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Egoistic-hypocrite.

hypocrite.

シンセイジ。2005年10月24日(月)



姉(ねえ)が産んだあたしの甥っ子は
あたしと同じ誕生日に生まれた。

はじめてのまだ顔も見てない甥っ子。



せめて。

せめて。



あたしに似た運命を辿る子であって
欲しくないと、ひたすら願う。

両親の愛情に包まれて。
沢山の友人に囲まれて。
幸せな人生歩む子になってね。

誕生日が同じだからなんて単純な理由で
あたしは、そんな馬鹿な祈りを捧げる。





早く眠りたい。2005年10月18日(火)



睡眠薬が効かなくてこういう夜は
あたしですら少しネガティブになる。



頭の中をぐるぐるしている何かを
吐き出してしまいたい気分になるけれど、
きっとそれをしたってあたしの気持ちは
楽にはなってくれないだろう。

むしろ不幸な誰かを増やすだけ。



こうして寒くて薄暗い部屋の中、佇んでると。

ただ、"独り"。

その事実だけが色濃い闇の中に
はっきり浮き出てくるようで。

そこから目を逸らしたいあたしは、ひたすら
早く眠りたいっていうことだけを考え続ける。



早く眠りたい。早く眠りたい。
早く眠りたい。早く眠りたい。

嗚呼、この願いすらどこか、洗面器か
便器にでも吐いてしまえたらいいのに。





乱菊。2005年10月17日(月)



あたしは、乱菊ポジションの女だ。

誰にとっても乱菊以上の存在にはなれない。

一護のポジションには一生、なれない。

どう足掻いたって、なれっこない。



あたしの好く誰かには
必ず、焦がれる他の誰かがいて。

その目はすぐ傍にいるあたしを素通りして
遥か彼方の誰かさんを見つめてる。

いっつも人の世話焼きっぱなしで、ふと
我に返って我が身を振り返ると誰もいない。

別に今のポジションがイヤってわけじゃない。
けど、たまにうっすら、寂しくなる。





ウラヤマシイ。2005年10月13日(木)



この世界を愛していると。

この世界のすべてを愛していると
心の底から叫べる人が羨ましい。



あたしは、この世界の
ほんの一部分しか好きじゃない。

あたしは、この世界の
ほんの一部分しか知らない。

あたしは、この世界の
ほんの一部分しか見えない。



愛していると声を大にして叫べるほどの
素晴らしいものが、この世界にあるのかどうか
まだ経験したことがない。

"アイシテイルヨ"と幸せそうに
微笑む誰かの姿を確認するたびに、
あたしは、羨望でくらくら眩暈がする。





籠の中。2005年10月09日(日)



たまに実感する瞬間がある。



あたしは籠の中の鳥なんだ。
ちょっと籠の中に手を入れてくる人。
つかの間の小部屋の中の解放。

今、そんなものに触れているだけなんだ。
周囲の人たちと一緒だと思っちゃいけない。



遠くに行く自由は許されてはいない。
勝手な事につかう金銭もない。
自分の部屋を自分好みに仕立てちゃいけない。
好みの食事を口に運ぶ選択肢はない。

自分の意思でなんて、飛んではいけない。



いつまで続くだろう。
いつまで続くんだろう。

この束縛が。





ナク。2005年10月04日(火)



あたしは泣くのです。

手が届かないと言って、泣くのです。



届かない。

届かない。

届かない。



『完成形』のあたしには遠過ぎて
手が届かないと言って、泣くのです。

まだ見ぬ"あたし"を想って。



泣く。

鳴く。

啼く。





ホシイ。2005年10月01日(土)



何処へでも走っていける脚がほしい。
何処へでも遊びにいける体力がほしい。
何処へ行っても飢えないだけのお金がほしい。
何処へ遊びに行っても何でも買える収入が欲しい。
何処で何をする事もできる収入を賄える仕事がほしい。

具体的に言えば、結局のところ、健康がほしい。



思い切り働いて、遊んで、眠って。
何も考えないで話して、聞いて。
思い切り泣いて、笑って、怒って。

変なところで足元にロープを張られたように
引っかからないで、そういう当たり前の事が
ごく自然にできる健全さがほしい。



お願い、動いて。あたしの身体。

籠の鳥にはどれもまだまだ無理な話。
分かってるからあたしは今日も籠の中で
ピヨピヨピヨピヨ、うるさく囀って餌を啄ばむ。





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