記憶の記録。
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K田さんが退職されるというショックが、まだ尾をひいています。 もう手紙も書いたのですが、明日ご本人の顔を見たらその途端泣いてしまいそうです。 淋しいを通り越して悲しくなってきました。 えーん(T△T)
大変お世話になっている看護助手のK田さんが、明後日で定年退職されるということを聞き、とても動揺しています。 すごくさみしい。 いつも笑顔で『私』の名前を呼んでくれた、その声を思い出すだけで泣けてきそうです。 明日まで有給休暇の消費をされて、明後日のお風呂の日で最後の一日だそうです。 さみしい。さみしい。 本当に泣いちゃう。 思い出すと、K田さんには本当にご迷惑をかけてばかりでした。 3年前、初めてMKが遁走した時も、K田さんと一緒に売店に行った時でした。 あの時、どんなにK田さんが責任を感じられたか、今となっては後悔とお詫びの念しか出てきません。 部屋にカミソリを持ち込んでリスカをした時も、K田さんが血の飛び散った床や壁を綺麗にしてくれました。 本当に申し訳なかったです。 それでも、いつも笑顔で、『私』の名前を呼んでくれた。 K田さん。K田さん。ごめんなさい。そして有難うございました。 この気持ちをこめて、31日にはお手紙を書いて渡そうと思います。
いいこともありました。 最近、お休みされてたK西さんが今日また出勤されてきました。 いつも通りの明るい表情で、ほっとしました。部屋に来てくれて、オオバコダイエットの話をしました(笑) 『私』のまわりには、どうしてこんなにたくさん素敵な人が集まってくれるのでしょう。 『私』本人はこんなに醜い生き物だというのに。 神様、有難うございます。
昨日昼、またMKちゃんが暴れた。 でも昨日は、Dさんが日勤で詰め所にいて、逆に外に連れ出してくれた。 Dさんはいつも、そうやって慰めてくれる。 その後、Dさんの取り計らいで師長さんと面談させてもらえることになった。 「前から一回面談しようと思ってたんよ」 と師長さんは笑って言ってくれた。 それから30分くらい、話をした。 僕を含めて5人ほど交代したが、師長さんはメモをとりながら一人一人にちゃんと対応してくれた。 とても嬉しかった。 内容は、僕が記録人格として責任を持ってノートに書き残した。 だから、みんな安心して下さい。 昨日は本当に貴重な一日だった。 話してる間中、MKちゃんやKSがおとなしくしていたのが不思議なくらいだ。 それも加えて、また螺旋階段を一段登れたと思う。
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さて今日の話ですが、Sから宅急便でお見舞いセットをいただきました。 そのうちの一つ、「オオバコダイエット」を飲んでみました。 ダイエットとは書かれていますが、実際は植物繊維がたっぷり入った、下剤がわりの飲み物です。 漢方なのですぐには結果が出ないのですが、Sの調子を聞けばかなりいい具合らしいので楽しみです。 効け〜効け〜(宗教ですか)
本当は、今日Sがお見舞いに来てくれるはずでしたが、ちょっとSの都合がつかなくて来月に延期になりました。 楽しみにしていたから、とても残念です。 でも、来月には会えると思うし、何よりその都合の方が100倍も1000倍も大事なので諦めもつきます。 それに、今日はMKの調子が朝から悪かったので、良かったと言えば良かったのかもしれません。 でもやっぱり残念です。 また来月に会おうね。
昼間、急に母が来ました。 どうしたのかなと思ったら、「おばあちゃんの左指のギプス取れたで」というご報告でした。
すごく、嬉しかった。
ギプスが取れたという事よりも、母がわざわざ『私』にそれを伝えに来てくれて、祖母が行きたがっていた大型スーパーにも連れていってあげたという話を聞いて、本当に涙がでるほど嬉しかった。 祖母と母は血の繋がりがなく、いつも微妙かつ緊張した空気が二人の間にはありました。 だから『私』は小さい頃からずっと「お母さんはおばあちゃんが嫌いなんだ」と、そのことばかりを考えていました。『私』は二人を結ぶパイプなんだと思っていました。 今の『私』のこの病気にも遠因する、それは私たちの人生のかなりの割合を占めていることでした。 だから、今日のこの出来事は、夢のような出来事です。 お母さんがおばあちゃんに優しかった。 それだけで、私たちは幸せになれるんです。 良かった。嬉しい。 今はこの言葉しかでません。
神様、有難う。
あかり
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