団長のお言葉
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2003年11月14日(金) 孤独な更新

今年の初秋からとても海にはまっている。オレはある渡船に乗り、海の生命感あふれる素晴らしさ、エネルギッシュ、それを目の当たりにしたからだ。

 そこには始めてみる自然のカツオがワラワラと群れており躍動感あふれるジャンプを繰り返していた。これにオレはかなり感動した。オレは海に関してはまだまだ無知に等しいと同時に思った。昼間の海ではこのような世界が繰り広げられているのだ。
 
 その日はアタリもカスリもしなかったが情熱をもらっただけでも十分だった。その帰りに南港でもそのジャンプを目撃した。ある日に俺はたった一人で南港に向かった。

 夕方からカツオ、保険としてスズキを釣ろうという計画だ。カツオのためにわざわざメタルジグ、タコベイトまで買ってきた。勢いだけの釣り。気持ちだけが空回りしていた。

 オレは運に見放されたらしい。せっかく買ったメタルジグには全然かすりもしなかった。タコベイトなども使う気が失せ出番など無かった。

 見る見るあたりは薄暗くカツオのライズも減ってきた。結局妥協し保険のスズキをプラグで6発揚げただけだった。そのうちの一匹は何故かオイカワカラーで釣れた。俺は海に向かってぼやいた。

 「海にはオイカワなんていねぇ。スズキよ、てめぇは魚型の玩具であれば何でもいいのか。そしてカツオよ、スズキと同じ魚類なら、もう少しスズキの馬鹿加減を見習ったらどうだ。」 

 魚種2匹に届きもしない悪態をつきながらいつ壊れてもおかしくない愛車、サンバーでドナドナを歌いながら帰路した



2003年11月12日(水) 蒸し蒸しサンバー大爆走

丑三つ時までに至らない深夜、我々は雨が振っているにもかかわらず三人(俺、ひろちゃん、チャンコ)のバカフォースを高め琵琶湖のナマズポイントにむかった。当然渋滞も無く短時間で目的地に着いた。

 外は大雨。とにかく雨が止むのを車内で待つことにした。しかし一向に止もうとしないのを見かねて一眠りすることにした。

 暑い。しかし寝なければ体力が持たない。うるさいサルどもはほっといて寝るのが懸命だ。目を閉じて10分は経っただろうか、イヤに鼻につく匂いが漂ってきた。目を開けると目に刺激が走った。隣でウナコーワクールを上半身に塗りたくってる馬鹿がいた。だいたいこんなことをするヤツは予想がつくだろう。オレはそれを指摘したが彼は「んー、涼しいぞ、涼し〜いぞ〜、おまえらもヤミツキになるぞ〜お」

 まったくオレの注意をサラリと流し、更に塗りたくる。蚊よけスプレーの次はウナコーワクールに悩まされるとは、コヤツには恐れ入った。コイツが家でも上半身に塗りたくっている姿を想像したら気持ち悪くなり、よけい眠れなくなった。オレは心の中で思った。死んでくれ。
 
 そのまま眠れず、雨もやまないので彦根まで大爆走することにした。到着はたぶん朝だろう。朝には雨がやむだろうという淡い期待を乗せて。

 到着とともに雨が我々を嘲笑するかのように降りしきっていた。しかたがない。寝るしかない。蒸し暑い。臭い。それから、だいたい2時間は寝たかもしれない。顔をつたう汗で目が醒めた。サンバーの窓は我々の湿気で真っ白だった。おまけに空気も非常によどんでいた。コイツはよくこんな環境で眠れるもんだ。半ば、あきれながら装備を整えた。

 とりあえず釣らなければ。ひたすらスピナベを投げまくり、雷魚・ナマズを一本づつ揚げた。そうこうしてるうちにチャンコが出てきた。オレは帰りの体力を残しておくために車内で寝ることにした。

 車内にはヒロちゃんがまだ堂々とアホ面をかまして寝ている。本当にすごい。のび太以上じゃないか。オレが寝ると彼は起きだしノソノソと出て行った。

 だいたい何時間たったのか。ヒロちゃんが耳を血だらけにして帰ってきた。どうやらバイブレーションで耳にピアスを開けたらしい。と、オレに一言「ティッシュ持ってない?」血走った、やや寝不足の顔で言われた。コイツもチャンコ並みに迫力があることを知った。

