2014年03月31日(月) |
笑っていいとも最終回 |
笑っていいともが最終回でした。 夜の特別編、ものすっごい豪華芸人勢ぞろいでした。しかし、どんだけすごい芸人が揃おうとも、グダる時にはグダるというのはよく分かりました(笑)。 最後のスピーチが、卒業式のような雰囲気もあっていちばん面白かったかな。香取君なんて、人生の半分以上関わってた番組なんだね。
* 外付けポータブルハードディスク届いたー! 今使ってるノートPCで使えなかったー!! マジ凹んだ。 一応、このパソコン以外だったら使えそうな感じだから、買って損したってことはないんだけどね(汗)。
RWBYのブルーレイも届いたけど、まだ見れてません。 ビニールがめちゃくちゃ開封しにくくて、開封しやすいよう口がついている日本の包装の親切さを思い知りました……。
エピソードGって、いろいろ言われがちだけどきっちり読むとほんとに面白いマンガだと思う。 でも薦めてくれた人の言が「嘆きの壁を越えたらエリシオン」なので、何か物凄いハードルがあることは分かる……。私も最初、嘆きの壁に阻まれたもんさ。Twitterで描きこみ頑張ってるのを見るたび「それ以上G同人のハードルを上げるな岡田あああ!」とか「もうちょい描きこまない方が見やすいから岡田あああ!」とか思いますもん。Gの黒さは異常。次点でLCも描きこみすぎ……。画面の見易さはセインティアが随一だと思う。 最終回のぶん投げっぷりは残念だけど、GAでのフォローもあるかもしれないのでちょっと期待。でも、そのぶん投げがあっても、面白さの方が勝ってたんだよな。アイオリアたちとティターン十二神(全員じゃないけど)が互いを認め合ったり、ティターンの民を黄金側が守ろうとする描写が事前にあったから、最後の最後にクロノスを倒すのではなく助けようとするアイオリアも、そんなアイオリアに感銘を受けて逆に助け返そうとするクロノスも、しごく説得力のある展開になってたんだよね。でも、あれでクロノスが自分のために戦っていたヒュペリオンたちをガン無視した後にあの最終回だったらないわーと思っていたと思う……。 やっぱり、積み重ねの描写って大事だなあ。
23日の日記で書いてた双子座=不吉と考える人の件、まずシオンがそれにあてはまることをうっかり失念していたわ……。今回の外伝でデフテロスが黄金間では知られた存在になったことが明らかになったのだから、そういった認識があったとして何より教皇(シオン)本人が引き継げるってことなのね。
* 増税前だなんだとやたら煽られてて怖い(´・ω・`) 。 見事に外付けHDD買ってる自分の弱さも怖い(´・ω・`) 。 普段使ってるパソコンが相当古いので(ネットには接続していない)、USB1.1対応じゃないと使えなさそうなんですよね……。ので、今買わないとバックアップもかなわなくなりそうで。
Twitterで手代木さんからお返事いただいてました。 なんかもう、今になって気づいたけど、ああいう指摘はそっとメモ用紙に社会の窓が〜と書いて渡すように、こっそり人目につかない場所でした方が良かったよね……! でもアンケートだと編集さんに読んでもらえるかどうか分からないし……と思ってたけど、ファンレターで書けば良かったんだね! すいませんすいません。尊敬語と謙譲語の件は誤変換と違って本気で手代木さんのミスだと思うのでこっそりとアンケートに書いてみたけど、むしろデジェルさんだと尊敬語と謙譲語を混同してこそデジェルさんだと思わなくもない(笑)。
* RWBY、作業しながら全話流し聞きしました。流し聞きなので内容がさっぱり分かりません……。時々画面を見ると、会話の内容は分からないまでも可愛いやりとりしてるなあと思えるんですけどね。 ブルーレイなら日本でも見れるようですが、英語字幕がないらしいから、自力で中身を知ることは確実に無理っぽい(汗)。 トレーラーだとアクションがめちゃくちゃかっこよくてバトル主体のアニメに思えるけど、実際のところは学園物らしい。そういうの、すごく好み。 やっぱ買うべきか……買うべきなのか、RWBY……。
* コミケカタログがあんまり場所をとるものだから、保管は諦めて処分を決めました。 どうしてもなところだけ切り抜いて、最終的には電子データで残そうかと。 手代木さんのサークルカットとかTONOさんのサークルカットとか、やっぱりついつい残しちゃってます。 ☆矢関係サークルのカットも残してるもののひとつですが、サークル数の変移が面白いです。ちょっとサークル数増えてきたこのあたりがハーデス十二宮の出た頃かなあ〜とか。今はエピGの名前がちらほら出てきたあたり。もうちょっとしたら、LCサークルさんも出てくることであろう……。 今は見かけないサークルもあるけれど、今もパラ銀などで見かけるサークルの方が圧倒的に多いです、このジャンル。本当に息が長い。
どこでも見つからず、なんとか注文も出来る状態だったので在庫ありなのかと注文していたコミックゼノンがちっとも届かない。多分、発売月の雑誌なので軽く取り寄せ可能と思って注文受付してたんじゃなかろうかという気配……。 なんとかかんとか店頭のゼノンが見つかったので、申し訳ないけど注文中のゼノンはキャンセルしてきました。ほんとごめんよ、JBOOK……。 ネット版で読んではいたとはいえ、ちゃんと紙面で読めたらもやむブログで改めて長め感想を書こうかと思ってましたが、気持ちの余裕が足りてないので後日回しということで……。
* 人形劇ホームズがあっさり終わってしまった……。 8月から改めて本格放送始まるらしいけど、その辺の情報を事前に分かってなかったのでものすごい置いてかれた感……! 8月って、半年近く先じゃないですかー!
* Twitterで見かけたRWBYにうっかりはまりそうな予感……。 まだトレーラーしか見てないけど、とにかくアクションとキャラのビジュアルが良い。英語が分かったらもっと楽しめるんだろうなあ……。ヒアリングが苦手だから、ものすごい簡単なやりとりしか理解出来てないんだ(汗)。
人形劇ホームズ、2話目もやっぱり面白かった。 しかし、新聞のテレビ欄でヒロインに宮沢りえ登場と書いてあったのに当のヒロインが出なかったのはどうかと思うね。明日のキャストにいるんだろうけど、先走りすぎだろ(笑)。 この人形劇ホームズ、ともかくワトソンが可愛いです。高木さんが実に良い演技してるけど、そもそも脚本段階でお人好しなキャラ作りがされるんだろうと思う。原作でもホームズよりは真人間な描写だったけど、それでもここまで癒しの存在じゃなかったと思うぞ。 今回の話は、原作だとナポレオン像にルビーを隠してたんだっけ? 元々のホームズをしっかりと覚えてないので、また読み返したいなあ。
今更ながら、グローバルフォークテイルの主題歌CDを購入しました。 OP曲はクリアしなくても聞けるけど、EDは初めて聞いた。どちらも好きな曲です。3曲目も好き。 それにしても、LC双子は本当に恋愛な歌でも両思いな歌でも片思いな歌でも失恋な歌でも友情な歌でも家族な歌でもしっくりくること。恐ろしい。 二人で生きていこう歌でも一人で頑張る歌でも君の事忘れられないよ歌でもいけるんだよ。恐ろしい。 「月曜から夜ふかし」で親族間は体臭に敏感という内容を放送していて、娘は父、母は息子、異性間の兄妹(姉弟)はそれぞれの臭いが苦手だそうですが、同性間の兄弟はどうなんだろうと考えずにいられなかったんだよ。恐ろしい。
* CMで見かけて面白そうだと思っていた人形劇ホームズ、見たらやっぱり面白かった。 山寺さんがホームズの声優さんっぽいけど、あんまり昨今の山寺さんっぽくない。こういう声のサガなら、LoSサガに限らず聞いてみたい……! いや、置鮎さんのサガは好きよ? でも、それとこれとは別問題としておいといてな。 主題歌のナノは、爆弾アニメの主題歌の時は両声類の呼び名に相応しく女性ボーカルとばかり思ってましたが、今回のホームズではきっちり男の人なんだなあと思えました。……って、ナノの性別を私はよく分かってないから、本当は女の人だったら確かに間違いなく両声類なんですね(汗)。
* 自分の古い原稿や雑誌の古い切り抜きを処分しようと思い、スキャナーでがりがりとスキャンしています。「がりがり」は擬態語ではなく擬音語で、ちょっと心配になるような音をたてながらスキャンしています。 捨てたと思っていたヴァラノワール本の原稿が見つかったのですが、ミュウとリュートの小説を読み返したらやっぱり自萌えした。なんて便利な脳みそ。
* 小夜ちゃんが無事に帰ってきました。 おなかのごく一部だけちょこちょこっと白い毛が生えている黒猫なのですが、手術のために見事に毛が剃られてしまっていて、無事にまた白い幸運の毛が生えてくれるか、ちょこっと心配。
今日は雑誌のアンケートを書いているのでデフテロスについてあれこれ書くのはお休み。 さすがに車田水滸伝はもうちょっと原作知らなくてもなんとかならんかと書いておいた。セインティアも星矢の前提がないと分かりにくいかもしれないけど、車田水滸伝は星矢を読んでる自分でも大丈夫かという勢いで説明なくキャラが登場するからな……(汗)。
* 今日は猫の小夜ちゃんが入院しているので、そこはかとなく寂しい。 電話がないってことは、特に問題は起きてないのだと思うからそこは安心しているのだけど。早く明日になれー!
