■あんただけにそっと■

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2010年12月14日(火) やれてない

退院してから、週の三分の一ほどをモリオを家に戻し、
友達の家へ遊びに行ったり、幼稚園のイベントへ行ったり、
友達と公園へ行ったり、なんだかんだとこなしてきた。

だが、ここに来て私が風邪を引き、なんとなく風邪、で乗り切っていたのが
完全に風邪!になってしまって、今回はモリオを戻す予定を延期。
そしたら代わりにウツが戻ってきて、今までなんとかやれてたのに、やれなくなった、
という気分と、風邪と生理と男と女・・・。
じゃなくて、なんか調子崩してしまった。

できねえのに自分に厳しいのはどうにかならんもんか。
できねえ自分にいい加減あきらめるというか、慣れてくれないもんかねえ。
やればできる!やらないからできない!と脳内コーチが木刀持って怒鳴るんです。

でも投薬は着実に減り、今は安定剤のリスパダールと、
寝る前のベンザリンという睡眠薬だけに。
あと頓服で不安時のユーパン(中国語ぽい)と、
不眠時のユーロジン(ヨーロッパ人か?)だけ。
睡眠薬は飲まないと怖い夢見て何度も起きるので、必ず飲んでる。
箱に入った日本人形が送られてきて、人形の目が縦で、
その目がぱちぱちとまばたきするんだよ〜。楳図の顔でギャーですよ。

しかし不調になると出てくる「全部投げ出してどっか逃げたい!」が。
今なら東北行って睡眠薬飲んで雪の中で寝ちゃえば・・・とか。
死んでどうする。

でもモリオが帰ってきて、一緒に色々やると本当に疲れるけど、
あれこれ話したり寝てる姿を見てると、ああ、この子が一番大事、と思える。
母と子は離れてはダメなのかもな。
離れると私は現実から逃げたくなる。
ちょっとイベントを詰めすぎたのもいかんかも。
2人でダラダラ遊んで過ごすとかも必要なのかもな。
遊んでる横で寝てるとかでもいいし。

他のお母さんが皆超人に見えるんだよな〜。
みんな疲れてるんだろうし、イライラもしてるだろうにね。

ま、とにかく風邪治そ。


2010年12月11日(土) お暇なときにでも

私のネットのお気に入りフォルダの中に、
「落ち込んだ時用」フォルダというのがある。
Youtubeで見て、見ると必ずテンション上がる!という動画を入れてある。

まずは定番、及川ミッチー。
バラ色の人生
上品ミッチー!

今夜、桃色クラブで。
カラオケで歌ったら下ネタ嫌いの友達に嫌がられました。
いっそ「名器」歌えばよかったかな。
とろけちゃいそなカマンベール♪あ名器名器いぇ♪

死んでもいい(流星光一郎先生の振り付け指導付き)
一人で呑みながらほろ酔いで踊ると良い。
ガッチリ酔いで踊ると回りすぎて吐きます。

こっちは「桃色クラブ」+「死んでもいい」のライブ映像
笑顔の可愛いシャーミッチー。
ご両親どんなお顔なさってるのかしら。
どうしたらこんな顔立ちのこんな性格のオノコが生まれるのかしら。
ここまでくると「セクハラしていい?」に「キャー!!」、
「ホントするよ?」にも「キャー!!」ですよ。
横で見ていたぴーが本気で羨ましがってました。


あと、布施明の「君は薔薇より美しい」とかも入ってる。
♪かわあったああああああ〜〜〜〜〜!!!!
を一緒に歌うとすっきり。
そしてこちらは+ミッチーバージョン

そして、私の好きな女芸人のトップ3に入る黒沢かずこさん。
しかし前より減ってる!テキトーハニー、六本木心中、Everything、他がああ!

あと最近すきなのが三浦大知のIN SIDE YOUR HEAD
こちらはダンスのみバージョン

前はこういうジャンル好きじゃなかったのだが、
BIGBANG好きになってから好きになった。
大知くんは、小さい頃奇跡の歌唱力で大人を圧倒した、
元Folder(フォルダ)のあの三浦大知君!

