鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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2003年07月31日(木) コーラス9月号

待ちわびていた「コーラス」最新号 を入手。そう言えば、コーラスってリニューアル後は300円にプライスダウンしたのだ。本屋で思わず値段を確認してしまい、本屋のおばちゃんに「300円以上はもらえないのよね〜」と笑われてしまった……。でも、この内容で300円なら、お買い得、と言えるんじゃないかな?

で、一条ゆかりの『プライド』。うんうん、銀座に舞台を移して女の闘いヒートアップでますます面白くなってきたぞ〜!普段は素直で明るいって感じの女の子・萌が、実は怒ると怖〜い女に豹変するところが、この後の波乱を期待させるのだ。女王様な風情だけど、実はワガママの言い方を知らない史緒とは対照的なキャラ。自分の夢をかなえるために、萌がどんな策略をめぐらすのか……。第1巻は8/19発売。未読の方も、この1冊で1回目から前回分までまとめて読めるので、チェック をお忘れなく!

もう一つ、続きを楽しみにしているのがもんでんあきこの『アイスエイジ』。臨時採用の英語教師・不破エイジが主人公の学園モノだ。幼い頃は無邪気に無心に遊ぶ子どもだったはずなのに、10年後には自分の死にも他人の死にも無感覚な人間に変貌してしまう……。長崎の事件の後だけに、死んだ魚のような目をした生徒とエイジがどう向き合っていくのかがすご〜く気になる。もんでん作品には格闘技を扱った作品も多いけれど、この作品はここ何作かの中で一番「ああ、闘ってるな〜」と感じてる。まだ今月が第2回。読み始めるなら今だ!


2003年07月30日(水) ゴールド

Kさんから『ゴールド』 (藤田和子/アン・メイジャー)の2巻が届いた!わ〜い♪ありがとうございま〜す。

結婚式当日に恋人に逃げられたブロンテが出会ったのは、妻の浮気相手殺害の嫌疑をかけられ逃走中のマーズだった。そして事件から数年後、ふたりは劇的な再会を果たすものの、交通事故に遭ったブロンテは、高名な整形医ウェブスターによって、亡き母そっくりな顔へと作りかえられてしまう。愕然とする彼女に追い討ちをかけるように、自分とうりふたつの顔を持ったスーパーモデル・ミスチーフ(シャンタル)が現れる!

そして最新刊では、実は彼女の夫だったマーズと再会。彼女を憎みつつも政略結婚をしたマーズに、自分がブロンテだと伝えられないまま、ふたりはシャンタルの実家へと向かう。そこで待っていた衝撃の事実とは……!?

第1巻で人間関係が明らかになり、そこから話がすすんでいった前作『シルバー』 とは対照的に、この『ゴールド』では登場人物たちの関係や過去には、まだまだナゾの部分が多い。キーパーソン・シャンタルと母との確執や、マーズとのつながりが明らかになるのは3巻以降。「女性セブン」は週刊誌なので、発売ペースは他の作品より早いんだけど、やっぱり次が出るまでは「まだかなまだかな〜」って感じ。セクシー度数が高いのは前作同様だけど、下品にならないのが作者のうまいところ。ハーレクイン好きな人は必読!の作品です。

ところでこの作品の話をbk1のSさんとしていたところ、『シルバー』『ゴールド』と来たら次は『真珠』でしょうか?ってな発言が。おかげで、それ以来、この作品を読むたびに、ブルーダイヤのCMソング「金銀パールプレゼント♪」(by氷川きよし)がグルグルまわってしまうようになっちゃっいました。イ、イメージが……。