2014年03月23日(日) |
デフテロスの凶星扱いのこと・2 |
昨日の日記でカノンの秘匿理由について不吉云々関係ないっしょと言ってますが、手代木さんが不吉云々の解釈をカノンの秘匿に与えて、そこからデフテロスの設定を作った可能性を否定するつもりはなくて。 ただ、その場合でも、カノン自体にケチがつけられたのであって、「双子座だから」「双子座に双子が選ばれたから」というのは理由にならないと思うんだよなあ……。というのも、その時々で不吉扱いされるならともかく、「双子座=不吉」とする認識が聖域内にあるならば双子座の聖闘士に対して一度は「兄弟いる?」と聞いちゃいそうじゃないですか。でもって実際にいようがいまいが「いないよ〜」と言わなきゃいけないじゃないですか。それはなんか非常に間の抜けた会話な気がしてしょうがないのです……。隠れる以前に隠れてない、っていう。 その認識がごくごく一部にのみ密かに伝わっているとして、LCを軸に考えると「ではどこに伝わっていた?」ということになるんですよね。最終的に聖域に残ったのはシオンとテネオだけという描写だったので。じわじわとテネオのように戻ってきた候補生なりなんなりがいたにしても、その中に双子座=不吉と考える人がいたというのは条件がニッチすぎる。スターヒルの文献に残っていた……という理由ならまだ有りかもしれませんが、それだとデフテロスが教皇にも隠されていたこと(ただしデフテロス認識)と矛盾してしまう。そもそも神託を与えたデルフォイの巫女たちはアスプロスのせいで全滅。 そんなわけで、デフテロスとカノンの秘匿の理由は別とするか、同じ理由であっても不吉のレッテルは個々にはられたと考える次第です。
ちなみに、原作だけを見れば、聖域内に双子座=不吉認識の解釈はそれはそれでありだと思います。私個人の解釈は異なるというだけで。 不吉認識が広く知られている場合、間抜けた会話が交わされる可能性はあるけれど、狭く知られているかもしれない。LCと違って、前聖戦がどういう結末だったか事細かには語られてないから、伝える人たちがいるかもしれないということで……。
* デフテロス&アスプロス少年期 「人前に姿を見せるなとあれほど言っておいたろう」(153話54P) 「凶星の子は聖域から出してはならん。必ず隠し通さねばならんぞ」(デフテロス編1話) 共にアスプロスを指導する教官の台詞。デフテロスのことをいないものとして扱いたいけど、聖域の外に出してもいけないという面倒な状況が窺い知れます。 この「隠し通す」というのが、どこから何からというのがはっきりしない(汗)。153話でもデフテロス外伝1話でも教官と数人の候補生(または雑兵)がデフテロスを知っていることは描かれているのですが、彼らがなぜ知っていたかについてはよく分からない。つまり、この件についての最高責任者でてこーい……! かつて叫んだ「最初に凶星の卜を出した責任者、出てこーい!」についてはデルフォイの巫女だったという結論が出ましたが、以降のデフテロスの差別待遇についてはどこがしめてたのやら。 デフテロス認識で(略)なのでセージ様はデフテロスのことを知らなかったとするなら、黄金候補生のアスプロスをその候補から外させないために、任命権のある人達には知られないよう努められていたとも考えられる。実際には青年期にはデフテロスの存在は教皇にも知られ、その事実自体はアスプロスを黄金の座から追い落とすこともなければ教皇候補から外すこともなかったけれど、教官達がどう思っていたかは分からない。 デフテロスにマスクをつけさせることを鉄仮面的な意味合いで見るならば、顔を見れば悟られる貴人との関係を伏せるため、という理由が考えられるけれど、黄金候補生ってそんなにすごい存在なんだろうか……。いや、すごい人達だとは思うけれど、でもなあ……。 聖域の外に出してはいけないというのも、「凶星だから」というそのものの理由なのか、「凶星が聖域にいるという事実を隠すため」「アスプロスに凶星の弟がいることを隠すため」といった凶星という事実に付随してくる理由なのか分からない。
そもそも、「凶星とはなんぞや」という部分からよく分かってないんだよな……。「災いの星の下に生まれた」「邪悪さは隠せん」と言われているので、「凶星=邪悪」と教官に思われていたのだろうけど、実際のところデフテロスについては善性の方が強く描写されているから、どこが邪悪だと突っ込みたくなっちゃう(汗)。肌色だけで決め付けたのかよ、と。まあ、ペルセウスの盾を噛み砕いて使えなくさせたり、兄のためにデジェルを殺そうとしたヤンデレっぷりは邪悪といわれりゃ邪悪な気はしますが。 ユズリハ外伝では「凶星の兆し」が「魔星が降り立つ」という結果を表していたので、巫女たちの予言としては「双子のうち片方は魔星となる」というピンポイントな部分を指していた可能性もあるのかしら。108の魔星ではないけど、冥闘士になったのは事実だしな、兄さん。単に良からぬ存在いう意味としても、教皇を殺そうとしているんだから十分邪悪ですし……。 良くない結果を招くという意味での「凶星」であれば、そりゃデフテロスがいたせいでアスプロスはおかしくなったのだから、しっかり凶星してるけどさ……。でもデフテロスがいなかったら、あそこまで必死に聖闘士になろうともしてなかったとも思うんだよな……。 「双子のうち一人は凶星の下に生まれる」という神託と「最強の聖闘士となれる星座の下に生まれた」という神託が対の物で与えられたなら、一方が凶星だったら必ずもう一方が双子座になるという意味で取れる。もし、アスプロスが本当は凶星だったというのが事実ならば、デフテロスが本当は最強の双子座だったということになる。でも、実際にはどっちもアスプロスが担ってる感じ。「双子は最強の聖闘士になる」とまとめて予言され、「でも一方は凶星」という予言であれば、双子はどちらも双子座の聖闘士になっているので、アスプロスが凶星という事実があったとしても矛盾はしないのだけれども。 具体的な神託がどんなだったか見たいなあ……。サーシャの時のように、地図だけ渡されてるようなあんまりな内容でもないんだろうし。
結局、話を楽しむためには、「理不尽な理由で差別されていた弟を必死に守っていた兄がいた。だがその兄は変容してしまった」という部分だけ分かっていれば十分なので、外伝になっても子細語られるとは思えないし、そこまで必要な情報かと言われればちっともそんなことないしで、気にするだけ無駄だって分かっちゃいるんだけどさー! でも、なんで凶星とされた方をとっとと殺しちゃうわけにはいかなかったのかとか、追放で済まして聖域と無縁の存在とすることで認められなかったのかとか、そうまで隠したいなら監禁じゃ駄目だったのかとか、あれこれ疑問があるから考えちゃうんだよ……! 聖域内部でも知ってる人が少ないデフテロスを、存在が分かっちゃってる牢に入れたらその時点で存在バレバレだから、テンマが入ってた牢が不可ってのは分かる。本当に教皇にも隠されてたなら、絶対あかん場所です、あそこ。でも、聖域を出てはいけないというゆる〜い軟禁状態で見つからないくらいには、隠れきることが出来るなら、人目につかない場所で監禁できる場所があったんじゃないかと考えちゃう(汗)。 隠したいだけなら、それこそ影道総帥のようにデフテロスだけ他所にやるとか、双子が生まれる前でも生まれてからでも母親ごと聖域を放逐するとかでもいい気がするし、その方がデフテロスにとってはかえって楽だったんじゃないかと思うけれど、あくまで聖域内に押し込めていたのは凶星を監視する必要があったということ? あるいは、殺すわけにはいかなかったのかというのも、正直疑問なわけですよ……。本編描写によると、アスプロスが黄金候補生の自分を盾にして、デフテロスが死ぬなら自分も死ぬばりの脅しをかけてくるんで手を出しにくくなってますが、そこまでデフテロスの存在が許されないならもっと前段階で殺しておく方法はあったんじゃないかなあ、と。病の身を放っておかれるような消極的な死は避けられていないし、外伝で描かれている青年期を参考とすると、それなりの罪を犯せば処刑はOKの様子だから、死んでは駄目・殺しては駄目というわけでもないっぽい。 さすがに悪いお告げだけで命をとるわけにいかないということだったのかしら……。
ここにきて「話の都合」という現実が重くのしかかってくるわけですが、そうは言ってもやっぱり気になる。 だって、どの範囲で知られてて、どの範囲まで行動が許されていてってのは、デフテロスの衣食住に大きく関わってくるんだもんよ……。 アスプロスが双子座の聖闘士になった後なら、「住」については双児宮だと作中で明言されてるけど、修業時代はどうしてたんだろう。屋根のある場所にいることは許されてたのか、野宿だったのか。あとご飯と服。デフの分の配給はあったのか、アスプが自分の分を分けていたのか。 そういう、「まあ要らんだろ」と思われそうなことがすごく大事だったりするんだよう。アスプロスが食堂で「ちょっと多めにお願いします」とか言っては、余らせてデフのところに運んでいるのと、みんなの食事中に人目のつかないところでご飯を与えられているのとじゃ、全然違う。全っ然違う。私にとっては大事すぎることなので二回言います。全然違う。(三度目)
2014年03月22日(土) |
デフテロスの凶星扱いのこと・1 |
デフテロスが凶星扱いされていた件や、その存在について、もろもろ考え中。 まず前提として、デフテロスが凶星として影に追い込まれているのは、「双子だから」ではなく「デフテロスだから」としておきます。というのも、あの凶星扱いを「双子だから」と考えて、「じゃあなぜセージ様は問題扱いになっていないのか?」と考える人もいるみたいで。そこは、「セージ様が問題とされていないのだから双子で生まれること自体が問題とされるわけではない」と考えた方がいいんじゃないかと。 もともと双子について畜生腹としたり良からぬものと考える風習もあるところへ、理由が分からないまでも原作でカノンもいない者扱いされていたからよけいに混乱しがちですが、デフテロスの凶星扱いはデフテロス単独の問題で考えた方がいいと思うんです。双子だから、双子座だからはとりあえずくしゃぽい。あくまでアスプロスとデフテロスの二人に限定しての神託だったということで。 というか、自分はカノンのいない者扱い問題について、めっちゃ秘匿の影武者程度の存在で、不吉だなんだというおまけ要素はないと思っているので。だから、サガに何かあれば(=命を落とすなど)カノンが双子座を引き継ぐことになるし、サガが教皇になってもやはり空きが出来る分カノンがそこにおさまることが出来るんじゃないかと。
* デフテロス&アスプロス生前 「双子のうち一人は凶星の下に生まれるだろう」(デフテロス編1話) 「生まれた」ではなく「生まれる」であり、「だろう」と推量で語られているように、この神託はアスプロスとデフテロスが生を受ける前に受けられたもの。これを踏まえると、二人の母は何かしら聖域に関わる人間だった様子。シジフォス外伝においてシジフォスが一般兵の居住区で育っていたことから、デフテロス・アスプロス両者の親も、少なくとも一方は一般兵以上の立場であった可能性がある。もちろん、ロドリオ村や薬師の村など周辺地域や、ジャミールのような関係地域出身の可能性もあるけども。 ひとまず、この時点でデフテロスについて確実に知っていたと言えるのは、二人の母(父については定かではない)と、その周囲の人間。
黄金聖闘士という特別な立場とはいえイリアスとアルケスに個人的な交流があったことがシジフォス外伝で表現されてる限り、アスプロスとデフテロスについての神託が聖域上部に知られぬよう下されたことも、不可能とは言えない。 ただし、教皇に知られていないと思っていたのはあくまでデフテロス個人の認識なので、双子の生前からセージ様がその存在を知っていたことも否定できない。
2014年03月21日(金) |
デフテロスとアスミタ |
昨日の感想に書いていた美衣さんとソニアさんの必殺技について。 「ヘブンズメイルストローム」と「アンタレスメイルシュトローム」の「メイルストローム(メイルシュトローム)」は、「渦潮」という意味のようで。厳密には特定の場所の渦潮を指す言葉のようですが、広義で「渦潮」になるみたい。 技の効果は全然違うし、属性も星座にあわせていかにも水な美衣さんと、蠍座の心臓が燃えてる火のソニアさんとじゃ違うけど、部分的にとはいえ同じ単語が入る技名なので、今後も美衣さんを見るたびにソニアさんを思い出しちゃいそうです。つらい……。
