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優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2012年06月10日(日) 結局。

やっぱり何のための会合なのかは、さっぱりわかりませんでした。

今回はあたしの方が先に着いて、待合室で待ってて、15分くらい遅れて、masayaが来た。
 

 「おはよございます。」

 「はぁ。」
 
 
と、言いつつ、サクサク歩いて改札を出る。
何?機嫌悪いの?

だーかーらー、ストライドが違うんだから、ゆっくり歩いてってば。


途中でなんか前回と違う道に入った。


 「どこ行くの?」

 「いや、前回のところへ向ってるんですが。」

 「こっちから行けるの?」

 「行けるだろ。道あるんだし。」
 
 
…うむ。別に機嫌は悪くなさそうです。


それにしても蒸し暑い。額から汗が流れ出てる。髪も少しだけまとめてたけど、汗で濡れてるし。

あのね、歩き過ぎなんだよ!普段あたし歩かないんだよ!と、心の中で文句を言うが、普段ガンガン歩くmasayaに言っても、仕方ないわけですよ。

ヘロヘロになって、やっと到着。
すでに勝手に部屋決めてるし。

部屋に入って、エアコンMAXにして、ベッドに仰向けにドーン!


 「なんだぁ?疲れたのかぁ?」

 「疲れましたっ!汗だくだよぉ。お風呂入る。」

 「少し休んだら、風呂の準備でもしたまへ。」
 
 
何、涼しい顔してんのよぉっ!胸痛もあるんだから、しんどいんだよぉ。だいぶ汗引いて、煙草吸ってから、お風呂にお湯をためる。

その間は、ソファに並んで座って、何かいろんな話しをしたけど、覚えてない。何話してたんだろ?笑

…あの、なんで既に真っ裸なんですか?masaya君。笑
 
 
お風呂にお湯たまったから、一緒に入る。
向かい合わせ。ちょっとお湯ぬるかったねぇ。とか言いながら。なんやかんやで、熱いお湯足しながら、すんごい長い間入ってた。
もしかすると、毎回、『一緒に風呂に入る会』なのかもしれないな。
 
ベッドでも裸で休憩。
 
 
 「さーて、ちょっと遊んでみようかなぁ。」
 
 
本当に、ちょっと遊ばれた程度です。
 
 
 「普通さー、歳とると、遅くなるのに、masaya君反対だよね。」

 「はぁ…それは申し訳ない。」
 
 
いや、別に申し訳ないとかでもないんだけどさ。笑
 
 
 「お昼何食べるぅ?」

 「ゆうちゃんは何がいいんだぁ?」

 「インドカレー。」


masayaがスマホで探してくれる。


 「あ、ここ近いな。」

 「じゃ、そこでいい。」


って、出る準備して、それから歩いたんだけど、どんだけ歩かすねん!地下鉄で2駅くらいあるんちゃうんか?


 「ねへ。masaya君。道合ってる?」(彼は方向音痴です)