可愛い大知君の「FIRE! FIRE!
7人のメンバーにもう一人男の子がいて、
その子の戸惑ってるようなやる気無いような感じも気になります。

変声期の「Everlasting Love
本当にこの時でしか歌えなかった、この切ない歌声!
普通、変声期って歌えなくなるのかと思ってたけど・・・。

でもこの後くらいにFolderは女子5人だけの活動に移ってしまって、
大知くんはどうしてるんだろうとずっと気になっていたら、
すっかり大人になって、自分で振り付けもして踊りまくってた。
とりあえず私は歌い踊ってる人が好きなのだと今気付いた。

そういえばこないだ韓国人の子育て友達イーさんに会った時、
とうとう「実は一年前からBIGBANG好きになっちゃってさ」とカミングアウト。
「ホントですかあ〜!」と爆笑される。
韓国では20代過ぎてまだアイドル好きだったりすると
「もう子供じゃないんだから」と言われて、好きでも言えない雰囲気なのらしい。
「でも今女の子の勢い凄いもんね、KARAとか少女時代(ソニョシデ)ちゃんとか」
「ソニョシデとか、韓国語じゃないですかあ!キャキャキャ」
やはり笑われるか〜。ジヨンが好きで、などと言い、更に笑われてみた。


2010年11月30日(火) モリオ3歳!

あれは、たった、たった3年前の話でしたかのう・・・。
帝王切開で出てきた朝青龍そっくりの男児にキスをしたのは。

退院後も料理を全くせずに過ごしていた私。
今日はハヤシライスを作り、タコときゅうりのアーリオオーリオ(って何)
を作り、本当は電車型にしたかったケーキをデコ失敗。
モリオにも明るく「失敗だね!!」と言われ、ただのケーキに。
車輪に見立てようとしたキウイの輪切りが哀しい。

本当は車や電車やのおにぎりや、お誕生日おつまみプレートみたいのを
作ってあげたかったけど、ケーキデコ終了時点で燃え尽き、ソファに沈む。
その後、もう一回頑張りモリオの大好物オクラを茹でて輪切りに。
たったそんだけだけど、頑張った方かと思います!

モリオはハッピーバースデーを一緒に上手に歌い、
ろうそくを自力で吹き消し、得意顔で大満足。
良かった良かった。
私の父から小さな電子ピアノ、わしらからダンボールのキッチンをプレゼント。
ぴーが夜ひとりでキッチンを組み立ててくれて助かってしまった。
モリオ不在の間に私が一人でやろうと思ってたのに〜。
ありがとう〜。

しかし今日はハードだった。
午前、朝イチ7:30に家を出て、途中でモリオの朝食を買い、私の病院へ。
8時に受付を済ませ、9時の外来開始まで中庭で朝食を取り、
ボールでサッカーして遊び、栗のイガを触ったり、
死亡後相当経ってる団子虫を埋葬したりして過ごす。
やっぱ、子連れで受診、きっついわ。
ラムネで気をそらしたり、疲弊。

先生に薬を減らしていきましょう、と言われる。
エビリファイという液体の薬を飲むようになってから、
飲んでちょっとするとハイになってきて、気分はジャッキーチェン。
ベランダから車の屋根に飛び降りたい!とか、階段を前転で転がり下りたい!とか、
それはさすがに実行しなくても、ジャンプして部屋中移動したり、
四つんばいでキャーキャー奇声を発しながら部屋中移動したり、
かと思うと風呂で温まりながら自傷したり、もうわけわからんかった。
ので、エビリファイはやめにして、リスパダールという薬に変わった。
リスパダール、苦えええー。
サインバルタは無くなった。結構合ってたような気がするんだけどな。
薬を減らしていきましょうと先生が言ってたから、
ちょっとずつ変えながら減らしていくのかな。

入院中の友達が会いに来てくれたり、モリオと遊んでくれたり。
しかしこないだハイになって丸坊主にしようとして止められ、
ベリーショートになった上、
過食で10キロ近く太った私に皆気付かない。
気付かれないほどの太り具合って凄いよね・・・。
髪型、ぴーはレンホウ、加藤さんは昔の深津絵里などと言ってくれたが、
自分では森昌子?いや、なんか違う・・・と思っていた。
が、家田荘子だ!ということに落ち着く。
今、モリオも同じ髪型なので、一緒にいるとたこ焼きの大と小って感じ。

そうそう、外来に来ていた青年で、整形前の市橋容疑者にそっくりな人が。
あの人散々っぱら通報されたんじゃないだろうか。
同じ顔してるんだもん・・・。

モリオ、肉まんとあんまんを覚える。
「肉が入ってるのが肉まん!」と言っているので、
「あんこが入ってるのは?」と問うと
「・・・おいしい」と答えていた。うん、まあそうだね。

人がいただきますをしてると「召し上がれ」と言ったりして驚く。
おばあちゃん効果かなあ。

かなり口が達者になったけど、未だに言えないのが
「おすくり(お薬)」「たけすて〜(助けて)」
「あーたーまして!(どうしたしまして)」
でも、会話はできるし、本当に子供って育つんだな〜。