ぽっかり気分がやるせないんで、LCの双子について無駄に妄想するのを再開しますかね。 久しぶりに12巻を読み返したのですが、喧嘩鬼モードのデフテロスの言動のひどさが、先月読んだばっかりの本物の喧嘩鬼先生と比べてあんまりすぎてもう……。喧嘩鬼好きな人は、この辺のエピソードは怒って良かったんじゃないかと思うほどです(笑)。 私は男坂より先にLCを読んでいて、かつ97〜99話のデフテロスより先に100話のデフテロスを見ていたので、男坂を読んで「ほんとに喧嘩鬼が元ネタだったんだ〜」と思うに留まってたのですが。バックナンバーで97〜99話を読んだ時の「喧嘩鬼先生と比べて怖え」って感想は一生忘れんよ。ことあるごとに言ってるよ。 そう言えばあの頃は、ある意味LCは車田版ジャイアントロボ(今川版)でいいんじゃないかと思ってたんだよな。スターシステムでもろもろ車田ネタ盛り込んでるんじゃね?と。まさか、その後5年の年月を経て、リアルに車田版GRな車田水滸伝が始まろうとは……。まあ、車田水滸伝はスターシステムとも違うっぽいけどね。総帥と喧嘩鬼は出れるかな、ドキドキ。神様側で主人公サイドの敵となって登場したらやだなあ。特に総帥は、原作の最後でも日本Jr.がそろって竜ちゃん側のセコンドに入っている時にも剣崎側のセコンドに入ってたような子なので、神様側についてた剣崎が本当に剣崎だったら、剣崎の味方につくかもしれない……。
車田水滸伝はさておいて、デフテロスの話に戻りやす。 100話の喧嘩鬼デフテロスは、アスミタ評で「人のために力を奮う彼(テンマ)がうらやましい」と言われてるので、ここで既に本当は他人のために行動したがる性格だと描かれてるんだよね。 ああもう、本当にこういうキャラ好きだ。すごい好きだ。なのになんで私アスプロスの方が好きなんだろう……。わけが分からないよ。順と殉なら殉の方が好きだとこないだ実感したし、鸞丸と蘭丸なら鸞丸の方が間違いなく好きなのに、なんでLCだと明らかに良い子とは言いがたいアスプロスが好きなんだよー! ひょっとしたら、自分の好きなデフテロスが思いっきりアスプロスのことが好きだから、それにつられてアスプロスが好きだと錯覚してるんだろうか。でも、殉はしっかり順のこと好きだけど、やっぱり私が好きなのは殉の方だなあ。そこは変わらんなあ。
ちっともデフテロスの話に戻ってなかったorz。 デフテロスの存在がどれくらいの人間に知られていたんだろう(特に黄金の中で)というのは、双子好きでなくてもLC好きなら気になるところだったんじゃないかと思います。 LC本編では定かには描かれていなかったこの件について、外伝では答えを出してくれました。と言っても、明確な答えとまではいかない感じなんですけどね。 本編を読む限り、アスプロスの生前にデフテロスを知る人間として考えられたのは、第一にアスプロス。デフテロスを鞭打っていた指導官とその周囲の人間。「会うのは初めて」という言葉から面識がないことは定かながらも教皇セージ。「ここへ来て確信した」という言葉から面識もあったと察せられたアスミタ。あと、一応杳馬。 そして、外伝で明らかになったのが、教皇暗殺未遂の半年前より、デジェルが教皇からその存在を聞かされていたということ。また、「正式に管理下におく」というデジェルの言葉より、聖域全体ではないにしても多くの黄金がデフテロスの存在を知っただろうことが想像されるようになりました。 この「デフテロスを正式に管理下におく」という言葉がその通り実行されたのなら、教皇暗殺未遂事件で既にアスミタとデフテロスが知り合いだったのは、デフテロスの存在がある程度公になったためだった可能性がある。アスミタだけが事前にデフテロスと知り合っていたわけじゃなく、童虎がデフテロスを知っていたのと同等以上の意味があるわけでもなく……。むしろ、デジェルの方が知り合い度レベルとしては深いくらいで。 といっても、現時点ではまだアスミタが事前に何らかの形でデフテロスと知り合ってた可能性は皆無じゃないさ……! 知り合ったのがデフ外伝以降だとしても、あと二年半でも友好深めるには十分さね。微妙にアスミタの一方通行な友好っぽく見えるけど十分、十分。でも、アスミタとデフテロスの距離がそう近いわけでもなかったんだという155話での印象は、半年前に知り合ってその後交流を深めたパターンの方がしっくりくる気がします。 うん、これはもう、デフテロス外伝でのアスミタ登場は期待しないほうが良いな。……というか、デフテロスとデジェルの雰囲気が良すぎて、デフとアスプロスの他はデフとデジェルだけきっちり描いてくれればいっそ外伝の軸がぶれないと思えたくらいなので……。やっぱ、自分にとっていちばん大切なのはデフテロスとアスプロスの描写なんだなあ……。他はわりと二の次なんだな(汗)。
2014年03月20日(木) |
セインティア翔8話感想+車田水滸伝1話感想 |
感動の翔子ちゃん初装着ですよ……! セインティア翔Stage08「再会」感想。
美衣さんの技がソニアさんの技を思い出させて涙……。 ソニアさんの技は「アンタレスメイルシュトローム」だったけど、シュトロームとストロームは同語源なのかな。 エンジェルスプラッシュもヘブンズメイルストロームも蹴り系の技のようで、さすがに美脚が悪を討つとくりかえし言われるだけのことはありますね、美衣さん。エンジェルスプラッシュは普通の蹴りで、水しぶき関係はエフェクトだけなのかな? ヘブンズメイルストロームは泡で覆ってから蹴りの勢いで水柱でフッ飛ばす感じの技? 後者は思いっきり水属性技だなあ。やはりΩの隕石落下(正確にはアプス落下?)以前から絶対星矢世界って属性の概念あるって……。水鏡先生の氷槍百蓮華も、氷そのもので攻撃する技のようだし。
アテの服装に鎧っぽい部分がありながらも、従来の星矢世界の鎧のようにオブジェになりそうな雰囲気はなかったので、セインティアは聖闘少女たちは聖衣がオブジェになるけどエリス側はオブジェ無しになるのかなあと先月までは思ってました。最近はLC外伝も牡牛・射手と分解装着図不要話が続いていたし、それはそれでもはやスタンダードなのかもと思っていたところへ、今月のエモニちゃんの邪霊衣の登場キター。絶対とは言えないけど、いかにもオブジェとして組んだら花の形になりそうな。分解装着図にも期待していいのかな〜。 エモニちゃんが戦闘モードになったら、ミックまで邪悪顔になったのは笑いました(笑)。あれはいったいどういう存在なんだ。「ナイトメアスキーム」の時はエフェクトとして巨大ミックを背負っちゃってるけど、子馬やいるかと違って、なんか背負うのを許されないものを背負ってるように見えるのは気のせいか。気のせいなのか。だって笑えちゃうじゃん、邪悪に目が光るテディベア……! エモニちゃんはここで完全敗北&退場なのかも気になりまする。
邪武と斗樹戦は、なんのかのと正規に聖衣を勝ち得ていた邪武の優勢だったようで。 斗樹は、セインティアの中では初の人死に……だよな……。流星学園での出来事は犠牲者は出なかったし、これまで響子さんや美衣さんが倒していたのは邪精霊の、しかも分身だった。響子さんは連れ去られはしたけどまだ取り戻せる可能性があった。でも、斗樹は本当にもうあかんのだな……。城戸家を呪う気持ちはやっぱり彼の中にあったものだろうけど、それ以上に聖闘士になり、生きて日本に帰ることが第一に心にあったろう彼の最期を見たら、二話分しか出てないキャラなのになんとも悲しくなってしまった。死んだ身が利用されたのではなく、種を植え付けられることで生きてる死体状態で良いように使われちゃうってことなのかな、邪霊士。解放されるのは、こうやって花となって消える時しかないんだろうか。 しかし、こうして見ると、邪武は青銅十人の中ではいちばん沙織=アテナという事実に近いところにいたキャラってことになるんですね。エリスの攻撃であっさりやられちゃってたけど、エリスが「アテナ」と呼びかけていたのはちゃんと聞こえてたかな? まあ、沙織さんがアテナであるかないかに関わらず、邪武にとって沙織さんは女神なんですけどね(笑)。
エリス復活登場はあまりの早さにおったまげました。プレではサガの乱終結後にやっと本格戦闘やりますよって感じだったし、そもそもまだ聖闘少女が響子さんと美衣さんと翔子ちゃん(ただし候補生)しか出てないってのに、もう目覚めちゃって大丈夫なのか、エリス……というかセインティア翔! まさか打ち切りとか言わんだろうな! ハラハラしながら読み進めていると、黄金の林檎で生命吸いとろう発言まで出てきて、「まさかの映画版展開か……!」と大混乱。 いや、映画版の話が悪いわけじゃない。劇場版星矢の中ではいちばん好きな話です。でも、沙織さんがとっ捕まって、弱りまくっていくところをただ助けに行く話になったら、セインティアがセインティアである意味がすごく弱くなっちゃいそうじゃないですか。聖闘少女が少女として沙織さんと接している話がすごくいいんですよ、セインティアは。沙織さん不在で聖闘少女たちが出揃ってみんなで助けに行こうって話なら、野郎どもでいいじゃないですか。 何より、沙織さんが連れ去られちゃったら銀河戦争前に片がついてないといけないから、久織さんの絵のサガが見られる可能性が0のままセインティアが終わっちまう……! うわーんと思いながらめくった30ページ目。降ってくる流星にドキドキしながらさらにめくって32ページ目。 翔子ちゃんキター! ついこないだ岩から抜け出たとこなのに、いつの間に聖衣を授かっ……てはとっくにいるようなものだけど、聖衣をまとう聖闘士として許されたのだ翔子ちゃん。美衣さん同様「もう修業を終えたとでも!?」と驚いていたら、特に前回の描写と今回の描写で時間がずれていたわけでもなかったようで、翔子ちゃんはいまだ修業中の身とのこと。だらだら修業編をするわけじゃなく、さくっと本番戦闘(しかもボス戦)を持ってくるあたり、テンポが良いなあ、セインティア。 幸いなことに、エリスの器は元聖闘士で、その身内が元器候補。エリスの攻撃の手が緩むのも、未熟ながら翔子ちゃんが聖衣をまとえるのも、そのために響子さんが助力を与えられるのも、両者の繋がりと過去があってこそ。でも、響子さんが聖闘士となり、翔子ちゃんが器の運命を回避したのは、二人揃って……特に響子さんが……結果を変えようと努力したからなんだよね。けして流されないよう、希望の未来をつかむために。 そのきっかけになった王子の存在感たるや。セインティアって、その場に登場してないキャラまで格を上げてくるからすごいわ。
今はまだ自力で聖衣をまとうことはできない翔子ちゃんは、仮免状態ってところでしょうか。 エリスにとり憑かれながらも、響子さんが自分を取り戻して翔子ちゃんの拳に力を与える場面にはじわっときました。アテナを守るためにエリスを倒したら、下手すると響子さんまで死んじゃうかもしれないってのに、聖闘士としても姉としても健気過ぎるよ響子さん。 さすがにここで決着がついちゃうわけもないので、半覚醒エリスは一時撤退、翔子ちゃんは修業のし直しってことになるのかな……。修業場面が全くないのも寂しいので、仮免からきちんとした免許になるところも見たいぞ。響子さんの手助けが無くても一人で流星拳うてるようになってやっと本物の聖闘士ですぞ?
今回、翔子ちゃんがスパッツ姿で現れたので、聖衣をつけたら腰パーツの下はスカートなしのスパッツ状態になるのかと思ったのですが、スカートの下にスパッツというプリキュア的なスタイルでした。 ポニテのままの聖衣姿も一度くらい見てみたいけど、必ず髪おろすことになりそうかな……残念なり。
とりあえずマユラ様は、もう城戸沙織=アテナは完全に認めてるってことでいいんですよね。アテナの元へ行けという名目で戸隠から城戸邸まで飛ばすってことは。……考えてみたら、それで無事な翔子ちゃんも大概丈夫だな……。 ミライやシナトではなく翔子ちゃんを飛ばすってことは、一応聖衣を持ってる分だけ翔子ちゃんのほうが戦力になるという判断なのかしら。それとも、あくまで戸隠組は城戸沙織のためには動けませんというポーズ? 妙に動くとダイダロス先生のような目に遭いかねないからなあ……。一応、戸隠は聖域サイドというポジションなのだし。
今回で内容的には2巻目終了っぽいですね。3巻には新聖闘少女も登場するだろうか。2巻表紙が美衣さんか沙織さんか、複数キャラかも気になる。ミライたちが表紙にこれる日が来るかどうかも気になる……。
* REDの表紙かっこいい車田水滸伝Episode01「迫りくる過去の亡霊」感想。
プレ連載が0話だった。 ……いや、セインティア翔のプレ連載は、0話目というより雰囲気見せって感じの、イメージ映像です☆みたいな感じのものだったから、車田水滸伝のプレもそんなようなものかと思ってたんですよ。 本格連載が始まったらもろもろ話が分かるようになるかと思ってたんですよ。 でも0話でした。思いっきり前提でした、あの回が。読んでないと今回からじゃさっぱりだよ。いや、読んでるけどさ。読んでたけどさ。
とりあえず、原作のもろもろのエピソードが、まず「神話からずれたもの」ということなんですね。 ある意味ものすっごい冒険してる物語だなあ……。原作という前提をまず間違ったものとして扱おうとしているわけで。といっても、そうやって「間違っている」とねじ伏せてくる力に対し歯向かおうとする物語のようだから、原作否定にはなってないんですけどね。 逆に冒険が足りなく思える箇所は、今回の氷河VSアイザックのように既定の対決しか見られないのか……という部分。スコルピオンVSミロとかリンリンVS順、ランランVS殉のようなクロスオーバーじゃないと見れないような対決に期待してたんだけどな(´・ω・`) 。 プレでも竜児VS剣崎のような見たことある組み合わせでの戦いだったし。あの剣崎も、運命を歪められたから竜児を消しにきたってことなんだろうけど、そもそもあれはリンかけの剣崎なんだろうか、本当に。竜児や小次郎や星矢は、各世界の記憶・認識を持ったまま今の世界にやってきた当人っぽい雰囲気だけど、剣崎とか今回のアイザックとかどうなんだろう。蘇ったとか言ってるけど本人ではない可能性もあったり? 聖衣はない世界だけど、鱗衣はあるってのも、大概神さまこずるくないですかって感じですし。剣崎やアイザックが本人でも、神さまの駒扱いで洗脳に近い状態になってたりするのかなあ。
