〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年11月30日(土) 親が来たりて再び奈良 さてさて、今日は静岡から母親が上洛。 京都に下宿する学生の宿命。 観光シーズンに親が観光に来る。 これって奈良や北海道なんかも同じじゃないのかなあ(笑)。 という訳で、昼過ぎに渋滞を抜けて京都に到着した母親と共に、 車でまずは昼飯を食いに行く。 場所は曼殊院門前にある「弁天茶屋」。 白川通を進み、曼殊院通りをひたすら山へ入った所にある店だ。 ほぼ山の上、弁財天のお宮の前にあるこの店のオススメは「門跡そば」。 紅葉美しい山を望みながら食う食感たっぷりの蕎麦は絶品モノ。 久々に日本の食に感動した瞬間だった。 |
2002年11月29日(金) 一時の贅沢メニューを山科で 相変わらずの正午起き。 朝飯を食って医学部へ行く。 今日は肉眼解剖実習では一つの節目の日。 今日のテーマは「下肢関節」なんだけど、 今日で首から下の解剖は終了、次回からはいよいよ頭部に入るのだ。 下肢関節という事で、見るのは主に4つ。 股関節と膝関節、それに足首の部分に、踵から足の指までの部分。 今回も作業の効率化のために、 片方の足では股関節と膝関節を、 もう片方の足では足首から下を掘っていく事に。 俺は足首からの下のメス担当。 半ば定着して来た気がする・・・。 関節っていうのはほんとに骨の部分なので、 まずは周辺の筋肉や靭帯、結合組織をひたすらはがしてゆく。 そうこうしているうちに、まずは股関節の剖出が終ったようだ。 そのままだと大腿骨が寛骨にはまり込んでいて くっついている部分が見えないので、 強制的に脱臼 させたのでした。 いやあ、見てみると判るけど、脱臼ってとんでもない事ですよ。 これだけ強力にくっついてたらなかなか脱臼しそうもないからなあ。 その後、膝、足首の剖出も終わり、解剖は終了。 今日は割と早く終ったので、姫路に行くまでに夕食を取ることに。 という訳で、自転車で京都駅まで行き、いったん山科へ向かう。 そして入った店は、シチューの店「炎の池」。 京都では有名な洋食屋だ。 ちょっと奮発して、ビーフシチュー(ライス付)1250円を注文。 普段学生生活でビーフシチューなんか食わないしなあ。 しばらく待つと、土鍋の中で煮えたぎったままシチュー登場。 小さくて見えにくいけど。 中にはかなり大きな肉の塊が結構入っていて大満足。 最初は薄味なのかなあと思ったシチューも、 食べ続けるにつれてどんどん旨味が増していく至極の一品。 外食といったらラーメンばっかりだったけど、 久々にちょっと贅沢なモノを食った満足感でいっぱい。 |
2002年11月28日(木) 生徒は最大の講師 木曜日はカイボーもなく、塾のお仕事だけ。 という訳で、京阪電車で大阪まで向かう。 今日は塾の2学期最終日、生徒の進路によっては、 もしかしたら今日で俺の講義がラストになる人もいるかも。 という訳で、授業。 内容的にはなかなか濃い授業だったと思う。 今日はちょっと思う事があって、 「最終講アンケート」なるものをやってもらった。 全体的な感想と、改善して欲しい点、それと 短いコメントを書いてもらうというもの。 全部集め終わって、講師室で読んでみる。 それを見て思った事。 生徒はほんとに先生をよく見てる。 振り返っても「そういえばそうだなあ」とか、 俺自身もなかなか気づかなかった事までよく指摘してくれている。 恐縮するような感謝の言葉を書いてくれた人、 3年になっても俺の講義を取りたいと書いてくれた人、 そういう温かい言葉に久しぶりに感動してしまった。 俺はまだ塾の先生をやって1年目の新人。 でも俺はこの仕事を単なるバイトとしてやってる気はしない。 今回生徒から教えたもらった点を改善して、 それこそそのへんの大手予備校講師よりも さらに巧い授業を目指して工夫していこうと思う。 |
2002年11月27日(水) しーこしゃはん タイトルの意味はそのうち分かります(笑)。 水曜日は語学の日。 朝9時過ぎに起きて、朝飯を作る。 本日の朝飯は豚汁(具は豚肉、人参、タマネギ、油揚げ、椎茸、水菜)、 それにホッケをグリルで焼いて、それに御飯、と。 最近食が偏ってるし、朝はいいもん食べとかないと。 英語。今日は指されないとわかっていたので、 相変わらず後ろの席で塾の予習などして過ごす。 生協でパンなどを買って昼食に。 「いいとも選手権」が始まる前に家を出て医学部へ。 さてさて、相変わらず肉眼解剖実習。 今日も切るぞぉ! 今日は主に「足の裏と足の甲」。 足の指を動かす腱と筋肉、それに血管やら神経を見るのだ。 足首から下、すでに皮は剥いであるので、 後ろにくっついている脂肪組織をどんどん落としてゆく。 メスの先が時々「グキっ」と 何かに当たるが気にしない。 手と同じく、幾つもの筋が重なり合って、 足の指を動かしている事がわかる。 解剖中にまたバカな話が。 「色々なものから濁点や半濁点を抜くと迫力が消えるよな。」 例えば野球編 よみうりシャイアンス ・・・ なんかひ弱そうだ。 栄光の巨人打線 コシラが抜けてアヘとヘタシーニ。 ・・・ 打てなさそうだ。 サッカー編。 かつての日本代表栄光の2トップ。 コンとカス ・・・ 空振りそうだ。 まあそんな話をしていたわけで(笑)。 今日は範囲が狭かったのですぐ終ると思ったのに、 結局5時半くらいまでかかってしまった。 久しぶりに愚痴るけど、 俺ら二人だけに切らせるな。 3時間以上切りっぱなしってのは結構きついんですよ。 作業いつもサボってほかに遊びに行くのは大ブーイング。 |
