kumohikaruの日記
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2003年06月25日(水)   雲のうえから

  雲の上で 横になって 

  雲の下を のぞいてみたい

  
  「あり」のような人々の

  時にハートがあたたかくなるような出来事を

  空の上から ながめていたい


  
  アマゾンの上流の冒険小説の世界や

  アフリカの動物や砂漠や

  モンゴルの両手いっぱいの星の草原や

  北欧の白夜や

  

  いっぱいいっぱいながめたら

  もう おちついて

  歩いていけるだろう

 
  夢の中でも

  


2003年06月24日(火)  手渡したいもの  

 
 大きくひらいた 手のひらに

 渡せるものは なんだろう

 
 かるくひらいた 手のひらで

 受け取ることは 充分なのに


 
 あなたの 大きくひらいた 手のひらに

 このまま 素の手のひらを 重ねたかった

 あいだに一つ ご用のものが

 

 力強く 大きくひらいた 手のひら

 渡せる 受け取ってもらえる

 みえないものは あるのだろうか

 


2003年06月21日(土) 草むしり 草刈り


庭に露草が紫の花を背伸びして

 胸をはって 咲いている

 みどりの丈のある草たちのなかで


 
   青い梅たちは いつのまにか きちきち肩を並べ

 「もう採ってください」といっていた


 ほんの「旬」10日がふたつくらい 過ぎていっただけで


 草刈り

 草むしり

 生命は休むことなく成長している

 
 作物のまわり花のまわり

 それでも仕事はやれと自然が教えてくれる


2003年06月19日(木)   衣替え  

 働くことを、再開しはじめた

 久しぶりに みんなといっしょに動く

 

 仕事が遅くて怒られるのも うれしい

 お客さまと接するのも ほのぼの 温かくなる



 お客さまに「いい場面」を残せることができたら

 

 いつのまにか仕事着は、夏物に変わっていた


 


2003年06月12日(木) 「...おちついてから...  まってます」

   さりげない言葉にも 感激する

  いっぱいある言葉のなかから 一番適切なそれを選んでくれたんだろうと

  
  
  おちつくまで

  すこしだけ 待っていて


  そして  いっしょに  ね   

 


2003年06月07日(土) その時  芍薬


     午前零時5分

     その時はきた

     生あるものの死


    
     命をあたえてくれた人の死

     幸せそうな寝顔のまま

     旅立った



     長い間ありがとう

     そして 最後まで 思いやりを ありがとう

     不思議に あまり 哀しくない

     好きに成る

     人を好きにさせた人だった

    
     

     知らせを聴いた人が

     自分で育てた大輪のピンクの「芍薬(しゃくやく)」を

     抱えきれないくらいもってきてくれたという

     「畑が隣で世話になったから まくら元にかざってほしい」


     

     そんな

     一つの芍薬の花をすでに顔の周りにある花花のなか

     耳の隣においた

     いっしょに天国にいくように


 


2003年06月03日(火) 素直な言葉


  鎮静剤で意識のない者に

 「遠いところから何か聞こえてるようかも」

 ということで

 手や顔をさすることに加え

 話し掛けてみる

 
  いとこが「また お酒飲もう」

  「それ いいな」私

  「また 飲もう」

 

 いとこが別れ際

 「また 来るからね」

 おお すごい そんなにこれるところではないのに

 時間をつくってくれるだけでありがたいのに


 少しづつ 気持ちがつたわるかも

 あなたのがんばりは みんな分かっているよ

 
 「また 来るからね」


 





 


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