リンかけについては麟童がいるので2があること前提で話が進んでるけど、星矢は冥界から帰ったあとも特に気絶しっぱなしじゃない、NDには繋がらない無印舞台から続いてるっぽい車田水滸伝。いや、ひょっとしたら、NDクリア後の未来かもしれないのか。 車田ヒーロー総結集ということで、もっといろんな作品のキャラが出ることに期待してたけど、リンかけ・風小次・星矢ばりに大仰なことになってない話は不参加決定なのかなあ。……ボクシング漫画のリンかけが大仰なことになってるのがそもそもおかしいといえばおかしいんですが。
現状の車田水滸伝は、がゆんの絵きれいだなあと雰囲気は相変わらず良いなあという部分が強くて、大変に内容がないような作りだなとは正直思う……。 物語部分が弱いから、ある意味いちばん同人っぽく見えちゃうのが残念だなあ。世界観も原作あってのもので、スターシステムとはまた違うし。いや、プレの段階ではそこが高評価ではあったのだけど、本格連載が始まったところであまりにも車田水滸伝ならではの部分が見えてこないんで……。 でもがゆんの絵は本当にきれいだな。それは本当に昔っから見事なもんだよなあ。
* エピソードGAの連載開始号のいちごの広告見て、とりあえず1話目だしカラーだし一度は買おうかと思うけれども、やっぱりいちごのハードル高い。REDの方がまだ低い(汗)。
今日はREDの発売日ですが、例によって読めてないので感想は早くても明日以降。 しかし、そろそろバレ回避したくなってきたので、ポイントの高い低い関係なしに発売日に買うようにしようかなあ、もう……。
2014年03月18日(火) |
ヴァンガード新シリーズ |
ヴァンガード新シリーズ2話目を見ました。 櫂くんがいちいち「メイトメイト」と連呼してるのが妙に恥ずかしい。「仲間」じゃいかんのか。横文字じゃないといかんのか。 アジアサーキットでは、特定のカード(クラン?)についてその記憶と存在がアイチ以外の中から消えてるという設定だったので、微妙な焼き直し感はあるけれど、今度はより身近でかつ大きい仲間そのものというのが面白い。主人公を強制離脱させていることで、他のメインキャラに無理なく焦点あてることも出来るだろうし。 これまでのシリーズが、冒頭は現実的な大会から始まって、途中から大事な物語にシフトしていたことを思うと、今回は最初からフルスロットルでいくのかな。
カノン島でのデフテロスの元ネタが喧嘩鬼なのは明らかなことですが、リンかけを読んでからは総帥のことも思い出すようになっちまいました。 いや、これはもう本当に私が勝手に思い出してるだけなんですが。 まあ、日向に行きたいなあなどとはちっとも思わないのがデフなんですけどね。その点は全然総帥と似てないですけどね。仲間に恵まれてるか恵まれてないかも大違いですけどね。 環境が環境なのに優しい性格に育ったなあ……という点で思い出しちゃうのですが、考えてみたら総帥は捨てられたから優しい子に育ったんだわ。剣崎の家で育ってたら多分あんなに良い子になってないわ。
* ヴァンガードの新シリーズ1話目をやっと見れました。 新シリーズになって連ドラ録画が無効になっちゃってたのに、新シリーズに変わってるのに気づけなくて、録画できてなかったんだ……。再放送バンザイ。 特定の人物についての記憶が消えてしまい、その存在もなかったことになってしまう……という展開は結構好みなので、櫂くん主役の新シリーズも先が楽しみです。 三和くんとミサキさんの絡みも好きなので、OPやEDで何かと並んでるのも地味に嬉しい。
2014年03月16日(日) |
リングにかけろ感想+『宇宙からの客』 |
車田水滸伝連載開始前に一度きちんと読んでおかなければと思っていた「リングにかけろ」。ようやく最後まで読みきることが出来ました。 面白かったー! ひとつひとつの試合(戦闘)がさくさく進むんで、テンポよく読めました。ジュニア戦、日米対決、影道、世界戦、十二神、阿修羅など全部入って25巻。今のジャンプならこの3倍は巻数ありそう……。 影道編とカイザーナックルで微妙におかしい方向に進んだし、阿修羅編はリングすら離れてよりいっそうおかしな方向に進んでましたが、最後の最後にはスーパーブローを横に置けばオーソドックスな試合形式に戻ってくれたのが良かったです。おもいきり風呂敷を広げまくって、超アイテムの出まくるバトル物にシフトする可能性だってあったわけでさ。風小次がわりとそんな感じだったし。いくら忍者が活躍する話でも、あんな風に聖剣戦争するなんて思ってなかったんだもんよ……。 冒頭の普通にボクシング漫画してた頃も、70年代っぽさが良い味出してて面白かったんだよね。確かに、車田作品ならではとなると、とんでもボクシングになってからが真骨頂だと思いますが。テニプリが最初はそれほどテニヌじゃなかったようなもんかね。
キャラクターもそれぞれ魅力的。 竜児は、ともかく優しい性格が良い。最初の頃は気弱な部分が強調されてるけれど、前向きにボクシングに取り組むようになってからは、まわりが強烈すぎるだけに彼の真人間っぷりに癒されます(笑)。 菊ねえちゃんは、破格の才女な上に美人という持ち上げ設定だけど、じゃじゃ馬っぷりも破格なので、上手いことバランス取れてる感じ。時代が時代だからか、本人が女子ボクシング選手を目指すのではなくあくまで裏方になるしかないというのも、菊ねえちゃんの健気さと切なさを演出してます。まあ、現代が舞台でも菊ねえちゃんは竜児を育てる方に注力しそうではありますが。 ライバルの剣崎はくっそ性格悪くてな(笑)。お約束のようにいけすかない金持ちぼんぼんとして登場するのだけど、これまたお約束として努力の人でもあり真摯にボクシングに取り組む姿も見られるため、憎めない良キャラになっているという。剣突していた菊ねえちゃんと惹かれあうようになるのも、剣崎の魅力をより高めてると思う。 石松は、最初の頃はスケベ系のお調子者キャラな感じだったから、2での菊ねえちゃんへの一途っぷりと比較して男前度足りないと思えたのですが、話が進むほど男前キャラに近付いてったのが面白かったです。最初は菊ねえちゃんへの想いはミーハーな気持ちが強かったけど、どんどん本気惚れしていったのかなあ。 志那虎は、2を先に読んでいた身からするとイヨリンのお父さんだーという気持ちが強く(笑)。無印より先にΩを見た人だと、紫龍にこんな気持ちを持ったのかなあ。剣崎や河井さんに比べると、最初からそんなに悪印象を持たずにすむだけでも良いキャラだと思います(笑)。 河井さんは、最初の犬殺しがひどいので「許さんぞてめー」な気持ちになっちまう。お姉さんとあわせてひでえ性格なので、響くんがどうしてあんなに良い子なのか疑問に思っちまったほど。でも、彼も話が進むと、打たれ弱さやらそこからの脱却やらで、良いキャラに見えてくるんですよね。竜児たちとチームを組むようになってからは人柄もどんどん良くなっていったし。
日本Jr.以外も素敵キャラ多いです。 特に好きなのは、影道の総帥! 剣崎の弟だけど遥かに真人間だという話は聞いていたけど、実際に読んでみたら本当に真人間だった。服装以外はまともすぎた。 ビジュアルだけなら袖なし服+破れ半ズボン、長髪に傷だらけというワイルド系なのに、一人称は「わたし」で二人称は「きみ」で、竜児のことを「高嶺くん」と名字に君付けで呼ぶのがすごく可愛い。 日のあたる場所には出たいという願いはあっても、基本は戦いを好まないという性格もすごく好きだ。お兄ちゃんがアレなだけに比較すると本当に真っ当。 総帥は、剣崎を追い出されはしたけど、影道の仲間に恵まれたからかえって幸せな生き方もできたんだろうな。だって、剣崎は、金持ちでも孤独を抱えてるじゃないか……。後々(リンかけ2)のことを思うと、本当に愛する人と結ばれることすら反対してくるようなお家柄じゃないか。 しかし、この真人間な殉も、リンリンとランランの年齢を考えると、剣崎と同年で子供こさえたってことなんだよな……。若いパパだね……。
* 『宇宙からの客』、読みました。 手代木さんの「包み」は雑誌で読んでいたけれど、新たにコメント欄もあったので、単行本も買って良かった度上昇。手代木版「包み」について画家の幸福に重きが置かれているような印象を覚えたのは、あながち的外れでもないのかなと思いました。 他の作品も、さすがに原作が星新一なだけにどれも面白い。「調査」はいやんな感じだよなあ……。地球側が相手がどうなってもいいやと思ってる時、向こうもどうなってもいいやと思ってるんだもの。どっちもどっちというか……。
2014年03月15日(土) |
アスプロス怒りっぽい |
LoS前売り券と特典を受け取りました〜。 イベント抽選申込みと壁紙DLも無事終了。特典は二種類もらってるけど、前売りは1枚しか買ってないから、当然シリアルは1個分受け取ってるだけ。 果たして運は私に味方してくれるでしょうか。ていうか、してくれ。
* 日記とかブログとかTwitterとか、もろもろ世間に発信しているようでいて基本的に自分向けに書いているので、常に文章のまとまりがありません。 萌え話してる時も同様なので、やっぱりまとまりなかったり話してる内容に首尾一貫なかったり。そんな風でもおしゃべりに付き合ってもらえるのってありがたいわ、しみじみ。 デフテロスは共依存してるDV被害者っぽい子だよね、という暴言に同意してもらえるとは(笑)。いや、なんか、「本当は優しい人だから」とか「あの人、私がいないと駄目なの」とか、そんな風に思ってずるずる引きずられてるイメージがどうにも付きまといまして。
デフテロスが良い子なのは、アスプロスが守ってくれてたからだよね……という話にもなりましたが、よくよく考えるとそこがデフテロスの駄目なところでもあるんだよな……。人を傷つけられない性格がというより、その形成過程がいけない。 アスプロスが生きてた頃のデフテロスは、再三書いてるように攻撃性が乏しい。デジェルを殺そうとしたように、全く人を攻撃しないわけではないけれど、怒りの感情に基づくものではなかった。デフテロスが怒っていたのって、もろもろの回想シーンでは指導官に鞭打たれていた時くらい。それさえ、物言いたげな目を向けるだけで、行動でどうこうすることはなかった。巫女を殺したかもしれないアスプロスについても、「怒る」というより「咎める」という様子で。 対して、少年時代のアスプロスは、どの場面でも基本的に怒っているんだよね……。最初に描かれていた153話の回想ではデフテロスを攻撃する指導官に怒ってるし、シジフォス外伝での17年前はシジフォスの行動に怒っているし、16年前はシジフォスに陰口を叩く人たちや、神託そのものとそれを信じる人に怒っている。杳馬に会った時にも、結局怒ってる。そして、その怒りは秘められないで口から出る。さすがに手を出してはなかったけれど。 デフテロスが怒らない分までアスプロスが怒ってるんだよな、この二人。怒るのってそれなりにエネルギーがいるけど、それを全部アスプが担っちゃってる。 じゃあ、デフはアスプに比べて負担がなかったのかと言ったらもちろんそんなわけもなく、いないもの扱いも直接的な虐待も耐えるのは相当応えることだと思う。 「宿命を受け入れる強さ」を持っていたのがデフテロスで、「宿命に反発する強さ」を持っていたのがアスプロスということなんだよね。 でも、やっぱり、デフテロスのことはデフテロス自身が怒らないといけなかったんだろうなあ。アスプはデフのために(根っこで自分のためという気持ちもあったかもしれないけど)怒りまくっていた分、デフテロスに裏切られたと思ったら、一気にその怒りが弟に向いちゃったのかもしれないじゃん。 でも、デフが怒らなくていいよう、先回りして守ったり代わりに怒ってるのって、アスプロス本人なんだよね。どっちが先に悪かったとも言いがたいこの状況……。それでも、アスプが止まるよりデフが動く方が良かったように思えてくるのは、やっぱりただのアスプロス贔屓なのかしら。
2014年03月14日(金) |
アスプロス語り+椎名くんの鳥獣百科5巻 |
昨日、アスプロスについても語るぞいと言ってたので、たまには有言実行してみます。 アスプロスは、まず3話段階の、キャラ決まってないですよイメージ映像ですよの頃の期待値が甚だしく大きかったということをはじめに述べておきます。 ……だって、かっこいいじゃないですか。 とりあえず「双子座という記号」でしかない感じではありますが、その「双子座の記号」ってもんがそもそもかっこいいのが星矢世界じゃないですか。
