(ハワイ大学留学してたよ)be-ryoの触発日記
be-ryo

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 「世界の中心で、愛をさけぶ」

片山恭一著。読みました。

いろいろなところのレビューでは、
「展開がベタ」「台詞が変」「泣けない」
という評価もありますが、確かにその
通りだと思いました。

純愛というテーマなので内容がわかり
やすい点はあります。でも、感情移入
しやすいというわけではありません。
なぜだろう。主人公のココロの描写が
共感できなかったのかもしれません。

あと、内容のわりに話が長い。半分く
らいは削っても、物語の良さは変わら
ないのではないでしょうか。

「文章は短ければ短いほどいい」

これは僕の一つの見方です。本当に
賢い人は、短い言葉で他人を説得でき
る人だと思っています。

長くする必要性が感じられれば何も
問題はないのですが。

映画化もされたようです。


なんだろう。
韓国ドラマブームに、この本の売れ具合。

文化現象に共通点を見出すことは無意味
かも知れませんが、いまの世の中の複雑さ
を単純化して示してくれるものを、日本人は
求めているのかもしれません。

でもよく言われるけど、「複雑な世の中」
ってなんだろう。

多様性が裏返って複雑化しているので
しょうか。確かにそうかもしれません。

ネットには過剰な情報が錯綜し、少年は
今日も母親を殺しています。

でも、人にとって複雑でなかった時代
なんてあるのでしょうか。


話があちこちに向いています。
賢くないからです。


そうそう、「世界の中心で、愛をさけぶ」
の題名は、アニメ「エヴァンゲリオン」の
最終話「世界の中心でアイをさけんだ
ケモノ」のパクリだそうです。

でもそれも、ハーラン・エリスン著「世界
の中心で愛を叫んだ獣」(ハヤカワ文庫)
というSF小説のパクリだそうです。

「イラクの中心でバカ、とさけぶ」という
取材記もありますね。


なんにせよ、「愛」なんて普段使わない
言葉を「叫ぶ」んだから、よっぽどのことが
あったのかな、という印象を与えます。

「愛」ってなんだろう。

2004年05月14日(金)

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 未納

なんでネットでゼビウスができるのか、
果たして合法なのかもよくわからない
けど、とりあえずゼビウスができる。

  ↓

ゼビウス(クリック)

5分で飽きてしまいました。

***

「年金未納問題について」(ちょっと長いよ)

年金未納の国会議員が、今日も5人辞任
した。一体いつまでこのムーブメントは続く
のか。

「政治は国民のレベルをあらわす」

誰の言葉か忘れたけど、こんな言葉を思い
出した。つまり、国民のレベル以上に政治が
行なわれることはない、ということだ。
それが正しいとしたら、とても悲しいことかも
しれない。

しかし、「未納」という格好の批判材料を得た
国民は、ここぞとばかりに議員たちをバッシ
ングをする。対象の議員たちは世論に打ち
のめされ、ただただ頭を下げる。それが批判を
かわす一番の方法だと知っているから。

事実、早々と未納を宣言し辞任した元内閣
官房長官と民主党の元代表を叩くメディアは
すでにない。昨日の朝日新聞の社説では
「菅氏が民主党代表に立候補するのもいい」
という有様。辞任はそんなにエラいのか。

僕は未納の議員たちを庇うつもりは毛頭ない。
僕も国民年金を払っているし、払っていない
議員が年金問題を議論することには多少納得
がいかない。

でも、「辞任」で年金問題は進展しない。勘
違いしてたから、辞めておわびする。ちょっと
待て。「未納議員」たちが皆話し合いの場所
からいなくなってしまったら、誰が年金制度
の欠点を身をもって指摘できるのか。そう、
年金制度の欠点を一番良く知っているのは、
「未納議員」たちなのである。(もちろん中
には故意に未納していた議員もいるが。)

やることやってから、責任を取る。それが自分
たちにとって、そして何より国民にとって重要
なことなのではないだろうか。

僕たちはその点に気づいていないように思わ
れる。もしくは、気づいてはいるけど腹が立つ
「未納問題」の責任を目に見える形で取って
欲しいという思いもあるのかもしれない。

しかし当の議員たちは、国民の声だけを聞いて
辞職しているのではない。次の選挙を睨んで
辞職しているのである。本当に責任を感じて
いるのなら、辞職ではなく引退すればいい。でも
引退する議員はまだいない。それは皆、次の
選挙を考えているからである。

それを忘れてはいけない。

***

僕の考えはかなり偏っていると思う。
だから、鵜呑みにしてはいけません。

でもこれが、今日電車の中で酔っ払いたち
の吐息を感じながら、1時間考えていたこと
なのであります。

んあんん。

2004年05月13日(木)

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 人格と環境

ある研究所の実験のため、十数人の男たちが
集められた。彼らは無作為に看守役と囚人役
とに分けらる。そして2週間の間それぞれの役
をルールに従いながらこなしていく。

そんな映画を見ました。「es」。

被験者はどこにでもいる人たちなのに、役割
を与えられると彼らの人格に変化が生じてくる。
本物の看守よりも看守らしく、囚人よりも囚人
らしくなっていく被験者たち。5日目には、虐待
により死亡する囚人役も出てくる。

そして実験はわずか7日で中止に。
理由は、実験がもたらした被験者たちに対する
過剰な影響力。

実際にあった話らしく、この事件について現在
裁判中のアメリカでは、未だ映画を公開できない
らしい。


人は毎日、自分という役割を演じて生きている。
そしてその人格は、ちょっとした変化で容易に
変化しうる。

そういう意味で、とても怖い映画だった。


イラクで捕虜が虐待にあっていることが問題に
なっています。この映画で示された結果から考え
ると、一般人でさえ看守と囚人という役割の中
では人格が変わり、問題を起こしてしまうのです。
本物の看守、囚人は言わずもがな、です。

小泉首相はこうした虐待に対して遺憾の意を示
しました。でも、それは何の問題解決にもなって
いません。悲しいかな。



「死ぬまでにしたい10のこと」
「キル・ビル2」
「ゼブラーマン」
「蘇る金狼」
「ラストサムライ」
「パッション」
「ブレアウィッチプロジェクト2」

最近見た映画です

2004年05月07日(金)
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