■ 2002年10月30日(水) 
いままでのんびりしてたけど実は卒論がかなりやばい状況なのかもと思ってどきどきしてきた。調査したいって言いつつ、その期間とかサンプリングとか具体的なことはなにも考えてなかったし。どうしよう。

一度にたくさんのことを考えるのは苦手だ。
あれもやらなきゃこれもやらなきゃって焦るうちにどんどん不安になって眠れなくなったりする。そうならないように最初から余裕をもって片付ければいいのに追いつめられるまで行動しないんだから自業自得だって自分でも思うけど。

卒論と車校と入社前研修とバンドで許容範囲越えそうだなんてメモリ少なすぎ。
■ 2002年10月26日(土) 
早朝スタジオ。6時から7時まで。
自分だって去年の今頃は真っ赤な髪をしてたくせに、青い髪の男の人に驚いたりした。しかもコアラのマーチだったのがさらに不思議(ていうかたぶんこの文章がかなり不思議だろうと思う。笑)。
きちんと色が入った状態なら青もきれい。前に挑戦したときは完全脱色しないまま入れたから重たくなって、そのうえ市販の薬剤を使ったからか変な光沢がでてすぐにやめてしまった。でもいいなあ色髪。就職決まったら今度はピンクに、なんて思ってたけど、二ヶ月に一度の割合で招集されてるいまの状況じゃとてもそんな思い切ったことできないし。せいぜい、脱色しないでピンクカウガール重ねて軽い茶色にするくらい。…期間限定で色入れるっていうのも真剣に考えようかなあ。

今日は前にここで練習したときより全然ましだった、と思う。だけどなんだかいまいち息が合わない感じ。それは比べる対象が間違ってるのかもしれないけど、もしかしたら自分のせいかもしれなくて勝手に落ち込んだ。

努力がたりない? たぶん。きっと。

練習後の時間で絶対睡眠補給しようと思ってたのに、晴天につられて掃除なんかしていたら眠りそこなった。眠たい。
それでも、昨日ひさびさにつくった、父親の好物らしい豚と大根の角煮を持ってお昼すこし前には伯母さんと辰口へ。あんまりゆっくりはできなかったものの、おじいちゃんの顔をみて、帰りに伯母さんのところで夕飯をごちそうになって帰宅。

父親からおいしかったっていうメールが届いて嬉しくなった。
またつくって持っていこう。
■ 2002年10月23日(水) 
車校のあと研究室に顔を出す。
そのままみんなで夕飯を食べて、一度解散したところをまた飲みに誘った。
先週と同じパターン。私はいつもそうだ。

誘いたいならその場でさらっと訊いてみればいい。そのほうが間違いなく合理的だと思うのに、どうしてもワンテンポ遅らせて様子をみようとする。そしてそれはたぶん目の前で拒絶されてしまうのがこわいからで、だからってきれいにあきらめられるほど往生際もよくなくて、結局、中途半端な距離を保つ。
たとえば直接顔が見える状態で断られたらばれてしまうかもしれない感情も、メールや電話でならうまくごまかせるような気がして。

そうやっていろんなことから逃れようとする。

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その飲み会からの帰り道、寒いなか長々と相談にのってもらって
なんだかもうだんだん後に退けなくなってきた感じ。

だけど現実に比較してしまっているんだからどうしようもない。

言えるのかな。
■ 2002年10月22日(火) 
昨日行くはずだった歯医者はバイト前の睡眠欲に負けてキャンセルした。
どうしても身体が動かなくて。
三大欲求のなかでも私はたぶん睡眠欲がいちばん強い。
ていうかほとんどそれに占められてる気がする。

今日こそは。
なんて思ってたのになんだかんだでまた午前の診察時間ぎりぎりに出発。タクシーを拾う。そこまでしなくても大人しく午後から行けばいいんじゃないかって自分でもちょっと考えたけど気がつかないふりをした。だってそうすると時間半端に余って二度寝するかもしれないし。

そのタクシーの運転士さんがよく喋る人で。僕は学生の方と話が合うんだよねえ、って楽しげに語り出したのが自分の考案したゴルフ法。それはべつにいいんだけど話が合ってるのかどうかは微妙。なぜかレジュメまであったし。目的地に到着しても上機嫌でなかなか降ろしてくれないし。…間に合わないかと思った。