LC双子のファーストインプレッションが3話、次がすっとんで100話。この時点で、3話の人と鬼先生との関係はまだハッキリしてなかったんですよね。黄金聖闘士として列席している3話の人と、聖闘士として力を奮うことをためらっている鬼先生。多分、兄と弟なんだろうとは思えたけど、100%そうとは言えなかった。なんせ、鬼先生について、当時は今ほどガングロという印象はなく……。ちょっと切り抜き確かめられる状況じゃないので記憶で書いちゃいますが、本誌では明確なトーン肌じゃなかったんです。単行本で貼り足しされてます。だから、OVAの色設定は連載当時のもの(+3話の人)を参考にしているとしか思えないんですが、とりあえずその件は今は横に置いときまして。トーン肌ではないと思われてたキャラなだけに、実は3話の人が鬼先生で一時的に聖衣を手放しているだけ、という可能性も考えてたのです。 でも、あの真面目そうな3話の人と、はっちゃけ鬼先生が同一人物というのも考えがたく。そりゃ、アスミタの前の鬼先生はそんなにはっちゃけてはいないけどさ。 そんなわけで、3話の人にものすっごい夢を見ていたので、亡くなってるにしても病死だったり、デフテロスに殺されたにしても弾みの事故だったり、その手のものを想像していたんです。サガのような反乱キャラではなく。 まさか、鬼先生以上にはっちゃけたキャラがくるなんて、思わねえよ……。
いざ双子兄が再登場したら、私にとっては鬼門に等しいアーレス教皇の格好。しかも性格も、黒サガのようなやり口はともかく理想はしっかりしてる感じの人という風でもない。 一気に株が下がりました(笑)。あんまりすぎて、やっぱ3話の人はデフだったってことでいいんじゃないかと真剣に考えたくらい下がりました。 いや、あの時点で面白いお人ではあったよ。教皇コスプレもとんでもない悪役面も評価高かったよ。アーレスの格好をしながら火星を守ってるのもにやりとさせられた。でも、それは作品の中のキャラへの評価で、個人的な萌え度はとても高いとは言えなくなっちゃったんですよね、双子兄。
これが裏返ったのは、デフテロスと同様、153話。アスプロスよりデフテロスの方が好きだというのは変わりませんでしたが、回想アスプロスのあまりのキラキラピュアホワイトっぷりに、私の見たかった人これだー!と驚かされつつも感動しちゃいまして。 ぶっちゃけ、アーレス教皇の格好してる人と同一人物と思えない真っ白さ。ちょっと物言いきついとこもあるけど、弟想いの美少年で、性格も悪そうじゃない。成人後も真っ当に美青年で、やだこの人確かに3話の人だったわごめんなさいと思ったもんです。
しかし、実際に話が進むのはそんなピュアホワイトアスプロスではなく、ノリノリで冥衣をつけてる真っ黒野郎。 それでも、一度あのピュアホワイトを見ちゃうと、何かしら歪んだ理由やきっかけがあったんじゃないかと同情気味の目になっちゃってたんですよね。プラスして、そんな同情心と全く無関係に「このキャラ面白いわ」という評価がどんどん上がってきて、どん底だったアスプロスへの好意も比例して上がっていきました。
決め手になったのが、159話。 この回で、確実にアスプロス>デフテロスが固まりました。 アスプロス視点の物語が描かれてデフテロスを疎むようになった理由が分かったこと、そのくせ実際に失った時に喪失感に満ちた表情を浮かべていたことで、「いかん、私この人好きだ」としみじみ思いました。 その後のアスプロスは、そんなしんみり気分を感じさせつつも、冥闘士をしていた頃の面白い部分は残っていて、デフを見るたびに思う「殊勝な子だわー」と真逆の「殊勝らしさと無縁だわー」という印象は保持していて、ともかくすっげえ好みのキャラになってました。
そんなわけで。 二日に分けて長々語ってましたが、なんで今になって再びデフテロス>アスプロスな気分になってるのか考えた結果の結論はいたって単純。 デフテロスは最終形態が自分の中でいちばん押しが弱く、逆にアスプロスは最終形態がいちばん押しが強かったけど、デフテロス外伝のデフはポイント稼げる容姿・性格の時期、かつアスプが稼げない時期の性格だったのですわ。 アスプのキャラの雰囲気は、デフテロスの死後>闇の一滴前>闇の一滴後が好みの順なんです。外見については、黄金聖衣アスプ>冥衣アスプ>黒髪冥衣アスプ>アーレス教皇って感じ。 シジフォス外伝で外見・性格とも好み度高いキラキラアスプを見せられた後のどやアスプ時代。対してデフテロスは好み度高いマスク時代。舞台が明らかになった時点で勝負は決まっておりました。 しかし、アスプ外伝で生前アスプをやってくれたら、同条件であっても多分アスプロスの方がデフテロスより好きだーってなりそうです。 実際には、外伝主人公の順位が常に上がりがちってだけなんだと思います。
* 椎名くんの鳥獣百科5巻、届きました。 限定版だったのに到着遅れさせて通常版と変わらん日付にしか入手できてない自分の迂闊さを呪う。 ドラマCDはまだ聞けてないのですが、単行本の方は堪能しております。アニメイト限定版の椎名少年カバー可愛い。裏表紙の花少年とハシビロコウさんも素敵です。眼鏡眼鏡。 通常ジャケット(といっても初回版なのでペンギン増量)、裏表紙はリズとひげ先生ですが、下敷きになってる本がカラフルなのはいつもこんなんだったか、この二人だからこその水玉ピンク&水玉水色なのか……。 リズ、改めて読み返すと、マニキュアとペディキュアまで手が回らなくなってるところが細かいなあ。 ヨウムくんとモモちゃんのラブラブっぷり可愛い。
* ちょっと前に届いてた久織ちまきさんのガン種運命コミカライズ版、やっと開封しました。 ガン種運命は、シンが主人公なのにという頭があったから、アニメ見てるとんんー?と思う部分が多かったけど、最初からアスランが主人公であるこのコミカライズ版はすんなり入ってくる感じでした。
2014年03月13日(木) |
デフテロス語り+別チャン・週チャン感想 |
基本的にデフテロスよりアスプロス派な私ですが、デフテロス外伝が始まったらデフテロス熱が妙に上がってきております。 なんでかなー不思議だなーと思ってたのですが、なんとなく原因が分かってきました。 私、アスプロスが生きてた頃のデフテロスの性格が、すごく好きなんだ。 一歩どころか十歩・百歩くらいひいてて、兄さん大事で、凶星として虐げられているのに本人はいたって真っ当。兄のためにデジェルを殺そうとしても、顔色変えずには行えない程度に、道徳心も持ってる人。 この頃のデフテロスを見てると、とてもじゃないけどテンマをぶん投げてた喧嘩鬼と結びつかないんですよね(笑)。 でも、カノン島の喧嘩鬼なデフテロスも好きです。あの無茶苦茶で傍若無人で、でも弱い弱いと馬鹿にしてても島民ほっとく気は全然ないですよね、この口先男!(いい意味で!)なとこが大好きだった。 私の中で弱いのは、黄金聖衣をまとった頃のデフテロスなんだよなあ……。それまでの喧嘩鬼バージョンがかっこよすぎて、ベタ影多めの描写が好き過ぎだったので、聖衣を着られた時には逆制服マジックのような微妙なガッカリ感がありましてな……。 性格面でも、聖衣を噛み砕いたりテンマをぶん投げたりしてた頃ほどの無茶っぷりは薄れてて(いや童虎の記憶消しとか十分ひでえとは思いますが)、一方でアスプロスがアーレスコスプレというとんでもない外見&性格で登場するので、その両者(喧嘩鬼デフとアスプ)と比較してつまらないキャラという印象も生まれちゃって。 で、盛り返したのが、153話。あの喧嘩鬼と全っ然結びつかない大人しいショタデフを見てなんじゃこりゃ可愛い、と。その後の成長後デフも、アスプが教皇になれないかもって時にも心配するのは自分じゃなく兄のことという兄優先性格、魔拳に支配されてる時でさえ兄の教皇殺害を止めたくて「やめろ」と心中叫んじゃうところ、「戦いたくない」という言葉が自分が傷つきたくないからではなく相手を傷つけないために生まれてそうなところが、すごく魅力的で。 ただ、回想が終わって出てくるのが、結局そんな大人しい頃の自分を変えよう・強くなろうとした後のデフテロスで、ちょっとずつ昔と変わらない様子を見せつつもやっぱり聖衣を授かる前ほど大人しい子じゃなくなってるんで、決着後のアスプのキャラの濃さも手伝って自分内順位は下がる結果になっちゃってたんですよね……。 154話のアスプとセットで描かれてるカラー絵よりは、18巻の真面目に口を引き結んでるデフテロスのカラー絵の方が好みなんだっていうと、自分のデフへのツボが分かってもらえるだろうか……。 ちなみに、容貌については喧嘩鬼デフ>マスクで顔隠してるデフ>黄金聖衣デフの順で好きです。性格はアスプの生前デフ>喧嘩鬼デフ>黄金聖衣デフ。100話で、喧嘩鬼バージョンの外見でありながら、知己と再会したことで喧嘩鬼としての振舞いが薄れているデフテロスの端正な面差しが、作中いっちばん好みです。あの場面はマジでアスミタGJと思う。
知己といえば、外伝で判明したデジェルさんとの関係……! 自分でもビックリなくらい、この二人がツボにはまりました。真面目なデフテロスと真面目なデジェルさんの真人間会話がもっと見たい。 「お前が嘘をついているから」という台詞では二人称の揺れがあるものの、基本的には君呼びなのとかすごいツボる。年上のアスプロスにはきっと「貴方」呼びだろうデジェルさんだけど、彼と同い年のデフテロスであっても敬称までは持っていけない。でも気安い仲のカルディアや明らかに格下のユンカースのように「お前」呼びも出来ない。同等ラインの「君」で呼びかけるこの微妙な距離感やデジェル内のデフの位置づけがたまらんですよ。 デフテロスの人物を悟って氷を解く場面の観察眼は、さすがに知の聖闘士だよ今回は病垂れついてないよ!と大いに燃えました。(とりあえずデジェルさんに謝れ) デジェルさん、もう喧嘩鬼する時のデフテロスのアドバイザーにでもなってればいいよ……! 人食い鬼の噂でも流したら、とか助言してればいいですよ。ミタさんは興味深い興味深い言いながら側にいるだけで具体的な役には立ってくれなそうな印象。
アスプロスについても語ろうかと思ってたけど、思いのほかデフについて熱く語りすぎたので、明日にでも回します。 なんで時間泥棒されてるんだ……。怖い……双子怖い……。
* みつどもえ付録が可愛すぎたので、久々に別チャンあれこれ感想。
みつどもえスケジュール帳 これ、いい評判しか聞かないけど、本っ当にいい出来だと思います。 ビニールカバーまでついてるのを見た時は感動したもんですよ。 中身も、イラスト盛りだくさんで見てて楽しいし、使おうと思えば十分使いやすい作りだし、保存するにもかさばらない。 マンガ本編とリンクしてるサイン帳コーナーもまた楽しい。
みつどもえ サイン帳は卒業シーズンのお約束だったから、いつまでも6−3生徒なみつどもえキャラでやられてるとちょいと不思議な気持ちもしつつ、作中の季節は現実の季節とリンクしているので納得もしつつ。 頼まれる・頼まれないが友情のバロメータになってるとことか、あるあるすぎて懐かしい(笑)。頼まれたいけど自分からは頼めない三女さん可愛すぎる。 二本目のホワイトデー話は安定のしんふたっぷり。「BAKA」の文字を選択してたり、ホワイトデーのお返しという部分は意識させたくないのに、何が何でもふたばに渡したくてしょうがないしんちゃんのふたば愛がすごい。
セトウツミ 「瀬戸内海の瀬戸」でいいじゃないか。
こんかつちゅう 毎回楽しみにしてるのに、「婚活中」ではなく「婚活厨」なことに気づいたのは単行本を見た時だった。なんという……。 ベスがスライムベスというひでえ元ネタのあだ名を許している理由が分かるので、単行本お勧めしたい。ベス可愛い。 麻美さんでも負けることがあるんだなというのが今月の最大の感想でした。最強キャラだと思ってたので……。
スピーシーズドメイン 外見だけ亜人とか、取替えっ子であることのほぼ無意味っぷりとか、風森さんのアイデンティティには大いに関係しつつも、亜人・異世界設定が息してないただただひたすらゆるい学園ラブコメしてるとこが逆にツボにはまる。 単行本、出たら買いたいんだけどなあ。
9デイズワンダー ソウシキが妻子持ちだったのはさすがに予想外。せいぜい彼女がいた止まりかと思っておった……。
やさい学園 ホラーじゃないのにすげえホラー。7ページ3コマ目や8ページ2コマ目のグロ画像っぷりがすごい。 しかし、そうめんかぼちゃさんは幸せになれたようで何より……。リアルにそうめんかぼちゃ好きなのですよ。美味しいです。
のぞき見!制作現場 これ面白いなあ。魔法少女OTEの人は明らかにデジタルなので、米原さんとの回答の違いが比較できそうで楽しみ。 手代木さんのも見たいなあ。
* こっから週チャン感想。
ペーパーブレイバー 普段は玄乃ちゃんに素っ気無いのに、勇者にいびられて(語弊)泣き出しちゃったら怒りながら降ってくるなんて、まろ様ったらもう。 魔王が世界滅亡しそうという見事に佳境な展開ですが、白窓さんが疑問に思ってるだろう9年前に父を殺した魔王が小学生であるのはおかしいという疑問点が解消されてないから、まだまだ続くとさすがに信じる……。
名探偵マーニー 全然関係ないなんかの映画(笑)。ジブリか(笑)。
ウチコミ!! ヒューマのツンデレっぷり可愛いわ。譲歩してハルさんの肩トンしてるのが実にいいね!
