■ 2009年01月24日(土) 
年末、父親に投げつけた言葉をずっと後悔している。
たぶんこの先も忘れられない。


私は子どもの頃から父親になついていて、
それはきっときょうだいのなかでもいちばんだったと思う。
いつだって穏やかで頼りになって、
安心してあまえることができるのは父親だったから。

弱音を吐いたり愚痴をこぼすなんて絶対しない人だった。
だけど最近、ときどきそんな姿をみせる。
おばあちゃんの介護のためとはいえ、
家族と離れて生活しているいまの状態が
やっぱり寂しいんだろうということくらい私にもわかっていて、
だからなるべく優しくしたいと思っていてもうまくできないことのほうが多い。

この年齢になっても、まだ私は父親の前で子どもでいたいんだ。
頼りになる父親のままでいてほしくて、
弱いところをみせる父親を受け入れることができずにいる。


あとから一人で泣いて、
父親がこの世からいなくなってしまうとき、
あの一言をいまよりもっと悔やむだろうと思った。


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Arranged + Written by カノン
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