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男の厄は40代、女の厄は30代が一番キツイ。と、身内、他人問わずと 昔から耳にしていた。若い頃は、「ほうほう。そりゃ、気をつけねば」と まだ遠い未来の自分に早すぎる警鐘を鳴らしたりしたもんだ。 だんだんと、その年齢に近づくにつれ、本来持っている天邪鬼さに加え 「昔の人は寿命が短かったから、その厄と云われる歳には身体にガタがきてて 病気する人が多かったのかもね。だから、厄といわれるのでは?」と、屁理屈さも 兼ね備えるようになった。
検証 サンプル:鍋屋
一昨年:前厄 1.前同居人とのギグシャク→当人同士なので関係ない(例え厄カッポーでも) 2.結局、私が望まない場所への引越し→選択権は私にもあったので関係ない 3.引越しして早々の別れ話→やはり当人同士の問題なので関係ない
結論:修復ないし、話し合いは焦りすぎず放ったらかし過ぎず。且、素直に。
昨年:厄 1.吐き癖発露→これこそ、老体している証。及び、長年の不摂生の証か? 2.おかしな趣味発芽→或る意味世間知らずだった私にサヨナラ(涙) 3.原因不明の高熱→これは、全くわからない。
結論:ちゃんとした厄だといえるのは3番目の原因不明の高熱。
そして
節分の日まで後、数日。と云える日曜日。ノソノソと寝床から這い出してみれば 「痛っ」 足裏に4ヶ所の怪我。は?と思う間もなく起こされた原因でもある住処ドア外で 「獅子鍋屋っ!」と呼ぶ声に応える為に痛む足を引き摺りながら玄関に向かうと 案の定、母でした。 グイグイと押し付けられたのは、まだ生温かい「おかゆ」とヨーグルト等が 入ったスーパーの袋。
母の声で反応して玄関に出たけど、「何で私が体調が悪いの知ってたんやろ?」 と、今までは嫌いで決して口にしない「おかゆさん」を口に運びながら首を傾げる んで、差し入れてくれた水を煽る。水、無いから困ってたのよ。 ってか、今では足裏の傷に火が灯ったかのように疼き出してる。 又、数日高熱にうなされました。
で、何が厄だったかというと、親を心配で泣かせてしまった事。
本年:後厄 1.いつぞやの電話→ご立腹中
夜の仕事をしていた時の話し
そろそろグラスを洗おうか。と、待機席を立った時 「ついでやから、珈琲を入れてきて」 と年下の先輩に言われた。 「立ったついでは、親でも使えと言うやん」 との言葉を背後に受けながら、何か微妙に違うんとちゃうか?と 思いながら無言で返答をかえした。
グラスを洗い終え、面倒臭いので好みの濃いさもきかずに、日常の珈琲をいれ 無言で渡した。彼女はカップを嬉しそうに抱え込み 「美味しいなぁ」 と、客にも見せたことがない笑顔で言った。 「やっぱり、人に淹れてもらったのって美味しいよな」 その日から魔法に掛かったまんま。
やっぱり美味しい。 言葉にしたり、内心に留めたりするけど 「美味しいなぁ」と頂いてます。
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