季節柄のせいか最近バスが混んでいて
富んだ外出とかには無縁な、只、出勤をするだけの女には
日常的ではない事柄が苦痛で仕方が無い

楽しそうな雰囲気を与えてくれるのは
感化させられているんだろうな
と、無かった訳でもない感情を揺るがして

やっぱり社会人には毒だよねー　なんて苦笑

先日、混みにこみあっていたバスに乗り込んだ所
優先座席には、少々の事があっても大丈夫であろうお子が
・・・おい。優先座席って、足腰も確りしているお子の為の席じゃないって
しかも、大人の乗車賃金の半分しか払ってないじゃないかー
坊の責任じゃないよな　　親はﾆｺﾆｺしながら坊がﾁﾝﾏﾘと我が物然りとした
席を占めている姿を眺めている

今日は今日で、後ろに座りはったのが
小学生、または幼稚園児とお母さん

ガコン、ガ、ガコン
と、急に止まったバス
「何？」
と、見れば、お婆ちゃんが横断歩道を渡る姿

・・・あぁ、そう云えば此処の会社のバスってこの間まで
研修してたよなー　止まり方は不細工やけど歩行者優先
と、思い連ねていた時に後ろから
「だから、お婆ちゃんって嫌よねー」
の、声に驚く
「お婆ちゃんって、ゆっくり歩くし、急に出てくるからー」
と、子供に語る声が背後から気持ち悪い
ってか、何を子供に言っているんだ？

駅に着く迄の間、どんな躾を行われてきたんだ？
と、思う　否、躾じゃなく、道徳の事だ
行く末は自分なのになー

妙に悲しく終点先で足を降ろした

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