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結局今日も寝不足。
昨夜は10時ごろ焼肉を食べに行って、一緒にお風呂へ。
ダーがシャツにアイロンをかけている間、
私は布団でゴロゴロしながら他愛も無い話に興じたりして。
手伝う気、全く無し、みたいな。
だけど本日は、いつまでもダラダラしている訳にはいかんのだ!




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人前で話をするなんて、私は絶対嫌。
はっきり言って、たとえ仕事でもお断りです。
こういうお誘いを受けちゃうところがダーの凄い所。
ダーのことは十分理解しているつもりでも、
改めて“この人ってこういう人だったんだ”
って再認識することがある。
私が出来ないことをいとも簡単にやり遂げてしまったり、
私が思いもよらない発想を持っていたり。
そんなダーに驚いたり、妬んだり、喜んだり。
気持ちが分からなくて、全てを投げ捨てたくなる夜もあるけれど。
2人のカタチがぴったりだとつまらない。
バラバラでもデコボコでも構わない。
私があなたの足りない部分を補って、
あなたが私に欠けてる部分を取り繕う。
そうやって支え合って、日々をやり過ごしていくのだから。


ステージの上で語るあなた。
そして、会場の一番後ろでそれを見守る私。
講演会でのダーは、私が知ってるダーとは別人。
そんなダーの姿を寂しく思いつつも、
あんなに色っぽい表情してたっけ?なんて自惚れてみたり。
色んな意味でドキドキ。
完全な男じゃない。
子供っぽいところもあるし、タマには甘えたりサボったり。
でも成長しようともがいてる。苦しんでる。
そんな彼が今まで以上に誇らしく、愛しかった。



いつまでもいつまでも見つめていたい。
いつまでもいつまでも見つめていて欲しい。


ダーのところへ向かう土曜日。
半べそかきながら、焦ってオロオロして、
電話でダーに逆ギレしてしまった。
だって、こんなこと初めてだったんだもん。
「もうダメだ」って理解した瞬間、頭の中が真っ白に。




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昨晩から給湯器の調子が悪くてね。
出発の朝、顔を洗う時には水しか出ない状態で。
このままじゃ、ダーのところから帰ってきた日に
お風呂に入れないよ…(涙)なんて考えて。
直せるはずもない給湯器と格闘しているうちに、
いつの間にやら時間が…。
結果的には、時間的なロスも金銭的な損害もほぼ皆無。
一番の被害者は、何にも悪くないのに、
怒られちゃったダーリンでしょう。
怒られ損だね(←他人事)。



前日からの睡眠時間は3時間。
前述した一件があったせいで興奮しちゃって、
電車の中でも、飛行機の中でも眠れなかった。
だから正直言って、この日の記憶があまり無い(涙)
実際何処にも遊びに行かずに、
ただひたすらピッタリくっついて、
猫のようにゴロゴロ喉を鳴らしてた。
ただ覚えてるのは、ダーの温もりとニオイ。
私が一番安心できる場所。
くだらないことで笑い合って、少しだけウトウト。
そんな穏やかな時間の繰り返し。
このまま時が止まればいいのに。
叶えられないのを知りつつも、本気でそう願った。

仕事中、ダーから理解不能なメールが一通。
本日初メールなはずなのに、
「蝶ちゃーん。大丈夫?」
だって。
「大丈夫?」って聞くからには、
その前段に、私から
「具合が悪いよー」とか「嫌なことがあったよー」
なんていう前フリが必要じゃない?
だけどね、私はダーにメールなんて送ってないのよ。
“んんー?”と怪訝に思いつつ、しばし熟考。
そこで私が思い当たったのは、




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“また”ってとこがポイントです(笑)
以前ダーは、他の女の子との会話を、
私としたものだと思い込み、
挙句の果てにそれを私の前で堂々と披露して、
私の逆鱗に触れたことがあるんですなぁ。しみじみ。
他の女の子と話すのは良い。
だけど、間違えるな!!
ふぅ。
今考えてもムカッ腹がたつので、この辺でやめておきますが、
どんな状況にせよ、誰かに間違えらるのって嫌だなぁ。
まぁ、女優さんとかなら嬉しいけど(笑)
誰かの身代わりなんて、もっと嫌だ。



だけど前述のダーのメール。
私の名前が入ってるから、
明らかに私に対してのメールなのよね。
ってことは、やっぱり私の何かを心配してくれたのかしら。
確かにその時間、仕事でてんぱってはいたけれど…。
もしかして…テレパシー!?
そんなわけないか。
今日ダーが帰ってきたら、
コトの真相をこってりと解き明かしてもらおう。



早いもので、明日はダーに会うデー。
バレンタインのリベンジとして、再びクッキーと格闘だ!!
と思っていたのですが、またも無惨に惨敗。
焦げ焦げクッキーが完成いたしました(涙)
なんでこんな簡単なものが作れないんだー!!!
なんて自分に腹を立ててみたり。
ああ、虚しい。
ダーになんて言い訳しよう。




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はっきり言ってクッキー焼いてる場合じゃない!
そして日記書いてる場合じゃない!!

