あたしの娘の同級生達は4年生から塾通いを始める子が増えてきた。塾だけでなく、習い事も合わせると休みはほとんどないというのが現状のようだ。
教育熱心なママが多いから、塾に通わせる前は宿題も見てあげる、とか、子どもの勉強に付き合っている人が多くて、仕事から帰ってくると、飲んだくれるか、ネットにうつつを抜かすか、といったぐーたらな母親であるあたしは、内心心配ではあった。
とは言え、何にもしなくても我が娘は成績もそこそこ良いほうで、やっぱりあたし譲りよねえ〜、であるとか、オレ譲りだな、とか、夫婦で親バカもいいところなのであるが、実際、家での勉強と言えば、宿題があればやる、それ以外は何にもやらずにマンガ読んでる、と言う状況、それでも高学年、ちょっとは勉強なんぞしたほうがいいのでは?と思い始めたあたしは、娘に塾はどうよ?と尋ねてみた。
「やだ。通うのめんどくさい」
などとぬかす。
だがしかし、塾に通うとなると月謝は相当なもので、万単位での支出は正直ありがたくない。
「ちったあやる気になったらどうよ」
と口では言ったものの、内心ほっと胸をなでおろす。
実際、子どもの塾通いのためにパートを始めた人が多々いる。塾によりけりなのだろうが、3,4万はかかるようだ。
ムリです。我が家にはそんな余裕はありません。
まあ、娘もその辺の事情も察していると言うのもあるのかもしれないが。
そんなある日、娘がとある通信教育のDMを見て
「これやってみたい」
と言い始めた。
そこはあたしが子どもの頃から、結構有名どころで、高校のときにそこの通信教育を受けるとかなり成績が良くなる、と先生が言っていた所だった。
内容も結構ハイレベルらしい、と言うウワサもそのとき聞いていたので、時折来るDMを見て、
「ここは難しいらしいけど、きちんと受けたらしっかり身につくらしいよ」
と娘に言っていたのだ。
どれどれ、とDMの中身を見ると4教科が月々7000円ほどの受講料らしい。
塾に通うよりは断然安上がりだし、家で勉強する習慣をつけるためには良いかも。。。と思ったが、何より心配なのは、続けられるかどうか、ということだ。
いまでさえ、週に1度のバレエでぐったりと疲れ、授業も6時間続きで、宿題以外に勉強しているのを見たことがない。
時折ドリルをやってみたい、と言われ、計算問題や、漢字の書き取りドリルなどを買い与えても、結局途中までしかやらず、あげく、どこかにしまい忘れて紛失、なんてこともあるくらいだ。
「本当に続けられるの?教材が届いても何もやらないで何ヶ月もためるなんてことにはならないでしょうね?」
念を押すと
「多分・・・大丈夫だと思う」
自信なさげではあったが、娘も同級生達が次々と塾通いを始めたり、通信教育を受けるようになったりし始めて、ちょっとは焦ったのか、やりたい気持ちが強いようだったので、申し込みをし、受講することになった。
初めて教材が届いたときには物珍しさからか、喜んで勉強していたのだが、2回目の教材が届くと、
「今日は勉強したの?」
と尋ねても、
「はッ!忘れてた!」
なんていう日がちらほらと出始め、あたしは渋い顔をし、やる気がないなら金のムダだからやめる、と脅し、何とか机に向かわせている。
うまくしたもので、中だるみしたころに、担当の先生から電話がかかってくる仕組みになっている。
途中の進行状況であるとか、理解度を確かめるための電話だが、問題を解いて送って添削されてきて、ハイ、終わり、と言うのではなく、ある程度のコミュニケーションが図られることで、やる気を引き出す効果があるようだ。
で、このところ体調が悪かったりで、なかなか勉強する気にもならず、テキストさえ開いてなかったあたしも、子どもにばっかり勉強しろって言っても説得力ないよなあ、と息子が近所の子と遊んでいて、娘も勉強をしていることだし、と机に向かい、問題集を開いた。
勉強している母親ってカッコイイ!なんて思いながらマル付けもして、まあまあ理解できてるじゃん、仕上にテキスト書き写しながら丸暗記だ!と、張り切ったものの、
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あたしは、自分に関係ないことは興味が湧かない。自分が関心がないことに関しては全くの無知である。
あたしがちょっとだけ年金の手続き方法を知っているのも(3号だとか1号だとか)、確定申告は随時受け付けてもらえるということを知っているのも、手続きをしなければならない必要に迫られたからであって、もしもやる必要がなければ、ちまたで騒がれている年金問題についても、何のことやら、と言う感じだったと思う。
人間関係に関してもそうで、自分が関心がない人のことは全く眼中にない。
職場の同僚の間で誰と誰が付き合ってるとか、仲がいいだの、悪いだの、と言ったことも全く興味がないものだから、後から聞かされて、へ?そうだったの?と言う感じである。
昨日、ユタカ君が
「S野君今日、テンション低くないですか?」
と言う。
バイトのS野君は結構気分屋だし、あたしは全く気にも止めていなかった。
「そうですかあ?全然気にならないけど」