2002年11月26日(火) 視線の先にいたモノ さてさて、NFも終わり、大学はまた普段通りの姿に戻ったのでした。 久々にぐっすりと寝たせいか体調バッチリ。 タモリさんと共に起きて、朝飯を食って医学部にレッツゴー。 さて、ほぼ一週間ぶりの肉眼解剖実習。 本日のテーマは「下肢パート2」。 久々に解剖実習室に入ると、すっぱいニオイがした。 連日連日解剖し続けるとニオイには慣れるんだけど、 こうして間があくとやっぱりこの部屋はすごいニオイなんだなあ。 ビニールカバーを開き、シーツを取り除き、 一週間ぶりにご遺体とご対面。 対面といってもすでに頭部はないんだけど・・・。 とりあえず下肢に無影灯のスポットを当て、 左右からどんどんメスで切り開いてゆく。 膝下の神経、血管の剖出は結構うまくいったんだけど、 そこから先、関節の剖出に結構時間がかかってしまった。 その時ふと後ろに視線を感じた。 |
2002年11月25日(月) そぼ降る雨は宴の後に 昨日の激しいアルコールも何とか抜け、割とすっきり目覚める。 起きたのは11時半。今日は休みなのだ。 昼にボックスに行き、机と椅子の片付け。 しょぼしょぼと降り続く雨の下、何とか倉庫搬入も終了。 雨が降っていて特に出かける用事もなく、 あとは家で塾のレジュメ作り。 夜はテレビ見たり、ネットしたり。 久々のゆったりまったりとした休日でした。 こんな日があってもいいよな。 今日は特に投票ボタンも一曲もないのだ。 |
2002年11月24日(日) 初死亡 いよいよNF最終日。今日はguitar landのライブだ。 昼にみゅうじを「高安」へ連れてゆく。 かなり行列が長かったが、20分ほど待って何とか食にありつく。 久々に食った「唐揚げ定食」はやっぱり超ド級のボリュームだった。 高安を出て自転車に乗った瞬間。 ブシュワ〜〜〜 はい、見事なタイミングでパンクしました。 自転車屋が近い場所でよかったけど、余分な出費が・・・(泣)。 |
2002年11月23日(土) ライブとアクシデントと完全優勝 まず日記の冒頭に。 祝!ジュビロ磐田完全優勝! チャンピオンシップがなくなるのはしょうがないさ。 CSがなくなるからといって文句たれるのは本末転倒。 去年あれだけ勝ちながらチャンプの座を逃したほうがおかしいよなあ。 NF三日目。 起きてボックスへ。 ミキサーの仕事があったけど、ちょっと事情を話して MIDIのケーブルを買いにワタナベ楽器へ。 とりあえず何とかケーブルはゲット。 さて、午後になってまずはM-girlのライブ。 ここで緊急的アクシデントが。 シンセの電源アダプターがない・・・ 探しても探してもない・・・。 時間は過ぎてるのに即行で家に行ったらあった・・・。 いったん家に帰った時に置きっぱなしにしていったみたい。 協力していただいた皆さん、そしてM-girlのメンバー、 本当にごめんm(_ _)m 時間の関係上、俺無しでライブは始まり、俺は2曲目から入った。 そうとうテンパってスタートしたものの、 なんとかなった・・・そう信じたい。 曲目リスト 「恋をしようよYeah! Yeah!」 「清く正しく行こう」 「Every Little Thing Every Precious Thing」 「君の一番に・・・」 「Believe in Love」 ああ、思い出すたびにアクシデントの悪夢が・・・。ダメダメぇっ。 いや、ほんっとに何かでリベンジしたいです。 間にHappy Hourのライブを挟んで、お次はAxemas。 今度こそセッティングは完璧にしなければ。 曲目リスト 「赤鼻のトナカイ」 「The Audience is Listening」 (Steve Vai) 「One Eyed Cobra」(東京スカパラダイスオーケストラ) 「The Crying Machine」(Steve Vai) 「The Attitude Song」(Steve Vai) リハのときと音のバランスが結構違ってた感じが。 何度か途中でモニターいじったけどちょっと違和感だったかな。 演奏自体は割と楽しかった。 けどまだまだ穴だらけだからなあ。精進します。 ライブが終ったらみゅうじをつれて大阪へ。 心斎橋、難波、日本橋、天王寺あたりを歩く。 結果的に心斎橋駅から天王寺駅まで歩いたわけで、 だいぶ疲れてしまったのでした。 京都に帰ってきてボックスに立ち寄る。 すると、明日のguitar landの衣装を作ってる最中だった。 |