いきいきごんぼZ 八尾君がイマキマキ好きだってのはとりあえず忘れちゃいけない情報ね。技野が二人きりでイマキマキを送ってあげた件はお見舞い以上に秘密にしなきゃいけないね。
3LDKの花子さん 最終話とかないわ〜。 3巻はなめ子さん表紙だって信じてたのにダシタイナっぽいのが最高にないわ〜。 まだまだ花子さんたち見てたかったのに、すっごい寂しい。アンケート、毎回入れてたんだけどな……。チャンピオンのPUSH作品のこと考えると、本当はチャンピオンと相性悪いんかね、私。アレとアレ以外は楽しんでる作品の方が多いんだけどね。まだしも今連載中のアレは楽しめる回もあるけどさ……あっちはな……。 愚痴っぽくなっちゃいましたが、花子さん最終話はすごく良かった。可愛かった。 結局、大久保さんが信引きこもりのファクターだったという展開になったわけですね。で、回避した&明らかにリア充状態になったことで、信の未来も変わったと。きちんと話に流れが出来た分、やっぱりせめて最終話収録の単行本出てほしいよ……。ハーフマンと抱き合わせでどうですか? マンガの中で自分を二次元の存在にして信とイチャイチャさせるくらいなら、シデンカイザーのマキさんのコスプレをすることで信にアピールすればいいじゃないですか大久保さん……と思っていた私。本音はもちろん、大久保さんのマキさんコスプレ姿が見たいというものです。逆パターンで、大久保さん顔のマキさんフィギュアという形ではあったものの、ある意味願いが叶って嬉しい。 大久保さんを好きだから大久保さん顔のフィギュアを作ったというのは誤解だったけど、その誤解のおかげで大久保さんは強気になれて、信も大久保さんの気持ちにちゃんと気づけたみたいで。このまま即両想いということにはならないかもしれないけど、信側からも大久保さんを意識するようになりそうってだけで嬉しい。 哲弘さんの描かれる男女カプは本当に可愛いなあ。ムラマサの頃から大好きです。椿ナイトクラブも良かった……! それにしても信、プラモ好きは分かってたけど、フルスクラッチでこれだけクオリティ高いフィギュアを作れるなんて、相当の腕の持ち主じゃないですか。瑞ちゃんは馬鹿にしてる趣味だけど、これは極めた方がいいと思うぞ。
2014年03月12日(水) |
デフテロス外伝1話感想追記 |
昨日の日付で投稿した感想を読み返してたら、あまりにも誤字脱字自分で読み返して分かりにくい場所が多すぎる上に、書こうとしていたことが抜けまくってたので、日付またいで追記を書いてます。
* まず誤字類ですが、自分でやっちゃってる度高いと思うのは「回想」という表現。基本的な外伝の舞台が聖戦より前なせいで、外伝の中で描かれてる記述を誤って「回想」と感想文中で書いちゃうことが多いのです……情けない話。気づくたびに直してますが、気づけずにスルーしちゃうこともしばしば。 あと、なぜかなんでか、「ひとやく」を「いちやく」と書いて「一躍」と誤変換していた。なぜなんだ自分。 何かと愛愛愛愛書いてて、別にホモい意味で使ってたわけじゃないのに読み返したら恥ずかしくなった。これは直しようがないので放置放置。 杳馬については逆に死ね死ね言っててひどい(汗)。でも、考え直してもやっぱり死ねと思った。悪役については畜生てっめー!な気持ちになるのはむしろ褒めてることだと思ってるんで……。つっても、その辺は読者気分で双子寄りに気持ちが寄っちゃってるからなので、テンマやサーシャやシジフォスのように敵役悪役についても懐広いとこを見せるキャラが登場してる時は「死ね死ね言っててすみませんでした」という気持ちになります。 とどめに△。 本編連載時、こういう言い回し流行ってたなあの気持ちで書いちゃいましたが、年齢的にちょっと前がだいぶ前になっちゃってるので、若い人がもし感想を見ても意味がもう分からない言葉なんじゃと心配になった……のち、若い子はSNSばっかで検索とかしないよ〜という事実に気づいてまあいいかと開き直った。
* 後半は、書き漏れあれこれについて。
デフ外伝1話の冒頭、デルフォイにアスプがいるのは神託を授かりにいったからとして、なんでデフいるんだろう……。 聖域に一人で残しておくとまわりに何されるか分からないから……という体で、デフが何をするか分からないのが心配なアスプが連れてきたのかね。 それとも、デフのストーキングによる結果でしょうか。 アスプの態度は、デフがそこにいておかしくないというものだったから、お互い了解の上で一緒に行動してるってことなのかな。 船旅の任務だと、デフを隠すことが出来ないからか置いてくしかないみたいだけど、それ以外は単独任務なら一緒の行動が多かったのかなあ。とりあえず、デフが病気でえらいこっちゃの時は聖域に出られなかったけど、この頃にはもう外に出てるんですよね。あくまでこそこそ外出してるのかな……。
アスプが殺したデルフォイの巫女たちって、年齢的に凶星の予言をした人たちじゃないだろうし、考えてみたらすごい八つ当たり。 とはいえ、アスプにとっては、人の人生を予言で決めちゃうという行いそのものが怒りの対象なのだろうし、その怒りを巫女に向けるのも自然なことなのかしら。 それとも、半年後にお前死ぬよの神託でも受け取って、勢いで殺っちゃったとかだろうか……。
外伝は、本編以上にデフが良い子でアスプが悪い子で、格差にちょっと涙しました……。つっても、アスプ好きとしては、そういう悪党なキャラが好きなので、扱いが悪いとはちっとも思わないんですが(笑)。 それに、真面目だわ真っ当だわ優しいわといっても、デフに問題がないわけじゃない。十分彼の駄目なところは描かれている。ただ、アスプが輪をかけて駄目駄目なだけで(笑)。 本編の時は「(兄ちゃんの変化に)気づけよ!」って感じでしたが、外伝だと「(気づいていたなら)止めろよ!」って感じ。自分が離れれば兄が昔に戻るかもしれないと思いながら、お兄ちゃんの「昔と変わらない」という言葉にずるずる引きとめられてるんだよね。振り切ってデフが書置き残して出てったら、どうなってたんだろう、この話。 かつては自分の命にかえてもデフを守ろうとしていたアスプロスが、今は上手い具合に死んでくれないかと思ってる気持ちの変化については、考え出すとどんどん深みにはまりそう。デフが言うようにデフを捨てて独り立ちさせるだけではすまない気持ちとかね。なんだかんだと、寝首をかかれる恐怖と、それ以上にデフへの依存があったんじゃないのかな、ってさ。 外伝だけ見てると、捨て身で守ってたデフが自分の知らないところで成長していて、かつ自分を捨てようとしてるんで、もうデフテロスなんか知らないよ馬鹿!ってやってる痴話げんかにしか見えませんよ?
デジェルとデフの共闘、楽しみです。デフでは間に合わない黄金聖衣分はデジェルが担当するってことですかね。 このままデフは黄金聖衣つけないまんまで外伝完結しちゃうんだろうか……。せめて、最後の最後に本編時間軸で聖衣をまとった後のデフの場面でもあれば、表紙が黄金聖衣デフでもおかしくないと思うのですが、このまま青服デフばかりで話が進んだら表紙も青服&マスクデフじゃないと納得いかんぞ。 デジェルがここでデフと知り合ってたってことで、ちっとばかり仲良くなってたらものすっごい萌えがスパークするんですが。デジェルさん、デフに本を貸したりしててもいいのよ? カルディアへの愚痴をこぼしていてもいいのよ?
現状、敵が狂闘士の亡霊なので、デフの不殺良い子っぷりはガチの設定になりかねないかも。他の聖闘士はなんだかんだ敵を倒す=人殺しをしてるけど、デフが誰かを殺したのはアスプロスが初めてだったんじゃ。魔拳に操られていた時でさえ「戦いたくない」と拒絶していた子だもんな、デフ。 しかし、この真人間おとなしい性格と、鬼先生とのギャップが本当に……。萌えるしか……。
そういえば、シジフォスの表紙は何歳のシジフォスになるんでしょう。レグルスもハス様も外伝時間での容姿でしたが、シジフォスもそうだったら、13歳シジフォスの表紙じゃないとおかしいいよね……。 しかし、ショタなシジフォスでシジフォスと認識してもらえるのかどうか。
2014年03月11日(火) |
LC外伝デフテロス編第1話感想 |
投資信託に失敗して巫女信託会社に怒りぶつけてるアスプロスの図が浮かぶようになっちゃったので単行本で修正お願いしますロストキャンバス外伝デフテロス編第1話「黄金色の影」感想。前置き長い。
アスプロスとデフテロスの髪色が同じで嬉しい。 肌色違うから髪色が違ってもおかしくないはずですが、やはりここは原作&アニメオマージュしっかりしてる手代木さんのこと、サガとカノンのように同色の髪色であってほしかったわけですよ! え? 本当にしっかりしてたら肌色も変えないって? それはそれ、これはこれ。今回のカラーだと地黒度下がっちゃってたから、美白に一生懸命なアスプと比べて日焼けしすぎてるだけっぽくも見えなくないさ! ……いや、二次創作とかだと、ハーデス編の色設定につられてかサガとカノンの髪色違いにしてる人が多いじゃないですか。のみならず、マイスでさえアペンデックスでサガとカノンの髪色違いの胸像を作っていて、テレビアニメのサガとカノンの同色髪色好きなのに……と凹んでたんです。 いやほんと、手代木さんは私のツボを心得ていらっしゃる。でも、上下同色でいいんじゃないかと思っていたデフの服について、確かに同色ではあるけれどまさかの上下とも青という強烈カラーでくるとは思わなかったわ。普通にテネオたちみたいな地味服カラーかと。パジャマか!