うちに来てくれてありがとう、本当に良かった。
私もしっかりしないといけないね。


2010年10月29日(金) モテ期意味無し

35歳、既婚子持ち、精神病棟入院中、モテ期到来しました。
い、意味ねえ〜〜〜!!!
というか、これはモテに数えないとも思うが。

始まりは病棟で一番おかしな感じのカクさん。
その言動がちょくちょく私のツボに入るので、
キモカワだわ、と私も憎からず思っていたのだが、
ある日唐突に私の電話番号と住所を聞き出そうとし、
うっかり答えそうになる私を、友達が個人情報だから教えられないよ、と言うと、
電話帳を開いて「ぴー田、ぴー田・・・」と探している。
おいおい、こえーよ!

その後も何歳?と聞くので35、と答えると
「35歳??35で独身なのっ!?」「いや、結婚して子どももいます」
「えっ!?亭主いんの??やばいなそりゃ」と慌てるカクさん。
これで終了かと思いきや
「亭主が居てもね!聞いちゃうからね番号ね!じゃ、ここに書いて」ずっこけるわ。
そして看護士さんに注意を受けながらも、
時々意味のわからない手紙をくれたり、
売店で買ったらしいガムを唐突に「はいっ!」とくれたり。
ガムは部屋に返しに行ったのだが
「なんでもいいです!なんでもいいです!」とよくわからない
返却の仕方をされ、も、もらっちゃった・・・。いいか、もう。

そのうち電話ボックスで電話帳を開きどこぞへ電話をかけ
「探偵ですか?○○市のぴー田さんの電話番号を調べて下さい」
というのが漏れ聞こえて、私も一気に怖くなり看護士さんに話す。
するとカクさんは違う病棟へ移され、もう顔も合わせる事も無くなった。

そして一ヵ月後の夕方、面会や休憩に使うラウンジで偶然2人きりに。
「あ、カクさん・・・」と、もう忘れてんだろと高をくくって言ったら
「あっ、ぴー田さん、これ以上近づくと行けないからここに座ろう」と
私からちょっと離れた場所に座り、私の情報を色々と思い出し話していた。
私の父親の名前まで覚えてて驚愕。カクさん節は変わらず、
「こんな所でお茶を飲むなんて、天皇陛下みたいだよね!」等と言ってた。
全く意味がわからないが「うん」と同意しておいた。

カクさんのいなくなった病棟では、今度はマサオさんという中年男性に好かれ、
気がつくと隣に座ってる。
「今年は水着着たの?見たいなあ」などのセクハラ発言や、
ふと見ると乳の辺りをガン見してたりと、もーどうしょうもねえ。
気を抜くと触ろうとしてくるので「さわんなマサオ!」とか
乳モミモミの動作をしてニヤついてるので
「そのワイセツな手付きやめろ」とか、わりとすぐに慣れて
こっちも言いたい事言っていた。
「電話番号教えて〜」「そいつぁ〜教えらんねえなあ」など。

小柄で、か細く汚い言葉など全く使わない雪子ちゃん、
「しい子ちゃん・・・あのおじさんと仲良いの・・?」と戸惑う。
「仲良いというか、私は平気だけど、雪ちゃんは逃げた方がいいよ」
雪子ちゃんにはダメージが強そうだと思って言ったのだが、
じゃあなんで私は平気なんだろうか・・・。あれえ?

その後新しく入ってきた岡田さんという男性。
小柄で小太り、頭はつるっとはげ、両脇だけ少し髪が残り、
何故かうなじはモジャモジャ。
お目目は二重でクリクリと輝き、両手を頬に当てて、
困ったような顔をしてウロウロしている。
私がその様子にすっかり魅せられ、超可愛い、携帯ストラップにしたい、と思い、
雪子ちゃんに「岡田さん愛くるしいよねえ」と漏らした。
すると雪子ちゃん、何を勘違いしたのか、私と岡田さんを引き合わせてくれた。

私も岡田さんも状況が飲み込めずパニック。
「す、すいません、私結婚してるんですが、岡田さんがあまりにキュートなもんで・・」
「あ、そうなんですか、いや、まさかお話できると思ってなかったんで」
とかなんとか、お互いワタワタと言葉を交わし、別れる。