今日はこのあいだ型をとったつめものをして終了。ついでに前から気になってた左下歯の凹凸について訊いてみたら、磨きすぎですねって言われた。矯正器つけてたときの接着料がまだ残ってるんじゃないかと思ってたのに。単純に表面がすり減っていってるらしい。あんまり気になるようだったら治すよってことで治してもらった。もうちょっと手加減して磨こう。

診療後、せっかく武蔵まで来たんだしと思って伯母さんに電話。夕飯をごちそうになることにして午後はふらふらしていた。ドトール(クラシックバニララテ好き)で昼食を摂りつつ卒論の資料を読んだり買い物したり。
→→今日買ったもの。
WINNIE THE POOH STICKER CALENDAR 2003
はちみつボディソープ。

最後にコンビニで牛乳を調達して伯母さんのところへ。
教えてもらいながらハンバーグをつくった。
今度はひとりでつくってみる予定。
■ 2002年10月20日(日) 
初級シスアド試験日。
会場まで送ろうかっていう誘惑はちゃんと断れた。
すこし早起きしてバスに乗ればすむことだし、だめだったらタクシーでも間に合うはず。実際、兼六園下での乗りつぎもうまくいって余裕の到着。
それにしても、この街のどこからこんなに出てくるのっていうくらいたくさんの人だった。

座席は当然、受験番号順で、自分の番号がいちばん前の席だったことにものすごく動揺した。

落ちつかない。

いままで先頭に立つ経験が少なかったからかなんなのか座ってからも居心地が悪くてしかたなかった。しかもまんなかの列で本当に逃げ場がないし。
こういう試験のとき最前列に座った記憶がない。いつも後ろのほうでのんびり構えてた。めずらしく前のほうになったとしても壁際だったり。それ以外の場面でもこの身長のせいでたいていは後ろにいたから慣れていないんだと思う。
ばかみたいだけど、午前の部開始後30分くらいは試験官の動きとか周囲を人で囲まれている(それなのに目の前には黒板しかない!)状況が気になって全然集中できなかった。さすがにこのままじゃだめだと思ってなんとか持ち直そうとすればするほどおかしくなるし。つくづく小心者だ…。

午後は午後で隣の席から聞こえてくる呼吸と誰かの携帯の着信音が気になる。呼吸はもうしかたないと思うし人それぞれ事情もあるんだろうからいいとしても、携帯! おかしいでしょ、それは。試験前に電源切るか、切らなくてもせめてマナーモードでしょうと思ってかなりいらいらした。くりかえしくりかえし鳴ってるのに試験官なにも言わないし。

相変わらず時間がたりないうちに試験終了。午後問題は大問ひとつ空白。絶対マークシート塗りつぶすのに時間とられてる気がするんだけど、わかっててもなかなか要領よくできない。それでも数枚の食器洗うのに数十分かけてたころにくらべればだいぶよくなってきたほうだ。

まっすぐ帰宅するのも面白くなくて、気分転換に街で買い物をした。
→→今日買ったもの。
LOWRYS FARM の柔らかい黒ガーゼ地ニット。
石澤研究所の生ビタミンCとCEZANNEアイカラーパレット。
無印良品のフォトアルバム。
BODY SHOP ホワイトムスクボディローション&ソープ。
BODY SHOP ホワイトムスクフレグランスキャンドル。
「観用少女1」川原由美子、
「ジャンプ」佐藤正午、
「落花流水」山本文緒。

それからすこしかなしく思ったのは、試験が終わって出てきてみたら傘がなくなっていたこと。
普通のどこにでもあるようなビニール傘で、これだったら誰かに持っていかれても惜しくないからと思って持ってきたのに、なくなってみたらがっかりした。雨が降りだしたのは午後だったから、受験者のなかには傘を持っていない人もいたんだろうけど。あれだけの人がいればビニール傘の一本くらいなくなったって不思議じゃないのかもしれないけど。でもたぶんこれがコンビニでも買えるようなビニール傘じゃなかったら持っていかれなかったんだろうなあと思ったら、試験中に鳴り響いた携帯の着信音のこともあわせてほんのすこしだけ沈んだ気持ちになった。
■ 2002年10月19日(土) 
かなりひさびさにスタジオ練習。20時から23時まで。
いつもの場所が使えなかったから野々市まで移動したりして多少のタイムロスはあったけど。でも今日のところのほうがなんとなく歌いやすかった。

