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昨日は散々だった。

ダーにメールをしても返信無し。

電話をかけてみても出ない。

しばらく連絡を待ってみたものの、やっぱり連絡はなくて。

定期的に自宅に電話し続けてた。

そして何度目かでダーが出た!と思ったら妙に不機嫌。

声が明らかに変。




←……。



いやもー本当に。

理由を聞いて唖然としましたよ。

しかも私悪くないし! 誤解だし!

いつからそんなに甘ったれちゃんになっちゃったのー!?

自分でも「子供っぽいなぁ…俺」って呟いてたけど、

ホントだよ!!

ああ、初期の頃のクールなダーは何処へ?






今日のランチは蝶姉と。




←あはは(笑)




結論はぶっちゃけ、

男の人はみんな我々が思ってるより子供っぽいね、ってことで。

まぁ、薄々気付いてはいたんだけど(笑)

仕事してる最中はバリバリやり手の先輩も、

若い女子社員に人気なダンディーなおじ様も、

裏側を覗いてみれば、みんな同じじゃないかと。

心許せる彼女や奥様に、

駄々こねてみたり、甘えてみたり、情けないところ見せたり。

私たちが思い描いているような、

男らしい決断力のある時ばっかりじゃない。

むしろそんなの表面的な部分なのかもね。

そんなことをワイワイ話したりした。





でもさぁ、1つ気が付いたことがあるんだけど。

確かに男の人は、

いつだって頼りがいのある存在ってワケじゃない。

だけど。

私や蝶姉の周りには、甘えん坊男が多すぎじゃないか!?

守るより、守られたい。みたいな〜!?

その事実に気付いてショックを受ける女二人。

私はさておき、蝶姉はそこら辺の男よりよっぽど男前だもんな。


「タマには私だって守られたいわよ〜!!」

そう叫ぶ気持ちも、痛いほど分かるさ(笑)




確かにね、

私も昨夜みたいなダーの態度には困っちゃうんだけど。

でも、自分の中に愛しい気持ちが残ってるなら、

相手を責めたり、求めたりするんじゃなくて、

自分の器をでっかくしたいと思う。

相手を成長させるのも、

自分がどこまで成長できるかにかかってるってことで。

格好良いダーも、格好悪いダーも、

すべて私の腕次第。



そう思う私は、やっぱり男らしい予備軍なのかも、なんてね。

マイ母と久しぶりにお買い物三昧。

いい年こいて、ミュールまで買ってもらったり。

晩御飯は父も含めて焼肉をたらふく食ったり。

ああ〜、なんて駄目な娘なんだろ(笑)。

でも、幸せ。

家族みんなが元気で、こうやってご飯を食べられるなんて幸せ。

明日も幸せでありますように。なむなむ。






母から久しぶりに幼馴染の話を聞いた。

もう10年以上会ってない幼馴染なんだけど。

すごくすごく辛い恋をして、会社を辞めて、

心療内科に通っているらしい。

自分たちの力ではどうしようもない事故が起こって、

彼らの未来はめちゃくちゃになってしまった。

好き、だけじゃ一緒に居られない。

背負ってるものがあまりにも重過ぎる。

なんでそんなことになってしまったんだろう?

そんなことが起こる前までは、

些細なことで笑ったり、くだらないことで喧嘩したりするような

普通の何処にでも居る恋人たちだったのに。

話を聞いてる私まで、胸のあたりが重苦しくなってしまった。

私の想い出の中での幼馴染は、

皆のムードメーカーで、お調子者で、いつも笑っていて、

天真爛漫で、誰からも愛される女の子。

もう彼女の、あの笑みは見られないんだろうか?

すごく、すごく、やるせない気持ちでいっぱい。






買い物をしている最中、ダーから何度か電話があった。

私が気付かないうちにダーが電話をかけてきて、

しばらく経ってから私が着信履歴に気が付いて、

折り返し電話をするけれどダーは出ない。

そんな繰り返しばっかりだった。




←だといいな。
朝からお仕事。

会社に行く前に、ダーに電話。

ダーはダーで、今日は昼から会社の行事に参加するらしい。

どうやら相当行きたくないらしく、テンションも低い。


「蝶ちゃんは会社には行くのに、俺の所は来てくれないんだね」

ってゆーか先週行ったばっかでしょ。

「いいなー、仕事。俺も行事行くんだったら、仕事してたいよ」

実際そうなったら、さんざんゴネるくせに。



←心の叫び。




私だって好きで仕事してるワケじゃないんだよ。

そんな感じで不機嫌なまま出社。

仕事は5時間程度で片付け、帰りに街をブラつく。

エテュセのネイルセットが欲しい、

ワンシーズン限りの安いミュールが欲しい、

ナチュラルビューティーのTシャツが欲しい。

欲望は渦巻いてるけれど、

書籍2冊だけ購入して、帰宅。

そして本を読みながらゴロゴロと夕寝。





数十分後、ダーの着信音で目が覚める。

聴こえてくるのは、ダーの上機嫌な声。

どうやら機嫌は直ったらしい。


「蝶ちゃんと遊びたいなぁ…」だって。

まったくもう。

さっきまでの不機嫌モードは何処へ行っちゃったの?

ま、こんなことだろうと思ってはいたんだけど、ね。





ダーと私の間に、不穏な空気が漂った時、

ダーがいつも言うのは、

「こんな時もあるよね」って言葉。

一時的にダーとの関係がギクシャクしたり、

意見の相違があって、お互いにムカつくオーラを発した時、

電話を切った後に、すごくすごく後悔の波に襲われるんだけど。

そんな時にはいつも、この言葉を思い出すようにしてる。

どんなに仲が良い恋人同士でも、

長く居れば居るほど喧嘩は避けられないもの。

どちらかが疲れてるとき、嫌なことがあったときに、

会話が盛り上がらない事だって、ある。

それに対して、“何で!? どうして!?”って相手を責めたり、

“私ってば…”って深い自己嫌悪に襲われるんじゃなく、

「ま、こんな時もあるよね。しょうがないなー」

そう思いながら、モヤモヤする自分の気持ちを上手に流すこと。

それってすごく大事なコトだなーって最近は感じてる。

そもそも、なんでも白黒つけなきゃ気がすまない私の性格。

多分これが、恋愛の寿命を縮めてきたような気がするんだな。

ちゃんと相手と向き合って、

責めたり、詰りあったりしなければ解決できない“違和感”と、

相手を片目で遠くから眺めて、

見なかったことにしたほうが良い“違和感”があるってこと。

数年前の自分は知らなかったんだな。

恋愛に、というか、自分自身の気持ちに一直線過ぎて。

今も、タマにド忘れしちゃうけど(笑)、

ちゃんと覚えておこう。

もう、痛い思いはしたくないから。
わお。明日も仕事なんだね?