その後、岡田さんは友達にはなってくれますよね、と言い、
もちろんですもちろんです、と私は言い、
しかし何故か岡田さんは2人きりで話したがり、中庭でお話したり、
ロビーでお話したり。
しかしそうするとマサオさんがやってきたり、躁状態の男性が来たり、
結局5人くらいで話すことになってしまい、岡田さんショボーン。
岡田さんは病院にいることがとても辛いらしくて、外泊も使い切り、
毎日外出してなんとか過ごしていたらしい。
それで、私といるとホッとするとかで、ちょこちょこと話をしていた。
私の退院が決まり、電話をくれないか、といわれたが、
番号もらってもこっちからはまずかけないだろうし、
それは岡田さんを傷つける気がして、
辛くてしょうがなくなったらかけていいよ、と自分の番号を渡した。
今のところ電話は無い。
頑張ってるのか、忘れたのかわからんが、とりあえず良かった。

そして、もう一人。加藤さん。
この人は私が入院した日に見かけてから、いいなあと思っていた人。
背はやや高め。線が細くて、顔が好み。
大人しくて、はにかんだように笑う。
喫煙室で談笑しながら煙草を吸う姿や、
肩甲骨の浮いた背中が色っぽくて、ついつい目で追ってしまっていた。
そこまではただの一ファンだったのだが。

何か気になると確認しないと気が済まない強迫症状のあるモトカちゃん。
調子が悪いと性的な事に特化してしまい、
ある時「私に良くする体位は?」等と聞いていた。
答えつつ「私だから聞けるんでしょ?加藤さんには聞けないでしょ?」と
喫煙室にいる加藤さんを眺めながら聞くと「そりゃそうだよ〜」
なんて言うので「なら私にも聞くな〜」とか笑っていたのだが。
「・・・しい子ちゃんがそんなこというから、気になってきちゃったじゃん!」
えっ?ええー!!

喫煙室から出てきた加藤さんを呼び止めるモトカちゃん。
やめてくれ頼むと哀願する私。
「加藤さん、下ネタ平気っすか?」
「モトカちゃんやめてええええ」
「?、平気っすけど・・・」
「加藤さんの好きな体位ってなんすか?」
「うわあああっモトカちゃん!!!
 いい、いい、加藤さん!!答えなくていいですから!!」
「え〜、なんですかねえ・・・」
「(モトカちゃんにやにや)」
「加藤さん、いいです!言わないでいいです!」
「なんですかねえ、ん〜、乗っかられるのが好きですかねえ」
「!!!!(妄想ボワンワンワーン、鼻血出そう)」
「騎乗位、と(書き留めるモトカちゃん)」
「そこ!メモ取んな!!!」
「逆に、何が好きですか?(いきなり私に振る加藤さん)」
「ぅえっ、私すか?せ、正常位すかね??」
 って何私も答えてんだよ!!!そこ、メモ取んなって!
「正常位、マレですよね〜」
何を感心してるんだか加藤さん・・・。

まあ、そんな馬鹿な事を経て、挨拶したり立ち話をするようになり。
お互い早朝覚醒してしまうのもあり、朝4時頃〜夜明けまで、
ホールで雑談したりしていた。
すると、同じく早朝組のおばちゃんおじちゃんも寄って来て、
不思議なグループを形成。
私、いつも気が付くと変な人に囲まれてグループになってたりするんだよな。
道を聞かれやすいとかと、関係あるのだろうか?

加藤さんとは、お互い好意があって、連絡先を交換。
加藤さん退院後もメールや電話をしていて、
部屋に遊びに行ったりして、グダグダ話したり。

って、これ、不倫じゃん!浮気じゃん!
即効でぴーにばれるし!!
しかし自分以外の男と性交渉を持つ、というのに興奮してしまう、
変わった性癖を持つぴー、ちゃんと帰ってきてくれるならいいよ、と。
その刺激により、セックスレスも解消され何がなんだか。
加藤さんとは性交渉ほとんど無いに等しいんだけどな・・・。

ぴーの実家とうちを行き来しているモリオ。
こないだ電話をくれて、切るときに「ごめんください」と言って切った。
おばあちゃんかよ!

「左のさ〜」などというので、驚いて「左って何?」と聞いたら
「左って、右だよ!」とやれやれ何もわかってねえよ、みたいに言われた。


2010年10月25日(月) 戻りました

8月23日〜10月23日まで、ぴったり2ヶ月の入院を経て、
めでたく家に戻ってきました。
急に決まった退院だったのだけど、まあなんとかかんとかなっとります。

だってさ、外泊中10年ぶりにカッターでの自傷がぶり返しての診察で、
先生「病院に居すぎたね、退院のタイミング逃したね」とか言うんだもん。
なぜかえらい慌てて「あ!じゃ!次の土曜に退院します!」なんつってしもうた。
てかよ、教えてくれよそのタイミングってやつをよう、先生さんよう。