「いやあ、俺、ダメなんすよ、周りの人が少しでもいつもと違うと気になって気になってしょうがなくって」
そう言うとユタカ君はS野君に直接尋ねた。
「どした?なんかあった?」
S野君はぶっきらぼうに、
「別に。どうもしないっすよ」
「いや、でも今日いつもよりテンション低くない?」
「いつもと同じですよ」
「そうかなあ〜。ならいいんだけど、なんか気になるじゃん?」
しつこく尋ねるユタカ君に、S野君ちょっと苛立ち気味。
「まあ、そう言う日もあるよね」
と、つい助け舟を出す。
「はい」
「ふーん、ならいいんだけど」
ユタカ君はまだ不満そう。
周りの人が落ち込んでいるときに、どうしたどうした、と、こと細かく問いただすのは、どうにも興味本位な気がしてならない。
踏み込んでいい領域がどこまでなのかうまく探らないと、相手にとって不快感を与えてしまうことにもなるんじゃないか、と。
あたしがクールすぎるのか。
で、そんなユタカ君が、ふと、
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今日はなんだか目覚めが良かった。
いつもならぐだぐだと、目覚ましを何回も鳴らしつつ、ぎりぎりまで布団で転がって慌てて起きて、と言うあたしが、7時にはすっきりと起き上がり、子ども達も起こさなくとも自分で起きてきて、朝の支度をさっさと済ませ、余計な小言も言うこともなく、まあ、体調がいいかと言うとそんなことはないのだけど、気分は妙にすっきりしていて、掃除も洗濯もさっさかこなし、合間にもうずいぶん前に知人様から頂いた岡村靖幸のライブビデオを観て、気分がさらに良くなりました。
しいて言えば、冷蔵庫の冷えがめちゃくちゃ悪くなっており、2日間冷やしておいたはずのカクテルが妙にヌルかったりするのがいただけない。
これからの季節、冷蔵庫が冷えないと食品の傷みが心配、と夫は言うが、あたし的にはビールがヌルいのは耐えられない、と言うのが理由で、メーカーのお客様相談室まで電話しちゃいました。
買い換えるのはイヤン。
修理するといくらかかるのであろう。
では、行って来ます。
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仕事から帰ると、妙にカラダ中が痛い。
仕事中も腰が痛いなあと思っていたのだが、痛みは全身に広がり、節々が痛い。
子ども達にマッサージを頼み、揉んでもらってもすっきりせず、痛みは増すばかり。身体もどんどんだるくなっていき、もしや、と熱を測ると37度。微妙な感じである。早めに布団に入って寝よう、明日は休みだし、と寝たものの、朝起きるともうどうにもならないくらい身体が重い。
毎朝欠かさず顔を出す登校班の出発も、この日ばかりは子ども達に謝り、勘弁してもらい、そのまま横になっていたが、一向に良くなる気配がない。
それでも何とか洗濯だけは終わらせ、あとはひたすら布団で過ごす。
腹は減るのだが、吐き気もするしで、食事もとれず、空腹と戦いながらもなぜかゆるゆるぴーな腹具合に力も尽き、子ども達が帰ってきてもひたすら寝る。
翌日は出勤日。これだけ体調が悪いと休みたくてたまらないのだが、マネージャーは朝から会議で外出、売り場にはYさんひとりしかおらず、這ってでも行かねばならない状況。しかも発注日だから、それだけでも終わらせないときっとマネージャーに許してもらえないだろう、とフラフラになりながら出勤した。
売り場に着くと冷や汗が出るわ、立ちくらみがするわ、時間を追うごとに体調が悪くなっていくのが分かる。
あとから出勤してきたユタカ君に
「最後まで持たないかも」
と泣きを入れ、とりあえず、3時からもうひとりくるからそれまではがんばるつもり、とは言ったものの、レジで立ってるだけで冷や汗倍増、しまいにはこみ上げるものがあり、トイレに駆け込む。
気持ち悪いものの、戻すこともできず、結局へたり込むこと10分あまり、もうどうにも無理できない、と判断し、ユタカ君、Yさんにお願いし、早退することにした。
やっとの想いで帰宅すると転がり込むように布団に入り、これまたひたすら眠る眠る。
子ども達はいろいろと気を使ってくれてありがたい限りなのだが、対して夫は、と言うと帰宅後黙々と食事をし、疲れているのではあろうが、ごろん、と転がり、そのまま寝てしまった。
あたしはといえば、節々の痛みから今度は激しい頭痛に見舞われ、吐き気までしていて、布団でのた打ち回っているというのに、くすりを持って来てもらおうと思っても起きやしねえ。腹立たしいことこの上ない。
あまりにも激しくもだえ苦しんでいるものだから子ども達が飛んできて、息子は薬を探してきてくれ、娘は冷えピタを持って来てくれ、介抱してくれた。
それでも起きずに転がっている夫には正直殺意を抱きましたよ。
やはり、血のつながりに勝るものはない、と実感したのでありました。
そんな子ども達の看病が効を奏したのか、夜中に空腹で目を覚ましました。
ここ2日余りろくなもん食ってないし、と体重を測ると3キロほどもやせてました。腹に力が入らないっす。
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不景気なんですか?