今日もダーの帰りは遅い。
電話が来たのが1時ちょっと前で、
ご飯もまだ食べてないらしい。
仕事頑張るのもタマにはいいけどさ、
身体だけには気を付けて欲しいよ。
体調崩すまで働いたって、
会社は面倒みてくれないもん。



疲れている時のダーは甘えん坊。
そういう状態のダーと話をしていると、
犬がハァハァいいながら、尻尾をブンブン振って
飼い主をつぶらな瞳で見ている光景を思い出すんだよね。
いつもこんな感じなら可愛いのに(笑)
某雑誌の読み物ページにも書かれていたけれど、
最近は女子に甘える男子が増えているんだって。
と言っても、そういう男子は昔から存在していたし、
男子ってそういうもんだと私は思ってるけれど。




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ただ近ごろは、
精神的にも経済的にも自立している女性が増えた関係で、
(自立できる環境に世の中が変化したおかげで)
男子が甘えを晒しやすくなっただけじゃないかな。
それと数年前から起こった癒し系ブーム。
ストレスを癒すこと、弱さを曝け出すことが、
もはや恥ずかしい時代では無くなっちゃってこと。



それが良いか悪いかは分からないけれど、
これまで以上に包容力のある女性らしさが
女子には求められるようになるのかも。
それはまるで母親のような、聖母マリアのような。
甘え上手より、甘えられ上手。
結局のところ、男性が最後に戻るのは、
後者のほうなのかも。
私もまだまだ修行が足りないけれど、
甘えられるばかりになるとしんどいなぁ。
素直に甘えて、素直に甘えられる、
そんなバランスの良い関係を築けたら最高だよね。


土曜日はダーのところへ行く日。
「蝶を使って自分を癒す」
とダーに高らかに宣言されたことだし、
せいぜい今のうちにパワーを貯えて、
すべてを受け止めてあげよう。


昨日ダーが帰ってきたのは、深夜1時過ぎ。
相当お疲れの様子で、呂律が回っていないぞ。
そしてなんだか態度も変。
「疲れた」しか言わないし、テンションがめちゃ低い。
だからといって、
「疲れてるんだから、早く寝なよ」
って勧めてみても、
「いや、まだ蝶と話す」
と粘ってみたりする。
一体どうしちゃったんだろう?



最初は無言で、私の話に相槌を打つだけだったけど、
次第にポツリポツリと今日の出来事を呟いているうちに、
ダーの話は止まらなくなった。
それは主に人間関係の複雑さについて。
色んな人の妬みや嫉みが蔓延している環境で、
どうやったら上手くやっていけるのか。
そんな事を話したりした。
もともとダーという人は、
あまり他者を意識する人じゃないから、
悪意ある他人の噂話に興味を持ったり、
他人を悪意ある噂話の対象にすることが、
理解不可能なのかもしれないな。
それは多分、常識的な人ならば、
誰でも不快に思うことなのだろうけど。
ダーは特にそういう事柄に対して、
抗体を持ち合わせていないような気がする。



まぁ一般的に言っても、女子のほうが、
子供の頃から悪口や噂話には慣れてると思うんだよね(笑)
そりゃいつだって他人にとやかく言われるのは苦痛だけど、
「女はそういう生き物だ」
ってもう既にインプットされてるからなぁ。
学生時代はグループ活動が必須条件で、
グループ間の抗争や、グループ内の内輪揉めを経て、
社会に出る頃にはすっかり鍛えられてたりする。
もちろん輪から飛び出さないことが良いなんて思わないけれど、
その小さな諍いを経験することで、
少しずつ生きる術を身に付けたり、
嫉妬から逃れる方法を覚えたりして、
逞しくなっていったのかなぁ、と。
逆に男子のほうは、
社会に出てから出世競争などが絡んで、
人間関係のドロドロが本格化するんじゃないだろうか。





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大人になってからはね。
ある時期までは
女子のほうが精神年齢高いらしいけど、
働き出して、人の悪意に触れて、
男子も成長していくのかなぁ、なーんて。
ダーリンにはせいぜい頑張って、
早く大人のオトコになってもらわなきゃ。
エゴイストの似合う大人のオトコにね。

最近ひどくボー−−−っと仕事をしていたのだけど、
「仕事、ちゃんとしなきゃ」
と、なんだか急に目が覚めた。
自分に今出来ることを、きちんとやらなきゃ。
何が起きても、大丈夫なくらいにならなきゃ。
じゃないとダーと対等でいられない。
この仕事を中途半端に投げ出して、
今の私がダーの傍へ行っても、
単なる足手まといになるだけ。
そんなのは嫌だから。
自分の足できちんと立っていたい。
自分で自分を幸せにできる人間でありたい。
ダーのところへ行くのはそれからのお話。
私は誰かに守られたいわけでも、
保護されたいわけでもないから。



そんな風に開き直ったせいか、
今日のダーとの電話では元気元気。
実はダーも、最近の私の凹み具合を心配していたようで、
「蝶が元気になってよかった〜」
なんて胸を撫で下ろしている様子。
ダーにも余計なプレッシャー与えちゃったね。
ごめんよーー。




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気にかけてくれて、どうもありがとう。
あなたからのメールがたった1行でも、
私はこんなに嬉しいんだよ。
気付いてる??