自傷は足を殴りつけるのはずっとしていたけど(痣だらけで紫陽花みたいよ)、
カッターを使って切ってしまうのは本当に久々。
というか、まさかまたやるとは思わなかった。
35にもなって。思春期か。
しかも血を見てものすごくホッとしてしまい、
クセにならないように気をつけねばならん。

退院は、家で一人になることが怖いのと、友達と離れるのが辛かった。
175の長身で度々私を抱きしめてくれたタキちゃん、
みんなのお母さん的存在の村田さん、
ふざけも深刻もどっちもガッチリいけた文子さん・・・
ウツや統合失調症、適応障害などを抱えながら、
みんな健気に病気と現実世界とをなんとか引き受けようとしていた。

若い女の子でソープ嬢をやっている葉月ちゃんという子は、
もう結婚してるのだが、旦那は薬の運び屋で捕まり刑務所にいるという。
ドラマ有り過ぎ、と思っていたのだが、葉月ちゃんの両親がまた
辞書で「ヤクザとその情婦」と引いたら図解で出てきそうな二人で、
葉月ちゃんの自傷の跡を見て、継母さんは「もうショックで・・・」と泣き
お父さんは「そんなことしてお前、絶対跡が残るんだからな、
子供出来たとき困るぞ、なんて言うんだ、甘えてんじゃねえぞ」
などと、こっちが口を挟みたくなるような言い方をする。
それを葉月ちゃんはウンウンとただ聞いている。
2人が帰った直後、葉月ちゃんは「はづ、あの人達大っ嫌い」と
買ってもらったジュースをドボドボ捨てながら言っていた。
お父さんにひどい言われ方してたけど、大丈夫?と聞いたら
「はづも言い返したい事いっぱいあるよ、何もわかってないって。
でもそしたら100倍になって返ってくるし、あの人すぐ殴るから」と。
若いのにものすごく我慢強くて、一番ダメージの少ない方法を見付けていたのだ。

みんなみんな、幸せになって欲しいと改めて思う。
人ってみんな健気だな、と思う。
生まれてきたから、死ぬまで生きる。
なんの為にとか、生きる理由とか、自分の価値とか、考えるのよそう。
ただ、生きるのだ。


2010年09月08日(水) 初外泊

入院して半月ほど。
簡単に外出許可も外泊許可も出るので、ちょこちょこ外出。
今回は初めての外泊。
家の布団はええの〜。

病院では、病棟の中で一番奇天烈な行動をとる男性に好かれ、
電話番号や住所などを聞き出そうとかなりしつこくされ、
このままだといつか本当に調べ上げられるのでは・・・と
不安になってきた昨日、彼は階の違う病棟へ移動となったそうで。
私だけじゃなくて、他の患者さんも不安そうに見守っていたので、
看護士さん達の配慮があったようです。
さ、さよなら〜。アタイのことなんて忘れてちょうだいね。
変な人にはモテる、いや、変な人にしかモテない、という
私の法則はまだ有効だったのだなー。

開放病棟の4人部屋にいるのだが、一人が良く話しかける人で、
もう一人もとても声が通るおしゃべり好きな人なので、
わりと部屋はくつろげない。
なのでホールで本を読んだりしてると彼が来たりで、
なんかどこにいていいのかわからない・・・。

なんか私、良く思われたいという気落ちが過ぎるのかも。
拒否や拒絶がすげえ下手。
自分が拒否された時の落ち込みようも尋常じゃないし。

あ、精神科らしく、ロールシャッハテストを受けた。
なんでもかんでも妖精か妖怪に見えて、
うわあ、マジ、頭おかしい人みたいじゃねえ?とやりながら焦る。
妖精も可愛い感じじゃなくて、邪悪な感じに見えてさ・・・。

あ、病棟内で友達もできました。
何か思い出せないと、思い出せるまで他の事が手につかなくなってしまう子、
ご飯が食べられなくて、倒れてしまう子、
妄想と現実の区別がつかなくなってしまう子・・・
みんな元気に見えるけど、入院してるだけのことはある。

早くみんな良くなって、外で元気に暮らせるといい。
私も。


2010年08月22日(日) いってきます

モリオは主治医の居る病院に入院できて、
毎日看護士さん達にお世話され、かまってもらいながら生活中。

私はやっと明日から入院。
開放病棟で、外出許可も出そうなので、
自転車でモリオに会いに行こうかな。

ぴーも少し一人で休めるといいけど。

昨日誕生日だったんだけど、ぴーがDSの「ラブプラス」をくれたので、
早速開始して、生意気年下キャラのリンコちゃんに胸キュン中。
自分の名前はモリオの名前を借りてやってます。


モーリー・しい子(藻)