自分のなかでいちばん危機感があるのは「★★★★★」。
部屋でも毎日流しっぱなしで移動中ずっと聴いててもなかなか覚えられない。

I HAVE LOST MY WORDS
I CAN NOT SPEAK TAKE AWAY THE DARKNESS OF MY HEART
TAKE IT AWAY
HEARD THAT HAPPINESS IS COMING TO HIS LOVELY WIFE
IT MUST BE A GIFT FROM THE HEAVEN FOR HER TO LIVE

特に好きな部分。もうすぐ幸せが訪れるって。
■ 2002年10月17日(木) 
わからなくなってしまった。
今朝までは確かに決心していたはずなのに。もうこれ以上押さえつけて我慢して気がつかないふりなんかしていられないと思ったのに。

くだらないわがままも強がりも全部、あの人なら笑って許してくれるだろう。
本当はなにひとつ許していなかったとしても。
そう思わせて、愛されている優越感を与えてくれる。

だけどそれだけでしかない。

衝突したくないと言って逃げてきたのは私だ。
あの人の不満にも要求にも気がつかないふりをして、無意識に追いつめた。

迷っているとき、むやみに行動しようとするのは賢くないと思う。でもだからっていつまでも保留にしておくわけにはいかない。

いまここで、流されてしまうわけにはいかない。

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卒論の方向性を見失いかけている気がする。勉強不足。この時期になってこんな状態なんて情けないけど。
■ 2002年10月16日(水) 
午前中は歯医者。
できれば早起きしてついでにコムサを覗いたりしたかったんだけど、目が覚めたらやっぱり余裕のない時間だった。アラームいつのまにか消えてるし。午後の予定に間に合うかどうかも微妙で、とりあえずちょっと遅れるかもっていうメールをいれる。
それから急いで着替えてメイクしてバス停へ。診察時間ぎりぎり。
つい最近治療してもらったばかりだと思ってたのに、診察券の日付はちょうど一年前くらいだった。不思議。いつのまにそんなに経ったんだろう。

予想通り虫歯の診断。しかもとっくに治療済みの歯。つめてあったのが摩耗してそこからまた悪くなったりしてるみたいなんだけどそれって私のせいなんですか。
歯磨きだってかなり時間かけて念入りにしてるのになあ。

そして今日は削るだけ削られて終了。
地元で通ってた歯医者さんはけっこうワンマンタイプで、「痛い」なんて言おうものなら一気に機嫌悪くなるような感じだったんだけど(実際、なんだか妙に力まかせな雰囲気のせいで痛くないものまで痛いような気がしてくる)、いま診てもらってるところはそういう心配がなくて楽。麻酔使う訳じゃなくてもあんまり痛くない。 歯にやさしい?

でも私、実は歯の痛覚鈍いかもしれないんだけど。

びっくりされるくらい深い虫歯のときも全然自覚症状なかったし。偶然、歯ブラシが虫歯の部分に入り込んで初めてなんだかおかしいかもって気がついたくらい。

それが終わったらすぐバスに乗って若松へ。
13時からまたもフリータイムカラオケ。
そこから夜になるまで散々歌って夕飯も食べて一度は解散しかけたところを飲みに誘った。

どうせなら解散する前に言い出せばみんなも楽なのにって思うけどそれがなかなかできなくて、自分から提案するときはいつもこのパターン。そのうえ部屋も提供できないし。
それでも快諾してもらえて朝まで飲んだ。

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もう動き出そうと思った。
すっかり明るくなった道を歩いて部屋に帰るときまでは確かにそう決心してて、結果なんてどっちでもいいからとにかく伝えてみようと思ってた。