今回、事前にデジェルが出るというツイートと、デジェルのバレ絵を見ちゃったせいで、てっきり舞台はアスプロスが死んだ後になるんだろうなと思ってました。蓋を開けたらさにあらず。聖戦の二年半前……つまりアスプロスが亡くなる半年前の出来事。 デフテロスの外伝に絡む黄金は、アスプロスとアスミタの二大アスしか予想していなかったため、デジェルの登場は意外なものでした。……が、実際には順当とも言えるんですよね。本編でちゃんと絡みのあった二人なのだから。もっとも、本編での絡みは、デジェルがテンマにカノン島の鬼の存在を伝えるという間接的なものでしたが。 つくづく話の組み立てが上手いなあ。あのエピソードは、単独で見れば原作で氷河が一輝にカノン島に向かうよう伝えたことや、カミュが天秤宮に現れたことのオマージュとして受け取れるのですが、外伝で二人の接点を描いたことで、デフテロスをよく知るデジェルだからこそ彼の元へ行くよう勧められた、という見方が出来るようになった。 また、アスプロスの教皇暗殺未遂事件以前に聖域が公式にデフテロスを管理することになったというエピソードを入れることで、アスプロスの死後はカノン島に引きこもってたっぽいデフテロスのことを童虎が顔見知りとして知っていたことの説明もつくようになった。あ、でも、レグルスはお子様なので、デフテロスのこと知らされてないといいなー。
ひとまず冒頭に戻りまして。 アスプー兄さん、てっきりデフテロスにはキラッキラな自分しか見せてなかったのかと思ってましたが、思いっきり血なまぐさいところも見せていたんですね。巫女さん方の大量殺人……。ああ、本当にこの人は、教皇暗殺の時にはとっくに戻れないところへ行ってしまっていたんだと泣けてきてしまった。 もちろん、やったことはいけないよ。許されないよ。だけど、シジフォス外伝での彼の姿を思い出すと、今回の殺人事件を起こしたアスプロスを理解できちゃうんですよね……。共感は出来ないし、してはいけないことだと思う。それでも、「ああ分かる」と思ってしまった。 シジフォス外伝を読まずにデフテロス外伝だけ見ても、病のデフテロスのために必死で行動していたアスプロスの言動から、冒頭の事件を起こすアスプロスの心情が伝わるようになっている。けど、ハス様外伝で歪んだ後のアスプロス、シジフォス外伝で真っ直ぐすぎた頃のアスプロスを描き、両者の差を見せ付けたところで満を持してのデフテロス外伝という構成は、上手いこと組んだなあ……と本当に感心しきりでして。シジフォス外伝で乗り越えられるものとしての「神託」を描いた後でのこれですよ! 運命に飲み込まれちゃった兄弟の悲劇話ですよ! 外伝はアルバちゃんに始まった冒頭から、次の外伝へのつなぎは色々と上手く、個々の話としても連なる物語としても楽しめましたが、年長組三作はこれまで以上につながりが見事すぎて……。ちくしょう、こんな素敵な物語を、あと二作しか楽しめないのか。せめてアスプ編入れて三作……。
冒頭感想からとか書いてたのに、見事にそれたよ。 もう一回冒頭に戻りまして。 デフのアスプへの呼びかけが、「兄さん」に「アスプロス」とルビを振る形なのはいつもどおりって感じですが、ここで既にアスプからデフへの呼びかけは「二番目」に「デフテロス」とルビを振る形なのが、悲しすぎて泣く。はい、今回最初のカラーページで既に泣いてました。涙腺ゆるすぎなのは知ってます。 疑われたというだけで攻撃をしかけるってのは傍から見てると十分すぎるほどひでえと思えるのですが、なまじっかその攻撃を軽く凌げるせいかデフはその点を「ひでえ」とは思ってないっぽいんだよな……。気にしているのはひたすら兄が巫女たちを殺めたかどうかという部分だけで。アスプロスにとっては、聖衣なしで黄金聖闘士の攻撃を受け止めるデフの姿は例によっての脅威に映ってただろうに。 本編の描写だけを見ると、デフテロスがひたすら眩しいものを見る視線をアスプロスに向け、アスプロスは一人勝手に別の意味をそれに見出していただけのようにも読めましたが、外伝でだいぶ様子が変わってきました。 デフテロスにとっても、兄に猜疑の思いを向ける機会はいくつもあったということなんですね。 かつての兄と変わってしまっていたことに、とっくにデフテロスは気づいていた。それでも、かつての兄の優しさを今もあると信じていた。信じなければいけないと思い決めてていた……。 今回の外伝で描かれた物語が、本編との矛盾ではなく本編を補強するものとして受け取れるようになっていて、巧みすぎて身悶えます。ただただ真っ白に見えるものを真っ白と受け取っていたわけじゃなく、黒としか思えない灰色さえ白と受け取ろうとしていたことで、アスミタが指摘していた「兄を光に仕立て」ていたというデフの姿勢がより感じられました。 アスプロスがデフテロスを傀儡としていたというのも、外伝を読むとさもありなんといった感じでしたしね。さまざまな所作からやり口から、デフを影に落とし込もうとするアスプの姿が見えました。 まず、二人きりの場所でデフテロスに仮面をつけさせようとする……。ひどくないですか、これ? 昔のアスプロスなら、きっとデフの意志に関わらず外れた仮面なら、人目につく場所まで外したままでいそうだよ。お前は所詮影だから俺が救ってやるんだよという上下差を認識させようとしてるとしか思えない。 デジェルをデフが始末するだろうと考えていたのも、自分の代わりにデフに手を汚させようとしていたってことだよ。マジ傀儡。デフ好きとしてもデジェル好きとしてもひでえよ兄ちゃんって言っちゃうよ。 「その目を止めろ、デフテロス」という台詞は、本編を知っているとすごく響いてくる。憧れを向ける視線も、疑いを向ける視線も、アスプロスにとっては等し並、自分を乗っ取ろうとする目でしかなかったんだろうなあ……。そして、そういった「目」を自分が意識していると、デフに伝えてはいたんだな。まるで意思の疎通を図ろうとしていない兄弟ではなく、ただただひたすらすれ違ってたんだ、この二人は……(泣)。 アスプを慮っての「俺は一人で生きていける」という言葉さえ、アスプにとっては自分の立場を脅かすものでしかなかったんだろう。「アスプロスは要らない存在」と変換されていたんだろう……。外部から見てると「違うよ、こういう意味で言ってただけだよ!」と進言したくなるけど、内部の人間には自分の思っている事実だけが事実に思えるというこのやるせなさ。Ω一期の認識描写の上手さを思い出させてくれやがるぜ。 「今も昔も俺たち二人のことを考えている」という言葉も、100%嘘というわけじゃない。むしろ事実……。ただ、「俺たち二人がそろって自由になるために事を進めている」という意味じゃなく、「デフが自分を貶めようとしていることを念頭に自分のために動いている」という意味に変わっているだけで。
デフテロスが影として生きようとするきっかけが描かれていたのは、外伝での新情報ですね! 今回の話を見ると、アスプとデフが生まれたのは聖域。だけど、聖域は双子の一方は凶星だと神託を受けてしまう。この神託は巫女に依るもので、教皇セージには届いていない(と少なくともデフテロスは思っていた)。 デフテロスは、聖域の中で実体は存在していても、客観的には存在しないとされていた存在、という感じですね。2話目以降でまた見え方は変わってくるかもしれませんが。 存在を許されないから、聖域に虐げられる。外部へその存在を知られないよう、外に出ようとすると抹消を図られる。 それでも、アスプロスと、きっと親(片親かもしれないけど)からも生きながらえてほしいと望まれる存在だったんだ……。誰かがデフを長らえさせよう必死になる姿を見ていないと、アスプもその発想に辿り着かないんじゃないかと思い、少なくとも母親はアスプもデフも大事にしようとしてたんじゃないかと思っちゃいました。いや、まあ、弟が全く大事にされてないのに、親族の無償の愛を信じてデフを大事にするアスプロスってのも、それはそれで萌えですけどね! 本編だけでもデフのことは、なんて殊勝な子なんだうわああああって感じでしたが、今回の外伝でもつくづく殊勝な良い子でした。 だけど、殊勝な良い子だったのは、アスプも同様。リアルタイムで153話を読んでいた時は、アスプの姿が本心か偽りか判然としませんでしたが、もはやあの星空の下の会話は当時のアスプの真の姿と分かっちゃってます。つまり、一人で修業するデフを見て杳馬に乗っ取りをそそのかされたアスプより前のアスプは、ほんとの本気でデフ想いってことですよ……! そんなデフ想いアスプの姿を見てデフがアスプ想いになるのも当然自然ってことですよ! 自分が病気で弱っている時に、あんな風に一生懸命になってくれる人がいたら、普通に惚れちゃうだろ……! 命張ってくれてるんだぞ? デフのアスプへの盲目ラブ、責められんです……。 熱で朦朧としてる時に「デフテロスは俺が守る」なんて決め台詞言われちゃ、傾倒でさえ傾きじゃなく真っ直ぐな思いとしか思えない。 そうして自分を影と定め、誰も……アスプロスさえ頼らず、むしろ彼の支えとなろうと定めて始めた修業が、アスプロスを追い詰め捻じ曲げる結果になろうとは、デフテロスは思いもつかなかったんですよね。せめて、その気持ちをアスプロスに伝えていれば……。とりあえず杳馬マジ死ね。とっくに死んでるけど死ね。
ユンカースの登場はデジェル以上に予想できないものだったため、激しく万歳わっしょいでした。ユンカース、好き……! ていうか、大工聖闘士大好き!! ユンカースの幽霊ポーズは日本人でなきゃ分かんないだろとつっこみたくなりますが、レグルス回想でのハス様のいただきますのポーズくらいは「可愛いからOK」と思えるものでした。ユンカ好きは今回のエピソードで天上昇ればいいよ……! アレスの亡霊の曰くつきの闘技場で、一人こっそり修業しているデフテロスってのは、本編でアレス(=火星)の守護をアスプロスが担っていたことを思うと、にやっとしちゃう設定です。これまた、LC本編を知らなくても、アニメのアーレス教皇の件を知っているとにやりしちゃえる設定ですね。 噂の亡霊に臆する雑兵に対し、きちんと職務を果たすために突っ込む気まんまんのユンカがマジかっこよすぎて……! そこに現れる黄金聖闘士=デジェルってのも、盛り上げに一役かっているんですよね。雑兵が怯む→青銅が真面目に立ち向かおうとする→黄金がその正体を知り始末つけようとする……この流れが順当に聖衣の位階と沿っていて、知識と覚悟がともに階級に比例しているのを感じられる。黄金を不要に貶めないこの描写は、さすがに黄金主体で描くLCですね!(エピGも黄金主体で同様に黄金の位置付けを保ってますが!)