2002年11月22日(金) 着信あせりまくり ちょっと時間がないので短めで。 NF二日目。 今日は朝からM-girl最終練習。 朝10時からということでちょっと遅刻(汗)。 練習も中盤に差し掛かり、局のサビに来た時・・・ Voが倒れた! 突然のアクシデント。 このバンドには医学部生が二人いるので、 俺とドラムYさんがいっそいで彼女に近寄り、 橈骨動脈拍を計測 習性なのでしょうか・・・。 幸い軽い過労だったみたい。 今日ライブあるし、大丈夫だったのかなあ。 そのあといろいろ作業をしていざ姫路行き。 今日は授業中にアクシデントが。 不覚にもマナーモードにしていなかったので携帯が鳴ってしまった・・・。 |
2002年11月21日(木) 2002NF開幕! いよいよ始まりました。京都大学十一月祭。通称NF。 とは言っても起きたのは11時半だった。ダメダメぇっ 眠い目をこすりながらベッドから起きて、朝飯を作る。 朝飯は菊菜と人参の味噌汁、それに焼き秋刀魚。 一応朝(昼?)くらいはしっかり食っとかないとな。 午後は塾のレジュメ作り。 まだ生徒からもらった添削を完了してなかったのだ。 一応俺の添削の基準はZ会より赤くする事なので、 とにかく書け書け書け!数枚の残りに1時間あまりを費やし ようやく添削は終った。時間かかったなあ・・・。 さて、それが終ったら大阪に行くため出町柳駅へ。 大学の近くを通ったらオープンステージの演奏らしき、 重低音が秋の空に響き渡っていた。 普段この大学では数少ない同世代の女性達が 大学の正門付近や東山東一条の交差点に溢れていた。 |
2002年11月20日(水) 電動ノコギリで・・・ 先に友人関係に業務連絡。 京都大学11月祭、私が出演する3バンドの日程。 M-girl :23日(土)14:45〜15:15 Axemas :23日 (土)15:45〜16:15 guitar land : 24日 (日)15:05〜15:35 いずれも京大医学部学生集会所内、医学部軽音BOXにて。 携帯に連絡でも入れていただければ案内いたします。 |
2002年11月19日(火) すき焼きラーメン かいぼーテスト2ようやく終了しました(疲)。 次は学祭と塾ですか・・・。 解剖の試験は筆記試験と実習試験の二つ。 2グループに分かれて、俺たちはまずは筆記試験から。 どうなることやらドキドキしてたけど、蓋を開けてみれば、 1.椎骨と脊髄について、指定された用語を用いて、 その構造を図示せよ。 胸椎、脊髄、脊髄神経、脊髄神経節、白交通枝、灰白交通枝、 交感神経、皮枝、肋間筋、前枝、後枝 2.a) 縦隔を定義し、さらに4つの領域に区分し、 各区域に存在する構造物を述べよ。 b) 心臓に栄養する血管について述べよ。 3.門脈-体循環吻合について説明せよ。また、門脈圧亢進を説明し、 これが起こった時の臨床的症状についても説明せよ。 4.骨盤隔膜と尿生殖隔膜の構造と、近辺の骨盤臓器の位置を 図を用いて説明せよ。 確かこんな感じだったと思う。覚えてる限りでは・・・。 京医関係者さん、過去問集に加えるんだったら持ってってくださいな。 筆記試験は過去問が結構参考になって、そこそこできたと思う。 実習試験の方も前よりはできた・・・と思われる(←びみょー)。 |
2002年11月18日(月) ポールはお好き? テスト前につき、超簡単な日記にさせていただきますm(_ _)m。 |
2002年11月17日(日) 恐怖のラーメン屋 今日は本当は「河内飛鳥」散策に行く予定だったんだけど、 諸々の事情により、12月1日あたりに延期しました。 |
2002年11月16日(土) 激旨と王手とカメラ付き まず日記に前にちょっと連絡。 先日メールいただいたななさん、 返信させていただいたんですが、戻ってきてしまいました・・・。 もし届いていないようでしたら、HPのメアドの方に 直接またメールを頂けませんでしょうか。 届いたメールに返信させていただきますm(_ _)m。 久々に朝9時半くらいに起きた。でも・・・ 遅刻なんじゃぁ! そうです。今日はguitar land朝練習。 10時からなんだけどなあ。寝過ごした・・・。 という訳で、大急ぎで河原町RAGへ。 メンバーは当たり前ながらすでに集結していた。ゴメン・・・。 今日はSeptemberの出来がそこそこよかったと思う。 ピアノバッキング自体は単純なんだけど、 タイトなグルーブを出すのがかなりムズいんだよなぁ。 あとライブまで一週間。頑張ろう。 正午に練習を終え、いったん帰宅。 本日は久々にサッカー観戦だ。 という訳で、自転車に乗って西京極競技場へ。 俺が住んでるのは京都市内の北東だが、西京極は南西部。 電車で行くのがメジャーだけど、自転車では結構な距離だ。 紅葉燃え上がる鴨川沿いを自転車で走り、ひたすら西へ、そして南へ。 目標は西京極競技場だけど、その前に腹ごしらえだ。 今まで行きたかったけど遠すぎて行けなかったラーメン屋、「ほそかわ」へ。 ここは京都ラーメンを代表する名店「ますたに」の弟子がやってる店だ。 昼時を過ぎた時間なのに中は結構人でいっぱい。 注文して出てきたラーメンは背脂が浮いたまさに京都ラーメン。 一口すすってみると、 激旨!!!! これ、本気で旨いわ。俺の中のランキングで3位以内やわ。 てか俺の中で「京都の旨いラーメン屋」は3トップやなあ。 どの店も甲乙つけがたいしなあ。 |