それなのにほんのちょっとのことですぐまた元に戻る。いままでに何度も考えたことをいちからくりかえしてまだためらう。

それは、どうがんばっても正当化することなんてできないから?
■ 2002年10月15日(火) 
12時からバイト。
新しい店長になったらいまよりももっと積極的に呼びかけしていかなきゃいけないっていう噂を聞いた。憂鬱。
これでも入ったばかりの頃に比べたらましになったんだけど。最初は「いらっしゃいませ」なんて全然言えなくて、なんとか言えたとしても表情がこわばってたり。
店長にもそんな寂しげにしてないで元気よくいけとか言われたし。入ってから3ヶ月は本気でやめようかと思ったくらい適応できなかった。
せっかく慣れてきたのにまた環境変わるのかなあ…。

そんな話をしながらひさしぶりにケーキも食べて帰宅。

そういえば香林坊のバス停で意外な人物に遇った。
まさかあんなところでばったり遇うなんて考えてもなかったけど、実際遇ってみたらそんなに違和感もないのが不思議。ここにいたるまでのいきさつを聞いて、普通にああやっぱりそうなったんだって納得できてしまった。
それはそれで幸せそうだったし。

夜、歯磨きをしていて虫歯らしきものを見つける。さらに憂鬱。
明日は早めに起きて歯医者に行こう。
■ 2002年10月12日(土) 
携帯の着信音で目が覚めた。
相手の声を言葉として認識するのに時間がかかって舌もうまくまわらないからすぐに寝起きってばれてしまう。

ていうか特に忙しい身でもないのにこんな時間でまだ寝てる私が悪かったです。しかも郵便受けにスコア入れてもらってからまたちょっと眠ったし。
昨日探してたリンドバーグのスコア。

午前中全部睡眠でつぶしてしまった後ろめたさを消すために大学図書館まで出かけてすこしだけ勉強した。
ほんの気休めくらいにしかならなかったけど。16時閉館ってはやすぎ。

今日の夕飯はなににしよう、なんて考えながらバスに乗って、書店で寄り道してたら母親から電話があった。
いま小松に向かう新幹線のなかだからって。一瞬、明日あたり召喚命令が出るのかと思ったけどそんなわけでもなさそうで普通に報告だけ。気をつけてねっていう言葉にありがとうって返ってきたから嬉しくなったりとか。

夕飯には鶏手羽と里芋の煮物をつくった。思ったよりもおいしくできて里芋もいい感じに柔らかくて父親に自慢メール。すぐに実家での詳細な夕飯メニューが返信されてきて笑った。
いいなあ楽しそうで。

ひとりでの食事には慣れてるけど。
■ 2002年10月11日(金) 
快晴。あまりにもいい天気で角間の坂を研究室までずっと歩いた。
今日は午後から内定先の人事の方が挨拶にみえるっていう話を教授から聞いて、就職課で私もいたほうがいいのか相談したら、特に向こうから連絡きてないならいなくても大丈夫だろうけどわざわざ金沢に来るんだから会えたら会えたで嬉しいと思うよ、なんて言われた。それはつまり好きにしていいってことかな。
でも来ることを知ってしまった以上やっぱり無視できなくてお昼過ぎに研究室到着。一応ちょっときれいめの格好してみたりして。

なのに実際到着してみたらあっさり午前中でもう帰られたよ、とか言われるし。…15時くらいじゃなかったんですか先生。しかも君はべつにいなくても全然平気だったよって追い打ち。そんなことは最初からわかっててそれでも来てみたのになあ。まあいいや。
せっかくだから図書館で勉強して研究室の友達と夕飯を食べて帰宅。
それからリンドバーグのアルバムを探すためにあちこちのレンタル店をまわった。

見つからないし。

せめて曲名がわかればベストアルバムとかでなんとかなるかもと思ってメルしてみたけど返信こないし連絡もつかなくてあきらめた。今度スコアもらったらまた探そう。

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自分でいちばんびっくりしたのは、あの人のちいさな失敗にものすごく嫌悪感を抱いてしまったこと。
もしほかの誰かだったら、こんなくだらない失敗なんか失敗にもならないくらいうまく切り抜けるんだろうと思って比較してしまったこと。

 笑えない。

たとえば同じペットボトルでお茶を飲むとか同じスプーンを使ってアイスクリームを食べるとか、そういうこともできなくなるくらいに強烈な負の感情。


 きっともう限界なんだ。
■ 2002年10月10日(木) 
フリータイムカラオケ!

