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優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2003年03月08日(土) 突然

仕事が終わった。
忙しくて、クタクタだったけど、誰もいない部屋でひとりでご飯を食べるのがちょっとヤだった。

だから、仕事場から最近よく遊んでいる大学生の男の子に電話をかけて、夕飯を一緒に採る事にした。遊んでいるといっても、カラオケに行ったりご飯を食べたりする程度だけど。

彼の大学の正門前のアメリカンバーみたいな所。
大学生に混ざって、夕飯を食べる機会なんて滅多にない。
安くてボリュームはあるけど。お味はそこそこ。

どうしよっかな、今からカラオケにでも行くかな。


そんなことを考えていた。


ふと携帯を見ると着信。
ディスプレイにはmasayaの名前。


慌てて電話をとる。


どーも。いかがお過ごしですか?

今、ご飯食べてます。

はあ。そかぁ。
いや、ぢつはさ、名古屋まで来たので、ついでに足のばそうかどうかと。お伺いを立ててみたんだよ。

ほんとぉ?延ばしてくださひ。

じゃぁ。行くです。

今から、新幹線乗るんでしょ?

車です。

まぢ?

1時間半くらいで着くと思われ。



そんなやりとりをした。
1時間半?ヤだ。どうしよ。部屋片付けないと!

大学生の彼には申し訳ないけど、帰る事にした。
だって、洗濯物も片付けて掃除もしたいし。


大慌てで家に帰って、片付けて、掃除をして、ついでに洗濯機も回した。
そんな事をしてると、すぐに1時間半が経つ。
ベランダで洗濯物を干していると、走って来るmasayaの車が見えた。
でも、通り過ぎてしまう。


あれ?何してんだろ。

しばらく待ってみても、階段を上がる靴音がしない。おかしいなぁと思って携帯を見ると、着信2件と1通のメール。

「着きました。どうしたらいいでしょう?」

入って来たらいいのに。
慌てて電話をかけて、あがってきてくださいと伝える。
玄関で、いつものように、普通の挨拶。



こんばんわー。

こんばんわー。

はい、これ。~*Yuuちゃんにお土産。

なぁに?

いやぁ、パッケージで思わず買ってしまったよ。
伊勢エビじゃないよ。伊勢エビ風味だよ。

あい。ありがとう。

それと、はい。

あ。女峰イチゴだぁ。

時代はもうリンゴじゃなくてイチゴだよ。



ほんと、変なやりとり。
お土産の「伊勢エビ風味ラーメン」と「女峰イチゴサワー」をあたしは彼から受け取った。そっか、このサワーを買いに行ってたのね。


「お風呂に入りますか?」

「あい。」

いつもの事です。



明日は朝から仕事に行かなければならない。
こんな時に休めないなんて。
でも、来てくれた事が嬉しい。


抱き合うと暖かい。
彼はあたしに極上の快感を与えてくれる。
泣きそうになる。


抱き合って眠るとほんのりとシアワセだ。




朝、8時半にあたしは家を出なければならない。
目覚めて、慌ただしく用意をして、あたしは制服を着て、masayaは帰る支度をして…。


彼の銀色の車を見送って、あたしも車に乗り込む。
ちょっと泣きそうだった。














 < past  INDEX  will>


~*Yuu
エンピツ