 それからチャンコも帰ってきたので移動することに決定した。結果、ヒロちゃん1匹、チャンコ0匹、またまたチャンコは窮地に立たされた。

 さて、次は近江八幡のとある漁港で釣ることにした。風が強い。どうにもこうにもならないままキャストを繰り返す。オレはヘビーカバーを狙って、雷魚を惜しくもばらす。ヒロちゃんはギル1匹。

 さて、問題児チャンコは、おー、なんと釣れているではないか。でも25ぐらいのじゃこバスだ。こうして我々は皆釣れていることを良しとし、納竿することにした。

 車内に戻るとチャンコがまた壊れていた。どうやらヒロちゃんより小さいのが気に入らないらしい。そこでオレが一言。「まあ、頑張れよ・・・。・・・NO.3・・・。」その後、彼はヒロちゃんによって黄レンジャーとあだ名が付いた。彼は絶句した。


2003年11月06日(木) 激熱我慢大会垂れ垂れ釣行記

この題からして大体の予想はつくと思う。実にこの一日での水分補給総量約5L。出た発汗量は底知れず。まさに我慢大会さながらの釣行となった。我々はこの殺人的な暑さなど予想だにせず、ほぼ馬鹿面で夜に出発した。
 夜、着いてそこでナマズを、夜明けに雷魚を狙おうという按配だ。
 難なく渋滞もなしにそしてサンバーの機嫌を損ねず目的地H県K市の野池に着いた。早速ジッターバグで野池に繋がる水路をチェックすると一発で出てきた。さすがK市の野池だ。スレていない。ていうか、こんな夜、夜中にプラスチックの玩具を好き好んで投げる奴は居ないという事だ。結局釣れたのは俺のみだった。アブれなし。いい響きだ。なかなか幸先が良いではないか、余裕をぶちかまし少し眠ることにした。
 この前のチャンコスプレー事件。あの二の舞になるまいと今回は窓に網戸の網をガムテープでつけて蚊を防いだ。当然効果は抜群だった。これで蚊に悩まされずに安眠できると安心したのも束の間、チャンコが帰って来た。とても嫌な予感がした。こいつを相手にしてたら明日フラフラになってしまう。気にせず眠ることにした。だが、チャンコは私よりも一枚ウワテだった。とてもうるさいのは毎回のことだった。奴は喋りながらこの狭い車内で放屁した。「殺す」と心の中で連呼した。蚊よりも質が悪い。このまま夜中喋くりまくっているのかと気が滅入った。このままでは帰る頃にはぶっ倒れてしまうと思い酒の勢いで強引に寝た。彼は夜中じゅう起きてゴソゴソしていたのは言うまでもない。
 私は夜明けを見るのが好きだ。人に希望を与えてくれるような感情が湧くからだ。しかし決して爽やかなモンだけではない。私は汗だくの体を滑らせながら緩慢に動き出した。夜明けの風景とミスマッチな俺ら。これでいいのか。
 タックルを準備し、いざ出陣。後に野郎らも出てきた。そして投げまくった、が釣れん。皆少ない脳味噌をフル回転させ、あーでもない、こーでもない、と投げまくっていた。無論俺も。しかし一人水面を弾かせた奴がでた。ひろちゃんだ。ヒットしたのはバイブレーションだった。糞、納得がいかん。俺もバイブで攻めた、が釣れん。勿論チャンコも。
 時間がたつにつれ体が熱くなってきた。勿論やる気になっているのではない。気温が非常に高くなっている。このままでは煮えてしまう。いったん昼飯を食って小休止。なかなかまずいラーメンだった。
 そして我々は以前行った野池に行ったが無駄な努力に終わった。このままではまずい。アブれてしまう。こうして我々はまだ狙ったことの無い野池を攻めることにした。その野池はなかなかの雰囲気だった。実際に雷魚も確認できた。まず、水面を割ったのは俺だった。スピナベで一発。その後も葦際で二発。フロッグで出た。いい感じ。野郎らはアタリのみだった。
 それから近くの野池も雰囲気が良かったので攻めることにした。ここでも俺がフロッグでだした。結構良い型。他の二人はアタリのみが続いた。惜しいところでバラしてしうらしい。それから大体6時ごろまで攻めまくった。結果、
俺4匹、ひろちゃん2匹、チャンコアブれ。日も暮れてきたので我々は帰路することにした。
 帰る途中チャンコは自分の不本意な結果に納得がいかないらしく半分キレかけていた。と、ひろちゃんがよせばいいのにチャンコを慰めた。彼の慰めは私が思うに心理的ダメージを助長するものとしか思えなかった。そしてチャンコは自我崩壊に陥った。この日をチャンコ沈没事件として私の心に刻み込まれた。