2002年11月15日(金) 衝撃映像! 相変わらず午後は肉眼解剖実習。 今日は第二期最後の実習日だ。今日のテーマは「骨盤」。 テーマどおり、骨盤に張り付いている筋肉や血管を丁寧に剥がしてゆく。 仙骨神経叢や、総腸骨動脈のものすごい分枝なんかもしっかり確認。 内閉鎖筋を貫通するはずの閉鎖神経がよく見えなかったと思ったら、 すぐそこにあるぶっとい神経がそれと分かった。 人によって神経の太さとかも全然違うんだなあ。 人体は決して教科書通りではない、そんなことを思った瞬間だった。 突然上のテレビモニターが作動して、映像が流れ始めた。 何かと思ったら、 出産ビデオ 単なる出産の映像ではなく、異状による様々な出産の映像が紹介されるらしい。 さっそく始まった映像は、会陰切開による出産。 血がものすごく出てきて、生々しいという以外に言葉はない。 人間のする自然な行為とは言え、出産というのはものすごい事だと思った。 その時、あちこちでざわめきが。 何人かあまりの映像に倒れてしまったみたい。 耐え切れなくて教室を出てゆく人もいる。 いきなり予告無しでこの映像だもんなあ。分かる気もする。 でも俺らは医学生だし、これからさらに とんでもない光景に出くわしていくんだろうなあ。 法医学とか(教科書の裏に様々な死体の写真が載ってた・・・)、 臨床の外科系とか、それこそ分娩実習とか。 こういう場に立ち合う事を繰り返して、慣れていくんだろうねー。 |
2002年11月14日(木) 尿意との格闘@京阪特急 My登録させていただいている日記に 静岡県民のネタがあったので反応してしまいました。 ちなみに京都在住ですが俺は静岡県民です♪。 静岡はお国自慢がいっぱいあるってことで、 静岡人である事にプライド持ってる人は多いよなあ。 還暦を越えたら住みたい県ナンバーワンらしいです(笑)。 いい人多いですよん。俺の知りあいしか参考にしてませんが(笑)。 今日は解剖実習もなく、あるのは塾のみ。 昨日酒飲んで寝たせいか、いつもは午前中ギリギリに起きるのに、 今日起きたのはピッタリ正午。 タモリさんおはようございます。 あ〜ダメダメぇっ。 という訳で、塾の授業をするため大阪に向かう。 出町柳駅から京阪電車に乗っていざ大阪へ。 三条を過ぎたあたりで尿意が・・・。 途中の駅で降りてトイレ行くか? でもこの電車より一本後の特急だと 塾についてからの準備が大変なんだよなあ・・・。 しばらく我慢・・・。 七条を発車。 なんかものすごくトイレ行きたくてたまらなくなってきた。 あー、どうしよう?途中下車か?いや待てよ?うーん・・・。 列車は丹波橋駅を発車。 この次の中書島を過ぎると大阪の京橋まで停車しないのだ。 途中下車するとしたら中書島が最後のチャンス。 あー、どうしよう?どうしよう? 列車は中書島に到着。 よし、しょうがない、降りようかな・・・と思って腰を浮かしたら、 隣りに座ってたおばちゃん、仲間に向かって 「×××さぁん〜、ここ空くわよぉ〜」 なぜか俺の中に闘志が目覚めた。 このおばちゃんに負けるものか! 当然俺は 「いや、降りませんので。」 再びシートに深く腰を下ろした。 次の停車駅は大阪の京橋。降りる駅だ。 しかしここから25分ほどは全く停車駅のないゾーン。 ここから俺の尿意との戦いが始まった。 俺が思った事。 目標を京橋に置いてるから我慢するのが辛いんだ。 目標を小さく区切ってそこまでは我慢していこう。 まずは樟葉まで我慢だ! 電車が進むのがどうしようもなく遅く思えてくる。 何でカーブでスピード落とすねん! 膀胱ボルテージはどんどん上昇。むむむ・・・。 樟葉通過。次は枚方市まで我慢だ! 尿意は波のように俺に押し寄せてくる。 忘れようと思って本を開いても集中できない。 枚方市通過。次は寝屋川市まで我慢だ・・・。 あー、もうダメかもしらん・・・。 |
2002年11月13日(水) 下半身に力が入る男たち なんか最近カウンターがまわりまくってるなあ。 いやいや、ほんと読んでくださる皆様方、ありがとうございます。 これからもリアルにいろいろ書きますのでよろしく。 朝9時頃、あさみちゃんがビデオを取りに訪問。 半分寝たまま借りてたビデオを返す。 後で聞いたらやっぱり起きながら寝てたみたい。 朝9時ってのは俺にとってまだ深夜なのだ。ダメダメぇっ。 午後は相変わらず肉眼解剖実習。本日は「尿管付近」。 まずは御遺体を再びひっくり返して上向きにする。 本日最初の目標は「膀胱」だ。 すでに腸は取り出してあるので、下腹部の膜を剥がしてゆくだけ。 すると、下のほうにビロ〜ンとした袋が見えた。膀胱だ。 「膀胱を半分に切る。」 マニュアルにしたがってハサミで切ると、 中には黄色い液体が少したまっていた。これって・・・。 自主規制。 膀胱を確認したら、次は前立腺。 だけど、骨盤のはるか奥にあるため、確認すら出来ない。 という訳で、このあとの作業を前倒ししてやってしまうことに。 となると次は・・・ 「陰茎を縦に切断する。」 ・・・ アウチ! 昨日切り込みいれただけで精神的に痛かったのに 今度は真っ二つですか。 意を決して、根元にメスを入れ、とりあえず貫通させる。 そしてその後、先に向けて一気に切り裂くことに。 |
