ニューヨーク俳優修行日記
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2001年12月18日(火)




稽古をしていると嫌な事もあるなんてここに書いたら、
その日にいきなりドラマがやってきた。
女優の1人と演出が軽く衝突。
以前から幾つか伏線があったようで彼女はかなり感情的だった。
こういうのに直面すると集団で創作するのは本当に面倒だ、と思う。
PC一台ととやる気があればかなり色々な事が出来る世の中で、
どうして10人もの人間が一つ場所に集まって同じ物を創るのか?
何故、劇団なのか?

僕は演劇というメディアのライブ感覚、その一回性に
やはり惹かれていると思う。 一時間なり、2時間なりの時間を観客と
共有しながら、経験していくこと。全てを知っていながらもなおかつ
何かが起きるかもという期待。
まあ、色々あるけれど、自分としても未だにどうして演劇なのか
よく分からないのが正直なところかも。

稽古疲れか少々風邪気味。
眉間の一点から自分の顔が内側に吸い込まれていくかのような
奇妙な感覚。 気を付けないととんでもなく無愛想な顔になっている。
大声を出したり、体を動かしたりするけど、どんどん吸い込まれていく。
何だか目が鉛になったみたいだ。

今日はBAMにウイリアム・フォーサイスを観に行く予定だけど、
どうやら風邪でキャンセルかな。


2001年12月17日(月)




土日と稽古でへばる。

土曜日はNYに遊びに来た友人と夕食。
フィラデルフィアからトランペットのレッスンを受けに来た彼氏と
一緒に来たその女性とは、ほぼ一年ぶりぐらいに会った。

彼女とは2年間クラスメートだった。
一時すごく惹かれていた時期もあったけど、結局友達のままで今に至る。
彼氏とも一年間クラスメートだった。
2人とも友人ではあるけれど、僕は彼女との方が断然仲がいい。
うまく言えないけどこれは何だか変な感じ。
でも、その夜は楽しくピザなどを食べた。
稽古のあとだったせいか、結構ハイだった。

稽古ではだんだんと作品の形が見えてきた。
創っては捨て、創っては捨ての作業が繰り返される。
役者は稽古場でやれることをやるわけだけど、
演出家の苦労は大変だろう。稽古の後、ビデオを見て振り付けを決め、
さらに台本を書き足していく。一応、最後まで台本があるものの
中には2,3行のト書きしかない部分もあるからまだまだこれから。
5月から少しずつ積み上げてきたものが形になりつつあるのは
気分がいい。

色々嫌な事気になる事もあるけど、こうして何もない状態から
少しずつ形が出来てくるのを見てしまうとやめられないのかな。
もっともっと改良の余地あり。
劇団内の人間関係が良好である続けることを祈る。
これがないとうまく行かない。

フレンチ・コネクションを観る。
ジーン・ハックマンしぶ過ぎ。
彼は現在、3本の主演作品が公開されていて
NY TIMESで特集が組まれていた。
現在71歳。びっくりだ。
とても面白い記事だったので、思わずDVDを借りてしまった。
初めてDVDをレンタルしたけど、いいね。
いろいろと現場のドキュメンタリーがあってお得。
映画好きの僕にとってはウキウキする。

今日もこれから稽古。


















      

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