■あんただけにそっと■
◇ list - prev - new / shot - 3shot
/ mail ◇
9時頃家を出て、手術を受けるつもりの大学病院へ。 こんなでかい病院、中学生の時に東京医大に通院して以来・・・。 地獄のように待たされたのを思い出して暗くなったが、 今はなんでも機械化されていて、一時間ちょっとの待ちで呼ばれた。
問診の時も内診台に乗っても、先生と2人きりだったので、 看護士さんが付き添わないなんて珍しいな、と思っていたら 先生、内診前にどこかへ歩いていって 「ボクが診察してるのに、なんで誰も来てくれないのっ!」 とプンスカ怒ってらっしゃった。 新米看護士だか研修医だかがまだ不慣れなのらしい。 がーんば。
子宮奇形について、クリニックの先生は 子宮が完全にふたつに別れている「双角双頸子宮」と言ってたけど 大学病院の先生の見立てはまた違い、 手術の出来る「完全中隔子宮」じゃないかとのこと。 これは、子宮の真ん中に壁が残っていて、 それを切ってしまえば、正常な子宮に近づけるというもの。 (そのままにして妊娠すると、流産率がやたら高い。) 中隔子宮かどうかを調べるために卵管造影をするよう言われた。 うひょー。痛いと噂の卵管造影。
そして、手術はどっちにしても8月下旬だと。 随分先だな〜! 私は勝手に来月中には受けるつもりになっていた・・・。 どうしても悪性の人の手術が優先されるので、 命に関わらない手術は先になってしまうらしい。 のう腫は、今の大きさが一番捻転しやすいんです、と すぐ取ってもらえないのにいらん情報を得る。 待ってる間に大きくなるんだろうな・・・やだなー。
帰りに、乗るバスを間違えて今まで名前しか知らなかった駅へ。 なんでバスをすぐ降りて逆方向に乗り直さなかったのか、 自分でも良く分からなかったが、電車を乗り継いで目的の駅へ戻る。 腹が減ってパン屋で昼食。 コロッケとトンカツ買って帰宅。
あーちゃんに手術5カ月先、とメールしたら、電話をくれた。 同じ病院でのう腫の手術を受けた、あー母曰く、すぐ大きくなるから クリニックの先生と相談して他の病院でセカンドオピニオン受けてみたら? とのこと。そうさなー。
ノリの住む町で、あーちゃんとノリと3人で飲む。
ノリが沖縄移住する前に会おう、ということなのだが、 そんなこと言って秋から何度会ったかしら? まだ会うかも。
飲み屋でアホ話しながら3時間ほど飲んで、 ノリ宅まで散歩し、ちょっとお邪魔した。 ノリ母、10年振りだったのだが全く変わってなくて、 懐かしかったー。 わー、お久し振りです〜!と、あーちゃんと声が高くなった。
ノリの部屋で、高校時代の写真なんか見て大いに笑った。 この頃の自分と、今の自分が同じ人間だというのが、 今ひとつピンと来ない・・・。 みんな子供で、可愛かった。
秋に長い間勤めていた子供の指導員を辞めたノリ、 受け持っていた生徒からのメッセージ集も分厚く、 みんなに愛されて慕われていたんだなあ、と ノリの真摯な仕事ぶりが良くわかる一冊。 退職=結婚というイメージがあるのか 「ノリが結婚するなんて信じられない!おめでとう!」 と結婚式のイラスト入りメッセージもあり 「悪かったね!悪い上にしないよ!」と憤慨するノリ。
しかし、小学生達はダジャレも下ネタも大ウケしてくれて、 ノリの天職だったのではないかと思う。 「パン作ってる?え、パンツ食ってるの〜?」 「ダジャレを言ったのはダレじゃ〜?」などを嬉しそうに披露し、 このように私らに白い目で見られることもなかったようで、 「すごいウケたんだよー爆笑だよ」と笑顔。 君よ、永遠にそのままで。
2007年03月26日(月) |
早いとこ手術しよっと・・・ |
午後、不妊外来へ。 フーナーテストは問題なし。 ぴーの精子は元気なようです。良かったわあ。
しかし、またエコーで卵胞を探していた先生曰く、 どれが卵胞かわからないなー、これもこれも内膜症かなー、 あー、内膜症で両方の卵巣が癒着しちゃってるねー、とのこと。 うへえ。 不妊の原因は子宮奇形より、内膜症がメインかな、と。 とにかくのう腫の手術を受けてくること。 その時に卵管のチェックもするらしい。 でも、手術受けたからといって自然妊娠できるかは難しい。等。