2002年11月12日(火) 男だから分かる痛み 医学部に向かうため、吉田参道沿いを自転車で走る。 参道沿いの並木はすでに赤く染まり、朱色の鳥居と合わせて 抜けるような青空と好対照をなしている。 相も変わらず肉眼解剖学実習。本日は「生殖器」。 実は昨日の実習中にメスが3本も折れてしまった。 という訳で、俺が新しいメスを買いに行くことに。 実習が始まってから南部生協に向かい、メス3本購入。 しかしこの新しい切れ味抜群のメス、思わぬ悲劇を招くことに。 実習室に戻り、すでに切断済みの下半身を逆さに吊り下げる。 各実習台、一斉に御遺体が逆立ちで吊り下げられている光景は 今までの実習の中で最もグロテスクな光景だ。 まずする事。 陰嚢(いんのう)の皮を剥ぐ。 この作業、男である俺にとって・・・ 精神的にとても痛い。 さらに作業は進む。今度は 陰茎をタテに切断する。 ・・・・・・ 精神的にものすごく痛い。 この作業中、俺らにとって大事件が! 俺らの班のY君が、メスを誤って手に突き刺してしまった。 新しいメスは切れ味も鋭く、たちまち大出血! 備え付けの救急セットで先生が手当てをしてくれたが、 出血は止まらず、彼は京大病院直行。 |
2002年11月11日(月) 解剖中はスイッチ・オフ 起きたらなんと10時半。 午前中の医学英語はサボタージュ。あーダメダメぇっ。 午後は相変わらず肉眼解剖実習。本日のテーマは「臀部と会陰部」。 まずこの前の実習の結果、実習体には 首がない 上に、 腰と体が切り離されている。 という状態になっています。 今日は主に臀部と会陰部の解剖のため、まずは御遺体の脚を広げる。 広げた足の足首をヒモでくくり、ヒモの一方を頭上の無影灯にひっかける。 これにより、股の間がよく見えるようになるのだ。 しかし、あまりにもグロテスクな光景でちょっと凹む・・・。 大腿からお尻にかけての皮を剥ぐ。 皮剥ぎに関してはだいぶスピードが上がってきた。 大腿部はほぼ完璧に筋層の露出が出来たけど、 臀部では大殿筋の一部まで剥ぎ取ってしまい、ここから苦難の道程が。 剥げども剥げども、大殿筋と小殿筋の区別がわからん。 メスで探れば探るほどそのあたりに肉片が散乱してきて、 もうどこに何があるのか判らなくなってくる。 うっかりしていたらメスで血管を切ってしまい、 流れ出た血でその部分がさらに汚れてしまうし、もう散々たる状態。 気分を沈めるためにいったん実習室を出て外に。 今までけっこう寒い日が続いていたけど今日はそれほどでもない。 ふと目をやると、向こうには紅葉に色づき始めた大文字山が。 医学部構内の植え込みもちらほら染まりつつある。 秋の空気を思う存分吸い込み、またホルマリン臭立ち込める実習室に戻る。 実習室に入ったらスイッチ・オフだ。 正常な感覚のスイッチをいったん切らなければこの実習は出来ない。 実習が始まる前、そして終ったあとには感謝の黙祷を捧げ、 実習中は一切の感覚スイッチを切って集中する、これはそんな実習だ。 |
2002年11月10日(日) お片づけホリデー 今日は完全オフ。塾もバンドも、そしてもちろん大学も何もない。 今日は家の超大掃除&模様替え。 昨日も日記に書いたけど、大量の本やら、書類やらを処分して、 部屋をスッキリさせてしまうのが今日俺に課せられた使命なのだ。 それにしても出てくるわ出てくるわ・・・。 どこかに行った時のお土産とか、春期講習のレジュメとか、 なんかよく判らん袋やら箱やら。 思い切ってガンガンゴミ袋に放り込む。 |
2002年11月09日(土) 本たちとのお別れ 久々に日付が変わる前に日記書いてます。 起きて飯食って正午からルネでguitar landミーティング。 いよいよ迫ってきたNF(京都大学十一月祭)ライブについて、 パフォーマンスとか、曲順とかを打ち合わせる。 正午という事でみんなは昼飯を食いながらだったけど、 |
