和田拓治郎の「夜景レストラン」

2008年07月10日(木) 展示は中締め、再びオープニング



7月8日をもちまして、PASTA ENZOでの展示は盛況のうちに終了いたしました。

御来場いただいた、偉人・常連・一見・生き別れ・引っ越し前・タダ食い・冷やかしの皆様、この度は誠にお世話になりました。
今後も変わらぬ御愛好のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


レシピに迷った日は、カレーを作って無難にしのぐのが日本の奥様事情。
「特別な日以外、ほとんどカレーの日本人に贈る、絶品パスタと逸品カクテルの2週間」のサブ企画に、本気で挑むENZO店主は「特別な日もカレーにしてやる」と、展覧会期間限定カレーメニューを人知れず仕込んでいたオープン前からあっという間だったね、一週間。

パスタ食べたくて来店した客に、あえてカレーを出す。

その馬鹿げた努力、最高のメニューでございました。

誕生日会・勝手に浴衣エスコート・七夕短冊ネタ勝負・軍隊関係の来場・締めの弾き語り、そして流れないトイレ等、数々のサプライズのお陰様で、わたしもめでたく連日来店を皆勤。



あの、展覧会といえばオープニング・クロージングしか姿を現さなかったワンマンな和田が、7日間も同じ街をフラついた事実は、今後子ども達に語り継がれる、揺るがない夏の風物詩となるでしょう。


って、この全く意味を成さない文章の羅列から、皆さんはわたしの疲労を感じって下さっているでしょうか。

そうだ、疲れているんだ。






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も、疲れてるけど頑張ってるじゃないか!


そんなこと言ってるうちに、今日はまたオープニングだ。

来い!
差し入れ解禁だぞ。
ゲームボーイ持参しろ。


終わりあれば、それは始まり。

コンパ・お見合い・離婚調停等、あらゆる待ち合わせに並木通りKoBaをオススメいたします。

集って、会って、発注しよう。
今回は、和田の出勤日がランダムに変化。

会場に常駐してるのは暇な作家だ。
疲れてるんだ、休ませてくれたまえ。

今度はみんなが連日出勤だ。
そして、奇跡を待て。






※画像3は、作品にグラッパこぼしても、直接口をつけて呑んでる変態の図。
画像4は、プレオープン前日に、テンション上がって多量のスパイスと本まで買った、ENZO店主。

皆最高のスーパーキャストであった。

お疲れ様でした。



2008年07月08日(火) 花の週間、折り返し



本日、和田拓治郎彫刻展「聖地に咲く絶望花」
1st stage PASTA ENZO最終日でございます。

濃いキャラクターの皆様のタダならぬ御支援のお陰で、連日のパーティーを経て、ようやく最終日に漕ぎ着ける事となりました。

しかし、これは折り返し地点。
10日には再度オープニング開催。
連日地獄のような展示がスタートいたします。

田舎に住んでるアート系大学生の諸君。
制作が終わったらレンタルビデオで晩酌的なライフスタイルはもう古い。

繁華街という大海原へ、光を求めて泳ぎだしたまえ。
日中を田舎、アフターは街で過ごすハーフシティーウィズを、次回展覧会ではお待ちしております。

予約はいらない。
なぜなら、






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さあ、展覧会DMをビート板にして泳げ。

向こう岸には、逸品カクテルとおもしろ彫刻がお出迎えだ。

完全なるサラリーマン泣かせの平日スタート。
しゃべって、呑んで、観て、呑んで、で2回呑もう。
翌日頑張れば、もう土曜日の肌セレブ設定。

もう一度言う。
本日は最終日である。
電話予約が満席だったら、君に今後の運は無い。
今日の電話に全てをかけろ。
誰も助けてはくれない。
コネクションの一切きかない、展覧会だ。

差し入れは要らん、光り輝く自信を持って来い。

女性は、フリルのついたザックリレースに、ロックテイストの効いた鋲付きのバックで、昼と夜のギャップを滲ませるファンションで来店ください。



※画像2は、昼はファミリーレストラン、夜ホスト。



2008年07月06日(日) 展覧会経過と願い事



連日パーティーが続く展示会場にて、カウントダウンを迎えはじめたであろう笹の葉が、皆の願いを叶えるために生けられる午後7時30分。

女子5人:男子1人の、禁断といえばハーレムの80年代を駆け抜けてきた、今時珍しい通販イメージグループが入店。

なぜ通販イメージグループか。






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から。

いい意味よ。
それぞれみんなが面白いってことだから。

本日も、作品を見に来るお客さんが立て続けで恐縮でございます。
皆様に喜んでいただくため、気のきいたセリフを瞬間的に練りに練り、常に面白いことを言ってやろうといろいろ考えていると、非常に脳が疲れることに気付いたのが深夜12時。

残ったのは、笹に括られた短冊達の願い事のインパクト。





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が、したい」

通常の短冊でなく、ひとつの紐に2枚貼付けて、あえて2行(「離婚」と「が、したい」)に分ける斬新さ。
そして、なぜ離婚にフリガナをふる。
今時の小学生は、不倫も読めるぞ。

