距離。


あの人のメールが、ちょっとくだけてきた。

「申し訳ない」が「ごめん」になって、
「ありがとうございます」が「ありがとう」に変わる。

「みんなで」の言葉が消えて、
生活の一部みたいな感覚のメールのやりとりをする。

違いは、何なんだろう。


お昼にメールを着ていたのは驚き。
情報共通と意識合わせは大切さをここでも感じる。
「ごめん」と謝られたときは、色気もなく、
いたってプラトニック。

本当は生身の人間なのに、鉄人のように働いている彼が心配。
私は他の人みたいに、彼の芯をいたわることはできないけど、
せめて、彼のストレスが軽減される存在でいられたらいいな。

2006年03月27日(月)




ドライブの遠足


朝起きたら、あの人からメールが来る。

「少し時間ができて暇なんだ」

休日にメールが来るのは初めて。
打つのも面倒臭かったので、電話をかける。

少し世間話をして、向こうが迎えに来てくれる話になる。
大変。
急いでお風呂に入って、支度をする。
マスカラは念入りに。

支度が完了しないうちに、向こうが到着。
髪の毛が乾かないまま、急いで向かう。

「昨日はすみませんでした」
「いえいえ、お互い酔っ払いでしたから」
「今日は予防接種してきたので、多分大丈夫です。
 たまに、あなたは心臓に悪いことを言うから」
「そうかなぁ。そんなことないですよ」
「じゃあ、私が海老で鯛を釣られちゃっているみたいです」

手を繋ぎたいけど、できない。
がまん、がまん。

他の男の子と一緒にいても、まったく意識しないのに、
一緒にいるだけで緊張する。

40分ぐらいしたら、限界がきて、手を握ってしまう。
おっきな手。
手のひらが、私の2倍くらいある。

待ち合わせている友達との電話のやりとりを聞いて、笑われる。

「仕事の口調と全然違うね」

明らかに大人顔。

「そう言えば、何で「時間がある」なんてメールくれたんですか?
 会いたくなっちゃうじゃないですか」
「時間作るって、言ったでしょ?」

おーい。違うってば。

次はお花見デートができたらいいね、なんて話をして、お別れ。
もっと一緒にいたかったのにな。

腹5分目くらいが丁度いいのかも。

どうしよう、私。
どんどん惹かれていってる。

2006年03月25日(土)




酔っ払い


慕っている人の腕を掴む。
歩き遅れないように、離れないように。
掴んでいただけだったのに、
気がついたら、手を握っていたみたい。
おっきな手。

向こうも酔っているせいか、そのままずっと繋いでいてくれて、
自分のことを話していてくれる姿が、子供みたい。

別れる時に酔っ払い加減が本当に心配で、
家まで送りたくなる。
・・・一緒にもいたかったし。

「次に会えるのは5月ですね。寂しいな」
「もう1回くらいは時間作るから」
「ほんと?」

初めて手を握り返された。

私は、20センチ以上背の離れたあの人に、
ちゅってキスをした。

「もう1回して下さい」
「やっぱりあともう1回だけ」

おねだりする度に彼はちゅって、私の唇に触れた。

終電で、お別れ。

朝起きたら、酔っ払いの恥ずかしい記憶が蘇る。

唇の感触なんて全く覚えていないのに、
手の感触だけは、しっかり記憶にある。

2006年03月24日(金)




デート


慕っている人と食事に行く。
食事というか、ストレス発散というか。
珍しく、自分がデートコースを考えて、相手にメールを送る。

今日は二人で一緒にいられる時間が長い予定だけど、
相手が上がるのが少し遅くなりそう。

「あと30分したら上がるから、もうちょっと待ってて」

部屋を出る時にすれ違いざまに言われるだけで、どきどき。
いけないことをしている訳ではないのに、それだけで心拍数が上がる。

待っている時も、わくわくとどきどきが半分で、
恋の最初の瞬間って、こんな感じなのかなぁって思ったり。
憧れの人にはないどきどき感。
有頂天に舞いあがったりするのではなくて、
顔が赤面する程恥ずかしくなったり、どう接していいのか分からなくなる。

早く待ち合わせ場所について、一人でお散歩。
待ち合わせぐらいは、少しはロマンチックな場所にしようかなぁって
考えたりするのに楽しくなる。

「これから出ます」
「今、改札出たよ」

ってメールが着たら、もう大変。
どきどきして、心臓が爆発しそう。

階段の上から姿が見えるのが待ち遠しくて、まだかなぁって、相手の姿を探す。
電話が着て、走って迎えに行く。

ようやく会えたね。
照れくささでいっぱい。

バッティングセンターでは、私は80kmを2回やる。
思ったより、当たるぞ。
向こうは100kmで結構かする。
運動神経はいいみたい。

ダーツは私がダメダメで、向こうはビギナーズラックなのか、
スコアがいい。
ちょっと嬉しそう。

車のゲームでも完敗。
ぷー。
かなり嬉しそう。
MTでハンドリングする、彼は少年と成年の堺にいたみたい。
ホンダのNSXが彼の選択した車。


その後は、食事。
世界中のビールのお店に行く。
ハイネケンを頼んで、向こうがシリコンバレーにいた話を聞く。

「僕は君に対して相当心を許しているからなぁ。内緒だよ」

「好みのタイプかぁ。一緒にいて楽かどうかかなぁ。
 僕に言われても嬉しくないだろうけど、僕の中では君は恋愛対象としては
 申し分のない女性だよ」

「一週間で楽しかったことかぁ。
 昨日のWBCかなぁ。
 あと、今日は楽しかったな」

「君は僕をどう見える?」
「今までも仕事に対する姿勢は見てきてはいるし、話を色々聞いているけど、どうなんだろうなぁ。私はまだあなたのことを分かっていないと思います」
「じゃあ、これからもっと知って下さい」

「GWにイベントがあるでしょ?
 僕の車で良かったら乗せてあげるよ」

「本当は僕を誘うんじゃなくて、他に好きな男ができて、向こうと会うのが忙しいって言っているくらいになって欲しい。
 君はどういうタイプが好みなの?」


小さなことにどきどきして、動揺する。

この距離感が心地よくて、もっと一緒にいたいと思う。

次は5月かぁ。
あと2ヶ月が待ち遠しいよ。

2006年03月20日(月)




どうでもいい


今の担当はすごくエネルギーを遣って、
どうでもいいことにうるさく言ってくる。

全てがばかばかしくて、疲れた。

2006年03月07日(火)