最近、ダーとの関係が
あんまり上手く行ってないような気がする。
というよりも、ダーの気持ちが
どんどん私から離れて行ってる気がする。
ただ、漠然と“そんな気がする”だけなんだけど。



たとえば毎晩、恒例になってる電話。
始めは2人で楽しくしゃべっていても、
そのうち私ばっかりが話をして、
次第にダーが眠くなって、
「もう寝るね」って言われて切る。
そんな感じ。
電話はかけてきてくれるけど、
それさえも私の機嫌を損ねないために、
仕方なく義務的な行為に思えてくる。



いつも電話を切るのはダーのほうから。
ちょっとムッとした悲しそうな私に気が付いて、
「ごめんね、寂しくさせてごめんね」
そう謝ってくれるけれど。
私は別に謝って欲しいわけじゃない。
私、そんなにあなたを困らせてるかなぁ。
私、そんなに難しいこと言ってるかなぁ。



今の私は、ダーと接すれば接するほど
どんどんどんどん可愛気の無い女になっていってる。
言わなくても良いことを言い、
言ってはいけないことを言う。
そんな自分が嫌い。
一度凝り固まってしまった心は、
なかなか元に戻せない。
一度失った信頼が、
なかなか回復できないのと同じように。



「私たち、これからもっともっと仲良くなれるかな〜」
って何気なく呟いたら、
「俺にとっては、今が最高だよ」
って言ってたけど、それってどういう意味だろう。
これ以上ないくらい仲良しってこと?
これ以上仲良くはなれないってこと?
これが最高なら、あとは下降線を辿るだけ。
ダーの一言一句を捕らえて、
悪い方向に考えてしまう、自分が嫌い。
嫌い、嫌い、嫌い。
この黒い感情を、
どこかに捨て去ることが出来ればいいのに。




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だけど、そんな自分も大嫌い。
今日はほんと気分が沈みがちな日で。
さっきダーと電話を切る時に、
寂しくて思わず泣いてしまった。
誰かと繋がっていたい欲求。
1人の心細さ。
ここ2、3日の苛立ちが
津波のように一気に押し寄せてきた。



ダーにもそういう様子は伝わっていたみたいで、
「最近なんだか素直じゃないね」
なんて言われてしまった。
ダーの言葉に激しく一喜一憂する私。
そりゃ相手にするのも疲れるわ。
ダーと話したいのに話せない。
嫌な気分、伝染させたくないから。
駄目な私に、失望されたくないから。



誰か助けて、なんて言っても
誰も助けてくれないし。
それを恋人に求めるのはお門違いなんだろう。
だけど、私は要求してしまう。
そして、何故分かってくれないのか、
と詰ってしまう。
恋人には、完璧で居て欲しい。
恋人であり、親友であり、父親であり、兄弟であり。
多くの役割を与えてしまう。
自分のことは棚に上げて。




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しかも中学生の時に言われたし(爆)
恋にもセックスにも幻想を抱いていたお年頃。
挙句の果てに、今になって、その父親から
「ずっとお前が重荷だった」
なんて言われる事になるとは。

夕方ごろ、友達と出掛けたダーですが、
夜中になっても連絡なし。
家電は留守番電話、携帯は電波不通。
誠に自分勝手な考えですが、
話したい時に電話が繋がらないのが一番嫌い。
好き勝手遊んでくれて構わないけれど、
メールの1本ぐらいくれればいいのに…。
などとブツブツ呟いていたら
やっと深夜1時過ぎにダーから電話がありました。



しっかーし。
お酒を飲んでいたダーは、眠いやら頭痛いやらで、
数分後には撃沈状態に。
話し足りない私は、欲求不満。
「もう寝てもいい?」
「いいよ、別に」
「怒ってる?」
「いや、別に」
「ごめんね」
「気にしないで、別に」
なんていう会話を繰り広げました。
大抵の場合、「別に」って付ける時は、
「別に」なんて思っていない時なんだよね。
そこには若干の不満のニュアンスが込められてる。



そんなこんなで電話を切ったのですが、
数分後、再び着信が。
「電話の切り方が冷たかった」
というダーからの抗議の電話でした。
ここで、
「ごめんね。私も寂しかったんだもん」
なんて可愛いことを言えば良いものの、
可愛くない女子代表選手の私は、
「冷たくないよ、別に」
と、またも「別に」を連発。
お互いの言い分は物別れに終わり、
再び電話を切りました。