2003年07月29日(火) スーパーテレビ

昨夜放送のスーパーテレビ「我が子は自閉症」を観た。子供の障害と向き合い、受け入れるまでの家族の葛藤を思うと、思わず頭が下がる。ところでこの番組の中で「自閉症は心の病である」というのが正しいか否か、街頭アンケートをとっていたが、正しく「NO」と答えられたのは100名中16名。いかに世間から誤解を受けているか、というのがわかる数字だ。
恥ずかしながら、私もかつては心因性の病気だと思っていた。その誤解を解いてくれたのが、戸部けいこの『光とともに…』 だ。自閉症児とその両親の成長記。私がここで万の言葉を尽くすより、この作品を手に取る人が増えてくれれば、きっと先のアンケート結果も大きく変わるはず。
現在の小学校高学年編では、自閉症への理解と生徒たちへの愛情は天下一品!だった青木先生が異動してしまう。後任の郡司先生は「体育がなくて楽そう」と障害児学級の担任を申し出たことなかれ主義。この落差は大きいよなぁ。
そう言えば、先の日記 でもこの作品について書いたのだけど、抜けていた1回分をコミックスで読んだところ、校長先生は異動ではなかったのね。まさか抜けた1回であんな展開になっていようとは……。


2003年07月28日(月) 子供なんか大キライ!

新刊 が出たのでさっそく購入。タイトル通り、自称子供嫌いの作者・井上きみどりさんの子育てエッセイマンガなんだけど、子育てモノにありがちなベタ甘さがないのがお気に入り。特に長女・ポチちゃんには、どうも我が子とシンクロするところもあって(なんでホーンのちょっぴりのところに行くのに「かあさんも一緒に!」なんだよ〜と日頃から思ってたりして)、個人的には共感度も大なのです。

この作品、「you」にはありがちな時間差文庫本攻撃のせいで、前半部分は文庫で、妹ケロちゃんが生まれてからの姉妹編はワイド版(このサイズ、収納しにくいので私はあんまり好きじゃない)で、という何とも並べて置きにくい所蔵状態で持ってます。

今回購入したのは姉妹編(ワイド版)の方の最新刊。小学生の女の子をとりまく怖〜いエピソードも出てきたりして、このところのぶっそうな事件で震え上がってる身にはなんともパンチの効いた1冊となってます。自衛のために我が子にブルマーをはかせる作者に「何もそこまで」という人もいるみたいだけれど、用心してしずぎることはない世の中になっちゃっていると思うだけに、「「暑さ」と「夏の風物詩」と「身の安全」とどれが一番大切なの?」というきみどりさんの一言は「よく言った!」と拍手を送りたい。こんな思わず考えさせられるネタもありつつ、いつもの「お子ちゃまってどーしてこう理解不能な行動を!?」ってなネタやペットネタも満載。おすすめです!


2003年07月25日(金) BE LOVE大乱戦!?

「BE LOVE」の連載作品の入れ替えが激しくなっている。『絶対にやめるもんかっ!』(三原陽子/衿野美矢)や『ミラノこれくしょん』(文月今日子)、『コンシェルジュ』(楠あると)、『今日がいちばん!』(石塚夢見)が相次いで連載終了。『絶対に〜』や『今日がいちばん!』はごひいき作品だっただけに残念。『コンシェルジュ』も一話読切のシリーズなんだから、完結、と銘打たずに時々でも掲載してくれたらいいのに……。

これは、先日休刊になった「ヴァニラ」や「BE LOVEパフェ」の人気連載『カブキなさい』(吉田まゆみ)や『え〜カミさんを一席』(星野めみ)が移ってきたり、作者急病で長らく休載していた『永遠の誘惑』が復活したり、という事情があるから。各誌の人気連載や人気作家が集まって読み応えが出るのは、読者としては歓迎すべきことなんだけど、新しい作品が出てきにくくなったりしないのかな?「BE LOVEパフェ」は秋にはリニューアルするので、今までの看板作品はそちらに戻るにしても、激戦すぎて好きな先生の作品がなかなか読めない……という状況は、まだしばらく続きそうだ。

そういえば万里村奈加さんも最近すっかりご無沙汰。荻丸雅子さんは「フォアミセス」で活躍を続けてるけど、講談社系にもまた描いて欲しいのになぁ。雑誌の売り上げが伸びないからこそ休刊が相次いでいるんだろうけれど、うちの近所ではメジャー誌以外は本屋やコンビニに並んでないっ!置いてないから売れないのか、売れないから置かれないのか……。予約制でもいいから、オンライン書店で雑誌も買えるようになればいいなぁ(現実モンダイとしては難しいだろうけど)。


2003年07月24日(木) プライド

bk1 の「8月の新刊」案内をチェックしたら、おお!『プライド』がようやく発売になるじゃないか!リニューアルされた「コーラス」掲載のこの作品、さすがは一条ゆかり女王様!とも言うべき華やかな物語なのだ。