研究室で行くのはかなりひさしぶり。だけど全然手持ちの歌がなくて困った。
高校のときはちょうどヴィジュアル系全盛期でもう思いっきりそれに染まってたから、学校の行き帰りに毎日でもCDレンタルしてきて深夜の音楽番組も欠かさずチェックして通学途中の電車のなかで飽きるくらい聴きこんで、いつ歌いに行っても必ず新曲に手出してたのに。
大学入ったらやっぱりなんとなく遠ざかった感じ。それなりに触れてはいるんだけど勢いがない。もうちょっとレパートリー増やしたいんだけどなあ。

13時から20時まで歌って夕飯後はそのまま解散。
楽しかった♪
■ 2002年10月07日(月) 
最近、なにも予定のない日はお昼近くまでずっと眠ってしまっていて、我ながらすごくもったいないことをしてると思う。全然有意義じゃない。
こんなこと言いつつ本気でなんとかしようとは思わないところがやっぱりだめなんだけど。
入院してるときはほとんど眠れなかったのに、いつでも好きなときに動ける状況だといくらでも寝ていたくなるから不思議。

今日は12時からバイト。そのあと、扇屋で研究室の飲み会があった。
教採に合格した友達の祝賀会。
アンテノールで神戸ロールを切ってもらって、メッセージと蝋燭をつけて持っていった。本当はパーティーにすればいろいろ選べるし片づけも楽だったんだけどちょうど品切れだったから。そういうので喜んでもらえたら単純に嬉しい。
こうやって誰かの祝賀会とか集まりとかを率先して開ける人はすごいと思う。私はいつもそれに乗っかってばかりだ。

二次会はZIZAKEで、そのまま歩いて家飲みに。
帰宅する頃にはもうすっかり夜が明けてた。
■ 2002年10月04日(金) 
いつものように朝帰り。
アパートまで送ってもらう車の窓から登校途中の小学生をたくさん見かけて、私はいまから帰宅してメイク落としてシャワー浴びて眠るんだけどなあって考えたらなんとなくおかしくなった。あの子たちと同じように朝早く起きてきちんと朝食を食べて通勤ラッシュにつぶされながら仕事に行く生活がもうすぐそこまできてるのに。

すこしだけ睡眠不足のまま今日は100分教習だった。卯辰山を越えて大学のあたりまで。
いつもにこやかで感じのいい女性教官がついてくれてなかなか楽しかった。途中のカーブでちょっと大回りしすぎて焦ったりもしたけど叱られなかったし。

夜になって凄まじい雷がきた。雷は嫌い。
まだマンションに住んでた頃に、夏、家族で花火をした。小学生のときだったと思う。遠くで雷が鳴っていて、それがすごくこわくて、はやく帰ろうって父親に訴えたけど聞き入れてもらえなかった。あれは遠いところにいるから大丈夫だって言われて。母親も智もそんなこと全然気にしないで次々花火に火をつけて、でも私はそれどころじゃなかった。一刻もはやくその場から離れて家のなかに入りたくて、最後には涙目になって怒られたような気がする。
雷がこわいっていういちばん古い記憶で覚えてるのはそこから。自分でもなにがそんなにこわいのかよくわからない。もしかしたら前世でなにかあったのかも。

なんてね。

ただ、あの低い雷鳴が聞こえてくると鳥肌がたつくらいにぞっとする。
金沢の雪雷は本当に盛大で泣きたいくらい。

実際には、20歳過ぎていまさら雷なんかで泣いたりできないけど。
■ 2002年10月03日(木) 「es」
昨日集まった人数のうちひとりは夕方までバイトで、もうひとりは急に都合がつかなくなって、結局また二人で夕飯を食べた。ていうかそれは私が誘ったんだけど。
今日は天狗。そこからバイト終了した友達を拾ってルネスへ。

「es」はけっこう痛い映画だった。いろんな意味で。暴力シーンでもときどき見てられないくらいのがあったり。人間の集団心理とか自尊心とか変にゆがんだ優越感とかそういう暗い部分が満載で救いがない。でもエンディングだけはやっぱりつくりものっぽい感じがした。もう一度観ようっていわれてもたぶんそんな気分にはなれないと思う。だからって観なければよかったとも思わないけど。