電話を切った数分後、
ちょっと反省した?私は、再び再びダーに電話。
半分眠りに落ちたダーを相手に、
自分の話したいことだけを話して、
再び再び電話を切りました。



私ってば何て我儘な奴なんでしょう。
そして我々は何をやってるんでしょう。
喧嘩なんかじゃないけど、
ちょっと気持ちがすれ違い気味。
明日になったら、ちゃんと今日の態度を謝ろう。




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私はダーの過去を知りたがる。
20数年間、私たちが奇跡的に出会うまで
ダーはダーの、私は私の人生を歩んできたわけで。
別々の道を来たのだから、
知らないことがあって当然なんだけど。
知らないことが多すぎて、
無性に腹が立つんだよね。
でも聞いたら聞いたでムカつく事も多いわけで(笑)
聞かなきゃいいのに〜と
自分につっこみ。
だって特に気になるのは、
過去の恋の話なんだもん。


「今まで何人と付き合ってきたの?」
「最初に付き合ったのは、どんなタイプ?」
「付き合い出すきっかけは、どういうのが多い?」
「Hした人数は?」
「初体験の相手って?」
「一番痛い失恋は?」
などなどなど。
聞き出したらキリがない。
ダーは「昔のことだもん、忘れた」
とか上手くはぐらかしながらも、
ポツリポツリと質問に答えてくれる。
そして答えた挙句、私に怒られる(笑)
可哀想なダー。




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私ばっかりが質問して、
ダーは私に何も聞かないね。
私に興味が無いの?
私はもっとダーのことを知りたいよ。
良いことも、悪いことも。

昨日、ダーにちょっと文句を言った。
「最近メールが少ないよ」って。
ってゆーか、異動してから全然こなーい(涙)
そしたら今日は、思い出したかのように
ポツポツメールが…。
あんまり無理はさせたくないけど、
無理してくれると嬉しい。
ちょっとは愛されてる実感が持てるから。




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用件の入ってない、
名前を呼ぶだけのメール。
何でもいいから
送ればいいって問題じゃないのよ。

友達と遊んで遊んで遊びまくって、
うっかり外泊。
心配したダーから、2件の留守電が入ってた。
「蝶ー? いないのー?」っていう、
なんてことはない普通の留守電だったけど。




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いつもいつも心配してばっかじゃ
つまんないもんね。
たまには心配かけんと。
もっともっと私のことで
ヤキモキするあなたが見たい。




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久しぶりに喧嘩をした。
ダーの前で泣いて、泣いて、泣いて。
ただひたすら泣いて。
最後には意味不明の言葉を
泣き叫んでいた。



最初は一緒に怒っていたダーだけど。
私のあまりに見事な泣きっぷりを見て、
次第にオロオロして、
最後にはちょっとニヤニヤしていた。




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……。
ひどい。
でも次から次と溢れてくる涙を
ダーに拭われているうちに、
自分でも何で泣いているのか分からなくなって、
ますます泣けてきた。
子供みたいに泣いたら、
なんだかちょっぴりスッキリしたりして。
こんなに素直に感情をぶつけた人は、
彼が初めてかもしれない。




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これまでなら、
これ以上自分を晒さないよう、
これ以上人を好きにならないよう、
見えない壁を作ってきたのに。
失っても痛くないよう、
心をガードしていたのに。
でも、失った時の痛さを考えて、
心の準備をした時ほど、
痛手が大きいのは何故なんだろう?


ダーの街へ行く飛行機の中。
いつもは眠ったり、本を読みふけったりしているのに、
なんだか興奮して目は冴えたまま。
1時間半のフライトを終えて、空港に到着する15分ぐらい前。
夜景が綺麗だから、
という理由で機内のライトが最低限に消された。
中央部分に座っていた私は、顔を窓の方に向けて、
窓の外の景色をじっと見つめてみる。
目をこらして、じっと。



真っ黒な漆黒の闇に、
ぽつんぽつんと灯りが点っている。
機内はしんと静まり返っていた。
きっと皆が、その灯りを見つめているんだろう。
ちょっとだけ息を殺しながら。
なんて不思議な光景。



キラキラと瞬いていたのは、
無数の光。
何年ぶりだろう、夜景なんて。
オレンジや黄色や白。
暖色系の灯りたちがぼんやりと浮かぶ。
私がよく知っているのは、青や緑の冷たい明るさ。
私の街と、あなたの街は
街の輝きさえ違うんだね。



どちらの宝石も、とっても素敵だけれど。
それが少しだけ寂しい。

恋愛の仕方に、正解なんて無い。
こうすれば上手く行く、ああすれば上手く行く、
なんて知った風な恋愛ハウツー本がたくさん出ているけれど。
絶対に正しい方法なんて、無いんだと思う。
恋愛のトラブルを完結にジャンル別で述べてしまえば、
“二股”とか“価値観の違い”
とかいう言葉で括れるかもしれない。
でも、人それぞれ性格も立場も状況も異なるわけで。
ある人はAという方法で、
トラブルを回避できたとしても、
別の人は同じAという方法で、
回復不能なキズを負ってしまうこともある。
そんな当たり前のコト。



