■ 2002年12月29日(日) 
金沢へ戻る途中、
熟睡して危うく直江津まで行きそうになる。

昨日は予定外の小松泊で母親といろんな話をした。
なんだかんだ言っても親だから切り捨てることはできないし、
大事に育ててもらったこともわかっているけど。
どうしても相容れない部分に気がつかないふりをして
うまくやることができないのは私の甘えなんだろう。
相変わらずの愚痴についきつい言葉を返してしまう。
ひとりになってから、悪かったかなと思った。ごめん。

卒論と就職。恋愛もすこし。
気分を変えたくて右耳にみっつめのピアスを開けた。

夕飯は研究室の友達と。
■ 2002年12月28日(土) 
小松で四十九日。
実感なんて全然ないままなのに。

日帰りの予定だったけど、
夕方近くから響き始めた雷に負けてそのまま泊めてもらう。
最近すっかり夜型の生活をしているせいか
朝になるまでほとんど眠れなかった。

私が本当にしたいことはなんだろう。
■ 2002年12月27日(金) 
とりあえず分析終了。
調査部分までできあがれば、
表とかグラフの作成は力作業でなんとかなるはず。

卒論提出まであと二週間。
ラストスパート。
■ 2002年12月26日(木) 
夕方から研究室へ。
ロジスティック回帰分析の使い方がまだよくわからない。

最終バスで帰宅。
■ 2002年12月25日(水) X'mas
17時起床。完全に昼夜逆転の生活。
卒論は全然進まなかったけど
今日も昨日のメンバー+αで24時過ぎから飲んだ。

飲みながら白熱したのがユニセフ募金について。
気まぐれにする寄付は確かに自己満足の範疇かもしれない。
ただ、医療分野とか生命に関わる根本的な状況改善が必須なのは明確で。
だけど集められた金額のどれだけがどんなふうに使われているのか、
実際のところなんてわからないのも事実だ。
たぶん心から彼らのためになにかをしたいと考える人たちは
募金以外のところでも行動を起こしているんだろう。

ずっと面倒をみることもできないのに
手を差し伸べるのはただの偽善だという主張。
だとしてもそれで誰かが助かるのなら
できる範囲としての寄付は悪いことではないだろうという反論。

その場では聞いているだけだったものの、
寄付行動が気まぐれか偽善かはたぶんたいした問題じゃない。
そんな議論は、寄付をする立場にある人間同士でしか発生しないと思う。
なんて言ったらまたものすごい勢いで反論されそうだけど、
深夜に集まってこういう話ができるって平和だなあ…。
■ 2002年12月24日(火) X'mas eve
「研究室のロッカーに卒論とケーキが入ってます」っていうメール。
そのためだけじゃないけど今日は午後から坂の上へ。

人工妊娠中絶の選択に影響を及ぼしている原因を探りたいなら
ロジスティック回帰分析を使うのがよさそうだっていうところまでは
なんとか到達したものの、
今度はその手法とか分析データの抽出とかがさっぱりわからない。
数学から逃れたくて文系に進学したはずなのに、
どうしてまた統計学なんて勉強するはめになってるんだろう…。

理解できないまま帰宅してケーキを食べて25時過ぎから飲み。
初めて部屋を開放した。
ただの自己満足にすぎなくても少し楽になれた気がする。

ひとりでは過ごせない弱さに付き合ってくれてありがとう。
■ 2002年12月23日(月) 
結局ほとんど眠れなかった。

卒論書きながらカフェインばかり摂ってるせいかもしれない。
自分でもかなり疲れた顔をしてると思う。


私は基本的にブラックが飲めなくて、
いつもミルクを多めに入れる。
初めてコーヒーを飲んだのは確か中学生のときで。
どこにでも売ってるような紙パック入りのだったと思うけど、
委員会かなにかの作業をしながらそれを飲んで
帰宅してからものすごく気分が悪くなって苦しんだ記憶がある。
それ以来、ミルクかクリームを入れないと飲めない。
砂糖だけっていうのもちょっと苦手だし。

最近はひたすらカプチーノを愛飲中。
でもすこし控えたほうがいいのかなあ…。

■ 2002年12月22日(日) 
昨日から一歩も外に出ないままひたすら卒論。
高校のときの友達に電話して
二時間も話を聞いてもらって、
調査部分に手をつけたら
なんとかなるかもっていう気がしてきた。
とにかく字数をクリアしないことにはどうしようもない。

夜、階段で煙草を吸っているときに
すぐ近くを消防車が何台も走っていくのが見えた。
こっちの冬は東京ほど乾燥してないのに
それでも火事って起きるんだなあ、なんて
よくわからないことをぼんやり考えたのは
たぶん生活サイクルがおかしくなっているせいだ。

朝方になってようやく就寝。
■ 2002年12月20日(金) 
研究室へ。
22時の終バスに乗って、
コンビニでお豆腐ドーナツを買ってから帰宅。
夜道はすごく寒かったけど月が綺麗で、
それに見とれたりしながら部屋まで歩いた。

卒論がそれこそ本当にまとまらなくて泣きそうです。
どうしよう…。
■ 2002年12月19日(木) 
午後から咲へのクリスマスプレゼントを買いに行く。
前にどこかでItuko Ayanoの手帳を見かけて
クリスマスにはもう絶対それをあげようって決めてたし、
研究室の友達に頼んで取扱店まで連れていってもらった。