ひさびさに2連休かと思ったのにー。ガッカリ。

こんな風に忙しくて余裕がないと、

顔も身なりもどんどん汚くなっていく気がするよ。

心の澱みたいなものが蓄積されて、

内面から滲み出てる感じ。

ストレス、とか、疲労、とか。





昨日ダーから電話がかかってきたのは深夜2時を回ってた。

半分寝ぼけながら電話に出たら、

すごく疲れたダーの声が聴こえてきた。

今日のダーもすごく疲れてるみたい。

こちらの話に乗ってこない。

ため息ばかりついている。

そして最終的には仕事の話へ。

愚痴だか、悩みだか、不満だか、よく分かんない話。

私なりのコメントをしてみても、


「蝶ちゃんは偉いよね」

なんて一見嫌味とも取れる返答しか返って来ない。

八つ当たり、っていうほど酷い態度じゃないものの、

どんな言葉を投げかけても受け取ってはもらえない。

高い、高い、壁。






こんな時は、すぐに電話を切って、

1人の時間を持たせてあげるのが得策なんだろう。

彼自身の為にも、私自身の為にも。

でもお節介な私は、

彼の気持ちを上向きにしようと躍起になる。

私には“放っておく優しさがない”。

付き合い始めのころ、ダーに言われた言葉だ。

分かっているのに止められない。

パンドラの箱。






私の親友がよく言うこと。


「誰かにとっての優しさは、別の誰かにとっての優しさじゃない」

私がどんなに優しさを集めてみてもね、

最大限の優しさを振舞ったとしてもね、

伝わらない時は伝わらないし、

伝わらない人には伝わらない。

でもだからと言って、

その優しさは決して一人よがりなんかじゃなくて、

別の誰かにとっては、確かな救いになったりもする。

人の心が読めれば、こんな苦労は無いのかも知れない。

でも、私は人の心が読める能力なんて、これっぽっちもない。

だから、私は、私なりの方法で、

愛情を示すしかない。

嫌がられても、突き放されても。





こんな夜は、ダーの心の底にある黒くて重い塊が、

私の中にまで染み込んできて、

身動きが取れなくなりそう。

でも、ため息はつかない。

幸せが、逃げちゃうから。

代わりに、大きく息を吸い込む。

幸せを、取り込むように。




←なーんてな。




色んなコトを許せる、

深くて大きい人間になりたい。
頭がいてぇ。

そんなわけで仕事をバタバタと片付けて、

速攻で帰宅した。

あああ、ヤバイなぁ、この精神状態。

なんとか自分でフォローしなければ。

自分のケツは自分で拭く。

実際には出来なくても、それくらいの気合で。

なんとか。

なんとか乗り切りたい。






今日は学生時代の友人からメールが来た。

なんと4年ぶり。

比較的仲良しだった彼と会わなくなったのは、

彼の元カノが私たちの仲を疑って、

ノイローゼ気味になったから。




←彼女とも4年以上会ってない。





彼と別れた後、そのことを後悔した彼女は、

私に仲裁を頼んできた。

私は私なりに奔走したつもりだったけれど、

結局はどちらの味方にもなれなかった。

だって私にとっては、

どちらも大事な友達だったから。

そして結局は、疑いの種をまく結果になった。

その時には、もう、

彼女自身、普通の状態じゃなかったんだと思う。



←やだなーこういうの。






彼は、ヨリを戻すつもりはない、の一点張りだった。

彼女は、彼が傍に居なければ生きている意味がない、と言った。

私は、あんなに仲の良かった彼らが

何故こんな風になってしまったのか、理解できなかった。

すごくすごく悲しかった。

一方通行の想い。

壊れてしまった関係。

板ばさみの息苦しい状況の中で、

私が選んだのは、

彼ら2人から逃げ出すことだった。

それから彼らとは会っていない。






そして最近、

親友だった彼と彼女が結婚する、

という噂を人づてに聞かされた。

もちろん。

それぞれ別の人と。

かつて愛し合い、憎みあった男女が、

別々のパートナーに一生を捧げることを誓った。

それは奇妙な偶然だった。

彼からの今日のメールは、

きっとその報告。

律儀な彼らしい、やり方。

返信しようか一瞬だけ迷った。

けど。

私はそのメールに、返事を返していない。

きっと一生会うことはないでしょう。

偶然の再会を除いては。

多分、そうするのが、

お互いに幸せだから。

心の中で想っています。

結婚、おめでとう。

末永く、お幸せに。








今夜ダーは接待らしい。

昨晩もずうっと面倒くさい、面倒くさいって大騒ぎしてた。

そりゃ苦痛だよね。

だってダーってばお酒全然飲めないんだもん。

ちなみに私は大酒飲み。

もしかしたらタクシーで帰ることになるかも、

って言ってた。

なんでも良いけど、

プロの女の子たちにデレデレするんじゃないぞ!!

そして早く帰って来ーい。

ううう。なんだかイライラしちゃって嫌な感じー。

今日はダーとたくさんお話できたけど、

デレデレのドロドロって感じじゃなかった。

2日ぶりにまともに話せるんだから、

もっともっと甘えようと思っていたのに。

もしかしてダーが電話を忘れて寝ちゃったのを

根に持ってるのかなぁ?

なんて自分の心に問いかけてみたけれど。

やっぱ、これは、多分、違う。

今、私の中の不満はぜーーーんぶ仕事だもん。

ああ、早く抜け出したい。

多分、来週明けにはスッキリしてるはず…だといいな。




離れた場所に住んでいる友達から、久々にメールが来た。

彼女は臨月の妊婦さん。

もうそろそろ予定日だよなー、なんて気になっていたんだけど。




←の一行。



彼女らしいというかなんというか。

産んだら連絡するから!なんて言ってたけど、

こんなにリアルに連絡が来るとは。

赤ちゃんの画像が添付されていて、

ソレを見てニヤニヤ怪しげに笑ってしまった。

しばらくの期間、不妊に悩んでいた彼女だったけど、

今やっと宝物を手に入れたんだなぁ、と思うとね。

ちょっと目頭が熱くなったり。

将来、女を泣かす駄目男にならないように、

しっかり教育してくれ給え。

あなたも、私も、

たくさん泣きを見てきたんだから(笑)




そういえば、この間、

ちょっと心揺れる私的ニュースがあったんだった。



←ちょっと衝撃受けちゃったり。





幼い時、私と結婚してくれるって言ったくせに!

なんて心の中で叫んでみた(笑)

しかも4月に出会ったばかりの人と、

1カ月も経たないうちに結婚を決めたという。

人生って、本当に何があるかわからんなー。

いつ、どこで、運命の人と出会うかも知れないし。

毎日が同じような景色に思えるけれど、

実は1日1日はまったく別の人生なんだよね。

そう思ったら、ちょっと楽しくなった。

そしてすぐに、怖くもなった。

ビバ。変化を恐れる臆病者。




友達と話していて、すごく印象的な言葉があった。

彼氏とあまり上手くいっていない彼女が放った言葉。

「“待つ”なんて私の性には合わないから」

そんな風に言い切れる彼女が、

少しだけ羨ましかった。

例え強がりでも。

潔い人は美しいな、と思った瞬間。

耐える女性も、凄く魅力的ではありますが(←エロオヤジ風味)。




ダーから電話がかかってきた時、

薬局で買い物中だった。

その事をダーに伝えると、

なんとダーも薬局に居るという。


「やっぱり蝶ちゃんと俺は仲良しなんだねー」

そんな些細なことで喜ぶ彼が、

とても可愛らしかった。

朝から私は意地悪だった。

一度ダーを起こす時間に目が覚めたのに、

そのままストンと再び眠りに落ちた。

意識はしていなかったけど、

やっぱり心のどこかで意地悪な気持ちが働いたんだと思う。




←なのだ。




たかが1日と思う人も多いだろうけど、

いつもあるものを、ただひたすら待つ行為は、

決して楽しい時間とは言えない。

来ないと分かってるならまだしも、だ。

期待しながら、待っているのだから。

家の電話にも、出ない。

携帯も、繋がらない。

次第にイライラが募り、

仕舞には不安になってくる。

ユラユラ揺れながら眠る。

そんな日の眠りは、浅い。




だからダーを起こさなかった。

数十分後、電話が鳴って、ダーの声が聴こえてきた。

「怒ってるの?」

「うん」

「怒らないでよ」

「いや」

そんなことしても、意味なんて無いのに。

こんな時はいつも自分の気持ちを持て余す。

数時間後には、きっと、私は、後悔してるはず。

もっと優しくすればよかった、ってね。





仕事中に久々にピンと来る書籍を3冊も見つけた。

数カ月ぶりに、大好きなお客さんと偶然出くわした。

懸案事項だった仕事が片付いた。

ちょっとだけ満たされた気分で残業をこなして、

家に帰ってからハンバーグを焼いて、食べた。

ダーからの電話は、今日も、ない。

伝えたいことがたくさんあるのに、

伝える相手が居ない。

私の中の言葉は、行き場を失ってる。

この言葉たちは、一体何処に消えていくんだろう。

たくさん、たくさん楽しいことを話したかったのに。

きっと私の口から溢れてくるのは、

ダーへの不満ばかり。

楽しさを語る言葉たちは、

醜くカタチを変えて、

彼だけではなく、私までも傷つける。

そんなのは、もう、嫌。

だからお願い、

早く、早く、帰ってきてね。

※日記3日分更新しました。





いつもの日常が帰ってきた。

朝起きてすぐにダーへのモーニングコール。




←泣くな!男だろ!!



私はほとんど夢の中だったんだけれども、

それでもダーが寂しいと思ってくれるのは、

私にとっては嬉しい。

好きな人を寂しい状況にはさせたくないけれど、

やっぱりちょっと嬉しいわけで。

矛盾する女心。




最近のお疲れモードがたたっているせいか、

人の話が上手く理解できない…。

仕事はなんとかこなしたけど、

最後にガツンと来る出来事があった。

仕事の愚痴についてはココではあまり書きたくない。

ココはダーとの恋愛を記録するため。

そして吐き出すためにあるのだから。

それ以外のことはあまり書きたくないんだ。

仕事メインの雑記帳日記でも持とうかな。

ちょっと思案中。




それにしても凹む。

多分、今回の件について、私に非は無いはず。

それでも頭を下げて、お願いしなきゃいけないのかと思うと、

またまた気分が悪くなる。

それにしても…どうしてあそこまで

人を不快にすることができるんだろうか?

