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2002年10月21日(月)
男の視点、女の視点。 僕の相方に言わせると、僕は図体はでかい癖に 女性的な部分が多いと云う。 まず、雑貨が好きである。 服なんかも買わない癖に、見るのは好きだ。 彼女と鞄の趣味があう。 料理が結構好きだ。 良いレストラン。散歩。 彼女は僕の事をゲイじゃないのかと ふざけてよく聞いてくる。 答えはノーだけど。
このところのNYは非常に天気がよい。 秋晴れといった感じだ。 しかし、腰の調子は今までにないくらい悪い。 寝るのが一番らしいが、そうもいかないので 仕事にも行っている。おかげで治りが遅い遅い。
昨日、劇場に電話して、約8週間の公演に参加する事になった。 明日は演出家とあって、ルックスがOKどうかのチェック。 これで落ちたら笑える。
ismはなんだか表紙が変わっている。 ああいう写真を見ると、自分も写真を撮りたくなる。 明日からちょっとカメラを持ってふらふらしてみよう。 昨日から、体の調子は悪いけど、 頭の方は割と冴えている。 いろいろなイメージが浮かんでは消えていく。 何か作品を作れるか?
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2002年10月20日(日)
僕の微妙な決断。 人に意見を尋ねる人の大半が意見ではなく、 自分の判断に賛成してほしいのと同じで、 僕もこれを書いた時点でやることにはほぼ決めていた。 いや、負け惜しみじゃなくて、ほんとに。
だって、何が失うことがあろうか?いやない。 What is there to lose? Nothing.
そんなわけで、相方の冷たい視線を感じながらも 12月末迄、イーストビレッジに通うことになりそうだ。 まあ、その様子はそのうちここにも書かれることだろう。 吉と出るか、凶と出るか? せめてもの救いは友人を一緒にこれをやることだ。
今日はクラス発表の稽古。 割といい感じになってきた。
演出家の彼女が12月にリーディングをするのでその手伝いも することになるかも知れない。 平田オリザさんの台本らしい。 彼の青年団と云う劇団はとてもユニークだと思う。 機会があれば、是非日本でも観てみたい。
”Yu To Mama"というメキシコ映画を観た。 良いです。 女優さんもなんとも色気があるし、映画全体に漂う、 人生観みたいなものにも非常に共感できる。
ニューヨークはすっかり秋だ。 紅葉はこの週末がピークだったらしい。 冬もそこまできている。 一年が終わろうとしている。
歳を取ると役者は味が出るのか? イエスでノー。 でも、確かに今までに経験したことないような感情に 襲われることはある。そう言う時は、思わず得した気分になる。 そして、これはあのシーンで使えたのになあとか思う。 今日はちょっとそんなことを考えた。 例えば、誰かを愛することだとか、ある種の諦観だとか。 台詞を読んでいると、以前は考えなかったような思いが 湧いてくる。歳を取るのも全然悪くない。悪くない。かな?
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