 「合ってると思われ。」


もうね、すんごい歩いた。死ぬ程歩いた。死ぬかと思った。靴擦れできた!やっと到着して、ランチのウェイティング表に名前書いて、待機。すんごい流行ってる。

やっと名前呼ばれて、Cランチがプロウンマサラだったんで、それを頼む。masayaも同じ。しかし、実際はプロウンじゃなくて、シュリンプレヴェルだったけど。

途中でクレーム発生。
両隣にお客さん居たんで、その人達が席を立ってから、ウエィトレスの女の子を呼んで伝える。オーナーみたいな、おばちゃんが出て来て、


 「申し訳ありません、お代はいただきませんから。新しいのお持ちします。」

 「あ、いいです。異物取り除いて食べちゃいましたし。お代も払います。」


別にヤカるつもりもなかったし、自分もインド料理店で働いてたし、インド人の手抜くのとかも知ってるし、ま、いっかー。って思ってた。

アフターでmasayaはホットコーヒー飲んで、あたしはラッシー飲んだ。ここのラッシーは甘過ぎる。もう少しお砂糖控え目にした方が美味しいのになぁ。と思うわけで。

ごちそうさま。って言って席を立ったら、オーナーみたいな人が来て


 「お代はいただきません。申し訳ありませんでした。」

 「いや、そんなんされたら、次来にくいじゃないですか。払います。」とmasaya君。

 「あたしもインド料理店に居たんで、そんな気にしてませんし、食べちゃったし、お支払いします。」と、自分が払うわけでもないのに、あたし。

 「いえいえ。本当に申し訳ありませんでした。そのままお帰り下さい。」


そう言われたので、2人分の飲食代がタダになりますた。


 「ねぇ。masaya君、生ビールもう一杯飲んどいたら良かったね。」

 「ビール、美味しかったんだよなぁ。2杯目いっとけば良かった。」

 「なんかラッキーだったね。」

 「そうだな。」
 
 「次、手羽先ね。持って帰るやつ。」

 「外出て、すぐ地下だよ。」


地下街、全然わからん。相変わらずスタスタと彼は歩く。名古屋の地下、洋服安いなぁ。こうやって、誰かが居ると、繁華街にも出られるのに。
まだ、あたしはバスと電車には乗れない。座れないと辛いし、座ってても前とか横に他人に立たれると、動悸が激しくなって、呼吸が出来なくなる。

この2年で名古屋までの新幹線はやっと慣れた。
券売機で買えばいいけど、3人がけの真ん中空きで通路側じゃないと辛いから、出来れば窓口で買う。
それでも、頓服のソラナックスは必要。

地下街で、風来坊の手羽先を2箱買って、格安チケットを買って、名古屋駅へ。


 「ん?指定取らないのか?」

 「取るよ。」

 「その機械でとれるぞ。」

券売機の前で固まるあたし。…やったことない。


 「ほら、ここにチケットの指定のボタンあるだろ。それから、新幹線選んで、そうそう、喫煙車あるやつでいいんだな?」

 「うん。整骨院行かなあかんから…。」

 「はい、じゃ、喫煙押して、通路か窓際押して…。出て来たろ。」

 「うん。出て来たっ!初めて機械でやった!」

 「私は、ソフマップに寄るので、もう少し後で帰ります。もう大人だから割れ物とかじゃなくて、ちゃんとしたやつ使わんとなー。」

 「うん。ありがと。」

 「いへいへ。」


うをぉ、時間ギリギリ。急いで改札抜けた。振り返ったら、もう居ないし。笑
なんだ、あいつほんまマイペースやなぁ。

そういへば、今日話してる時に言ってた。


 「高校の基礎解析の教科書とか、普通に仕事場に置いてあるぞ。」

 「え?なんで?」

 「必要だからじゃないか。公式とか覚えてないこともあるだろう。数学なんて必要ないって人は、必要ないお仕事にしかつけないんだよ。数学が出来る人はそれを活かした仕事につける。みんな必要ないとか言うけど、必要なこともたくさんあるわけだ。」


それ聞きながら、なんかmasaya君ってすごいなーって思った。数学的な考え方をする人なんだろうなぁ。

数学的に考えたら、あたしとmasayaの変な会合はどんな意味を持つんだろう?

とりあえず、『風呂の会』ってことはわかったけどね。

相変わらずのマイペースっぷりだけど、ありがと。
ほんと何も特別なことはないけど、逢えて良かった。



2012年06月06日(水) …相変わらず。

メールが先ほど届きました。
タイトルは前回のレスのままです。

 Re:ほい。
 本文: じゃぁ、金曜日に…。


本文それだけですよ。奥さん!
一応、気になったので訊いてみる。


 『…お休み取ったの?』

 『ええ。』


ド平日って、振替とかじゃなくて、わざわざ休みとるってことだったのか!


 『一応、洗浄しとけ。』って、何をだよっ?


相変わらずです。
マイペースです。
その後、何時とかどこでとか、まったく連絡はありません。
有休消化の一環なんだろうけど、そんなことに使わんでも…。
…ちょっと心配になりますね。

でも、masayaが勝手にやったことだし、あたしが「お休みとってー」とか言ったわけじゃないし、まぁいっか。て、思うことにした。

ほんと、たまぁに思い出すね。…お互い。
あたしからは連絡しないけど。
masaya君は、必ずメールと電話かけてくれるね。
毎回、少し酔ってる時だけど。笑


酔っぱらうと思い出される女かぁ…。
あんまり良い響きじゃないなぁ。



お互い、何を思い出してんだろうね。

あたしは、初めて逢った日のこと、ちゃんと覚えてるよ。
…もうmasaya君は、忘れちゃっただろうけど。


 『じゃぁ、金曜日に…。』


相変わらず、時間も場所も送って来ない。
わかってると思ってるんだろうな。何、その自信?