近距離でも遠距離でも
別々の道を進む恋人たちも居れば、
ずっと寄り添って歩く恋人達も居る。
多分、その確率は同じくらい。
無数に“別れ”が転がってる。
どんなに努力しても、報われない想いはある。
自分が預けた愛情が、
愛情として受け取ってもらえるかどうかは、
すべて相手次第だから。
強制も押し付けもできないわけで。
私の優しさが、
彼にとってみれば単なるエゴだったり、
彼の思いやりが、
私にとってみれば他人行儀な遠慮だったりすることもあって。
相手の気分とタイミングを推し量って、
正確な気持ちを一生懸命伝えようとするけれど。



恋の前では、他人のどんなアドバイスも役に立たない。
ある温かな言葉が、気持ちを奮い立たせたり、
心を穏やかにさせることはあっても、
2人の関係を動かすのも、
進むべき道を決めるのも自分自身。
恋が終わった時に、
何かのせいにして逃げ出す弱さ。
あの時ああすれば良かった、なんて悔恨の念は届かず。
それさえも精一杯の力限りの自分であったと、
すべてを受け止める力が欲しい。

毎朝決まった時間にかける
ダーへのモーニングコール。
私が起きなきゃいけない時間には、少しだけ早いので、
私はいつも半分眠ったまま受話器を握る。
「おはよう」って言い合って、
「気を付けてね」って電話を切る。
それは3、4分の短い電話タイムだけど、
私にとっては大事なコミューニケーション。
なのに、なのに、ダーったら。




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あのー、今起きたばっかりなんですけど。
「眠い」なら分かるけど、「疲れた」って?







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朝っぱらからウザイ女。
さえねーな。
最近ダーからのメールも少ないし。
(少ないってゆーか、“まったくない”)
被害妄想拡大中ですわ。
とにもかくにも、




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着くのは夜中か…。
焦げたクッキー持って出撃。


いつでも別れは突然で。
昨日までは甘い台詞を囁いていた唇が、
氷のような冷たい言葉を吐き出している。
ねぇ、いつからそう思ってたの?
ねぇ、私のどこが嫌いなの?
ねぇ、昨夜の「愛してる」は嘘だったの?
ねぇ、愛していないのに抱いたの?
ねぇ、あなたの本当の気持ちを教えて?
ねぇ、ねぇ…。
寂しいよ、助けてよ。



あの頃の私の気持ちが急に蘇ってくる。
切なくて、痛くて、苦しい。
初めての恋。
初めての愛の告白。
初めてのデート。
初めてのキス。
初めてのセックス。
純粋だった私の想いも、
全部跡形もなく消えてしまった。




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臭いことを言うようだけど、
私の青春のすべてを彼に捧げた。
ずっと、ずっと一緒に居られると思っていた。
そして、彼も私と同じ気持ちだと信じていた。
あの日が来るまでは。
長い間、裏切られていることを知るまでは。
彼が、彼女を選ぶまでは。
知り合って10年。
別れて5年。
声が聴けなくなっても、
顔が見れなくなっても、
どんなに酷い言葉を浴びせられても、
今でも彼を信じてる自分が信じられない。
もう2度と、こんなに人を愛することなんかできない。
もう2度と、こんなに人を信じることなんかできない。




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だから、怖い。
また、あの時と同じように、
突然別れを告げられるんじゃないかって。
いつもビクビクしてる。
怖がれば、怖がるほど、
どんどん不器用になって。
相手を傷つけて、
わざと嫌われるような態度を取ってしまう。
我儘を許してもらえたら、
愛されてるって実感できるから。




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もし今、私の前からダーが去ってしまったら。
私は、これからどう暮らしていけばいい?

ある人の言葉に、
酷く酷く傷付いて。
大酒飲んで、大泣きして、みんなに迷惑電話をかけて。
それでも寂しくて、また飲みに出かけて。
深〜く撃沈。
どうしようもない、こんな自分。



ダーにも電話をして、愚図愚図と愚痴を聞いてもらう。
完全なる酔っ払いですわ。
聞き分けのない私。
根気強いダー。
あまりに私が執拗なので、
最後にはダーも逆ギレしたりしてたけど。
それでも「ごめんね。もうしないから」
と謝ると、すぐに許してくれるんだよね。
そんなに甘やかしちゃって、いいの?(笑)
すぐつけ上がるんだよ、私なんて。




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あんまり優しくしないでってば。
1人じゃ立てなくなっちゃうから。