2002年11月08日(金) 首 まずは>えみんこサマ あ、勝手に文中リンクすいませんm(_ _)m。 「平城山を越えた女」、「琥珀の道殺人事件」(内田康夫) いずれも読んでたりするんですねー(笑)。 内田康夫は浅見光彦が登場する前の作品に なかなかディープな秀作が多いような気がします。 俺の中で内田康夫で面白かった作品といえば・・・ 「後鳥羽伝説殺人事件」とか「王将たちの謝肉祭」とか。 「戸隠伝説殺人事件」や「本因坊殺人事件」 デビュー作の「死者の木霊」も面白かったな。 「明日香の皇子」もかなり俺の中では好きな作品ですねぇ。 地方の香りをふんだんに取り込んだという点で、 内田康夫はなかなか好きな推理作家の一人であります。 売れ線作家のマイナー作品って面白いのが多いんですよねー。 西村京太郎「D機関情報」とか。 やっぱり数出しすぎると質が落ちてくるのかなあ。 ちなみにこちらは文中リンク完全フリーです♪ 激務の金曜日。 ちなみにこの日記を書いてるのは帰宅した直後。 そしてその帰宅した時間は・・・午前2時40分でした。 午後は解剖実習だったんだけど・・・ 今日は今までの中で一番個人的にいろいろ考えてしまった日でした。 今日のテーマは「脊椎」。 まずは骨標本で脊椎の形をいろいろ確認。 その後に、御遺体をうつぶせにして背中の切開に入る。 背中の筋肉をきれいに除去し、背骨の表面を露出。 その後は・・・ 背骨をノコギリで切る。 そして ノミで切り外す。 実習室に響き渡るトンカチの音にものすごい違和感を感じたんだけど・・・。 その後、中に入っている脊椎神経をいろいろ見てだいたい終わり。 だけど今日はもう一つ作業がありまして・・・ 首の離断 これは・・・。バラバラ殺人と全く同じことする訳だよな・・・。 実際に作業はしなければならないし、 何も考えないようにして作業を進めていても、 自分が今やってる作業が「人間の首を切る」っていう作業だという事は 否が応でも頭の中に渦巻いてくる。 いいのか?いいのか?いいのか? そんなエコーが実習終った今でもまだ反響してくる。 特別に「医学」を学ぶ上で許された行為だという事を肝に銘じ、 献体者の方の御遺志に少しでも報いられるよう、 これからも頑張っていろいろ覚えていきます。 |
2002年11月07日(木) 繊細な月光仮面 一人旅計画、さっそく反応があってハッピーです♪。 河内飛鳥散策計画は来週の週末あたりの予定。 その日はまたこの日記が散策紀となりますのでお楽しみに〜。 てか俺の周りには歴史探訪ウォーキングを楽しむ人なんか なかなかいないんですよねえ(泣)。理系だからしゃーないのかなあ。 ちなみに「明日香の皇子(内田康夫)」はなかなか面白いです。 まさに河内飛鳥がキーとなるサスペンス。 というわけで、木曜は解剖も授業もなく安息の日。 昨日酒飲んで寝たせいか、眠りは浅かったのに、 目が覚めたのは正午過ぎ。しかも妙な夢見たし。 タモリさんおはようございます。あ〜ダメダメぇっ。 午後は塾のお仕事のため大阪へ。 ただ今日はちょっと早く出かけました。 それは・・・ ラーメンを食うため。 ほんっとうに懲りないやつだねぇ(笑)。 俺、血圧とか大丈夫なのかなあ。 知らない間に激太りしてたら嫌だなあ。 男だからちょっとくらい太るのは別にいいんだけど、 ラーメン太りってなんか体に悪そうだし。 というわけで、京阪電車で淀屋橋まで。 そして地下鉄御堂筋線に乗り、難波で下車。 本日のターゲットは「月光仮面」だ。 さてさて、頭上を阪神高速が横切る千日前通り。 ケンタッキーの小さな路地を入ったところに目標発見、店内へ。 カウンターのみ、わずか6席の小さな店内はまさに穴場の雰囲気。 開店直後でたぶん俺が最初の客かな。 「支那そば」600円を注文。 10分後、出てきました噂の「支那そば。」 温泉タマゴが入ってるのが珍しいな。 |
2002年11月06日(水) 次なる一人旅は? ちょっとお疲れなので今日の日記は短めで。 午前中は英語。 大学生活4年目なのに(注:留年はしていません。)、 大学2年生という立場上、教養英語を取らなあかんのはどうもねえ。 午後は解剖実習。 今日は主に肝臓、膵臓、胆嚢、腎臓、副腎、横隔膜を中心に観察。 最近相当寒くなったよなあ。 ニオイ除去のために実習室の窓は開けなきゃならないんだけど、 そうするととりあえずは寒いわけで。 でも風が強いからニオイは吹き飛ばしてくれるんだよね。 それでも今日はホルマリン性の頭痛に悩まされたのでした。むむ。 夜はguitar landの練習。 今日もRAG側の手違いで北白川スタジオでの練習。 というわけで本日も タダ。 12人で4時間タダとかありえないよなあ。 手違いのおかげで経済的に相当助かってるわー。 今日も「汁」が少し出ました。 今日はかなり演奏してて楽しかったわ〜。 4時間集中できるのって珍しいよな。 やっぱりそれだけ楽しかったんやなあ。 さてさて、先週末に京都、奈良の二都を散策しましたが、 この秋、再び日帰りミニトリップに出かける事にしました。 どこかの休日使ってまた一人旅。 |
