インコ(ウンコ)諸島にて |
今、世の中はペットブームなんでしょうか。 と思うくらい「今日のワン子」「今日のにゃんにゃん(高部)」みたいな日記はよく見かけます。ワイドショーやズームイン朝でも「どうする?アイフル」の犬をよく見かけました。ハムスターも相変わらず人気のようです。 私も農学部志望だったくらいだから動物は好きです。イトコの家で飼っていたチロ(犬)もじいちゃんちで飼っているチー子(猫)もかわいい。でもうちはマンションなんでそういうのは飼えない訳ですよ。けどもじゃあ非動物的環境なのかといったらそうではなく、うちにはインコがいるのです実は。 それも、10羽近く。鳥かごは普通のよりもはるかにでかいのが2つ。最初はジジというインコ一羽で、家の中でもよく飛ばしておりましたよ。羽根を切るのはかわいそうってんで飛ばしては肩に止めてなごやか空間。でも肩に止まったあと、必ずフンがついてるのはいただけなかったが。 けども一羽じゃかわいそうということでもう一羽買ってきた。それがベベ。このエセフランスなネーミングは親の趣味なんですが。 しかしジジとベベの間にはコミュニケーションが一切なく、増殖する気配もなかったので親がもう一羽買ってきたのでした。名前をつけようかなーと言ってる内にあれよあれよで増殖しだし、気が付けば5,6羽に。しかもベベと後から買ってきたインコは同じエメラルド色で、増殖した子供たちも皆エメラルド色なので誰がどれだか全然わからなくなってしまう始末。名前もないなんてかわいそう!ペット飼う資格なし、といわれるかもしれないが世話をしているのはうちの父親なので父親はわかってるのかもしれません。5,6羽に増殖してからカゴから出してあげることも なくなりました。かわりにベランダに出しておくようになったんだけど、そしたら今度はすずめや鳩がどんどん集まってくるようになったのでした。鳥御殿ですよ立派な。で、それに混じってカラスもやってきて、ジジは片足食べられちゃったりしたし。ああ、思い出すとちょっと泣ける。ジジだけは色が違ったのでむちゃくちゃ可愛がったので。 まあそれだけ鳥がたくさんやってくるとジジのときは肩に乗る程度だったフン問題がそれどころじゃ済まされなくなったわけですよ。でもなぜかフンはそんなにベランダにはないのが謎。たぶんどんなに酔っ払って帰ってきてもうちの父親が必ず鳥の世話だけはやってるから、そのときに清掃してるんだろうけど。 しかもうちのベランダには父親が20年近く育てている熱帯雨林系植木も充実。ゴムの木なんかベランダを飛び出てしなってるくらいだ。それだけでなく私もカエルの卵を貰ってきて孵したり、めだかを育てたりしておりましたよ。ダンゴムシを拾ってきて父親の植木で育ててたときは気味悪がられたが。 今もベランダの水槽で金魚が泳いでいます。で、家の中では家の中で巨大な水槽があってグッピーがわさわさ泳いでるわけですよ。小学校のときから必ずうちに来た人はグッピーの大群にびびるほどの。 そういうわけで犬猫はいなくとも動物環境つうか野生環境なんですようちは。 なぜそんな話を急にしたのかというと、昨日マンションの正面の道を横断しようとして信号待ちしていたとき、ぼーっと見てたら一軒だけ木生え放題なジャングルのような家があったから。どんな家だよと。うちでした。 ちなみに今、我が家にはインコが10羽近く生息。 そしておととい、うちの父親は酔って帰ってきて「色の三原色はなぁ、赤、青、黄色、白なんだよぉ、おまえはバカだから何もわかってない!」と妹相手にとぐろを巻いていました。で、その後鳥の世話して就寝。
ところで 昨日の日記で書いた「闇の子供たち」。実は最後まで読みきってなくて、昨日読了したのだけれど最初が克明に書かれているのに対して最後はなし崩しで終わった印象。幼児売春についての実態はすごかったのに、臓器売買については殆ど書かれていないのが惜しい。もっと子供を追って欲しかったなー日本人が登場してからそっちを追うほうに重点が置かれてしまったので。 そして要旨が最後に唐突に現れるのも、ちょっといただけない。しかも子供どうこうというところからずれてるし。救いようのないラストはいいと思うんだけど。結局普遍的なグローバリズム/ナショナリズムの意識の問題ってとこに行ってしまうのかー。まぁ読んでる途中からそれはひしひしと感じ、考えさせられたが、もっと違う着地点があるのかも?と期待していただけになんだかな。 でも途中からスリリングな展開になったあたりは飽きさせず、ただのドキュメンタリーにもならずで非常によかった。一気に読める。
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2002年12月04日(水)
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