■ 2008年04月29日(火) ラフマニノフ ある愛の調べ
銀座テアトルシネマにて。

愛する人の、もうひとつの恋を許せますか?
ラフマニノフにというよりはそのコピーに惹かれて鑑賞。

個人の精神世界に焦点を絞ってつくり込まれているあたりは
さすがにミニシアターという印象だったけれど、
それでも単館上映ではもったいないと思える映画だった。
ただ、彼の音楽を聴かせるような場面はそう多くなくて、
どちらかといえばラフマニノフの人間性で魅せる作品。

愛する人のもうひとつの恋を許せるか、なんて
考えるまでもなく許せないし許したくないと思う。
だけど描かれたラフマニノフの弱さとか脆さは
私の恋愛感情をどうしようもなく刺激するものだったから、
そういう意味ではナターシャにいちばん共感できるかもしれない。

すべてを受け入れて見守る恋。
彼は私を愛してると言い切れるだけの自信がなければ
絶対に無理だとは思うけれど。


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Arranged + Written by カノン
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