…わかってるけどね。





2012年06月02日(土) 突然。

午後10時前に、ピロピロとメール来ました。

 Sub: どうだ?
 本文: 減量出来たかぁ?


ああ、これはまた飲んでるんですね。そう思いながらレスする。


 『出来てませんよ。心臓の検査で市立病院に通い中。masaya君は元気?』

 『私はそこそこ元気かな。
  それはそれは…迂闊に何も出来ませんな。』

 『迂闊に何もしちゃダメなの?』

 『セクース?w』

 『普通に生活してますよ。飲んでるの?』

 『ぼちぼち』

 『電話出来るなら、誰とでも何とかで電話して下さい。』


そうレスして、暫く経ってから電話かかって来た。
ウィルコムの方で。


 「もしもーし、こんばんわぁ。」

 「あい。こんばんわ。」

 「元気そうだね。」

 「まぁそれなりに。」

 「あたし、胸が痛くなったんだよ。急に。2週間くらい前かな?それからちょこちょこ痛いのがあるから、検査。」

 「はぁ。それはそれは。」

 「でもまだ初歩の検査だよ。心臓動いてるかどうかとか。」

 「そら、動いてるわなー。」

 「とっととちゃんとした検査して欲しいんだけどね。段階踏まなあかんみたい。」


等と話していると


 「おっと9分30秒。かけ直す。」


そしてまたかかって来る。
話しが尽きないから、またかけ直してかけ直して、結局40分くらい話してた。笑


 「時間が取れるとしたら、今はド平日なんだが。」

 「あ。え?そうなんだ。」

 「そうだなぁ。来週辺り取れるかもしれんな。もしくは翌週。」


あ。masaya君も、もしかして、たまぁにあたしに逢いたくなるの?笑
毎回、何の会合かわかんないけど。
お風呂入って、だらける時間。
その為にお互い遠い距離の間で待ち合わせる。

実際逢うと、話してる時間、ダラけてる時間、お風呂入ってる時間ばっかり。

でも、それでいいんだよね。
masaya君に話すと、色んなことの方向性が見えて来る。
どっちに進めばいいかわかんない時も、的確に意見を出してくれる。

今日の狭心症疑いの話しも、色々言ってくれた。
…て、何であんなに色んなこと知ってるんだろう?
masayaが「わからない、知らない」って答えたことって、過去にあったかな?
なかったような気がする。

うつから双極性に診断が変わった時。
障害者手帳を取得するかしないかの時。
息子の養育費の調停の件。
障害年金の受給の時。
橋本病になった時。

何らかの意見や方法を考えて、答えてくれた。

相変わらず、気にかけてくれてるのは、逢うとよくわかる。
連絡はあたしからはしないけど、ほんと突然今日みたいに連絡が来る。


 「ねえ、あたし今、ムーンフェイスだしポチャポチャだよ。」

 「そうか。そういうお嬢さんはどんなお楽しみがあるんだ?」

 「何よそれー。」

 「いや、訊いてるんだよ。」

 「たぶんね、出逢った時から10kgは増えてるよ。」

 「はぁ。別人ですな。」

 「ということで、『初めまして。』って言うわけですね。」

 「はぁ。初めましてですな。」

 「そういうことでよろしくです。予定がわかったら、また連絡でも下さい。」

 「予定がわかったら、連絡でもしてみます。」

 「電話ありがと。おやすみー。」

 「あい。おやすみなさい。」


9分30秒毎にかけ直す、面倒くさい電話。
時間をちゃんとはかりながら、それをちゃんとしてくれる、律儀な人。

電話切った後に、メール来た。


 『画像でも送っておくれ。』

 『スプラッタだからダメ。』


…ああ、こういうとこも、相変わらずです。


ね、masaya君。
来月末で丸11年になるんだよ。
別れたのは、もう5年前。

何かが変化したのかもしれない。

優しくて、賢くて、ちょっとずるい小悪人。
こういうの腐れ縁って言うの?


 「ゆうちゃんの都合はどうなんだ?」

 「ん?masaya君に合わせるしかないでしょ?」


でも、たまには、「逢いたい」ってちゃんと言ってよね。笑
 
 
 


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~*Yuu
エンピツ