どうせ一時的な上っ面だけの関係なら、

お互い社交辞令の仮面を被って、

今をやり過ごしましょうよ。

それが大人ってもんでしょう。





ああ、ダーの声が聞きたい。

仕事の愚痴なんか言わなくてもいい。

今日読んだ、小川洋子の小説の事を、

ダーと語り合いたい。

ただ声を聞くだけで、安心できる。

ダーは私の安定剤みたいなものだから。

依存してたっていいじゃない。



←虚しー。




やっぱりね、って思ってしまうところが、

またまた虚しい。

非常に自己中心的な話だよね。

分かっててもやっぱり、自分が凹んでいる時には、

すぐに連絡を取れる状態にしておいて欲しい。

我儘なのは、ちゃんと知ってるけれど。

それでも。

声が聴きたい。

顔が見たい。

傍に居て欲しい。

体に触れたい。






どれも、今の私には、

叶えられない願望ばかり。





2時起床。

ダーと過ごせるのは、泣いても笑っても、

あと7時間弱。

この部屋で過ごせるのは、

あと5時間弱。

だからと言って特別なことは何も出来なくて、

仕事でパソコンを見ているダーを横目で眺めながら、

邪魔しないように雑誌をめくる。

ピザを食べながら、


「おいしいね」って2人で笑いあう。

今日を静かに締めくくるように、

自分を納得させるように、


「短い時間だったけど、たくさん遊べたね」

と言ってダーは笑顔を見せた。

ドライブもしたし、

色んな話をできたし、

ゲームもしたし、

焼肉も食べたし、

ビデオも借りられたし、

くっついて眠れたし、

たくさんチューもしたし、

おいしいピザも食べたし。

ダーは反芻するように、

ポツリポツリと呟くけれど。

それはどれも、近くに居る恋人たちなら、

当たり前の事ばかりで。

私たちにとってはどれも特別なことばかりだ。

その事実が、ちょっとだけ私を切なくさせる。


「楽しい時間は、どうしてこんなに早く過ぎるんだろう」

私たちの別れの時のお決まりの台詞。






別れの時間が近づいてきて、

私はコンビニへ。

彼は駐車場へと向かう。

買い物を済ませて、ダーが待つ車の中に入ると、

何故だかダーが沈んでいた。




←新車なのにね…。




何故、こんな短時間に!?(驚)

しかも傷はかなり深い。

落ち込むダーを急かして、空港へと向かう。

ダーは車のことで頭が一杯。

私との別れも、どこかそっちのけだ。

ダーは意外と気が小さくて、

その実情はクールな外見とは裏腹で。

こうなった原因も、ダーがある事情に慌てて車を出したせい。

「どうしてダーってば、そういう人なんだろうねぇ」

とちょっと意地悪っぽく言ったら、

ダーがますます小さくなってしまったので、

私は可笑しくなって、少しだけ笑ってしまった。

不謹慎で、ごめん(笑)





空港へ到着して、少しだけ車の中で待機。

その間に、お別れのキスを済ませておく。

ダーもやっと凹んだ気分から回復したところで、

搭乗口へ移動する時間だ。

私を運ぶのは、今日の最終便。

周りには、私たちと同じ年頃の恋人たちが溢れていた。


「遠距離カップルがいっぱいだね」

なんだか嬉しそうにダーが言う。(←何故?)

バイバイ、と手を降って、

荷物の検査を受ける。

そこで今までにない異変が…。




←汚くてごめん!!



しかも、超強烈!!

空港ではありえない香り…。

係員の人も顔をしかめるほど。

なんとかこの場から離れようと、

ダッシュで搭乗口へと急ぐ私。

…と、ダーから(猛烈抗議の)電話が。

「蝶ちゃん酷い!! 一度も後ろ振り返んなかったでしょ!

他の遠恋カップルは、

別れがたそうに何度も後ろを振り返ってたのに」


ご、ごめ〜ん…。

だってだって臭かったんだよ…(涙)

そう言ったら、ダーはゲラゲラ笑ってた。

いつもならお互い涙を流す瞬間だったけど、

今回は無粋な闖入者に遮られ、

おかげで?悲しみもぶっ飛んだぜ。

それにしても、何故!?

誰かに教えてほしい。

なんで、

あの場面で、あの場所で、あのタイミングで、

あの匂いなの〜!?

ちょっと強烈な別れの体験。

ふぅ。

昨夜はバタバタと仕事を片付けて、そのまま空港へと直行。

なのになんと飛行機が40分遅れ…。

そんなわけで到着したのは深夜12時ぐらい。

迎えに来ていたダーの車に乗り込み、手をぎゅっと握る。

あったかい。

ダーの匂いがする。

そのまま車を飛ばす。

今は見慣れたこの景色も、

ダーと出会わなければ見ることのなかった風景。

そう考えると不思議。






きっと私は、ダーを知らなければ、

今暮らす小さな都会で、

親や何年来の友達に囲まれて、

当たり前のように暮らしていたんだろう。

こんな風に違う街の景色を眺めることなど無かったに違いない。

ほんのちょっとだけど、私の世界が広がった瞬間。

そして不可能だと思っていたことが、

簡単にクリア出来ることを知った。

何も変わってないようだけど、

実は目まぐるしく変化を遂げている。

きっとそういう風に、

神様が働きかけてくれたんだろう。

すごく、すごく、

不思議なことだ。







土曜日の朝(昼)はずうっと2人でくっつきながら、

部屋でゴロゴロとしていた。

夕方になってやっと活動を開始。

パスタ屋さんで軽くお腹満たして、少し遊んで、

再び焼き肉屋さんへ(←食ってばっかり)。

そんな何事もない1日。

話をして、笑って、真面目に語り合って。

トイレに行くとき以外は、

ずっと相手の体の一部に触れている。

そんな穏やかな1日。







夜中になってから、ダーの仕事を手伝ってみる。

私がPCの前に座り、ダーの言葉を拾っていく作業。

朝の8時を越えるころには、

2人ともクタクタで、ちょっとした諍いが起こったりもした。

私の言葉に、ダーが反応して、

私は手にしていた紙の束を、

酷い暴言と一緒にダーへ投げつけた。

謝るダーの言葉を無視して、

場所を移動して煙草に火をつける。

散乱した紙の隅っこに、ダーが何かを書き記して、

私の見える位置に置く。



←こっちこそ、怒ってごめん。






私は自分自身が、すごく最低な人間に思えてきた。

そして再び、元の位置に戻り、

ダーにギュッと抱きつく。

「ごめんね」とダーが呟いたけれど、

素直じゃない私は、

“私も、ごめんね”という一言が口に出せない。

その代わりに、ダーをもっと強く抱きしめた。

ダーは、よしよし、というように、

私の背中をゆっくり撫でる。

きっとダーにも伝わったはず。

私の“ごめんね”が。

安心して、また2人で元の作業に戻る。

そして1時間後、ようやく眠りに付いた。






仲良しなのに、なんで喧嘩しちゃうんだろうね?

大好きなのに、なんで傷つけちゃうんだろうね?

ダーと一緒に居ると、

まるで子供に戻ったみたい。




1人ぼっちの残業もやっと終了。

最後の締めに日記を書いている私です。

あーあ、もう、本気でこってり。

こってりモード。

さっきダーと少しだけ電話したけれど、

思わず絡みそうになった。

やばいよー。いかんよー。

ダーは上手くスルーしてくれたけど、

甘えるなら、もっと可愛く甘えろってば!


「帰ってくるの待ってるから、頑張ってね」

なんて言葉をかけてくれるダー。

そんなところが大好きよ。




昨夜はダーと全然電話が繋がらなかった。

家電は通じないし、携帯には出てくれないし。

もしや火事!?なんて被害妄想もグルグル。

心配で寝るに寝れなかったよぅ。

そして深夜2時半。

待ちに待ったダーからの電話が!




←案の定。




またかよ!!みたいなー。

私の心配を返してー。

ま、無事でいてくれて何よりだけどさ。

すぐに電話料金も支払ったしね。

でもねーあなた寝すぎ!

もう信じられないぐらい、寝てる。

しかも自分でも知らない間に、寝てる。

ダーのほうが早く寝るのに、ダーのほうが遅く起きることに、

最初はムカついてたけれど、

今は「ま、仕方ないか」と思えるようになった。

これって慣れ? それとも諦め?

前向きに考えて、

“理解”って捕らえ方で納得しておこう。





それにしても! 明日台風上陸しなさそう。

うーーーれーーーしーーーいーーー。

このまま無事に飛行機が飛びますように。

それにしても今から帰って、荷造りして、

お風呂ハイって、ボディケアして、

両手足のネイル塗って、肌の手入れしなきゃいけないのか。

大変、大変。明日も寝不足。

肌状態は今のところ最悪だし。

女の子って、ホント大変だー。

好きな人の前では可愛くありたいけれど、

タマにすべてを放棄したくなる時があるよ。



←やっぱり?




でも歳を取ることは、嫌いじゃないの。

っていうか、むしろ好き。

味のしっかり染み込んだおでんになれるよう、

今からちゃんと修行しておこう。

本日の私的な2大ニュース。

まず1つめ。




←ヤフーニュースより。


そして2つめ。



←びつくり。




電気の次は電話かよ!

