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赤いボタンを押すと ごぉんっ と唸って動き出す そいつに食べさせてしまいました 美味とも言わず不味いとも言わず、たいらげたのでした 食べさせたものは、あたたかったことば むつかしいことば たぶん、やさしいことばだったものです それはとても古くなったものだけれど、たぶん あたたかさも むつかしさも やさしさも 変わっていないのではないかと思います。 だけど、それはやはり古くなっていたのです 受けたはずのひとは、もうどこにもいないし 新たに受けるひともいないのです 行く手のないことばは、 だれか という人に与えるものがあったのかもしれませんが 私はそれを食べさせてしまいました ごぉんっと唸る腹ぺこの箱に |
絵を描けるひとがうらやましい てんゆさんは絵が描けない 上手に描けない 上手下手を別にしたって、かけないんだもん 一枚の白い紙がある まーっしろ そこにひろがるものがない てんゆにゃ沸かない 無から作るということが てんゆにゃできないんだな 空想力ちゅーもんがないんじゃなかろうか 絵がかけないから、字を書くわけだけど どちらにしろ あるものしかかけない。 ナイ袖は振れナイ 絵を描けるっていうのは、すべての創作に通じてるんだろうと思う。 絵を描けるひとは、だいたいのことをうまくこなしているような気がする。 ・・・・どうよ? ←描けるひとにきいてみる |
えーっと・・ なんだか風がざるの網目を通り抜けていくような、、そんな感じのさみしさを感じる今日このごろ。。 秋ですねぃ・・・・・・。 栗をふたつほど恵んでいただきました。 皮をむきむき、甘皮をむきむき 栗って夢中になっちまいます。 できれば大きく丸いままを、口に放り込みたいのですが、不器用なわたくしは剥いてるうちにぼろぼろぼろぼろ ちまちまと食べておったので、あまり食べた気がしませんでした。 栗って自分で茹でたことがないのだけど、どのくらいになったら茹で上がりなのかしら? 串がとおったら、、だったかな。 ぷはー 栗拾いしたーい |
うさぎさんは、 うさぎさでありましたけれど 兎ではなく、 また うさぎさんはうさぎさんひとりでなく、 うさぎさんとうさぎさんなのでした。 いつものように空のトランクの上です。 まるでお尻から根っこをはやしたみたいだと、うさぎさんは思いました。 このまま木になってしまおうか いやいやそれはいけない、旅に出れなくなってしまうよ でも木になって、どんどんどんどん成長したら、すごく違った世界が見えるかもしれない そうしたら、ずーっとずーっとずーっと、成長し続けなければいけないね そうだろか そうだよ 一歩も動けないのだから、上へ上へと行くしかないね でも根になった自分は、下へ下へ伸びて、違う土を感じるかもしれない そうだろか そうだよ 言い訳じゃないかな そんなことはないよ きみの体はもう伸びきって、これ以上の成長は、きっとすごく、たいへん。 ・・・・・・ きみはどこかへ行きたいんだね うん ほんとうは手っ取り早くどこかへ行きたいんだ そうかもしれない でも木になるなら、ここよりもいい土地があるかもしれない 可能性だね どちらもね だけど結局、 うさぎさんは空のトランクの上で 迷子にならない道の上 まっすぐ帰ればうさぎさんの家 まっすぐ行けば知らない土地 ☆ ☆ ☆ あとがきではないけれど、星の下のこの部分。 てんゆさんお金のことしか書いてなくないですか? ・・・うーん、守銭奴っぽい? 書きたいことはいろいろあったように思うけれども、うさぎさん書いてるうちに忘れてしまったり えーっと、、ロー○ンの肉まんよりも、am○mの肉まんの方が美味しかったり、とか イ○バの猫缶って総合栄養食は出してないのか、とか 猫さんが今あげてるドライをあんまり食べてくれなかったりとか、容赦なく噛み付くのをやめてほしかったりとか 最近、安易に漫画読んでるとか、クッキー焼いて食べたかったりとか、ホットケーキもいいなとか、 ピュアなハチミツを舐めたかったりとか、でもハチミツアレルギーっぽい自分とか ・・・・そして最後に、列挙してみてくだらないとか思っちゃう自分とかね。 ていうか、今度は食べ物ばっかりですか・・>自分 |