こういうとき、車がないと身動きのとれない金沢は不便だと思う。
車以外の交通手段っていったら徒歩かバスかタクシーだけど、
いくら歩くのが好きでも一時間くらいの距離が限度だし
目的地までの地理をほとんど把握できてない状態でバスとかタクシーに乗るのはやっぱりちょっと無謀な気がする。
それでもこんな個人的な用件につきあってもらうなんて申し訳ないと思いつつ、
昨日、最近なにかと一緒にいることの多い友達に聞いてみたら
わりとすぐ話がまとまって今日決行になった。
そのついでに気になってた洋食屋で昼食も食べて大満足。

手帳は本当にかっこよくて、
思わず自分のぶんまで買いそうになった。
だけどこれはさすがに社会人が持ってたら浮くかなあと思って断念。
そんなことしながら店内の商品をいろいろ見てまわってるうちに
いつのまにか夕方だった。雑貨を眺めるのって楽しい。

帰宅後には智と咲へのプレゼントをまとめてクリスマスカードを書く。
まだすこし早いけど明日あたり全部実家に送ってしまおう。
■ 2002年12月14日(土) 
つみき忘年会。
いまでもそういう場所に誘ってもらえるのは嬉しいと思う。
途中でリタイアしてしまった私なんかが顔出してもいいのかなって
内心気後れしたりもするけど。でもやっぱり。

街に向かうバスはやけに混んでて
両替も面倒になったから正規運賃よりすこし多い金額を払って降りた。
不足してるならともかく、多いぶんにはチェックもしてなさそうだし。

それからなんとなく中途半端にあいた時間をつぶす。
クラシックバニララテを頼むつもりでカウンタの前に立った瞬間、
アイスティーに心変わり(って書いた時点で店名ばれるのかな)。
そこでしばらく向田邦子の「眠る盃」を読んだ。
「父の詫び状」購入以来、彼女のエッセイがかなり気になる。
ひとつのテーマのなかで次々話題が変わるのに
最終的にはきちんと落ちつくべきところへ落ちつく感じが
読んでいて気持ちいい。

忘年会は三次会まで続いて、最後にラーメンを食べて帰った。
本当にひさしぶりに会うOBの方ばかりで
さらにその場では自分がいちばん年少だったせいか、
大学入学時に戻ったような不思議な感覚で楽しい。
帰宅してからも全然眠たくならなかったけど
シャワーを浴びてちょっとだけ横になった。

明日からまた卒論やらなきゃなあ…。
■ 2002年12月12日(木) 
今年最後のバイト。
ずっと会ってなかった同期とシフトが一緒になって、
夜、そのまま一緒に夕飯を食べにいった。
店長がすごくかっこいいんだよってその人が力説する韓国料理のお店。
夏に一度行ったことがある場所だけど店長のことはあんまり記憶にない。
でも忘れてるだけかもしれないしってことで三人揃ってさりげなく観察。
…かっこいい、のかなあ?
悪くはないんだろうと思うけど好みじゃないかも。
とりあえず稲葉さんには似てなかった(笑)。

みんな忙しい時期だから早めに切り上げるつもりが
結局、すっかり話し込んでしまって終バスを逃す。
大学方面平日23時最終なんてなしでしょ、と思いながら
それでもタクシーには乗らずにふらふら歩いて
鈴見あたりまできたら突然吹雪になってるし。
本気で凍死しそうだった。

もう絶対、手袋を買いにいこう。
■ 2002年12月09日(月) 
朝からいまいちついてない日。
ぎりぎりでバイトに間に合うバスに乗る。
しばらくして両替しようとしたところでお財布を忘れたことに気がついた。
一瞬、時間がないしこのまま街まで強行突破しようかって考える。
でもそうしたところでカードもなにもないから、
結局預金は引き出せないってことで運転士さんに事情を話して桜町で下車。
当然だけどちょっと嫌な顔をされた。申し訳なかったです。
ちょうどすぐ近くにいたタクシーで一度部屋に戻る。
鞄にしまいそこなって転がってたのを確保して今度こそ街へ。
桜町→部屋→街のタクシー代は痛かったものの、なんとか遅刻はしなかった。

たぶんこの場合、連絡さえすればすこしくらい遅れても大丈夫なんだろうけど。
研究室関係とか渋滞とかじゃなくて完全に自分の不注意だから、
安易に遅刻しますごめんなさいってそれで済ませてしまうのが嫌だっただけ。

それにしても、いままで鍵とお財布だけは忘れたことがなかったのに。
やっぱり完全に覚醒してない状態で身支度したのがいけなかったんだろうか。
この調子でもしかしてバイトでもなにか失敗したらどうしようと思って、
どきどきしながら閉店まで働いたけど特になにも起こらなかった。

夜は雪が降ったからなんとなく嬉しくなってきて、
外に出たついでにバス停まで散歩。
あんまり寒くない気がした。これって積もるのかな。
■ 2002年12月02日(月) 
23時過ぎまで研究室に残って卒論。
過去の統計データを集めたりしてたらいつのまにかそんな時間だった。
さすがに誰もいない(でも自治会は電気ついてた)。
終バスなんてとっくになくなってたから、ひとりで角間坂を歩いて降りた。

親にも友達にも危ないってよく怒られるけど、
晴れた夜にふらふら出歩くのが実はけっこう好き。
なにか目的があるわけじゃなくても息抜きに煙草一本分の距離だけとか、
近くのコンビニや自販機までとか。気分次第。
今日は星がきれいに見えて、それを眺めながら歩いた。


いままで私がしてきたことに、なんの意味があったんだろう。


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