2002年11月05日(火) 「高安」に集う医学生たち また今日から平日の日課が始まる。 午後はあいも変わらず肉眼解剖学実習。 本日のテーマは「小腸と大腸&胃の摘出」。 1時前に解剖実習室に入室。 最近出席とるの早いからなあ。早め早めで。 実習講義のあと、班全員での黙祷、そして実習が始まる。 腹部の中でもかなり下のほうが作業野になるので、 まずはこれまでにすでに切り取った 肋骨、肺、心臓を別のトレーに移し、腹膜を開き、腸を露出。 ウネウネした腸間膜を丁寧にメスで掃除し、 下腸間膜動静脈やら上腸間膜動静脈をきれいに剖出する。 いろいろやっているうちに、下のほうからタマゴみたいなキレイな塊が。 腎臓でした。 もっとぶにょぶにょしてるのかと思ったら、 ゆで卵みたいに硬くてキレイだった。 その上には脾臓が顔をのぞかせている。 さて、いよいよ本日のメインイベントに入る。それは・・・ 小腸、大腸、胃の全摘出。 まずは胃から。 食道を横隔膜を越えたあたりで二重に縛り切断。 そして、胃幽門部もヒモで縛り切断。 このあと胃を体内に固定する様々な膜を全て切断すると、 胃全体が体から切り離され、トレーに移された。 このあと大湾部に縦方向の切込みを入れ、胃を開く。 以外に薄い、だけどけっこう弾力性のある胃壁。 中には一部残存物が残っていたが意外にきれいだ。 幽門部を中心に、胃特有のヒダが多数見える。 胃を水道で水洗いしている間に、今度は別の作業。 まずは十二指腸と空腸の接合部を縛り、切断する。 そして、今度はS字結腸と直腸の間を縛り切断する。 そして、腸間膜やら壁側腹膜やらを全部切り取ると、 全長4〜7mといわれる小腸&大腸が切り離された。 さて、ここからが大変だ。 その長い長〜い腸を全て切り開かなければならない。 大腸側からハサミを入れ、どんどん切込みを入れてゆく。 曲がりくねった腸にどんどん切込みを入れること15分、 ようやく十二指腸側まで切り込み完了。 さて、このあとが本日のメインインパクト。 |
2002年11月04日(月) 目覚ましはペリカン 3連休、前半は奈良&京都を走り回ったため、今日はオフという事で。 11時半頃、チャイムが。 ベッドから起きてドアを開けるとペリカン便。 注文してたCDがアマゾンから届いたという事で。 「JIMSAKU」なんか買ってしまいましたよ。 午後は今夜練習のあるM-girlの練習中心。 とりあえずポップスは音数多いんだよなー。 マルチティンバー使いまくって全曲とりあえず仕上げる。 このバンドに関しては、音さえ作ってしまえばあとはかなり楽。 その後ちょっといろいろお出かけ。 夜10時からはM-girl練習@北白川RAG。 俺は先週お休みさせていただいたので、2週間ぶりだ。 と思ったら今度はGt.イワサが本日欠席。むむ。 RAG3スタはステージピアノがないのが痛いんだよねぇ。 なんか作った音がうまく出てくれないんだよなあ。 シールドもっといいのに変えようかなあ。 今日は何も特筆すべき事がなかったです・・・。 投票ボタンのネタもないんだよねぇ。どうしよ? こんなのしかないです。 |
2002年11月03日(日) 秋の散金的古都旅行其の弐奈良編 エスカレーターを上りきると、松林の向こうに若草山が見える。 休日という事もあいまってか、奈良の都も大混雑だ。 昨日の京都和菓子探索の続編として、今日は奈良に出かけてきました。 京都に住むようになって2年半、その間何度も奈良行きを画策し、 「いつでも行けるさ」と撤回、そして結局2年半が過ぎてしまったと。 ちょうどオフだし、季節もいいし、思い切って出かけたれ! と思い立ち、昼過ぎ、京都発の近鉄快速急行に飛び乗ったのでした。 近鉄奈良駅を出てからわずか3分、すでに周りは松の生い茂る公園地帯に。 植え込みの向こうには興福寺の五重塔も姿を覗かせている。 しかし何といっても「奈良!」って感じのもんは 「鹿」 ですよ。鹿だよー。普通に闊歩してるしー♪鹿だ鹿だ〜♪ あー、もう観光客気分丸出し(笑)。 奈良公園に入る。 奈良国立博物館前で焼き芋の屋台が出ていた。 風が強い中、釜の炎が煽られて勢いよく燃えている。 煙突から流れる煙は風に飛ばされて周りに香ばしい匂いをばらまいている。 だけど焼き芋って何気に高いんだよね。 今日は見るだけで我慢(泣)。 焼芋の屋台。 その場にいた時間が長すぎたからかなあ。 コートに焼き芋の匂いが付いた。 ちょっとビミョー・・・。 東大寺を目指し、大仏殿前の信号を曲がる。 すると登場しました!観光地の風物詩、お土産店通り。 しっかし、今までも人通りが多かったけど、 ここに来て人、さらに増えてないか? 東大寺南大門に続く道。 道を歩き回る鹿の数も人の数は単調増加の一途。 バスから吐き出されるツアー御一行の皆様方、 それに修学旅行のとりあえず真っ黒い集団、 そして鹿の周りに黒山の人だかり。 とりあえずなんとか南大門までたどり着き、拝観料500円也を支払う。 受付を過ぎると、芝地の中に巨大な大仏殿が聳え立っていた。 とりあえずデカい! 中学で初めてここに来た時も思ったけど、ありえねーほどデカいわ。 たしか世界最大の木造建築だけのことはあるなあ。 ちなみに高さは48m、ビルに例えるとなんと16階建てだ。 大仏殿のすぐ手前に線香を立てるでっかい鉢(名前なに?)があったので、 ちょこっと賽銭を入れて、線香を一本立てた。 強風のせいか、なかなか火がつかない。 その場に長く居すぎたせいか、 今度はコートが線香臭くなった。 焼芋+線香ですか・・・。 大仏を拝観。これもデカいなぁ。 人ごみから離れて大仏を望みながら、 かつてこれを造った人たちのことを考えた。しばし過去との対話。 奈良の大仏。 大仏殿の中にまで売店があったのがちょっと残念だったなあ。 