しっかしマジで貧しい人みたいじゃないかー。

携帯に連絡したけど、出てくれないし。

なんてことだ。

私も人のこと言えないけど、

ダーってこういうことに関してはだらしない。

毎日シャツの洗濯と、

アイロンがけは欠かさないのに(←そういう問題か?)。

今日はダーの声が聞けないかも。

そう思うと少し、いや、かなり寂しい。






今日はもうクッタクタだ。

毎日やることが多すぎて、頭がパンクしそう。

もしかしたら身の丈に合わない事をやってるのかもしれない。

私がおせっかいだからか、

周囲があまりにも無責任だからか知らないけれど、

なんだか知らないうちに色んな仕事を背負い込んでる気がする。

今日も上司から「アレ、どうなった?」って聞かれたけど、

それって明らかに私の仕事じゃなくて、

「知りません。気にしていないので」

って素っ気なーい返事をしてしまったけれど。

なんで、いつの間に、

自分以外の仕事まで抱え込むようになっちゃったんだろう?

私に決定権なんかないのに。

あーあ、いつかこの会社を辞めて、

周囲を困らせてやりたい(笑)

私なんかが居なくても会社が回っていくのは知ってるけれど、

それでも(社会人として許されるレベルで)

突然、退職宣言したら、

一瞬はバタバタするでしょう。

それが、狙い。

それだけで、大満足。

あーあ、早くダーが嫁にもらってくれないかなぁ。

なんつって。

ま、こんな妄想で憂さを晴らしてるワケだけど。

恋愛だって、仕事だって、見返りがないと

一生懸命するのに疲れちゃうんだから。








今日は男友達から電話がかかってきた。

学生時代の友人。

3年ぶりぐらいに飲みに行って、

まったく盛り上がらなかった人(笑)

友達を紹介する約束を社交辞令でしたら、

それからやたら電話がかかって来る。

ある日、仕事中で電話が取れなかったら、

「無視してんじゃねーよ!」なんてメールが入っていたり。

それから先は、とことん無視ですよ。

だって、ちょっと電話が取れなかったぐらいで

そんな失礼なことを言われる筋合いなんかないもんね。

でも、電話は来る。

何度も、かかってくる。

よっぽど女子を紹介して欲しいのかもしれないけれど、

逆にそこまで熱心だと、引いちゃうってば。

っていうか、ワザと電話とらないこと、

いい加減気付いてないのかなぁ…。

そこまで鈍感だから、

女子に相手にされないのでは?

なんて思ってしまう私は鬼でしょーか?

あわわわわわ。

今週末はダーとのデート。





←ガーン。




仕事のありえない直しが飛び込んできて、

あやうく泣きそうになったし(笑)

はてはて。どうなることやら。

いやもー無理やりにでも行くけどね。

気合で乗り切る!! ウス!(←謎)

しかもパパさんが出張に行く日、

私がダーのところへ行く日と同じだった…。

時間は違うものの、場所は同じ。

この狭い街でさえ滅多に会わないのに、

ダーの街であったら…身の毛もよだつ思いですなぁ。







2日間連続でダーを起こせなかった…。

てか私が起こされてるし!

出勤途中のダーに起こされる彼女。

ああ、自分で自分が情けない。

でも何気に嬉しかったり。

朝、ダーの声で起きられるの。







←その後はお互い無言。





そういうダーは、

私にとって小悪魔だったり(笑)



ああ、眠い、眠い。

月曜からこんなんじゃ、先が思いやられるよ。




←嫌だね、こういうの。



原因はダーのお仕事。

私とダーの職種は違うけれども、かなり密接な関係にあって、

お互いの作業を痛いほど分かりすぎてる。

そんでもって今ダーが請け負っている作業というのは、

かなり私よりの仕事で。

私のアドバイスが欲しい、ということで、

夕べは資料を見つつ二人で打ち合わせしていたというわけ。

二人であれやこれや言いながら、

1つの物を作り上げる作業は楽しかった。

私の意見に対しても、ダーは


「なるほどね〜」「さすがだね〜」

なんて感心しつつ、ちゃんと受け入れてくれる。

多分、人によっては指摘を受けるだけで、

ムカつかれちゃう時もあると思うんだけど。

(っていうか私だったらムカつく(汗))

そういうところがダーのスゴイところ。

他人の意見を幅広く、素直に受け入れる。

なんて思いながら仕事を進めてた。





んが。




時刻は深夜3時を経過。





「もう3時だよ〜。やばい、やばい、早く寝なきゃ」

なんて思わず呟いたら、

「マジやべぇな。俺、明日会社休もうかな」だって。

あのー。

私は休めないんですけど?

しかもこれはあなたの仕事であって、

私の仕事じゃないんですけど?

あまりにも自分本位過ぎやしませんか?この発言。





更に作業を進めようとするダー。

もちろん私は不機嫌モードですよ。

だってだってだって、

こんな夜更け(夜明け?)まで付き合ったんだもん、

ごめんね、の一言ぐらいあったっていいじゃないの!

仕事に夢中なのも分かってる。

締め切りが近いのも分かってる。

だけど、だけどね。

あまりにも私の存在を無視してはいませんか?




なんともムカムカが収まらない私は、

突然
「もう、寝る!!」と宣言して電話を切ろうしました。

「俺を見捨てるのか〜」なんてダーの嘆きはもちろん却下で。

直接的には批難をぶつけたりはしなかったけど、

相当不機嫌さは伝わってるはず。

そのままムカムカしながら、眠りに付いた。





そして翌朝のダーのモーニングコールには寝坊。

一応“昨日先に寝てごめんね。今朝も起きられなくてごめんね”

というメールを送りましたが、

ダーの返事は“いいよーーー”のみ。

私のムカムカに気付いているんだか、いないんだか。

ま、この呑気さにいつも救われてる自分がいるんですけど。

それにしても。

私がダーの仕事を手伝うのは楽しい。

好きな人の為に、自分の能力を生かせるなんて、

すごくすごく幸せなことだと思う。

だけど、やっぱりそれを当然だと思われると辛い。

私だから甘えられるんだ、と考えれば嬉しくも感じるけれど。

でも、やっぱり、ねぇ。

そこんところを誤解せず、

ダーにもちゃんと理解して欲しいなぁ。

爽やかな日曜日…のはずが、午後2時起床。

まったく…休日が丸つぶれ。

最近週休2日が取れないものだから、

お休みの前日になると嬉しくて嬉しくて、

結局1人でもぞもぞと朝まで遊んでしまう。

友達とも全然遊んでにゃいにゃー。

いつになったらこの忙しさから開放されることやら。

そんなワケで今日は部屋の大掃除中。

最近運が停滞気味なのは、

部屋が散乱してるせいかもしれん(風水的に)。

ああ、片付けても片付けても物が…ゴミが…。





ダーは今日もおうちでお仕事中。

んーーー、ちょっとだけ態度が軟化してきたっぽい。


「早く蝶と遊びたーい」なんて言ってくれるようになったし。

自発的に電話もくれるようになったしね。




←ところで何を?





こんな風にダーと少しだけギクシャクしちゃったのは、

私のほうにも問題があったんだと思う。

私の仕事は締め切りに追われる仕事で、

その作業が佳境に入ってくると、

精神的にものすごくピリピリしているのが自分でも分かる。

入社当時に比べりゃ、まだマシになったけれども、

今でもタマにご飯の味が分からなくなったり、

ワケもなく他人に当たりそうになったりすることがある。

忙しいのに加えて、友達と遊ぶ気にもならなかったり。





そういうのって、多分ダーにも伝わってるはず。

何日か前に「最近3キロぐらい太ったよ〜(涙)」とぼやいたら、

「大丈夫。締め切りが近づいたら元通りになるよ」

とさらりと言われて、少し驚いた。

ダーにそういうことを言ったことはあんまりないのだけど、

ちゃんと見ててくれてるんだね。

きっとダーの態度がちょっとだけ冷たいことを、

私が過敏に感じ取って、

大げさに考え込んでしまうのかもしれない。

あーあ、分かってはいるけれど、まだまだ未熟者だなー。





考えてみれば、私の仕事が忙しいことで、

ダーが文句を言ったことはない。

私の締め切りになるべく合わせて、

会う日程も立ててもらっているし、

デートの時間が仕事に侵食されても、


「俺と仕事とどっちが大事なんだーー!!!」

なんて馬鹿なことも言わない。

(とりあえず「えええ〜!?」とは言うけど(笑))

それだって今では“当たり前”になっているけれど、

本当は“当たり前”なんかじゃない。

すべてはダーの優しさの賜物だ。

私はちゃんと感謝の気持ちを伝えなきゃいけない。




人間は優しさを与えられることが当たり前になると、

優しさがいつでも、いつまでも、この場にあると思い込み、

次第に感動は薄れていき、

当たり前のように振舞ってしまうけれど、

それってとても傲慢で危険なことだと思う。

優しさや思いやりが一方通行だと、

与えるほうだって疲れてしまうのは当たり前だし、

それが無くなったところで、

責めたり、詰ったりする権利は誰にもない。

人間だもの、見返りを期待して、当然。

優しくしたら、優しくされたい。

“大事だよ”“必要だよ”って言われたい。

私だって、ダーだって、おんなじ。






ねぇ、ダーリン。

あなたが私にくれる優しさを、

私もちゃんとあなたに返せているのかな?

