フェラーリで15分走ると80km先ですが、なにか?


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