裕福な家庭で何不自由なく育ち、オペラ歌手の母譲りの声や美貌を持つお嬢様と、実の娘すらも金のタネにしか見えない母を持ちながらも、オペラ歌手を目指してバイトに明け暮れる苦学生。運命の皮肉か、全く異なる境遇のふたりの人生が幾度となく交差する!気位の高い女の子を描かせたら、天下一品の作者だけに、続きが気になって気になって……。一ヶ月お休みの後、今月号から連載再開。ああ、あと数日が待ちきれないよ〜。


2003年07月23日(水) 日本語であそぼ

井戸端掲示板でも書いたけれど、ただ今、NHK教育の「日本語であそぼ」に親子ではまり中。野村萬斎やKONISHIKIが出演しているこの10分の番組は、狂言ありさまざまな作品からピックアップした名言あり、と、タイトルどおり、日本語を楽しめるつくりになってるのです。これの影響か、子どもたちもすっかり「じゅげむ」をおぼえてしまったようで、登降園の時にすれ違った小学生が「じゅげむじゅげむ〜」とやってたりするのが、なんともほほえましいのよね。

公の場で暴言・妄言を吐く政治家はひきもきらないし、暗い事件も立て続けに起こっているし、この国はホントにどうなっちゃうの……!?って感じの今日この頃。それだけに、こういう心に響く心地よい言葉にふれると、日本にもまだ誇れるもの(文化)があるじゃないか、ちょっとだけホッとするのです。今まで全然興味がなかった狂言も、一度くらいは生で観てようかな、なんて思ったりして。夏になると子ども(小学生)向け狂言教室なんて催しもあるみたいなので、子どもが小学校に入ったら、一緒に行ってみるのもいいかも。

そう言えば、能の世界を描いた『花よりも花の如く』(成田美名子)の1巻も発売に。能って難しそう、観てもわからなそう、と思ってたけど、『花よりも〜』を読んでるうちに興味がわいてきた。「羽衣」とか「道明寺」みたいな話を知ってるものとか、「土蜘蛛」のようなメリハリのある作品なら、初めてでも楽しめるんじゃないかな。ちなみにこの作品の主人公は、『NATURAL』の西門さんの兄・憲人。いうなれば姉妹版の関係だが、重めの本編に比べて、ほのぼの系の続編、という構図も含めて、『CIPHER』と『ALEXANDRITE』のつながりに似てるのです。

「日本語であそぼ」を楽しんでいる人には、『花よりも〜』もきっと楽しんでもらえるんじゃないかな?ぜひご一読を!おススメです。


2003年07月12日(土) 明日のナージャ

幼児雑誌主催の「明日のナージャ」イベントへ行って来ました。
放映時間には家事やってて、横目で観る……くらいの感じなので、イマイチ
ストーリーを把握してない私。今日のイベントでようやく「ほ〜、そういう
話だったのね」と理解しているダメダメな観客だったのですが、子供たち
(うちのも含め)はかなり興奮してましたね〜。

ナージャの声役の小清水亜美ちゃんも登場したんですが、「ん?なんであんな格好??」と思ったら、実は彼女は現役高校生で制服着て出てきてたんですね〜(イマドキのかわいい系のものでしたが)。
声優さんは声じゃ年齢がわからないので、一瞬「コスプレ??」と思ってしまいましたわ。

設定として、ナージャが旅芸人一座の一員ってことで、ジャグラートリオなども登場。イベント自体はそれなりに楽しめました。
がっ!イベント会場の外には、グッズが山盛り!欲しい〜と泣くチビをなだめて、結局何も買わずに帰ってきたわけですが、「う〜ん、私ってケチ!?」と複雑〜な気分になってしまいました(当然こーいうところなので定価なわけで。ついつい「赤ちゃん本舗かトイザラスなら……」と思ってしまうあたり、悲しいサガ(!?)だなぁ……)。
結局、最初から約束してたサンデーとダイエーで買った88円の塗り絵で、お茶をにごしてしまいましたが、「タダより怖いものはない……」を実感した一日でもありました。はぁ。



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