月の詩
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望みはないと 何度もくり返し思うけれど。 ふとしたことで 抱いてしまう、 小さな望みは、 抱いた分だけ、 絶望になる。
わかってても、 眼が探してしまうね。 この想いは間違っていると 分かっているのに。 ふと想う瞬間に 世界が色付くように思えて。 私はますますいない彼を 想うのです。
心のどこかで知っていた 光景だった。 既視感に似ていた。 私はまた同じように、 何もできぬまま、 時だけがうつろい行く。
結局は指先さえも 触れることのかなわなかった人と。 ほんのかすかにでも 偶然でも、 その温もりを感じた人と。 想いはどちらにかたむくのでしょう?
2002年10月19日(土) |
Time has come? |
あきらめようと 想い続けて いったいどれほどの時間を 無為にした? 想い続けるには長く。 忘れてしまうには短い。 10年が過ぎ去った。
なるべくなるべく。 視線はそらして。 でも不自然。 でも仕方ない。 仕方ない。 どんな小さな仕草にさえ、 悔恨を覚えてしまう。
正体不明の渦にのまれて。 おぼれて。 苦しくて。 でも自業自得だから誰も恨めなくて。 恨むなら自分しかなくて。 それが渦をさらに肥大化させて。 いつかこの渦が消える時は来るの??
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