本日からダーの“蝶を大事にする週間”が
スタートしているはずなのですが、結局何も変わらず。
別に…いいんだけどね…思ってた通りだし。
でもでもねー。
どんなに尽くす派の私でも、
追いかけてばっかりだと疲れちゃうのよねー。
タマには追われんと!!
女の子は愛するより愛されるほうが幸せになれる、
ってよく言うじゃないですか。
一見追いかけるのが好きそうに見える私ですが、
私だって

もう止めてくれー!!
ってほど愛されてみたいです。
もちろん、好きな人に。
好きでもない人にモテたところで、
別に嬉しくないし(いや、たまーに嬉しいけど)。
本当に恋愛上手な人というのは、
不特定多数に好かれるのではなくて、
自分の狙った人に必ずや愛される人のような気がします。



人それぞれ、異性に対する理想というものがあって。
思い通りにならないことのほうが多いけど、
自分の恋人に「こうなって欲しい」っていう願望は
少なからずみんな持ってると思う。
私にだって、ある。
ダーにだって、ある。
多分、ダーは私にもっと
自由に振舞って欲しいんだと思う。
自分の思うことを、自分の思うとおりに。
束縛なんかせずに、
行きたいところへ出かけて、
会いたい人と会う。
多分、ダー自身がそういう人だから。
私にも同じコトを望んでいるのでしょう。



でも、私はまったく違うタイプの人間で。
ダーのその考えが、時として重荷になったりもする。
「彼が望むなら」と受け入れられるほど柔軟でもないし、
「嫌われても構わない」と自分の道を進む勇気もない。
以前、二股状態にあった時、
「彼女ってどんな人?」
と聞いたことがあった。
ダーの答えは、
「自由奔放な人」。
重ねて
「どんなところを好きになったの?」
と問いかけると、
「自分の好きなことを、俺に構わずやるところ」
という返事が返ってきた。
今でも、稀にぼんやりと思い出す会話。
時に自分と見比べたりしながら。
劣等感や嫉妬と対峙しながら。



いつになったら忘れられるんだろう。
でも多分、ずっと忘れることはないんだろう。
私の知らないどこかで、誰かを追い詰めて、傷つけて、
たくさんの涙を流させたことを。
忘れられるはずがないし、
忘れちゃいけない。
自分だって、何度も経験した胸の痛み。
私が傷ついたように、誰かを傷つけるようなことは
絶対にしない。
そう胸に誓っていたのに。
だけど、私は傷つけた。
彼女にとって私は、憎しみの対象でしかない。



彼女は、私のことを知らないかもしれない。
でも、知っていたのかもしれない。
真相は闇の中。
利己的で自己満足な想いだと知りつつ、
何度も繰り返す。
謝罪の言葉と共に、輝かしい未来を祈って。




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どんなに辛い事があっても、
永遠に彼を愛し続ける。
過去の亡霊から、逃げたりなんかしない。
私自身が、望んで決めた道だから。
それが、私の償い。
それが、私の罪。



5回目のコールで、電話に出たあなた。
「もしもし…?」
「もしもし、私」
電話の向こう側に居るのが、私だと知った後の、
彼の様子をこっそり伺ってみる。

「ああ、蝶か…」
その声に、どんな想いが込められているのか。
嬉しい?
それとも迷惑?
そこに冷たいニュアンスが含まれていると、
体はすぐに凍えてしまう。
けれど、その声音が暖かければ暖かいほど、
私の心は優しく深く満たされていく。



なんだかんだで私の誕生日には、
ダーが来られることになりました。
ああ、良かった〜嬉しいよ〜(涙)
でもバレンタインデーからホワイトデーまでの1カ月間、
会えないのは変わらず。
ダーは私に来て欲しそうだったけど…。
んー…、

金がねぇ。
困ったなぁ。
やっとダーの方も、1カ月間会えない、
という事実を認識してくれたみたい。
「寂しいなぁ〜耐えられるかなぁ〜」
なんてボソボソ呟いてた(笑)
なんか、それだけでもう満足ですわ、私。
簡単な女だと言われても、
一緒に寂しがってくれれば、それでいいの♪




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メールも電話も、死ぬほどくれるとか。
これ以上ないくらい優しくしてくれるそうです。
どういう理由からかは分かりませんが、
ダー自らが、宣言していました。
楽しみだけど、何で急に?
っていう疑問も拭えず。




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冷たくすると、いじけられ、
優しくすると、つけあがる。
一体何なんだ? 男という生き物は。



恋愛にはカケヒキが大事、
なんて世の俗説をそっくり鵜呑みにして。
押したり、引いたりしてみるけれど。




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「いつかは私の愛情に気付いてくれるはず」
なんて夢見がちな想いがいつか届くと信じて。
尽くして、尽くしてみるけれど。




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いつも、いつでも「これが運命の恋に違いない」
ってほど、深く濃く人を好きになって。
与えられる限りの愛情を注いでいるはずなのに。




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誰かを好きになって。
相手も私を好きになってくれて。
これ以上の幸せなんてない、ってくらい幸せなはずなのに。




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一体、どうしたらいい?
私は、何を望んでる?