2003年11月03日(月) 行け行けイケイケボロサンバー

前回のお堅い話は抜きとして私が記憶している釣行のお話をしよう。これは今年の夏、我々が汗、涙、した雷魚釣行である。
 夜、俺のトロいサンバーをわざわざ走らせH県K市の野池を攻めることにした。高速を使い大体2から3時間で目的地に着き、そこで夜明けまで寝ることにした。
 さて、それから数時間後、とても寝れない。チャンコの奴が痒い、とか姿勢が悪いとか抜かしてとてもうるさい。オマケに車内に蚊避けスプレーを振りまくった。蚊避けスプレーは、蚊だけに効くと思われがちだが、実は人間にも有害なモンだ。生物を弱らすものは毒を何倍も薄めたモンだ。こうして第一ラウンドは蚊とチャンコの人災とで幕をあけた。
 そして夜明け。やはりどこの夜明けも美しい。かなり寝不足の目を擦りながら池を攻めることにした。しかし、その有様といったら悲惨なモンだった。水面にはアオコ(海で言う赤潮)が湧いて、どうしようもない状態になっている。場所移動を余儀なくされた。
 さて、K市といえば野池がいっぱいある。多数の野池を虱潰しにアタックしてみたがどこもアオコが浮いていた。このままではヤバい。さっそく、危機に陥った。
 さらにそれから道に迷い、半ばやけくそになりながら野池の状態を確認していた。その時、オレが見る上で有望な池を発見。アオコもないし蓮根も生えている。しかし、オレ以外は戦意喪失。一歩も動こうとしない。カスどもはほっといてオレ一人が調査することとなったが、釣れん。しかし雷魚は確認した。そうこうしているうちにチャンコがやってきた。今更来たか・・・。呆れた。水面を見やると偶然目の前に雷魚がポカンと浮いていた。たぶん釣れんだろうとタカをくくっていた。雷魚の目の前にスピナベを落とした。その瞬間、あっけなくヒットした。それから池の流れ込みに行き、連続ヒット。ほとんどスピナベだった。あれからチャンコも連続ヒットしたが、問題はヒロちゃんだった。何故か彼はナマズのヒットが連続していた。彼は次ナマズをヒットさせてしまったら昼飯をおごると豪語した。彼は運が悪かった。またナマズがかかってしまった。かわいそうに。彼はラーメンをおごらざるを得なくなってしまった。彼のおごってくれたラーメンはうまかった。ただ飯ほどうまいもんはない。それから釣具屋で情報収集をし、野池を周ったが良い結果は出せなかった。こうして帰りはフラフラになって半分眠りそうになりながら京都まで無事に帰れたのである。フロンティア遠征はオレのおかげで成功した。やれやれ。



2003年11月02日(日) 前書き

チャンコノフ。こいつは中学からの縁だ。こいつは高校受験前にもかかわらず学校もそっちのけで釣りに出かけていた。私もその例外ではなく一応、受験勉強はしていたがとても不真面目だったと思う。受験に受かりさらに釣行に拍車がかかった。奴との釣行を何度と繰り返し私の青春は釣りで一色であった。そして私は釣りなしでは生きられない体質となってしまった。私は私以上に釣欲に飢えている奴を望む。


2003年11月01日(土) 団長亭日記発進!!

ようこそ私の日記帳に!ここでは団長ではなく「マグロ」と呼んでいただこう。何故、マグロ?という質問は控えたまえ…。この日記の中で徐々に明かしていくとしよう。
まぁ、アレだ。私はアレなので明日から本格的に日記を書くことにしよう…。それではさらばだ!

追記>俺が団長。チャンコノフは副団長。よって私のほうが偉いのである。心して置くように。


マグロ