映画館を出てからなぜか海を見にいくことになって松任までドライブ。夜の日本海は初めてかもしれない。ミュールだったから砂浜には降りられなくてしばらく遠目に眺めただけ。荒波。
金沢に来るまで海にはあんまり縁がなかった。江ノ島も鎌倉もそんなに行かなかったし。そもそも遠出禁止令が出てたから。海にまつわる思い出とか言われても全然浮かばない。
江ノ島のときは最悪。
そういえば今年の夏は一回だけしか海行かなかったなあ。

最後はそのまま家飲みに突入。チューリップフェアとか海のときの写真が現像されてて、焼き増しさせてもらうためにフィルムを借りた。
こうやってみんなで気軽に遊べるのもあとすこし。いまだに実感はないまま。

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すごく冷たく感じたり優しく思ったりするのはなんでだろう。
その原因が自分にあるのか相手にあるのかわからなくて微妙。
■ 2002年10月02日(水) 
そんなわけで今日も車校。
入校からもうすぐ4ヶ月。なんとか今月中に卒業したいところ。追いつめられた事情がないとどうしてものんびりする。

教習後は送迎バスを利用して研究室へ。後期は特に講義もとってないしわざわざ行く必要もないんだけど。ここに来れば大体誰かいるしなんとなく情報交換みたいなこともできるから。ひとりでずっとアパートにこもってるのもつまらない。土日とかときどき誰ともなにも喋らなかったときは、夜それに気がついてけっこう複雑な気分になる。かといってそんなことで友達に電話かけるのもためらわれるし。一緒にいる人間と会話すればすむことなのかもしれないけどあんまりそんな気にもなれなかったり。話題がない。

帰宅途中、研究室の友達に誘われて夕飯を食べにいった。サイゼ。最近ちょっと疎遠になってた人で、しかもその原因をつくったのはやっぱり自分なのかなあっていうのが気になってたから普通に誘ってくれて嬉しかった。いろいろ話してるうちに、みんなで「es」観にいこうかっていうことになって、なんだか前にあの人が観たいって言ってたのもそんなタイトルだったような気がするなんて思ったけどべつにはっきりと誘われてたわけじゃないし。関係ない。屁理屈かも。

その場であちこちに連絡して人を集めて明日決行予定。楽しみ。
■ 2002年10月01日(火) 
車校。朝から雨降ってるし二週間ぶりでまたミスして叱られたらいやだなあとか考えてたら憂鬱になってきて、今日はやっぱりキャンセルして晴れた日に行こうかなとも思ったけどどうせいつかは乗らなきゃいけないんだし。先延ばしにしてもたいして変わらない。

なんて気合い入れて開き直ってみたせいか叱られなかった。誉められたりもしないけど。この調子でがんばって明日も行こう。

腰が痛い。
今月はけっこうずれこんでてもうほんとに不安だった。誰にもぶつけられないから全部自分にはねかえってものすごくいらいらしたり。
二度とあんな思いはしたくないって言いながら実際そうなったら選択肢がひとつしかないことも、どう考えたって先が見えない相手と一緒にいることの不毛さもいい加減すぎて。いつまでも中途半端にしてたらだめなのに。

本当はすぐにでも帰宅して倒れたかったけどバイト先に提出しなきゃいけない書類があって街へ。しかも全然記入してなかったから思ったより遅くなった。アパートまでの地図とか描かせていったいどうするんだろう。本籍地と両親の生年月日、職業の欄が埋められなくて父親に電話したり。
就活のときも親の職業について訊かれることがあったけど、幸か不幸かうちは両親とも世間受けのいい職業だからそれで大きな被害を受けたことがなくて。でもそういう質問ってその裏までなんとなくわかっちゃうしあんまりいい気分にはならない。まあそんなことはいいんだけど。

書類提出したあとは夕飯の買い物をして即帰。ひさしぶりにケーキを買おうと思ったのに時間が遅かったからか種類が少なくて断念した。選ぶ楽しみがないと魅力も半減する感じ。
買い物のついでに薬局も寄ってみたけどこれなら大丈夫そうな気もしてとりあえず様子をみることにした。


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Arranged + Written by カノン
+--- Material by AMANE(RainRain) + Skin by caprice* ---+
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