手術を受ける予定の病院へ紹介状を書いてもらい、 MRIの画像を受け取って帰る。
ぴーと駅で待ち合わせて一緒に帰る。 ぴーを待つ間、のどが渇いてパン屋の喫茶室へ。 レジにいた女の子が、可愛くってアニメ声でドジっこキャラだった。 「店内で・・」と注文をしようとしたら 「え!玄米ですか!?」と驚かれ、こっちも驚いた。 カフェモカをアイスで、と注文したらハイ!と請け負ってホットを用意している。 カフェモカチョコレートですよね?と作りながら不安そうに聞いてきたが、 そんなメニューはない。でもいいよ君のオリジナルで・・。 その後、他のお客さんに「それじゃないです」と指摘されて 「ひゃあ、すみません!」と謝る声を聞きながら、 大人しくカフェモカが冷めるのを待ちました。 パン屋の制服が丸衿ちょうちん袖にリボンなのもあり、 なんだかメイド喫茶にいるようだった。 そう思うと得したような気になるから不思議だ。
ぴーに報告。検査するほどに問題がわかって、話しながら泣いてしもうた。 でも、これで卵管が通っていれば、ぴーの精子に問題はないし、 子宮奇形とは言え排卵もしてるし、有り得ないわけじゃない! ・・と思うんだけどな〜。 人工授精(精子の選りすぐりを子宮に注入、2万程度)まではやりたいが、 体外受精(精子と卵子を外で受精させて子宮に入れる、何十万もかかる)は ちょっと経済的に無理だろなー。精神的にもな・・・。
ぴーと気晴らしに外食行こうと出掛けたが、 時間が遅かったので目当ての店は閉まっていて、ガストで夕飯。 帰宅してから昨日の結婚記念日ケーキの残りを喰らって就寝。
午前中、ぴーと録画していたリンカーン二時間スペシャルを見る。 巨大黒ひげ危機一髪、この金のかかり具合とくだらなさ、 何かとても懐かしい。 と思ったら、昔のたけしの番組みたいなんだわ。
午前の診察時間ぎりぎりに不妊外来へ。 今日は卵胞チェック(卵子の育ち具合を見て排卵日を予測) ということで、ちょっとワクワクして行ったのだが・・・。 前日撮影したMRI画像がもう届いていて、 それによると右の皮様のう腫だけでなく、子宮内膜症でもあり、 そのせいで左の卵巣もチョコレートのう腫になっているという。 の、のう腫三昧・・・。
子宮奇形も、重複子宮というより双角双頸子宮とのこと。 その中でもふたつある子宮口が相当小さいと。 それでも妊娠する人もいるし、ふたつの子宮の両方で着床して、 双子や三つ子を産んだという例もあるらしいが。 流産の確率もかなり高いようだけど、その前にまず妊娠だわなー。
ワクワクしていた卵胞チェックも、のう腫が邪魔で分かりにくいようで、 育ち具合は不明。 不妊の原因は、ぴーとの兼ね合いを調べてみないとわからんということで、 月曜はフーナーテスト(性交後、中で精子が元気でいるか見る) に行ってきます。
先日診察して貰った旦那さんは、大丈夫だよ、軽い軽いみたいに 言ってくれていたが、奥さんはちょっと深刻そうであった。 色々とやっかいな問題があるけど、まだ若いからがんばって、と。 うーす・・・。 のう腫の手術は私次第なようなので、早いとこ病院を決めなければ。
病院の近くでぴーと待ち合わせ。 ゲーセンドライブに付き合う。 夕方家に戻ってCSIを一話見た後、サッカー日本代表の試合を観戦。 ムアキィ!!かっこえー。無表情ー。 あと、中村俊輔と中村憲剛、兄弟みたいで可愛かった。
電車にて女性週刊誌の中吊り広告に 「ハリセンボン「太め」と「死神」美少女時代写真!」 という見出しが。 太めに対して死神って酷くない? 太めと細めじゃだめなのかい? 豚と死神とか、デブと死神とかでもなく。 購読者が太っている可能性が高いと配慮してかしらね。 太め。やさしい響き。
さて、画像診断センターにてMRIに入ってきた。 ホテルみたいな豪華なロビーや、常に付き添う優しいスタッフ、 検査後のお茶とお菓子などに驚き、 窓口で支払った検査料一万二千円に驚いた。 たっけー!たっけー!
検査前に身長体重を計測。 なぜか背が5ミリ伸びていてよろこんぶ。 これはもう154cmと呼んでいいかと思います。 わーい。 重力に逆らわずに生きているからかしら?
