Another garden


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2003年01月07日(火) 先輩


あけましておめでとうございます。

あれから1ヶ月。表の日記にも書いたけど、
新しく好きな人が出来て。結局kareのことは、
あきらめました。やっぱりkareとは、どんなに
頑張ったところで、所詮かなわぬ相手であって。
仮に上手く行ったとしても、それはもう、何時
終わるか、常に先の見えてる恋愛なんだなぁって、
私にかける甘い言葉や仕草も、本気になることは
ないんだなろうなぁ、そう思ったらやるせなくて。
同時に、kareの言動に振りまわされてる自分にも、
ほとほと疲れ果てて。色々考えた結果、思い切って
前に進むことに決めました。たぶんkareも近々、
私と先輩のことを知ることになると思う。
でも、むしろ其れで良かったんだなって。
その方が、良かったんだなって今は思う。

ちなみに先輩は、その名の通り学校の先輩で。
研究室は違うけど(うちの研究室の院生は私と友達の
二人のみ)、同じ国語学系統の研究室の人。将来も
教師を目指してるので、年齢こそ1コ上だけど、
ある意味同士みたいな感じなんだよね。

何より、kareも含め今まで好きになった人と違うのは、
すごく優しくて紳士的なこと。まぁよく話してみると、
実は勝気でマイペースなところもあるんだけど。
でも初詣に行った時も、側に居ると不思議と落ちついて。
ふとした無言の間とか、隣りに居る時も、ドキドキする訳
でもなく、かといって(少なくとも私は)退屈でもない、
そんな心地良い浮遊感が在って。すごく安心できた。

もともと先輩のことは、「優しそうな人だなぁ」って、
入学当初から気になってて。周りからも慕われてたし、
「良い人だな」とは思ってたけど、一見、真面目そうな
雰囲気だったので、ちょっと近寄りがたかったんだよね。
でも夏休みに、集中講義で一緒になって、話してみたら
結構マイペースなとこが面白くて。時々気になってた。
だからこそ、そんな先輩は私にはもったいないなぁって
思ってたし、(まだ付き合ってないけど)まさかこんな風に
お正月早々一緒に居られるなんて、自分でも少し驚いた。

初めは「どうせ卒業しちゃうなら最後にちょっと頑張って
みようかな」くらいの気持ちでアプローチしてたんだけど。
いざこうして居るとやっぱり先輩のことは手放したく無くて。

今は、ずっとずっと一緒に居たい、そう強く思ってる。


咲子 |MAILHomePage