うさぎさんがいました。 兎さんではありませんが、うさぎさんなのです。 やっぱり空のトランクの上に腰掛けて 足をぶらぶらさせながら 「ひまわりのたーね、ひとーっつ」 ぱきんっ 「ひまわりのたーね、ふたーっつ」 ぱきんっ 香ばしくて甘い匂い、袋いっぱいのひまわりのたね 振ればガサガサ、ひまわりのたね ひまわりのたねは割って食べる。前歯でぱきんっ 中は白いひまわりのたね 大きいたねだからって、中身が大きいとは限らない 「ひまわりのたね、蒔いたら、ほんのり塩味、甘くて香ばしいひまわりの花がさくかなぁ」 うさぎさんはたねを蒔いてみることにしました。 ぺったん、ぺたぺた 土を盛って うさぎさんは一仕事を終え、満足そうにつぶやきました。 「来年の夏には、ほんのり塩味のひまわりがさく」 旅から帰ってくるころには 花が咲いている。種ができている。種がおちて花が増えている。ひまわり畑になっている。 きっと そうにちがいない。 ☆ ☆ ☆ ひまわりのたねって、食べ始めるととまらないです。 味は塩味、ピーナッツのやらかいような、、そんなカンジ。 味よりも、割るのが楽しいです。ぱちんっと割っているころには、もう次のたねに手が出てます。 そして種が小さいから、すぐ物足りなくなってしまうのやもしれません。 |
あるところにうさぎさんがいました。 あるところとは空のトランクの上です。 このうさぎさんは、うさぎさんの姿をしていましたが、兎ではなかったのでした。 今日も旅にでることを考えていました。 トランクの上で、頬杖ついて、膝の上には地図がのっていました。 ぺら ぺら ぺら ぱら ぱら ぱら 気のないそぶりでめくっています。 「どこへ〜・・・、いこう、かな」 ひろいところ 「とーってもひろいところに、ポツンとひとりだったらどうしよう」 せまいところ 「とーってもせまいところに、ポツンとひとりだったらどうしよう」 たかいところ 「とーってもたかいところに、ポツンとひとりだったらどうしよう」 ひくいところ 「とーってもひくいところに、ポツンとひとりだったら・・・・・」 蝉がどこかで小さく鳴きました。 それはとてもよわよわしいこえだったので、うさぎさんはちょこっと顔をあげてそちらを見ました。 蝉はポトンと落ちました。 ☆ ☆ ☆ 値下げ。 うーん、にじゅうまんでもいいぞ。 でもほんとは三億円あたらないかなぁとか思ってる。 ・・・・宝くじもロトも買ってないのだけど |
うさぎがいました。 うさぎさんではありましたけれど、兎ではありませんでした。 空のトランクに腰掛けて、今日も旅に出ることを考えていました。 「・・・・・・・」 風は右から左へ。うさぎさんの長い耳が、ちょこっとゆれました。 「・・・・・・・」 追いかけるように土のにおい。うさぎさんの鼻をくすぐりました。 「・・・・・・・、旅に〜、出るのだったら方角の見方くらい知っておかなきゃかなぁ」 うさぎさんはさっそく図書館へ向かいました。 調べ物をするときは図書館が一番です。 うさぎさんは空のトランクに腰掛けて、本をひらきました。 星 座 の ほ ん 。 「いろんな星があるんだ〜。あー、それでーこの星はー」 図を指差しながら、空を見ました。星はありませんでした。 空は暗くあずきいろ。 星はひとつもありませんでした。 ☆ ☆ ☆ いろいろ欲しいものがあって、タイヘン困ります。 さんじゅーまんくらい、ぽんっと降ってこないかしら。 頭に直撃しても怒らないから。むしろ受け止めるし。 お金って、お金って、たまんないのよねぇええぇぇ |
うさぎさんがいます。 でもそれはうさぎのカタチをしているうさぎさんであって、けっして兎さんではないのですけれど うさぎさんは旅に出たいと考えていました。 空のトランクに腰掛けて ぼやぼや〜っと空を見上げ ぼけぼけ〜っと考えていました。 空が高くなっていくのは、空が大地に近づきすぎたことに、気づいたからではないかしらん。 風が間を通れないと、空に文句を言ったのかしらん。 あ、、、あの雲ニンジンに似てる。 空のトランクに腰掛けたうさぎさんは、今日も旅に出たいと考えていたのでした。 ☆ ☆ ☆ あたらしいデジコさんが欲しいです。 シャッタースピードのはやいヤツ・・・・。ふうぅ |
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