大仏殿を出る。 広大な芝地、そして周りが塀で囲まれているせいか、 周りに東大寺以外の建造物が全く見えない。 莫大な観光客を除けば、周囲の景色は1200年前と変わらないものだろう。 京都だったら周りはすぐビルだからねぇ。奈良はいいなあ。 さて、ここからひたすら歩く。 もと来た道を戻り、県庁前まで戻ると、今度は興福寺方面へ。 興福寺五重塔の前を通り過ぎ、猿沢池のほとりに出る。 定番ショット。 三条通をJR奈良駅目指して歩く。 途中でなんか人だかりが。なんだろう? もちつき実演販売。 ついつい引き寄せられて買ってしまいましたよ。 もち2つで260円。でも美味しかったです。 気を取り直してまた三条通を歩く。 すると次に見つけたのは・・・「薩摩っ子ラーメン」。 あー、ラーメン屋ですよ。これは行かないと(←義務)。 「薩摩っ子」は大阪に本店のあるチェーン店。 「神座」や「味仙」、「金龍」や「月光仮面」と並び立つ、 大阪を代表するラーメンという事は知っていたが、 まさか奈良でお目にかかるとはっ! 入ってメニューを見てビックリ。 |
2002年11月02日(土) 秋の散金的古都旅行其の壱京都編 秋も深まりもう11月。 古都こそ秋の情緒なれ、という事で(?)、 久々のオフを利用して、古都の情緒を味わうミニトリップへレッツゴー。 昨日降った雨がまだ乾ききらずに路上を湿らせていた。 愛用の青いマウンテンバイクに飛び乗り、家を出る。 今日の目的は、ただ単に市内を走るだけではない。 実家に送る用に、京都の銘菓3品を購入する事が一番の目的だ。 まずは鞠小路の「緑寿庵清水」へ。 「美味しんぼ」でも紹介された、珍しい金平糖専門店だ。 暖簾をくぐって店内に入ると、建物の大きさにしては意外に狭い店内。 店内には金平糖が詰まった小さな袋が綺麗に並べられている。 ここでは「柚子の金平糖(480円)」を2袋購入。 かなり値は張る一品だけど、俺が自信を持って薦められる京都秀逸の銘菓だ。 今までの金平糖のイメージがくつがえる上品さです。 東大路通りを自転車で走り抜ける。 秋空の下、比叡山が普段以上にその輪郭を際立たせている。 高野で進路を変え、今度は北大路通りを西へ。 北大路橋の真ん中でいったん自転車をとめ、加茂川を見渡してみる。 積雲の向こうの北山はすでに少し色づき始めていた。 北大路橋から北山を望む。 烏丸通、堀川通りを越え、道が少しづつ登り始めた。 平坦な京都市中において、北白川と鷹ヶ峰周辺は数少ない坂道エリアだ。 大徳寺前を過ぎ、建勲神社入口の信号を北へ曲がる。 ここからは大徳寺町、大徳寺の境内として広がる住宅地だ。 複雑に曲がる土塀に沿って、竹垣の中を進む。 竹の音がざわめく中、石畳の上をゆっくりと自転車で進む。 いったん境内から出たところに「七野」はある。 「七野」と俺の自転車 「七野」は知る人ぞ知る、柚子銘菓の秘店。 大徳寺脇の一角、注意しなければそれとわからないところに こじんまりと存在している。 ここでしか手に入らない「柚子がさね(1400円)」は 俺の中では京都髄一の隠れ銘菓だ。 暖簾をくぐり、店に入るとまたあのおばあちゃんが出迎えてくれた。 お茶を頂きながら、またいろいろお話をする。 |
2002年11月01日(金) いっそがしいフライデー 今日はもっと早く起きていろいろする予定だったのですよ。 確かに起きたのは朝9時前。だけど、ベッドから出たのは11時半。 あ〜、激しくダメダメぇっ。 お昼過ぎに医学部教務課に行き、成績チェック。 組織学通ったぁ〜♪ これからもこの調子が続くといいんだけどねぇ。 午後は肉眼解剖学実習。今日は「腹腔内」だ。 昨日腹膜まで開いたから今日はその中身を観察するのだ。 腹膜を切開、大網を切除する。 するとその中には小腸が渦を巻いて詰まっているのが見える。 胆汁が漏れ出して全体的に緑色になってしまっているけど、 胃、肝臓、その奥にある膵臓、そして門脈もよく見えた。 すると前のほうに人だかりが。なんだろう? 前のホワイトボードに1枚の紙が貼ってあった。 その紙には、実習体である御遺体の、 直接的死因と死亡時年齢が銘記されていた。 癌性腹膜炎、肺ガン、癌の脳転移、心筋梗塞、そして老衰、 彼らの命を奪った病名が無機質に羅列されている。 やっぱり癌で亡くなられた方が多いというのが印象だった。 今回俺らが扱わせて頂いている御遺体、 癌で亡くなられた50代の方だということも判った。 大体俺らの世代だったら父親と同じくらいの年齢だよな。 改めて、この実習の重さ、そしてある意味での異常さというのを ひしひしと感じた瞬間だった。 今日はホルマリンにやられて何回か外で休息することに。 とりあえずノドが痛い。頭も痛い。むむむ。 さてさて、今日は恒例、姫路でバイトの日です。 雨上がりの夕暮れ、京都駅まで自転車を飛ばす。 姫路駅に到着し、授業をこなす。 今日は昨日の大阪での授業ほど上手くなかった気がする。 2連続の授業でもちゃんとシュミレーションはしておくべきだなあ。 先生方の間ではやっている占い、俺もやってもらいました。 |