息子が何故中学受験をするのか・・・ それは「学ランを着たくない」という本人の希望により、 制服がブレザーである私立中を受験することにしたから。 他人が聞いたら、きっと突拍子も無い理由。
そんな息子が受験できる、通学可能圏内の私立中学校は 3校しかない。 まず1校は元々が女子校なので、男子にとっての将来 (大学進学)に不安があり、志望除外。 次の1校は一昨年の新設校で、進学状況が把握できないため、 やはり志望除外。 最後の1校は、歴史のある地元では名のある学校だけど・・・ 四谷系の合格基準偏差値では何と40代後半の学校。
結局、県北でそこそこ出来る子達が通学できるのは この学校以外になく、志望校に選択の余地は無い。
何故、県北の私立はこんなにレベルが低いのかというと、 まだまだ親の学習=勉強に対しての意識が低く、 公立志向がほとんど!というのがその原因だと思われる。
となると、私立校も生徒が集まらなければ経営が成り立たない。 となれば、ある程度のレベルに達していれば合格にするしかない。
その結果、合格した上位の子は確かに優秀な成績の子だろうけど、 下位の子達との開きがありすぎ、平均すると四谷偏差値40代に なってしまう。 私立でありながら、同じレベルの子が集まるのではなく、 上から下までの差がある学校にしかならないのが実情。 とは言うものの、「中学受験」という目的をもった家庭の子の 集まりではあるので、さすがに公立中とは比較にはならないと 思うけど。
この学校の進学状況に目を向けると、 中高一貫校ではあるけど、高校からの入学コースも勿論ある。 では、高校を基準にした偏差値を見てみると・・・ 「偏差値:63」まずまずの私立校ではある。 しかし、地元の公立校では「偏差値:68」という学校もある。 その公立校と国公立大学進学状況を比較すると・・・ やはり劣ってしまう。
自分の息子がこれから先どれだけ伸びるのか、また落ちるのか 分からないど、分からないからこそ期待はしてしまう(笑)
となると・・・その唯一の志望校となる私立に、息子が通う ことがベストなのか(受かったことが前提として:笑) 公立高校の上位校を狙った方が良いのではないか。
この地元から離れる予定の無い我が家には、 あまりにも選択の余地が無さ過ぎる。
幸いにも、一昨年から国立大付属中の通学時間が90分に拡大 されたため、上記の私立校の他にこの付属中も選択肢の中に 含まれたが、付属には付属なりの問題もあり本当に頭が痛い。
まぁいずれにしても、この県北で受験するには、 それなりの学力が身についていればOKなので、 そんなに難易度の高い問題を必要とすることもなく、 よって塾のテキストも「中の中」といったレベルになる。
そのお陰で(?) 息子も中学受験をする首都圏の同世代の子達と比べたら、 何とものんびりした環境ではあるけれど、 それはそれで良しとして(するしかなく)、 「他の場所では自分以上に頑張っている子が沢山いて、 やがてその子達と同じ土俵で戦う日が来るかもしれない」 ということを本人がしっかり理解してくれていれば、 甘い環境にどっぶり浸ることなく、目標に向かって自ら取り組んで これることでしょう☆★☆
少なくとも、それには家庭内環境作りが大切だけど。
どこにいても、どこに行っても、自分の目標を見失わない 強い精神力を持たせるように導くのも、親としての課題の 1つかもしれない。
とは言うものの、子どもの性格にもよるけど・・と、 下の娘を見てて導き方の難しさを痛感している今日この頃 (爆!)
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