私はあなたに甘えすぎてはいないのかな?




←ってこと。





3年前のあの日、

ダーに出会って、

ダーを好きになって、

ダーと仲良くなって、

ダーも私を好きになってくれて、

今、一緒の道を歩いている。

それは単純なように見えて、

私にとってはとても奇跡的な出来事だ。

未来は分からないけれど、

ダーが当たり前のように傍にいてくれることを

ちゃんと大事にしていきたい。ちゃんと。
休日出勤から只今帰って参りました。

今日は蝶姉のお店で心理セラピーを受けてきたので、

あんまし働いてないような…ま。いっか。

セラピーといっても本格的なものじゃなくて、

オーラソーマ(ボトルで心理状態を探る)みたいなもの。

そしたらやっぱり案の定な結果が…。

「自己顕示欲が強い」と「愛情を欲しがってる」

特に後者の中身は、誰かに頼りたい依存心から来るもの。

“依存”って私にとって永遠のテーマね。

蝶姉によると私は何にも依存していないらしいんだけど、

依存することをものすごく怖がってる。

自立することに、こだわり過ぎてるのかな。




そもそも誰かに(何かに)依存することって、

悪いことなんだろうか?

依存ってあんまり良いイメージの言葉じゃないけれど。

誰かがいなきゃ生きていけない、と思うこと、

誰かの一部になりたい、と思うことは、

駄目なことなんだろうか?

それって依存することなんだろうか?

おお、謎がぐるぐる。

そもそも何故、そんなに私は依存に拘る?




←なんだろうなー。なんとなく。



もしかしたら私は、

私が思っているよりも臆病者なのかもしれない。





ダーの態度は相変わらず。

でも以前と変わらずに連絡をくれるだけ、

まだマシと思わなくちゃ。

電話を切った後に、落ち込んでばかりだけど。

“そんな時もあるよね〜”ぐらいの軽い気持ちで、

今の状態を乗り切って行きたい。

気持ちが冷めてるのかも、

なんて落ち込もうと思えばいくらでも落ち込めるし、

“私が何をしたっていうのよ!?”って逆ギレしたくもなるけれど。

一番大事なのは、今を上手くやり過ごして、

ダーとこれから先も一緒にいられること。





ダーがああいう態度を取るのにも、

何か原因があるんだろう。

もしかしたらそれは私のせいかもしれないし、

私以外のことかもしれない。

だけどその原因をはっきりさせることが、

特に良いことだとも思えないんだ。

なんとなく、だけど。




人の気持ちなんて、脆くて不確かなもの。

曖昧な部分があって、当たり前なんだ。

それが許せない潔癖な時もあったけど、

なんて傲慢な、自分本位な考え方なんだろう。



←言われて納得。




もっと、もっと、愛情豊かで、

優しくて強い人間に、私はなりたい。
災難?は続くもの、で。



←午後11時に帰宅後発覚。




料金の未払いというやつですね…。

貧乏のあまり…ではなくて、

忙しさのあまり支払いそのものをうっかり忘れてた、と。

笑えるような、笑えないような。

ダーは相当焦ってましたけど(そりゃそーだ)。

ま、無事に1時間後には復旧したんですけどね。






そして昨日言っていたダーの態度ですが、

やっぱり私の勘違いではないようです。

多分、この事件がなければ、

昨夜も電話さえくれてなかったはず。

これぞ怪我の功名?(←違うって)

なんだかなー。

なんでこんな風になっちゃったんだか、

さっぱり理由が分かりません。





会話の端はしに冷たさが滲み出てて、

「今度○○しようね」とか言っても、

返事をくれなかったり、

軽くあしらわれたり。

なんか“ウザッ”って思ってるのが、伝わってくる。

いつもと同じ会話なのに、何かが違う。

気持ちが冷めて来ているのか、

一過性のものなのか、私には判断できないけれど。




はっきり問いただしたいけれど、

以前からダーには急にそっけなくなる時期みたいのがあって、

今がそういう時期だとすると、

何を言っても無駄、状況を悪化させるだけ。

それなりに長く付き合ってると、

良い時も悪い時もあるはずだから、

今はしばらく状況を静観中。

お互いを深く傷つけあうような諍いだけは避けたい。




こうして考えてみると、私も少しは強くなったのかな。

昨日だって、ダーのことを考える思考回路をなるべく遮断して、

仕事に集中しようと努力した。

もしかしたら…って不安はどんどん溢れてきたけれど、

なんとかプライドを保とうとした。

多分、以前の私だったら、

少しでもダーにつれなくされたら、

仕事なんて手に付かなかっただろう。




それにしても、トゲトゲしい気持ちって、

すぐに伝染しちゃうもんだよね。

ダーに冷たくされると、

私まで意地悪な気持ちになる。

言わなくて良いことを言い、

思ってもみない言い方をしてしまう。

駄目だってば!!と心の中で突っ込み入れてるんだけど(笑)

逆に優しくされると、

私もダーに何かしてあげたい、と思うし。

そんな相乗効果。

今は悪いほうに働いてる。

だけど、相手がくれるから、自分も返す、じゃ駄目なんだよね。

相手がくれないなら、自分から与えなきゃ。

与えても、与えても、何も返してくれない人もいる。

それに疲れちゃうコトだってある。

でも、やっぱり、

自分から与えなきゃ、何も始まらない。

何も変わらない。




こんな時、いつも思うことがある。

それは、私がダーを好きになったんだってこと。

私からダーを好きになって、

私のほうがダーを好き。

ダーが私を思ってくれるより、

ずっと前から、ずっと深く、

私はダーのことを思っていた。

だから、私の気持ちに、

ダーが付いて来れなくても仕方がない。

いつか、追いついてくれれば、それでいい。





←神様、お願い。



今の願いは、これだけ。
なんていうか…。

予想通りっていうか…。




←昨日の夜から。





なんとなーーくね、結構最近うまく行き過ぎてたから、

こんな雲行きになるんじゃないかなー、

なんて考えてはいたのだけど。

あんまり嬉しくない“大正解”だなぁ。

態度が急変したのは、昨日の電話から。

1度目に電話があって、それからしばらくしてから、

ダーはドラマ、私はシャワーを済ませて、

2度目の連絡があった。




←冷たい声で。





私は正直言って、意味がわかんなかったよ。

だって突然なんだもん。ホント突然。

こんな形で電話を切るなんてあり得ないから、

きっと何か原因があるはずなんだけど。

全然思い当たることないし。

確かに昨日は出張帰りで疲れてたから、

返事もそっけなかったし、

いつもより盛り上がりにかけていたのかもしれない。

でも、でもね。

そんな冷たくすることないじゃん。





まぁ、仕方なく電話を切ったわけだけど、

気になった私は、ダーにメールを送った。

“電話の内容で何か嫌な思いをさせたなら、ごめんなさい。

そんなつもりはなかったのだけど、

疲れていたから気に障ること、言っちゃったかも”

そしてやっぱり今になっても、返事は来ない。





朝も、いつも通り電話した。

でも、出ない。

寝てるのか、わざと出ないのか分からなくて、

何度も電話をかけた。

4回目の電話で、やっとダーが電話に出た。

シャワーを浴びていたんだ、という不機嫌そうな、声。

「怒ってるの?」

思わずそう聞いたら、

「いや、別に」

あきらかにいつもと違う。

何かがヘン。

私の、勘違いかもしれないけれど。

勘違いだと、嬉しいのだけど。





思っていること、言ってくれなくちゃ、分かんないよ。

何が不満で、何で怒ってるのか、

ちゃんと私に伝えてくれなくちゃ、

何にも伝わんないんだよ。

もし言いたくないんだったら、

態度に出さないで。

いつも通りで居て。

私を翻弄させないで。

ここから締め出さないで。

面倒くさいことに蓋をしないで。

受話器から伝わってくる、あなたの声や雰囲気に、

私がどれだけ振り回されてると思う?

ねぇ、あなたは今、

何してる? 何考えてる?