昨日の日記で、会うのをセーブしなきゃ、
な〜んて内容を書きましたが




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バレンタイン後、ダーの仕事の都合で1カ月ほど会えません。
飛行機取ってたのに…。
怒っちゃいけないけど、あまりに予期せぬ話で、
グダグダと駄々をこねてしまいましたわ〜。
だってだってだって!!!
初めてなんだもん、1カ月も会えないの。
しかも断りきれなかったとは言え、
勝手に決めやがって、ちくしょー。
しかしながら今日になってみると、割と冷静で、
「あんなにキレて悪かったなぁ」なんて
反省のイロも見え隠れ。
心を入れ替えて、帰宅後、ダーに
「大好きじゃ!」
なんて意味不明のメールを送信。
だってとりあえず
バレンタインデー、ホワイトデー、マイバースデー
には会えるわけだし。
我儘言っちゃいかんよなー、なーんて思っていたのに…。
なのに!!!
家のメールをチェックしていると、
珍しくダーからの会社メールが届いていた。
嫌〜な予感を堪えつつ、開いてみると




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地味にトップシーズンに当たる私の誕生日。
激貧の我々が、普通運賃で買えるはずもなく。
誕生日を一緒に過ごす夢は、もろくも崩れ去りそうです。

ガッカリ。
もうダーを責める気にもならん。
またどうせ怒ったところで、窘められるのがオチだし。
しかもわざわざ、会社から家のPCにメールしてくるなんて…。
私の怒りを回避できるとでも思ってるのかよ!
ダーからの電話、どう対処すべきか?
しばし瞑想に耽っておきます。







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ちゃんと耐えられるかな〜、私。
ちょっとした正念場かも。

「愛さえあれば、お金なんかなくったって」
甘っちょろい考えかもしれませんが、
私はずうっとそう信じてきました。
幸せな家庭に育った私は、
今までお金のことなんて心配したことがなかったから。
だから仕事を選ぶ時も、
賃金なんて気にしたことがなかったし、
お金持ちだということを、
異性の魅力の1つとして捕らえることもなかったのです。



んが。
遠恋ってお金がかかるのよね。
ダーと毎月2度ほど会い、
飛んでいく交通費は最低で2万円。
トップシーズンだと6万円也。
会うとなると、少しでも可愛く見られたいとの思いから、
服とか化粧品とか新調しちゃうし。
会ったら会ったで、
美味いもん食いたいだの、
どこぞへ遊びに行きたいだの、
なんだかんだで散財しちゃうのだね。
もちろん会えない間の電話代だって馬鹿にならん。



そんなわけで、いつの間にやら

破産寸前っす。
ダーも例外ではなく、2人で息も絶え絶え。
只今、貧乏カップル道爆走中。
それなりに節約、してるはずなんですけどねー。
冬のボーナスもどこへやら。
貯金なんかも出来るはずはなく。




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何カ月も会えなくったって、
仲の良い恋人たちはたくさんいるはずだしさ。
大丈夫だよね、きっと…。
これだったら、いっそのこと
遠恋なんかやめて、ダーの街へ行っちゃおうかしら、
なんて無茶なことを夢想する今日この頃。




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遠恋始めたころは、
「いつでもおいでよー。
 3カ月ぐらいなら俺の給料で食わせてやれるから!」
なんて男気のあるところ見せてくれてたのに。
まー、仕方ないわな。
寂しいけど、愛だけじゃ食ってけないから。
それにしても3カ月って…ビミョー。

結構お暇な水曜日。
「結婚ってなに?」なんて答えの出ない難問に取り組みつつ、
ぼんやりと仕事に励む。
ちなみに私自身はかなり結婚願望が強いほうです。
それはなぜか?
んーーーー。
多分、家族が欲しいから。
1人っ子、なんですわ、私。
だからね、小さい頃から、
「パパやママが死んだら、1人ぼっちなんだわ」
なんて考えてたし。
なんちゅー根暗なガキじゃ。
従って私にとっての結婚って
“ダーリンとのラビュラビュ生活”より
“あったかーい家庭生活”のイメージが強し。
しぶい??