MRIに入っている時、うるさいからと クラシックが流れるヘッドフォンをしていたのだが、 途中でベートーベンの運命がかかって笑いを堪えるのに困った。 あんな珍妙な巨大筒に入れられただけで相当笑いそうなのに、 ジャジャジャジャーン!じゃねーぞ。 運命ってタイトルも今の状況と合わせると面白くなってきて、 動いちゃいけないのも加わり、ムヒヒと顔だけで笑うのに苦心した。
途中、筒から一旦引き出され、寝たままで腕に造影剤を注射してから また筒に入れられ撮影。 子宮周辺だけで結構時間かかるもんだなー。
検査後、街で服など買って機嫌良く帰宅。
17日(土)は中古車屋さんにお詫びを持ってお金を返しに行き、 CSIをせっせと見て終了。 18日(日)の午後に出発。
支度をしながら見ていたハロプロ番組で、モ。に中国娘2人加入!と。 何?何?留学生?何?ジュンジュンとリンリン? ツンクの言ってたアジア進出ってこのことか。 また余計なアイデアを・・・。 2人とも可愛いけどさ・・・でもさ・・何?留学生って。 別ユニット作ってやればいいのに。
さて、結婚二周年記念旅行へ。 日程が縮まったので四国は諦め、伊勢へ。
サンバーでの車中泊が今回の旅行のメインだったのだけど、 3泊した結果、非常に快適でした。 後部座席を畳み込むと、ちょうどシングル布団が敷ける広さ。 風で車自体が揺れるくらいで、なんの問題もなくぐっすり眠れた。 最近ぴーの布団に2人で寝ていたせいか、狭さも気にならず。 でも下に何も敷いてないので、ちょっとデコボコが痛かった。 コルクマットでも買って敷こうかな。 あと、カーテンがつけられたらいいな。
18日は延々と下道を走って静岡の道の駅で就寝。
19日(月) また下道を延々と走り、豊橋、名古屋でぴーのゲーセンに付き合う。 (と言っても私は車の中で待ってるだけなんだが。) その後高速を走って、SAできしめん食べたり。
夜、奥伊勢の道の駅で車中泊する前に、 周辺の立ち寄り湯を探して風呂に入ってから寝ました。 もうこのまま生活出来る気がする・・・。金さえあれば。
20(火) 珈琲店で朝ご飯のあと、伊勢神宮へ。 向かう途中に 「ホテルべんきょう部屋」というラブホテルがあった。 なんてやらしいネーミングなのかしら!と感心。 内装が非常に気になるところです。 フィンガー5の「個人授業」とか流してるのかなー。
お伊勢さまは外宮で怖じ気づいて、内宮まで行かず。 なんかピーンと張った空気に拒否されてる気がしてびびってしまった。 いつか再挑戦しよう。
その後、鳥羽水族館に行く途中で、二見浦の夫婦岩に寄り道。 夫婦岩から富士が見えたと宮司さんが言ったと、歌碑に書いてあったが、 三重から富士山て見えるのか!?
鳥羽水族館はなんでもいた。海獣たちも色々と。 マナティ、ジュゴン、アザラシ、セイウチ、イロワケイルカ・・・ 見る所が有りすぎて、最後はくたびれてしまった。 くたびれてるけど、まだカワウソ見てない〜などと、 頑張って見尽くして帰ってきました。 カエルもカメも豊富でした。 あと、なんでかフラミンゴやペリカンがいた。水鳥ってこと?
入ってすぐの巨大水槽
みんなが泳ぐ中、ひとりサンゴの上で休んでいた。
水族館のすぐ隣がフェリー乗り場で、 そこからフェリーで愛知へ戻ることに。 海が荒れててよう。船が上下に揺れてよう。 結構怖かったわよ。
その後、また豊橋へ寄って、ぴーのゲーセン。 あとは、ひた走って静岡入りした辺りで車中泊。 起床後は日の出を眺めながらハミガキして、 砂丘を見たり、道の駅でスモークチキン買ったりしつつ、 チンタラ帰ってきました。
旅の前に色々と衝撃を受けて食欲が無くなり、 ちょっと痩せての出発だったのだが、帰り道で食欲がもどり、 抹茶どら焼きだの角煮おやきだの喰らった結果、体重も戻った。 いつも腹の中身が2キロ位あるってことか。
ずっと行こう行こうと思っていた婦人科へ。
夫婦でやっているクリニックで、不妊外来もある。 今日は旦那さんの一般外来へ。 エコーで見てもらったら、子宮がふたつあると言われた。 前にハート形と言われたことがあったけど、 完全にふたつに別れているらしい。 妊娠した場合は帝王切開。 産院で立ち会いの元で産んでみたーい、なんて夢は潰えた。 まあ子供出来ればなんでもいいけどさ。 あと、小さな子宮筋腫。 そして大きな卵巣のう腫。5cm。
これは手術しないとならないらしい。 やけに先生が驚かないでいい、なんでもないよ、 一つ一つクリアして行こう、大丈夫よ、みんな妊娠してるから などと励ますので、 ほおほお、まあ取ればいいんだね、と思っていたが、 調べたら結構大変なのらしい。 入院して全身麻酔の手術。 ぎゃー面倒くせえ〜。
でも、不妊治療も並行して行こうということで、 来週MRIを撮りに行って、次の日不妊外来で卵を見てもらって、 取りあえずはタイミング指導の始まり。
今まで、ずっと子供が欲しかったけど、出来なくて、 治療してまで子供を持つ資格が自分にあるのか?という所で 長いこと躊躇していたけど、やれるだけやって、 出来なかったらしょうがない、という気持ちにやっとなれた。 良かった。
で。 血液検査、子宮ガン検査、尿検査、エコーで、 さっそく七千円の出費。 経済的な問題もあるから、金のかかる治療はできないだろうな。 でも、良かった。やっと病院に行けて。 これで一人じゃない。 次回からは奥さんの不妊外来へ通います。
今日は夜あーちゃんと飲みに。 色々話すことがあるなあ。
モーリー・しい子(藻)
|