■ 2007年11月24日(土) 4分間のピアニスト
シネスイッチ銀座にて。

事前に読んだ評ではナチスに少し関連があるように書かれていて、
そのこととピアニストものだということに惹かれての鑑賞。
評の詳しい内容は全然覚えていないんだけど、
確か「許せない」のか「許さない」のかっていう視点だったと思う。
公式サイトとかCMでは一切そういう部分が見えなくて、
私の勘違いかと思ったりしながらも観にいってみた。

映像そのものはやっぱりミニシアターだなあ、という感じ。
最初のほうで「愛してる、愛してない」を思い出したりして、
これはプログラム買わないで帰ることになるかもしれないと思っていたら
衝撃のラストシーンっていうあの宣伝文句に乗せられるみたいにして
最後の最後で泣いてしまう。
衝撃でもなんでもなかったはずなのに…。
私にしてはめずらしく誰にも感情移入しないままで、
だからこそ余計にいろんなものが見えたような気がする。
人生がピアノ一曲分くらいの長さしかないんだとしたら、
あの4分間にどれだけの感情を込めれば満足できるんだろう。
だってきっとあれでもまだジェニーとクリューガーの過去は消えない。

正直、もう一度観たいとは思えなかった。
それだけの価値がないという話ではなくて。

映画のせいか人混みのせいかはわからないけれど頭痛。


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