そんな思想を持ち続けている私ですが、
結婚の予定は皆無!!(今のところ)
というのも、ダーが結婚願望のほぼ皆無な男だからです。
まあねー口先だけで、「結婚しよーね」なんて言う奴よりは
よっっっっぽどマシですが。
でも私だって数年も経ちゃ、
こんなにノンビリしたことは言ってられないのでしょう。
さて、どうしたものか。
余談ですが、私の一番仲の良い先輩の旦那様は、
うちのダーとそっくりな性格で。
1人大好きな超マイペース人間。
業を煮やした適齢期の先輩が、
「私との将来を考えてないなら、今すぐ別れろ!!」
と脅しとも取れる逆プロポーズをしたところ、




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逃げ切れるとでも思ったのでしょーか?
ま、彼が発見された2カ月後、
まんまと電撃結婚しちゃったんですけどね。
めでたし、めでたし。
いずれ私にも、先輩のように勝負かけちゃう日が来るのかしら。




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昨日はダーと喧嘩らしきものをしてしまいましたが、
今朝の電話では、案外フツー通りでした。
寝ぼけながら、
「仲直り♪仲直り♪」
としつこく口ずさんでいたら、
「あれ?昨日もう仲直りしなかったっけ?」
なんてダーはすっとぼけた事言っていましたが。
あれはダーの優しさだったのかも。
でも今日はダーからのメールが少なかった気が…(汗)
今日はダーの話、たくさん聞いてあげよう。
一緒に楽しい気持ちになれるように。




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外はすごい雪。
雪の欠片がどんどん降り積もって、
街並みを真白に染め上げる。
たくさんの雪が空から降りてくるのを見ていると、
泣きたいくらい静かな気持ちになるのは、どうしてだろう?



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というより私一人で
ブチギレ?
思わず我慢ができなくて、怒鳴り散らしたりして。
ああ、最低だぜ。
ダーは驚きのあまり、数秒無言になっちょりました…。
「ごめん」って謝ってくれたけど。
あなたが謝ることじゃない。
すべて悪いのは、私なんだから。



何が原因かっていうと、
この日の日記(後半部分)この日の日記に書いたようなこと。
新しい仕事の話をするダーは、
期待と希望に満ち溢れていて。
色々状況を説明してくれるんだけど、
話に付いていけない自分がいたりして。
虚しいやら、情けないやら。
んで、ついに
大爆発。
うぐぅ。



自分でも説明できない複雑な気持ち。
でも、寂しかったんだ。
私だけ置いていかれたみたいで。
きっと、とても心細かったんだと思う。
私が居なくても、あなたは楽しい日々を送れる。
私が居なくても、あなたの世界は完成されている。
そう感じたから。
出来ることならば、私が傍に居ることで、
あなたの幸せが100%満たされる状態であって欲しい。
私という存在が、あなたにとってのベースでなきゃ嫌だ。
いつでも交換可能な“プラスαの存在”なんて耐えられないから。




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久しぶりに1人で泣いた。
自分の傲慢さや自分勝手さ、妄想の逞しさに半ば呆れながら。




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そんなことは決してないのだけど。
でももし、

「あなたが私の傍に居なくても、
 あなたが幸せならば、
 それが私の幸せ」

それを真実の愛と呼ぶならば。
私はダーのことを、それほど愛せていないのかもしれない。

彼のことを信じてる。
そりゃ、不可解な行動を目の当たりにして、
疑心暗鬼になったりすることもあるけれど。
やっぱり心の奥では信じてる。
信じていこうって思ってる。
だって信じなかったら、何も生まれないもの。
愛情も絆も。
すべてはそこから始まるはずだから。



でもね、そんな自分がタマに怖くなるときがあるんだ。
だって知ってるから。
人の心は1秒ごとに移ろい行くことを。
そんなの痛いほど身をもって経験してる。
気持ちは努力だけじゃ、どうにもならないし。
努力しなきゃ、どうにもならないのも事実。
私に一番優しいはずだったあの人が。
いつしか私を一番傷つける存在に変わってしまった。
残酷な光景。
でも、それが現実。



信じていればいるほど、
裏切られた時の傷も大きくて。
ドクドクと流れる鮮やかな赤い血を呆然と眺めながら、
じっと1人ぼっちで痛みに耐えるしかない。
もしこの先、そんな事態が降りかかってきたら、
私は再び立ち上がれるんだろうか?
そんな妄想と戦っている。



それでも私は、彼を信じずにはいられない。
心を預けて、心を晒して。




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たった2日、一緒の時を過ごしただけで。
あなたとお別れ。
もっとずっと一緒に居たいのに。
なんで離れなきゃいけないの?
話したいことはたくさんあるのに、
肝心なことがいつも口に出来ない。
バカな話をたくさんして、
大口開けてゲラゲラ笑う。
寂しくないように。
悲しくないように。
これから1人でも頑張れるように。



とっても悔しいことだけど。
私には私の生活があって。
ダーにはダーの生活がある。
でも、それは別々の場所でしか成し得ないこと。
今は、まだ。
私がダーの側に居れば、こんな虚しい気持ちを
感じなくて済むのかもしれない。
だけどそれじゃあ、駄目になる。
私は欲張りな女だから、
自分の生きがいも、手放したくない。
自分の足で立っていたい。



この広い世界の中で、
あなたと巡り合って、恋に落ちて。
だからこそ、自分に恥じないよう。
あなたにも誇りに思われたい。
いつか2人の時間が、再び重なり合うことを夢見て。
彼と離れて生きていく生活を、私自身が選ぶ。



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