面白いじゃないか、バカ。


和田拓治郎彫刻展in PASTA ENZO。
主役は、ヤッタンと和田2人のビッグショーなんだ。

主役は2人で十分だ。
目立ちたいヤツは、家で犬に小話でもしろ。



さあ、連日盛況の展覧会5日目。
友人の少ない人、兄弟のいない人、または犬と話が出来る人等、難しい審査条件は一切ございません。
入店資格は、人間であることのみ。

たとえ条件を満たしていても、材料切れや単純に気に入らないという理由で入店をお断りする場合があります。

どんなに偉くても、どんなに著名人でも、気に入らなければ入れてもらえない当店オリジナルルール。


自らの運を試せ、残り時間は本日を入れて3日間。
チャンスは3回。
和田の出勤は、本日午後9時を予定しております。
予約出来なければ諦めろ。

もう明日は無いぞ。
さらに明日を逃せば、永遠に無い。

来い!控えめに。

※画像2は、差し入れランキングナンバーワン、。
川通り餅1袋とevian2本、判断条件はズバリ「おもしろい」、

添えられた手紙には、ただひと言。





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だって。

そのとおり。
好きです、喉に詰まる感覚。




2008年07月02日(水) テープカットと笑い声、スタートラインと確認と



やあやあ、はじまりましたよ。
2008年7月1日、人類の偉人名鑑仲間入りカウントダウンの男、和田拓治郎彫刻展。

前日のプレオープンにて、すでに作品は予約の印からのオープニング。

いつもの顔から、驚きのゲスト、はたまた生き別れたと思っていたいきなりの来場者等、全ての人から温かいラブコールを受け、前日までの絶食引きこもり制作期間からは、手のひらを返したようなヘブンズウィークが、ビッグウェンズデー的に開幕。

彫刻家と言いながら、呑み仲間は作品なんか見た事ない人達ばかリ。
サボってないよっていう証拠の展覧会となり、各々無礼講のコメントを吐き散らす講評会となりました。

画像1は、作品の間に見え隠れする展覧会限定オリジナルリング。
これはイイゼ。






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んだ。


世の中の、あと一歩踏み出せない恋愛症候群の老若男女に贈る、これも画期的なアイテム。
冗談で買いなさい。
あらゆる意味で、お互いが引き合うミラクルな現象を体験出来るアクセサリーだ。

タネ明かしは会場でやる。
来ないと一生分からんぞ。


記念すべき前日のプレオープン終盤では、お客さんも身内が残り6月30日から7月1日にかけての深夜12時をまたいだ瞬間、和田至上稀に見るスペシャルな人の企画でバースデーケーキが流れ出て、衝撃的な御開帳劇となった誕生日会も同時開催。


ケーキ製作はもちろんムッシムパネン

わたしの最も好きなケーキを巨大化した、完全フリーハンド純粋愛情タイプのオンリーメイド。
最高だ。

しかし、最初のひとくちはムッシムパネンオーナーが食べ、次はオーナー夫人、稀に見るスペシャルな人、ENZOオーナーの順、ヨダレが出過ぎてドリンク要らずになったところでやっと小さなひとくちを分けてもらう。

おかしい。
広島最強の意地悪が集まった誕生会は、これだからイヤだ。

でも、告白すると帰り道泣いたよ。
流川の繁華街を歩きながらスゴく。


さあ、連日笑い声の絶えないPASTA ENZO
こんなにすばらしい展覧会はかつて無い、今後も無い。
本日から、PASTA ENZOには足を向けず、ひざまずいて寝ることといたします。

「もう広島では展覧会はやらない」と言い放った名言は撤回。

広島からやってやる、苦情を出してみろ、実家まで行ってやるぞ。


※画像2のスペシャルケーキの白枠部分は、画像3の赤枠部分と相似しています。
ありがとうみんな、そして次回は早く食わせてね。



2008年06月28日(土) 天空に突き上げるこぶし達



追い上げも追い上げ、ザ・呑まず食わず週間最終日。
思いのほか作業が進み、ノルマ以上をこなしてしまったため、同時進行の別企画イベントに、奇跡的に間に合う。

この企画は、知的融合を目標とした異業種のミーティング。
ようするに、その道のプロが集まって、何となく呑んでるうちにコラボに発展していく、まさに太田川から海みたいな感じってこと。

メンバーは






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だから、酔いつぶれる人間も無く、イタズラする種族もいない。

昨夜は、会食の前後に上田宗箇流の本家から、プレゼンとしてお茶とお菓子タイムがあり、さらなる上流へ向けてのせせらぎを提示。

お抹茶は、食事やお酒の後でいただいたほうが美味しいし、本来そういうものなんだそう。
そういったレクチャーを受けながら、日本人はつくづく自らの文化に疎くなっていることを実感。

記録係に徹していたわたしは、メンバーが多く引きがないため写真の撮りにくさに始終困り果てる。


画像2は、やっと全体を撮れたと思ったら、写真の真ん中にムッシムパネンのオーナーがダブルピースしてて台無しの逸品。

洋菓子店で、茶人が抹茶を点て、お茶に合うスイーツをパテシエが考案する。
相互の歩み寄りが、この企画の今後の可能性に繋がればとした好企画でございました。

しかし、御菓子を食べきらないと抹茶が出てこない進行は、この歳になって初めて知った新ネタ。
痛み入ります。


そういえば、よく行くバイク好きのコロッケ屋オーナーが、先日DMを置きにいった時、「2度と食べれないものだから、口を洗って食べろ」って言いながら、親指の先くらいの羊羹を出してきた。


食べた後で、

わたし 「味ふつうじゃないか」
オーナー「天皇陛下が配る御菓子なんだ」

わたし 「証拠は?」
オーナー「箱に菊の御紋があった」

わたし 「見せて見せて」
オーナー「嫁が捨てた」

おい。
別に言うこと無いけど、ちょっとつれて来い。


※油断して唯一受けてしまった取材の賜物。
広島経済新聞で個展詳細を覗き見たまえ。
http://hiroshima.keizai.biz/


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