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■ ギョウダ
上野で高崎線に乗って座っていたら、 すごいハデなカップルが乗ってきた。
「ボラカリシクニネア?」
と言うようなことを言い合っていた。
隣に座った彼らは、僕に話しかけてきた。
"Kumagaya, go to Kumagaya?" (クマガーヤ、クマガーヤ行く?)
"Yeah, you can go to Kumagaya by this train" (この電車は熊谷行きますよ)
"Ah! You speak English" (英語話せるの?)
"Coz I was an exchange student in US, just for one year though" (1年だけどアメリカに交換留学してたんで)
あー、俺久しぶりに英語話してるなーと思いつつ、 僕はそのフィリピンから来たというカップルと雑談 していた。
すると、女の方が質問してきた。
「この電車はあと何分で出るの?」
なんだよ、日本語普通に喋れるんかよ!
なぜこの人たちは僕に英語で話しかけてきた んだろうか。日本人を困らせてやろうかとでも 思ったのか。
謎だ。
行田で降りるときに、
"What is your name?"
と聞いてきた。
"Ryota"
と答えた。
"No no no, not your home town. I mean, your name" (いやいや、あんたの町の名前じゃなくて、あんたの 名前はなぁに?)
"My name is Ryota, not Gyoda."
「ぎょうだ」と「りょうた」はどうも外国人には区別 しづらい傾向がある。何度か経験したことだ。
「まだ理解していません」という顔の2人を電車に 残したまま、僕は行田で降りた。
2003年09月07日(日)
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