デフテロスが次元技を身につけたのは、今回が初っぽい描写ですね。ひょっとして、アスプロスが巫女を異次元に送ったのが、デフの異次元技ラーニングの決め手になったのでは……。「この力の行き場」は、ひとまず童虎救出兼アテナの血確保に役立ったのでちゃんと有ったということで。 異次元技を使えるデフを巫女殺害容疑者と定めてデジェルが動いた辺り、ここまではアスプへの疑いはそれほど深くなかった……ということかも。アスプの代わりにデフが凶星としてまず疑われ、そのデフが思いのほか真面目かつ真っ当な人間だったから、半年後のアスプへの試練が実施されたのかも。デフがアスプのために行っていた振る舞いが全部裏返った可能性を思うと辛いな……。 デジェルに拳を振るった時、「殺したか?」という台詞と共に動揺した様子がうかがえる場面は、本当にデフの心根の優しさが見えて、切なくなりました。この子は、基本的に人を傷つけることを厭う性質を持つんだね……。一線を越えてしまったアスプロスとは違う。そして、それは、アスプに保護されてきたからこそ持ちえた優しさでもあるんだよな。 アスプロスの有罪を疑いつつ、彼を確固たる無罪に導くために、自ら罪人としてデジェルに討ち取られようとするのも、デフテロスの兄への愛と優しさが感じられて……。でも、その愛は、真実から目を背けたものでしかなくて。 やっぱりデフテロスは、気質はカノンよりサガに近いと思う。サガが目を背けたのは自分の中の悪性であるのに対し、デフの場合はアスプのそれという違いはあれど。そんなわけがない、そんなものあるわけがないという逃避が、サガの場合は二重人格の自分を生み、デフの場合はアスプの増長を招いた。原作の双子厨(より限定するならサガ厨)の立場から言わせてもらいますが、LCの双子は上手い具合に両者の要素を持ちえてると思う。弟だからデフがカノン、兄のアスプがサガというわけじゃなく。だから、アスプが駄目人間でデフが比較して真っ当に見えても、カノンageのサガsageに見えるのではなく、二人の良いところも悪いところもきちんと捉えてるように思えるんだよなあ。
アーレスの狂闘士の封印をきっちり解いてるアスプー兄△。 任務服も素敵☆ デフテロスも狂闘士に片つけさせる気満々のアスプですが、今回の任務から帰ってデフが生きていたら、どんな顔をするんだろう……。デフ側はアスプに修業してることを秘密にしてる様子なので、アスプ並に強いことも秘密にしてるつもりだろうと思うのですが……。
今回ページ数が44Pなので、とりあえず4話構成と見ていいのかな? だったら、アスプとデフの抱き合わせ外伝じゃなくデフ単独外伝ってことでいいんだよね? アスプ外伝、どうにかお願いいたします……。
いつもの感じの地方公式発売日だったら、明日は別チャンの発売日。 デフテロスよりアスプロス派の私ですが、なんだかんだと妙に楽しみになってきます。 どんなキャラになってきてるんだろう……(暴言)。いや、あの人、鬼の時と聖域にいた時と感じ違いますもん。鬼の時は無理してはっちゃけてたのかもしれないし、これまではそういう解釈で見てましたが(のでアスミタが現れるとちょっと大人しくなる)、アスプの地が死ぬ直前&死んだ後だとしたら、デフも結構鬼の時の傍若無人っぷりが地かもしれないじゃないですかー。
朝からイラッともやっとしてたけど、注文してた本が届いて浮上、改めて凹みなおした後、茂庭の素敵更新を見て浮上……と浮き沈みの激しい一日でした。 ので、日記でぼやくよりは浮上した気持ちを保った方が良いかな〜と、今日もイライラもやもやするものは見なかったことにして本日終了。やっぱ月末にまとめて吐き出せばいいや。
2014年03月08日(土) |
「李香蘭」を生きて原作 |
LoS前売り券GETだぜ! といっても、人任せ購入なので現物はまだ手元に無いです。 スペシャルイベント抽選と壁紙DLがあるうちに受け取れるといいなあ。 クリアファイルを手に入れた方々のコメントを見ていると、パソコンの小さい画面で人物紹介を見ているだけでは分からないデザイン変更ポイントも色々あるようで、ますます前売り特典や映画本編を見るのが楽しみになってきました。
* 『「李香蘭」を生きて』の原作、ようやく読めました。 人の人生をこう言い方しちゃうのもどうかと思いつつ、面白かったです。もちろん、興味深いという意味でですが……。 かなり読みやすい本だったので、一気に読み進められます。川島芳子についての補足もありました。 しかし、この原作でラストを川島芳子処刑のシーンそのもの描いて終わるのは、手代木さんならではって感じ……かな? 戸籍に関しても山口淑子さん視点で説明はされてますが、自伝ということで川島視点で描くものではなかったですし。
LoSの予告編ムービー見ました。 楽しみ度がどんどん上がってく……。思ってた以上にキャラの雰囲気が原作とずれていて、実際どんなキャラになってるのか、劇場で確かめるのが待ち遠しいです。 沙織さんの台詞と思われる「星矢くん」がな、可愛すぎてな……! 作中で自分がアテナだと知る点は無印アニメと同様みたいだけど、星矢を昔から知ってるわけじゃなく、アテナだと知る時=星矢と知り合う時っぽいLoSだからこその呼び方って気がする。星矢たちからすれば相手がアテナだから上下関係がある前提だけど、沙織さんからすると守ってくれる優しい人たち、みたいな感じなのかなあ。緋色の珠紀ちゃんが大蛇さんや慎司や祐一に接してる時の雰囲気が近いのかも。拓磨や真弘先輩や遼相手の時のようなずけずけ感はない感じで。
星矢の石川君、LoSの星矢にすごく雰囲気があってる。元気&かっこいい声で、叫びっぷりもいい感じ。テンマの声が石川君でも歓迎しちゃう感じの声だ。いや、カッキーテンマ好きですけど。森田星矢は、可愛い時の演技はもっとも星矢らしい星矢で好きなのですが、叫びっぷりが自分の中でちょっと違うんだよね。 瞬も、なよっとしすぎない声で、すごくいいなあ。いちばん清らか設定に似合うのは粕谷瞬だし、その瞬が順当に成長した感じのΩ一期の瞬先生の声も良かったけど、岡本瞬もすごく良い……! 赤羽根さんの紫龍は、廬山昇龍覇がかっこいい……! これは期待できる……!! 櫻井さんの紫龍よりは、好み度高いかなあ……。櫻井さんは声が三浦さんと混ざっちゃうんだ(´・ω・`)。 小野賢章くんの氷河は、こもった感じの声で、クールというよりはおとなしい印象だなあ。こっちは逆に三浦さんの氷河の方が好みかも。でも、どんな氷河になってるか、楽しみです。 ノジケンの一輝兄さんは、従来の一輝兄さんとはキャラから違う様子で、でもそのヤンキーっぽい雰囲気に似合う演技をされてました。キャラの見た目にはめっさ合う。金メッキ聖衣じゃない本当の黄金聖衣に対して金メッキ発言する人は初めて見た気がするぞ(笑)。 アイオリアの井上剛さん、かっこよかった……! 「アニメ版を意識した作品じゃない」という発言どおりにキャラの雰囲気はアニメとどころか原作とさえ違うけど、この演技で従来のアイオリアを演じられても意外と似合いそうなイメージ。 あと、デスマスクの平田さん! 良い! がらっぱちキャラになってるから、このままの演技だと原作のデスマスクには合わないと思うけど、LoSデスマスクの不良中年(いや若いかもしれんけど)にはすごく似合ってると思う。
明日は前売り発売日だけど、購入は人任せなので無事買えるかな〜。
チャンピオン買ってきた。 やっぱりバサアスの載ってないチャンピオンは寂しいッス。フラグタイムもこんかつちゅうも載ってるサービス号だけど寂しいッス。真剣に刃牙いらね……。 3LDKの花子さんで大久保さんが可愛すぎたので、久々にもろもろ感想書いてみます。
弱虫ペダル 坂道さんがヒロインすぎて寒咲さんがヒロインとして息してない……。 青八木先輩の「チーム6人」って言い方がいいね。 杉元くん応援のために、人気投票はがき出してみようかしら……。
実は私は 久々に正ヒロイン回。 エロ峰君がエロ峰の呼び名に似合わなく一途なのがこの作品のいいところですが、最近みかんを応援したくてたまらなくって困る(笑)。
ウチコミ!! ここのところ特に面白さが上がってるんだよなあ。まだ単行本買おうってほどじゃないけど、楽しみにしてる作品の一つ。純ちゃんが目立ち始めてから、特に面白くなった気がする。
ペーパーブレイバー 八兵衛がビカリの考え分かりすぎててすごい。これで別に恋愛描写ってわけじゃないのがすごい。
3LDKの花子さん 前回・今回と大久保さんの出番があって嬉しい。 一月遅れのバレンタイン回なんでやーと思ったけど、来週にホワイトデー回をやるためか。つまりは再び大久保さんの出番がある可能性が……! しかし、あの状況で本命じゃなく義理と思うか、信よ……。自己評価めっちゃ低い。というか、予防線はっちゃう性格なんだろうなあ。
猫と人とアレルギーと こっくちゃんはお風呂に入りまくってるから、毛やふけといったアレルゲンが出にくいということなのかね。 確かにもうちょい短くできる気もするけど、長い割りにすんなり読めるのは長所かも。
いきいきごんぼ 吏毘堂かわいそう。
「明日ママがいない」、来週もう最終回とのこと。 当初の予定通りの話数なのか、短縮することになったのか分からないけど、もうちょっと見てたかったなあ。しょんぼり。 家族を得たり取り戻すことで、捨てたはずの本名で再び呼ばれるようになる流れにじわっときた。スタッフロールでの表記が良かった。 でも、ポストの場合はどうなるんだろう……。DQNネームな名前で呼ばれることになるのか、先生のところにお世話になって、娘さんの名で呼ばれる道を選ぶのか。
LoS黄金、キャスト発表されました! ほとんどの人が知ってる声優さんで嬉しいなあ。ミロ役が女性声優の浅野真澄さんなのには驚いたけど、コメントで男性の聖闘士を演じたとおっしゃってるから男キャラは男キャラなのか、ミロ? 原作の男前ミロとも、TVアニメの蠍ダンスしちゃってる上にアフロより弱いキャラ指定受けてるけどビジュアルと低音声はかっこいいミロとも、OVAの直情熱血っぷりが強く出ているミロとも、セインティアの王子ミロとも全く違うキャラになってる様子。Gのショタミロだったら女性声でもいけそうだけど、最年少はアイオリアだってのは既にアイオリアの紹介で明言されちゃってるからな……。 アイオリアやアルデバランの紹介がされた時に、既にアイオリア最年少やアルデバラン大食漢設定のように原作の黄金とは同名別設定のキャラがくることは予想されていたけれど、どんどんかけ離れたキャラが明らかになってきて、本当に楽しい。LCやΩで次の黄金はどんなキャラだろうとワクワクしてた時の気分を思い出します。たとえば、○○八犬伝のように、八犬士という存在がいることは前提の作品で、次の犬士はどんなだろう……と楽しみにしちゃうような気分。 LCが別時代&ビジュアル流用でありながら、名前やキャラ背景は独自の黄金(白銀や青銅もだけど)を描いているのと面白い対比だなあ、LoS。描く舞台は十二宮戦で原作と共通、名前も共通、でもビジュアルは聖衣のシルエットは残しながらも聖闘士も聖衣も別デザインで、性格設定も全然違いそう。これはマジで先生じゃないカミュもありうるんじゃ? 両者とも、髪色はアニメカラーに沿いつつも、独自のカラーリングにもなってるのも面白い。エピGもアニメと原作とちゃんぽんで、かつサガのように独自カラーもあるんですよね。 とにかく、旧アニメの十二宮戦をCGで再アニメ化するのではなく、星矢世界の十二宮戦を新解釈で描く……というコンセプトが気持ちいいです。セインティアを見てると、どうしても原作の裏側という意識が強くてハイテクノートPCありなのかー!な気持ちになっちゃうけど、LoSだったら沙織さんがスマホを持って立ってるところを聖闘士に襲われても驚きませぬ。あの子、昭和どころか20世紀生まれかどうかすら怪しい。あ、でも、女子高生沙織さんかもしれないんだから、そしたら20世紀生まれではあるのか。 しかし、いまだにLoSシュラについてアテナに忠実設定ないなんて〜と文句言ってる人もいるのが面白いなあ。アニメの設定を全星矢シリーズに通じるものと本気で錯覚してる人、たまに見かけるんだよね。Twitterで井上剛さんがツイートされてたのも、そういうアニメ設定を最重視してアニメ設定と違うことへ不満を抱く人への忠告というか進言みたいな感じなんだろうなあ。アニメしか見たことない人はぜひ、原作コミックも読んでみてほしい〜。R25って冊子でアンケート結果が載ってたけど、私がもろもろのアニメ作品を原作読まずにアニメだけ見ていたように、原作は読んだことなくアニメの星矢しか見てない人も多いみたいなんだよね。もっとも、多分LoSは原作設定とも全然違う作品が来るだろうけど(笑)。 面白いかつまらないかは別として、設定が原作や各種派生星矢と違うだけなら文句はないな、私は。ただ、その違う設定の好き好きは当然あるから、苦手な派生もあるわけだけど。とりあえず、現状出てる情報だけだとLoSについては嫌いになる要素が見当たらない。星矢と沙織さんの背景も分からないから、原作からは感じられない星矢→沙織要素があっても普通に歓迎しそう。だって原作の星矢と沙織さんとは全然違う二人ですもん。星矢が星華姉さん探してるって設定もなさそうですもん。
秋のパラ銀はTRCだー! 交通費だけ考えるなら多分ビッグサイトの方が安いんだけど、オンリーとしての雰囲気は断然TRCの方が上なので、すっごく嬉しいです。 募集スペースどれくらいかなあ。2月がだいぶ参加サークル少なくなってたし、6月も似たようなものじゃないかと思うから、昔みたいな300募集かなあ。
2014年03月02日(日) |
星矢現行派生紹介記事 |
ネットで見かけた記事で、星矢の現行派生について紹介されているものを見かけました。 あくまで現行ってことで、現在終了中&GAとして再開待ちのエピソードGはさらっと触れるだけだったり、ギガマキについてもノータッチだった(と思う)けど、NDもLCもセインティアもΩについても説明されていてにやりとしてしまいました。 でも、私、Ωは一期のアニメ設定を考慮してない感じが好きだったんだ……。そりゃ全く踏まえてないわけじゃなく、回想シーンでの星矢たちの聖衣デザインやシャイナさんの私服などアニメ知ってると楽しめるものだったとは思うけど、端々が原作テイストなところが良かったんだ。ので、勝手に、一期の沙織さんは8〜9歳くらいに自分がアテナだと知ったものと考えてるし、沙織さんが星矢と一緒にダイブした時のシャイナさんは原作のようにはすっぱすぎない態度だったと思ってるし、一期の世界には小宇宙を燃やさずに戦うと過去はっきり言われてた鋼鉄聖衣は存在しないと思ってる。アニメはアニメで面白いけど、キャラの性格が原作と違いすぎるんだもんよ……。 Ωで初めて星矢に接したという吉田さんだからこそ、その点を取り上げて叩く人は多いけど、変な思い込みと無印への偏ったこだわりなしに作品を作ってくれたものと私は評価してる。もちろん、各種設定(コススペだの大全だの)を踏まえまくってて作られているLCはLCで好きですけどね。
LoS、前売り情報が色々公開されていました。 前売り特典のファイルで未公開の黄金聖闘士が暴露されておる(笑)。 ちょっと交通費かかるけど、ムビチケの星矢と沙織さんが素敵だったからTOHOに買いに行こうかなあ。
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