イヤイヤ、どういうわけか、母の日だというのに、思ったほど客足が伸びず、拍子抜けしました。
そうは言っても、あたしの担当商品は意外と売れたみたいなのでよかったですが。
プレゼント選びって言うのは、皆さん結構頭を悩ませるみたいで、親子で一緒に選んで、お会計は子どもがするって言うパターンも結構見受けられました。
うちも娘が
「ママ何が欲しい?」
とことあるごとに尋ねていたのですが、子どもからものをもらうって言うのに、リクエストするのにぴったりなものって言うのも浮かばず、
「お金とヒマとうまいもの」
という実に現実的な答えを返し、あきれた困惑の表情を浮かべられてしまいました。
あたしは、と言えば実家の母にはクレマチスの鉢植えを贈りました。
よくよく考えたら、もう母も70半ば、いつお迎えがきても不思議ではない年齢なのに、花を贈るのもなんだかなあ、と思ったのですが、花の世話をして、長生きしてくれればいいかな、とこじつけました。
義母には散々悩んだあげく、日傘を買いました。
年中出歩く彼女には夏場の必需品、あって困るものでなし、と選びました。
売る側が言うのもなんですが、当日になって、在庫はないのか、とか、色違いはないのか、と言われても、もっと早く買いに来てくれ、と言うのが正直な所。
店側は、母の日終われば父の日、と言う体制なのですから。
まあ、そんなこんなで売り場を走り回り、ぐったりして帰宅。
我が家でも、子ども達がプレゼントを用意して待っていました。
娘からは空き箱で作った写真立て。息子からは一生懸命書いた手紙。
そして2人から、と言うことで、もらったのは、あたしの大好物のプリンでした。
先日子ども達と一緒にコンビニに行ったときに、
「このプリン食べたいけど、高いんだよねー、もったいないから買うのやめよう」
と言っていたプリンでした。
今まで食べた中で一番うまかったです。
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2004年05月07日(金) |
愛を形にするのにはどうしたらよいのだろう。 |
正直に言う。あたしは息子のほうが無条件に可愛い。
親子にも相性と言うものはあるのに違いない。
娘が何をした、と言うのでもないのだが、同性だからなのか、ことごとく気に触る。自分の子どもの頃と比べて、多分、親から見たら同じようなもんだと思われるのだろうけども、どうにも要領が悪くて腹が立つのだ。
先日、連休中の夜更かしのクセで、いつまでも寝ないでしかも翌日の準備もせずにいて、しまいには眠くなってだらだらとし始めたものだから、見ていてイライラし、つい、
「全くグズなんだから!」
と怒鳴りつけてしまった。
たまたま自分の体調もすぐれず、仕事のあとでぐったりと疲れていたこともあって、最高に不機嫌だったのもよくなかった。
娘はしょんぼりとし、部屋へ行き寝てしまった。
翌朝、娘が出かけたあとにベッドを整えているとノートが転がっていた。
最近夜寝る前に日記を書くようになったらしい。
ふと気になって、本当は良くないのだが、こっそり覗くと
「ママはゆうばかりかわいがる。あたしは何をやってもおこられてばかりだ」
というようなことが書いてあった。
やれやれ、やっぱり、と思いながらも胸が痛んだ。
息子が生まれるまでの4年間、あたしはこの子さえいれば他には何もいらない、もし下の子が生まれてきても愛することができるかどうか分からない、と思うほど娘を溺愛していた。
ところが、息子は早くからあやせばニコニコとよく笑い、年がら年中抱いていなければ寝なかったけど、なんと言うか、愛嬌があるというか、甘え上手で、何をされても仕方ないなあと言う気にさせられてしまうことから、あっという間にそんな不安は消えてしまい、いつしか、世話もかかることから娘中心の生活から息子中心の生活へと変わっていった。
夫にしても息子に対してはいつまでも赤ちゃん扱いしていて、どんなに怒ってもついつい甘やかしてしまうくらいだから、得な性格なのだろう。
その点、娘は、甘えべたというか、可愛げがないというか、見ていてじれったくなることのほうが多い。