はい〜。帰ってきました、我が町へ。

たった1泊2日とはいえ、スケジュールぎちぎちで疲労困憊。

しかも!! 1日目の夕方にまんまと生理になった〜(涙)。

腰は重いわ、腹は重いわ、精神不安定だわ。

で、夜遊びはもちろんキャンセル。

もともと乗り気じゃなかったので、ラッキーだったかな。




出張先は、10数年ぶりに訪れた土地。

情緒漂う古い町並みが残っていて、

海産物が激ウマで、

夜景が散りばめられた宝石のように美しい土地。




←タイミングばっちり。




死ぬほど好きで好きで好きで堪らなくて、

でも愛することに疲れて、結局は手放してしまった人。

複雑で、繊細で、儚げで、強気で。

彼の傍に居る時も、彼と離れている時も、

どちらも手の届かない、遠い存在だった。

そういう彼を、

今目の前に広がる町並みが育てたのかと思うと、

妙に感慨深い気持ちになった。




夜、最上階の露天風呂に浸かり、

キラキラと輝く無数のネオンを眺めながら、

彼との想い出を久しぶりに取り出してみる。

1つ、1つ、ゆっくりと、

ぼんやりとした記憶を辿っていく。

時間を忘れて走り続けた、夜のドライブ。

初めて彼のベットに潜り込んだ時の、シーツの感触。

寝ぼけながら、私の存在を探る優しい手。

子供の頃飼っていた子犬が、迷子になった話。

初めて感情をぶつけた、あの日のメール。

その時の感情が、どういうものだったのか、

今の私にははっきりと分からない。

そして、その記憶さえ、

今にも消え入りそうな存在だ。

だってこれは、深く葬った過去の宝物。

それなのに、未だに、私の胸を締め付けるのはどうして?



←結局、最後まで。




今ではもう、愛されていたのかさえ忘れてしまった。

彼の声も、指先も、笑顔も、

何故だかはっきりと思い出せない。

覚えてるのは、

あの時の胸の痛みと、耐え難い虚しさ。

嬉しいこともたくさんあったはずなのに。

幸せもたくさんもらったはずなのに。

私はあの恋で、

「好き」だけじゃ、どうにもならないことがあると知った。






私は、過去の恋の亡霊たちを、

しっかりと胸の奥底に閉じ込める。

鍵をかけて、

もう二度と亡霊たちが現れないように。

再び、戻ることのないように。

願いを込めて、

私は明日へと向かう。
本日は出張なり〜。

なのでこんなに早起きさん。

ダーにもママさんも心配してモーニングコールくれちゃったし、

私ってば何気に手のかかる人だよねぇ。


「明日は出張だよ」と昨夜ダーに告げたら、



←なんて素敵なリアクション☆



「いや、多分それは大丈夫だよ」と言ったら

「ああ、良かった…」って本気で安心してやがんの(笑)

んーー、でも一応、距離は近くなってるんだけど?

そういう問題でもないか。




出張にはモデルさん2人も同行。

私好みの綺麗な人だといいなー。

目の保養にさ!

ではでは、行って来ます〜♪


朝から凹んだ〜。

同僚と仕事で外へ出かけたら、

何度か顔を会わせた事はあるけど、

まだ一度も話したことのない人とたまたま出くわしてね。

同僚とその人は知り合いだったらしく、

とりあえず紹介してもらって、よくある一般的な挨拶の後、


「顔は合わせた事あるけど、挨拶もまだでしたよね」

みたいなことをお互いに話していたら、



←そりゃー、すいませんねぇ。




ほぼ初対面で、なんだこの仕打ち(笑)

んーー、まぁ確かにねぇー。

仕事中に愛想振りまくキャラじゃないし、

何のつながりも(きっかけも)ない人と

世間話できるほどオープンでもないんだけど。

それにしても初めて交わす言葉にしちゃ、あんまりじゃない?

久々にムカっときたね、ムカッと。

そして凹んだ(笑)




凹んだ理由は、

“やっぱり周りからは、そんなタイプに見られるんだぁ”ってこと。

見た目キツめだしね、無愛想だから、

それもこれも自分のせいだって分かってる。

でもガードしないとやってられない。

仕事さばいて、周りからなめられないように

必死なんだもん、私、今。

ギスギスもするさぁー。

それも、これも、やっぱり私、なんだけど。




本当の自分と、誰かが思う自分とのギャップに凹んだ時、

いつも一番に想い出すのは、ダーの顔。

ダーは私の本当の部分を知ってるから。

ダーはそんな私でも受け入れてくれるから。

ムカムカってくる気持ちを抑えて、

ダーの顔を思い浮かべて、

深呼吸をする。

そうしたら、“ま、いいか”って思えた。

誰がどう思ったって、

誰にどう思われたって、

最終的にはダーが分かってくれたら、

それでオールオッケイ。

私ってばなんて単純なんだろう。

私が何度恋を失っても、

人を好きになることを止められないのは、

きっと私だけの味方が欲しいから。

良い私も、駄目な私も、

すべてを受け入れてくれる居場所を探しているから。





そして最後に、





お前みたいな
モテないブサイク男とは、
話もしたくないんじゃ! 
ボケーーー!!!!






と心の中で大きく呟いて終了(笑)

ダーにこのこと話したら、

きっと笑いながら馬鹿にされるに決まってる。


「蝶って、ぱっと見そんな感じだよねー(笑)」

なんつって。

ちくしょー…。

貴重なお休みが終わろうとしてる〜。るるる〜。

部屋の片付け含め、いろいろやりたいことがあったのに

何一つ終わらず。

だってだって体がだるいんだもーーん。

生理前だから?

先月よりも少し遅れ気味なんだけど、

多分大丈夫でしょー(←呑気)。

精神的にもちょっとブルーで、

ダーに電話かけまくり。

ダーは仕事で追い詰められてるって言うのに、

とことん邪魔しまくりだってば。




←電話かけたのは半々だからおあいこね?



まぁ、どれもこれも10分程度のものなのですが、

仕事が進まないダーの声が、どんどんシリアスになっていく(笑)

私はといえば、ダーから電話が来るたびに“睡眠中”なので、

「おまえ、また寝てたのかー!?」

と、とことん呆れられる始末。

それにしても自由に気兼ねなく電話できる関係って素敵ー☆

過去の恋だと、電話するかしないかで、

かなり悩んだりしたものだもの。

いや、まー、今でも最低限は吟味するけども。

電話を出たときのダーの嬉しそうな声を聞くと、

何度も電話したくなっちゃう。うふふ。




だけどなー、こんな風に上手く行ってる時が、

一番危ない時だってことに気がついた。

だってダーってば、

私が幸せルンルン気分になっている時に限って、





「しばらく1人にしてくれ」




などとほざく傾向あり(過去の統計上)。

しかもいつも突然で、

メールの返事は来ないわ、電話には出ないわ、

そんな意味不明な行動に突入するんだ。

1年付き合って、2〜3回ほど経験済み。

だから最近の穏やかな日々を振り返ってみると、

もうそろろかもしれん…なんて思ったりして。

やだなー。

何度やられても、やっぱりショック受けちゃうんだもん。

そりゃそうだ。

いきなり拒否されるんだもん。

そういうダーの態度に、慣れる事なんて、きっと、ない。

ダーも反省しているはずなんだけど、

普段が寛大なだけに、

そういう冷たい時期のギャップはものすごい。

そういうやり方でしか、

日々の憂さを晴らせないのだろうから、

それはそれで可哀想だとは思うけど。




←可哀想、というか申し訳ない…。




人様に迷惑をかけないためにも、

ここは1つ、フンドシ?を引き締めて!!

ダーの態度に振り回されないよう、

自分をしっかり持たなければ!!



今日は休日出勤。

こんなにお天気なのに!! 何故にお仕事!!

なんてグダグダ言いながらも、

本日の作業は待ち時間がたっぷり。

仕事などそっちのけで、後輩と恋バナに花を咲かせてみる。

恋バナっていうか…相談?

どうやら後輩の彼氏さんが浮気しているらしく、

その怪しい行動をじっくり聞かせていただいたのだ。

そしたら妙に重いムードになっちゃってね…。

フォローできない自分を励ましつつ(笑)、

何か良いコメントは出来ないものかとカラッポの頭をフル回転。

と、その時に別の先輩が会話に参戦!!

話をひとしきり聞いたあと、彼は


「男はみんなそんなもんだ!! 

謝ってるなら許してやれ!! ガハハハハ!!」


なんつって、豪快に笑いながら去っていきましたとさ。

“男はみんなそんなもん”という発言は置いておいて、

とりあえず先輩の能天気な意見に感謝。

悩む気持ちはすんごくよく分かるけど、

悩む自分にはまっていって、

悩めば悩むほど自分の首を絞めちゃうことってあると思うし。

後輩が苦しんでる姿見てたら、

こっちまで胃はキリキリ、胸はジンジンしちゃって大変。

後輩自身、自分を追い詰めすぎちゃって、

もちろんプラスの考え方なんて出来る状態じゃないし、

これくらいのアホ発言(←先輩ごめん)がベストなのかも。




浮気の定義って人それぞれだし、

自分以外の女の子と話すのも駄目!って人もいれば、

手繋ぐぐらいまでならOKって人もいる。

少数だろうけど、Hまでしちゃっても問題なし、

なんて自由(なのか?)な思考回路を持ってるお方も。

その辺の基準が同じだと問題は少ないんだろうけど、

そうじゃない場合は、

自分が許せない境界線を恋人が超えちゃった時に

どういう態度をとるかってとこが肝。

(あ、でも他人に厳しく自分に甘い輩が存在しているのも事実)

別れを覚悟して、彼氏ととことん戦うのも良いし、

時間が流れるのを黙って待つのも良いし。

自分がどうしたいか、

自分がどこまで我慢できるか。

実際のところ、

それを一番よく分かってるのも自分なんだよね。

どうしたら良いのか分かんないって彼女は泣いていたけれど、

彼氏とどんな付き合い方を望んでいるか?

