2006年06月10日(土) 黒いアイツ
今日やっと、もうこんな季節になってたんだってことを知った。
アイツは、意外に身近な場所にいた。
台所の流しの下の扉を開けたら、アイツはまだ小さな姿で子供っぽい色をしてそこにいた。 動きは素早く、走るのが速く、私は驚いて悲鳴を上げた。
そして、勢い良く扉を蹴って閉めた。
恐る恐る、その後の展開を確認する為に扉を開けるとアイツは仰向けになってひっくり返って僅かに動いていた。
その時、私の頭の中で3つの選択肢が生まれた。
1.勇者@母 入浴中。お風呂から出るのを待つ。 2.勇者@父 二階から呼び寄せる。 3.台所用洗剤で自らの手でアイツのとどめをさす。
――2番。
……わがやには、2人も勇者がいて、よかったなあと思いました。
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