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2003年03月22日(土)
以下は知り合いからきたメール。
親愛なる皆様へ、 まいど、またしても岩切でございます。 訂正です。 Stupid white men という本の邦題を「 バカでマヌケなアメリカ白人」と言いました が、正しくは「アホでマヌケなアメリカ白人」 でした。本国でもベストセラーを続け ております。映画「Bowling for Columbine」 もアメリカのジャーナリズムから無視されていましたが、 カンヌでの受賞と、ここのところのロングランとで しぶしぶアカデミー賞( これも日本レコード大賞並みかそれ以下だと思っていますが、) のドキュメンタリー部門で受賞しそうです。 この本が売れていると言う事で、 アメリカの未来 にわずかな希望をみいだせるんじゃないかと思うのは 甘いでしょうかねぇ。
僕は明日の夜は開戦をにらんで支局に泊まり込みです。 アメリカが国連を振り切って、 世の中が突然まるでこの戦争を認めたかのような雰囲気 になってしまっています。 メディアは、世論操作にやっきになっている政府の道具 となって、イラクがいかにひどいことをやろうとしているかとか、 世界の45カ国がこの戦争を支持しているなど という当局の一方的な発表をたれながしています。 どこかで聞いたような話しですね。 このまま短期決戦でアメリカのシナリオ通りにことが 運んで(圧倒的な力の差があるのですから、 おそらくそうなるでしょうが) 結局はブッシュが正しかったんだということになりかねない。 日本はかつて戦争に負けたからこそ学ぶこともできたけれども アメリカは強いが故にいつまでも学ぶことができないとは 皮肉なことです。 小津安次郎の「東京物語」に、 笠智衆の「でも、(戦争に)負けて良かったじゃないか。」 というセリフがありましたね。
それにしてもCNNにでていた国防総省の「今回の戦争に 『砂漠の自由作戦』か『イラクの自由作戦』 という名前の候補があったが、『イラクの自由作戦』に決めた。」と いう話しには、あまりの無神経さに震えるようないきどおりを感じます。いったい人の命をなんだと思っているのか。
戦争が始まったら、もしできるなら、 テロリストが一番ねらう時間帯だと思われる、 朝8時半から9時半と、夕方5時から6時の時間帯の電車、 バスは避けるようにしましょう。 これは日本に住んでいる方も例外ではありません。 なにせ、われわれ日本は 始めから無条件でこの戦争を支持している珍しい国ですから。 そんなこと国民の意志じゃないと言う人もいるでしょうが、 イラクの人々は同じ事を言いながら殺されるの だからたまったものではないでしょうね。 いったいどれほどの日本人が自分達の罪を自覚しているのでしょうか? 他人の命に優先する我々の「都合」とは、 アメリカ人が自分のバカでかいハンバーガーが3分の2の 大きさになるのがいやで他人を殺すようなものではないでしょうか。 しかも3分の1は食べずに捨ててしまうのに。しかもハンバーガーだ。 ちょっと違いますかね? はなぢが出そうなのでこのへんでやめます。 どうも失礼しました。
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2003年03月18日(火)
こんなに多くの人が望まないのに、 この国はどうやら本当に戦争へと突入するらしい。 母国ではないこの国に僕は自分の意志でいる。 多くの国の搾取の上に成り立つこの国にいる。 僕はここでの生活を楽しみ、手放せないでいる。 ナイーブなのは分かっても、何だか居心地が悪い。
戦争反対と声高に叫んでみても、 空しさが残る。
一体どこへいっちまうのでしょうか?
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