っていう答えは、もうきっと、出てるはず。

その望みが叶えられなくても、

彼と一緒に居たい気持ちが強かったら、

苦しくても、寂しくても、辛くても、

「もうこいつ、いらねぇや!!」って思えるまで、

彼氏の傍に居るしかない。




人の気持ちが、

そう簡単に割り切れないものだっていうのも知ってる。

恋人同士の関係に、

悩みは尽きないものだっていうのも知ってる。

泣いたり、怒ったり、嘆いたりする時だって、あるよね。

でもね、

我慢に慣れて、辛さに耐えて、

恋の苦さに慣れてしまうなんて、悲しい。




←禁断の果実?
















そんなことを考えた1日を終えて。

受話器から聴こえてくる馴染み深いダーの声は、

いつもよりも優しい気がした。





★☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★




ちょっと書きたいことができたので、

追記しちゃえ(笑)

今日はダーの優しさ、というか愛情が身に染みた一日。

大したことじゃないんだけど、

些細なことがすごくすごく嬉しかった。

帰るときに必ず連絡をくれること。

その後の予定もちゃんと報告してくれること。

私が夜中にコンビニへ出かけるときは、

夜道は危ないから、と言って、

携帯で連絡を取り合おうとしてくれること。

夜中まで仕事をしているのに係らず、

休憩時間に声を聞かせてくれること。

そういうことが、

すごくすごく嬉しいんだ。

それに、あんまりダーが優しいから、

「そんなに優しくして…無理してるんじゃない?」

なんて心配したら、

「俺は蝶の本物の飼い主だから、大丈夫〜♪」

とさらりと言ってくれたこと。

私に電話をくれることが、

ダーの負担になってるんじゃないかと思って、

「無理しないで」って言ったら、

「そんなに俺に気を使うな」

と優しい声で叱ってくれたこと。




いつも大事にしてくれて、ありがとう。

ダーがくれる優しさの分を、

私もちゃんとダーに返せているのかな?

これからも
「幸せだね」「仲良しだね」

って笑顔で言い合える関係でいようね。




昨日の話の結果。

ダーからかかってきた電話に、

私がどういう態度を取ったのか、というと。




←そんなことでいいのか!?



ダーがその話題に触れることはなかったので、

私も敢えて口に出すことはせず。

なんか1人で焦ったのがバカバカしくなってきた。

しっかし、改めて実感。



この人ってばとことん呑気。



忘れてるのか、気にしてないのか、

その辺はよく分からんけども。

だからといって、


「どーなった?どーなった?どーなった?」

なんてしつこく聞かれてもムカついてただろうけど。



昨日の電話の内容で、ちょっと気になったダーの発言。




←ダー曰く。



えええ!? そうだったんですか?

と言う事は、近距離だったら駄目だってことっすか?

そうダーに詰め寄ったら、なんと奴は



「だって俺、釣った魚に

餌はやらないタイプだから」




なんて開き直りやがった。

いやまー、確かにその通りなんだけども。

そんな自信満々に言わなくても。

近くに居る安心感から、

思いっきり放置プレイされそうだし。

別にいいんだけどさー。



つまりは遠距離してるうちがってことか。

嬉しいような、悲しいような。

かなりビミョー。
私とダーは、もともとは社内恋愛。

んが、私たちが付き合っていることは、会社の誰も知らない。

正確に言うと、公表はしていない、ということなんだけど。

何故って…、一体何故なんだろう…。

一番の理由は、

ダーが二人の関係をバラす事を断固拒否!!してるから。

多分、私生活のことを突っ込まれるのがウザイから?

なんだろうけど。

確かに自分の知らないところで、

あれやこれや噂されるのって気分良くないもんだし。

最悪、別れでもしたら、二人ともやりにくかろう。

だけど、ダーが二人の事は内緒にしよう的な事を言う度に、

ちょっとムカつくのも事実。

だってイイ年した大人が、

こそこそ隠れて付き合うことなかろうに!

他人は他人、自分は自分、なんだから、


「噂なんて気にすんなよ」

ぐらいの男らしい発言はできないものかね。

会社の人たちの目を気にするダーを目の当たりにすると、

理屈は理解できても、


「何で隠す必要があるわけ?キーーーっ」

とついつい腹立たしく思ったりするものだ。




そして連休明けの今日、久々に出社すると、

仲良しの会社の先輩(オス)から呼び止められた。




←ちょっとニヤケ気味で。




………。

これって、これって、もしかして…。





完璧バレたってこと?




全身が石になり、嫌な汗が一筋…。

しかも、ここまで身近な人に発見されるなんて。

世間狭すぎ!!

先輩によると、GW1日目に、

彼氏と寄り添って歩く私を見たとのこと。

あまりにも動揺しすぎて、


「あれって彼氏なんでしょ?」てな突っ込みに、

「違う!!!!」と激否定した私。





やべぇ、やべぇよ。

ダーと付き合ってる事実が明るみに出るのもまずいのだけど、

その余波として、もっとヤバいのが、

私の嘘がバレてしまうという点。

まぁ、色んな紆余曲折がありまして、

先輩たちの間で、私の彼氏は


ダーとは別人ってことになっているのだ。

つまりは、彼氏との恋バナを追及された私が、

思わず架空の人物を彼氏に仕立て上げた、ということ。

なんでこんなことになっちまったんだか。

これで真実が知れ渡ったら、

私は完璧な嘘吐き女だよぅ〜。




なんて心配をヨソに、

私の生ダーリンを目撃して、

喜色満面な笑みを浮かべる先輩。

先輩にとっては些細なことだろうけど、

騙したことには違いない。

謝るなら早いほうが…なんて決意を固め、

口を開こうとしたまさにその時。




←にゃにぃ〜。




……は?

それってもしかしてもしかして、

ダーの顔は見てないってこと?

ダーが誰だか気付いていないってこと?

そ、そ、そうですか。

そりゃあ、良かった…。

どうやら先輩は本気で気付いていないらしく、

ホッと胸を撫で下ろしたわぁ。

あーーー、マジで自ら暴露するとこだった(笑)

アブねー、アブねー。




数時間後、その経緯をダーにメールで報告。

すると彼からの返信は、こう。

「あんまり先走んないようにね〜」

それと「そんな嘘、嘘のうちに入んないよ」だって。

ぬおおおおお!!!! なんて呑気な奴!!!!!

人の気も知らないで!!

しかも紛れもなく「嘘」だから。

これはれっきとした「嘘」だろ!!

なんか本気でムカついてきた(怒)

ダーが気にするから、私だって気を使ってるのに。

挙句の果てに嘘までついてんのに。

ひどい、ひどいや。

私のほうが自分よりも危ない立場にいるの分かってるくせに。

すっかりダーへの愛情が急降下。

もしかして、こいつ…

同じ社内に他にオンナでも居るんじゃないのか?

なんて疑惑まで浮上する有様。

あー、やだやだ。

これからかかってくるはずのダーからの電話に、

どんな態度を取ればいいのやら。

密かに考え中。

そして密かに怒りモード。

私が泣いても笑っても怒鳴ってもいじけても、

やっぱりダーが帰る日はやって来た。

本気で寝坊して、飛行機に遅刻させちゃおうかなー、とか

季節外れの大雪が降って、飛行機飛ばなきゃいいのにー、とか

小ズルイことを色々考えたりしたけれども。

そして昨夜のことが心のどこかでひっかかっていた私は、

空港までの列車の中でやっぱり言ってしまった。




←頼むぞ。




それに対するダーの反応は

「えええっ? す、す、するワケないじゃん」

何気に慌て気味?(笑)

でもでも、とりあえずダーを信じる。

信じなきゃ、始まんないもの。

GW最終日(一応)の空港は、劇的な混雑ぶりで、

別れを惜しむ間もなくダーは搭乗口へ。

二人で目をウルウルさせながら、

軽くキスをして、繋いだ手を離した。

バイバイ、ダーリン。

最後に無理やり笑顔を作って、手を振り続けた。

どんな時も、私を忘れないで居て。

ダーとの生活4日目。

5日の午前中にダーは帰ってしまうので、

実質的には今日が最終日みたいなもの。

寂しいモード炸裂中。

今日の外出は夕食の買い出しのみ。

プラス、ウィンドーショッピングをしたり、

Hビデオも借りてきた。

なんかそういう気分だったの(笑)

残り少ない貴重な時間を惜しんで、

徹夜しちゃおうって話になって、

二人とも眠い目をこすりながら再びゲーム三昧。




←あらら〜。




原因は生理前で、体が異常に敏感だったのと、

ダーが思いのほか強引だったから。

多分、あまりにも眠かったせいだと思うんだけど(笑)

いつもとは違う自己中心的な動きに苦痛を感じて(身も心も)、

ダーには気付かれないよう、

こっそり涙をこぼしてしまった。

ああ、不覚。

結局はダーにも気付かれてしまったし。

「どどどどどどどーしたのー!?」

動揺を隠し切れない愛しのダー。

そりゃ驚くわ、やってる最中に女が泣き出すんだから。

「なんでもない、なんでもない」

とひたすら突っぱねて、

ここで萎えさせちゃー女がすたる!!