うまく自分の気持ちを表現することができないのが、見ていて歯がゆいくらいだ。
そんな苛立ちが、ふとした折々に、言葉の暴力となって彼女を傷付けてしまう。
息子に対してもそう言うことはあったとしても、あとあと抱きしめたりしながら、言いすぎたね、と謝れるのだが、娘ぐらいになるとどうも、そう言ったスキンシップすら気恥ずかしく、口先だけの謝罪になってしまいがちなのも良くないのだろう。
だからといって、それは接し方が難しい、と言うことであって、娘が嫌いであるとかそう言うことでは、決して、ない。
あたしは一人っ子であるがゆえ、両親を取り合う、と言う経験がないから、今ひとつその辺の感情が理解しきれない所がある。
どっちが大事、と聞かれて、どっちも大事、と答えるしかないのだが、10年分のいとおしさと6年分のいとおしさの違い、それをどうしたら形にすることができるのだろう。
息子が生まれるまでの4年間に、一身に注がれた愛情の重さをどうしたら伝えられるのだろう。
「あなたを好きな気持ちを形にできたらよいのに。どれくらい思ってるか、どれくらい大切なのかが目に見えたらいいのに」
昔、恋人に言ったことがある。
陳腐な臭いセリフだが、言葉でも伝えきれない想いを、どうやったら伝えられるのだろうとそのときのあたしは本気で考えた。
本当の想いは言葉では言い表すことなんてできやしない。
目に見えなくても大切なもの、それは心でわかるものだ、と思うけれど、時として形にして伝えられたらと思う時がある。
そのことで安心させることができるのなら。
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2004年05月06日(木) |
ゴールデンウィーク。 |
やっと終わりましたねえ。ゴールデンウィーク。やれやれ。晴れ晴れ。
あたしはなんも考えていなかったので、ゴールデンウィーク、家族と休みをあわせるのも忘れていたため、いつもどおりの公休でのお休みのみ、と言うことで、家族と一緒の休日は実は連休最終日のみ、だったりします。
今年は皆さんどこかへ出かけた方達が多かったのか、お店はあまり混んでませんでしたね。まあ、海外旅行が前年比200%だかなんだか(記憶があやふや)という結構な込み具合というのは本当だったんですねえ。
うららんの家庭は、子どもの日にも子どもにプレゼントをあげるという悪しき習慣があり、あたし個人としてはあまり快く思っていないのだけれど、おばばが毎年何かしら奮発して購入してくれるため、子ども達はここぞとばかりに欲しいものをねだる。
今年はクリスマスからずっと欲しがっていたPS2。
贅沢ですよ。ありえませんよ。ハードだけ買ったって何も出来ませんよ。
結局サルゲッチュ2とドラゴンボール2をゲットして連休の前半は家でおとなしく過ごしていました。
連休中はあいにくの天気で、夫は潮干狩りに行こうと張り切っていたのだけれど、あえなく断念。新横浜の温水プールに行くことになった。
ところが、娘が
「去年の水着がきつい」
と言い出し、これまた痛い出費。
子供用と侮るなかれ、サイズも160ともなると胸にパットまでついて、値段もいっちょ前。
あたしは仕事で行かないのにさ、しかも水着なんてここ何年も買ってないのにさ、とちょっとひがみたくもなるというもの。
まあ、楽しく泳いでこれたようで良かった。
そして最終日、やっとあたしもお休みということで、家族揃ってのお出かけ。
もう天気が悪いのは分かっているから、天候に関係なく楽しめる所、と言うことで、八景島シーパラダイスに行くことにした。
子ども達は大喜びで出かけ、イルカのショーも見て、帰りはサンマルクで食事。
夫はこれでもかというくらいパンをおかわりしていた。
長かったゴールデンウィークも終わりを迎えました。
ちと画像悪いですが、帰宅後息子が黙々と描いたサカナ達です。
売り場もやっとガキ達から解放される。。。
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