の勢いで、ダーを快楽へと導くために、

ひたすら蝶は頑張りましたよ。

無事にコトを成し遂げて、達成感もひとしお。

…なワケはない。

やっぱり空しかったし、寂しかった。

ダーに悪気がないのは分かっていたので、

責めたり不満を愚痴ったりはしなかったけど。

だって終わった後、「もう俺とバイバイする気なの…?」

なんてオドオドした瞳で見つめられたら

何も言えなかったんだ。

そういう時もあるし、こういう時だってあるんだろう。

きっと、きっとね。

いつだって万事順調ってワケにはいかないものね。




←むむむ。



ホントにねー、悲しくなるくらい。

もともとどちらも淡白なほうだと思うんだけど、

最近はHよりも楽しいことがたくさんありすぎて、

どうしてもソレが後回しになってしまう。

実際今回もまともなHってほとんどしてないし。

煩悩に振り回されなくなって、

ちょっと安心する気持ちもあるけれど、

やっぱり不安のほうが大きかったり。

だって大事でしょー。体の関係も。

後日、蝶姉に相談してみたけれど、
   (↑ひと回り歳の離れた友人、蝶と同い年の子持ち)


「これからどんどんしなくなるぞー」

との脅しの文句を聞かされちまったし。

ちくしょー。

こんなことならもっと若い時分に遊んどきゃ良かった。

…じゃなくて、

こんなことならもっと若い時分にダーと出会いたかった!!




別れまでの残り数時間をベッドの中で過ごし、

ダーの頭を抱えながら、ヨシヨシ愛でていると、

ダーが突然大泣きし出した。

離れるのが辛いって。

涙も鼻水もジュルジュルさせながら、


「何度経験しても、これには慣れないもんだね」

なんて泣かせる台詞を呟くダー。

そういえば。

去年のGWの終わり方もこんな風だったっけ。

初めて長く過ごした連休で、

お休みの最終日に、

すごく楽しかったね、ありがとうって言いながら、

二人で泣いた。

その時はものすごく近くに住んでいたのだけど、

離れるのが辛くて、まるで永遠の別れみたいに泣きじゃくった。

ねぇ、ダーリン?

距離も逢える回数もすっかり変わってしまったけれど、

私の気持ちはあの時のまま生き続けてるよ。

だから、その涙を見せるのは、

私の前だけにしてね。

ねぇ、ダーリン?

本日もおうちでまったりデート。

実は初日にゲームを2本購入してきたので、

それに夢中になってしまったり。

つくづくインドアな私たちだわ。

しかしながら午後からダーは男友達・Sさんとお出かけ。

突然決まった話だったので、

私が怒るんじゃないかと心配していた様子だけど、

意外なほどムカつかなかった(笑)

多分、遠距離始めた頃の私だったら、

怒り狂ってたと思う。

「なんで私たちの時間を大事にしないの!?」

とか言っちゃって。

その時は、久々に逢えた時を楽しく過ごすことで

精一杯だったんだと思う。

妙に気張っちゃって。

ダーとは離れ離れに暮らしているけれど、

私さえ望めば、逢いたい時に逢える。

ダーとの逢瀬には、

必ず「次」があるから。

この先も何十年間も一緒に居られるなら、

今の数時間、数日のロスタイムなんて、

大したことじゃないって思えるようになった。




ダーが帰ってきてから、

再びゲームに興じる二人。

ダーが選んだ競馬の馬育成ゲーム…。

だんたん操作を理解するとともに、

自分の牧場で飼ってる愛馬たちが妙に愛しくなってしまって、

引退させるたびに大泣き!!




←親バカならぬ彼女バカ。



「蝶は本当に優しい子だねぇ」

と頭をナデナデしてもらって、すっかりご満悦。

それに加えて
「蝶と一緒に居れば、この先も間違いないな」

なんてダーはふむふむ1人納得してたけど、

それってどういう意味かしら?

私の並々ならぬ深ーーーい愛情を

受け止める決心がついたのかな!?

だったら嬉しい。

もっともっと愛情注いじゃう。

お断りされても、ね。



事件が起きたのは夜中のこと。

ダーとちょっとした諍いに。

原因は紛れも無く私のヒステリー。

ダーのなんてことは無い行動が目に付いて、

1人で逆ギレ。とほほ。




←ウルウル。



ダーが目を真っ赤にさせてるのを見て、

ハンマーで頭を殴られたようにガーンときた。

確かにダーは泣き虫だけど(顔に似合わず)

感動の涙と、お別れの涙、悔し涙しか見たことがない。

なんて酷いことをしちゃったんだろう!!

と激しく後悔した私は、思わず部屋から脱走。

ダーの静止を無理やり振り切って外へダッシュしたものの、

結局は追いかけてきたダーに捕まり、

今度は私が泣き出してしまった。

謝りながら泣く私と、

よしよしと宥めるダー。

仲直りした後もダーはしばらく、

「なんであの状況で蝶が逃げ出すわけ?

まったく不思議な人だよねぇ」


とぼやいてた。

ごめんね、激情型で。

でも自分でもよく分かんないや(笑)

こんな私をいつまでも宜しくね。

昨日はダーと再会した後、

遊んで遊んで遊び倒した。

と、初日は順調だったんだけど、

今日はあいにくの雨模様。

なので動物園はキャンセルし、

夜になってから想い出のイタリアンレストランへ足を運ぶ。

このレストランには、

付き合う前に一度だけ行ったことがあって、

美味しいマルゲリータを食べつつ、

ワインでほろ酔い気分になりながら、

彼のイタリア旅行の話を聞いた。

私のマンションに向かう帰りのタクシーの中で、

彼が突然指を絡ませてきて、

ドキドキ胸を高鳴らせた記憶が今でも鮮明に蘇る。

その当時と変わらずに、彼は「うめぇ!!」と言いながら、

大きな口を開けてピザを頬張っている。




←良くも悪くも。



その夜も朝方まで、遊んだり、お話したり、

無言のまま二人でくっついていたり。

まるで1分1秒を惜しむかのように、

私たちは笑っている。

この先も一緒に居られますように。

キラキラとした未来が私たちに訪れますように。



←祝・再会!!



お天気は快晴。

風邪は少し冷たいけれど、それさえも爽やかで心地良い。

飛行機に乗る前、電話があった。

そして慌しく、電話を切った。

まだ、油断できない。

彼が現れるまでは。

私の前に現れるまでは。

そんな風に、馬鹿みたいに、

ハラハラしながらダーを待つ。

「心配し過ぎだよ」って笑われると思うけど。

どんなときでも安心なんか出来ない。

油断は禁物、なんだ。



彼は私の為に、いつでもお土産を買ってきてくれるけど、

今日はいらない、とお断りした。

滞在期間が長い分、荷物だって多いだろうし。

それに本当はいつだってお土産なんかいらないんだ。

あなたが傍に居てくれて、

優しく笑ってくれて、

そして髪を撫でてくれれば。

他に、何も、いらない。

だけど彼はいつでもお土産を忘れない。

私が「おいしい、おいしい」と喜んだ

プリンとシュークリームを交互に持ってくる。

私を喜ばせる為に。

私を、笑わせる為に。




彼は私によく、こう尋ねる。


「蝶ほど俺を愛せる人はいないんでしょ?」

そして私は決まって、こう答える。

「もちろん」

答えはいつだって単純で明快だ。

彼を愛することには、自信がある。




←だけど…


それでも、構わない。

ダーはその答えを聞くと、

いつも安心したような、嬉しいような声で


「ありがとう」と囁く。

「御礼の言葉なんか、いらない」

「なんで?」

「御礼の言葉なんか、必要ないの。
 
ただ、傍に居てくれれば、いい」


「じゃあ簡単だ。

いつまでも、いつだって、傍に居るよ」


そして私たちは笑い合う。

ひっそりと。

世界の片隅で。

誰にも知られずに、笑う。

私たち二人だけの、狭くて暖かい世界。

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