たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年03月31日(月) 複雑な気持ち。

早いもので、1年の4分の1が終わってしまいました。ついこの間正月だったような。。。いや、そうでもないか(笑)

出勤して、売り場に出るとマネージャーが開口一番、

「で、そう言うわけでうららさん、そう言うことになりましたから」

って何がどういう訳でどうなったんだよ?(汗)

つまりは、せっかく戻ってきたレイちゃんですが、やはり他の売り場に移動することになってしまいました。その代わりにやはりあたしがひとりでバッグ担当になるということで。

「そう言うわけなんでね、よろしく頼みますよ。まあ、細かいことはおいおいと、ということで」

複雑な気持ちだ。
任されるということは悪い気もしない。マイペースなあたしはひとりで物事進める方が気が楽だし、そう言った意味ではうってつけの環境だ。
だけど、異動するレイちゃんの気持ちを考えるとそれはそれでなんだか居心地が悪いものだし、休みの際のセール準備、売り場の管理を考えると、気が重くもなる。

「実質ひとりで作業するとなると、その点が心配になると思うんだよね。ですから、パートさんをひとり付けようと思うんですよ。Kさんなんだけど、どう?」

どうって言われても。。。
Kさん、仕事に関する意欲はまるでない。
何でも「わかんな〜い」「できな〜い」で済ませようとする。
口癖は「いっちゃ悪いけど」「なんかいいことないかな」で、とにかく自分が一番かわいそうで不幸だと思っているらしい。
それでも指示されたことができればいいのだけど、みぽりんすらあきれるほど指示されたことの何一つ満足にできない仕事っぷりだ。
その人を補助に付けると言われても、正直余計に気が重くなるだけで、ありがたくない。
そこんところはマネージャーも分かってるし、あたしの表情からもうかがえたようで、

「まあね、いろいろとあるとは思うんですよ。でもね、作業の面からいって、人手はあった方がいいわけでしょ?まあ、とりあえずはそれで様子みて、ダメだとなったらきっぱりダメといいますから。僕だって黙ってみてませんから。ね?そう言うことでやって見ましょうよ」

と説得され、確定してしまった。

始まって見なければ分からない。
だけど、あたしは今とても気が重いのだ。


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2003年03月30日(日) 濃縮された休日。

本人望んだわけでもなく、金曜日の公休と振り替えられていた日曜日。人員の都合はもとより、一応春休みだし、とマネージャーが気を利かせてくれたんだろう。

なわけで、めったにない家族そろっての休日。次に訪れるのはいつのことやら分からないため、一気にやることやってしまおうというまさにぎゅぎゅっとつまった休日なのである。

まずは、春休みと言うことで、お子ちゃま向け映画を見に行くことにする。だからといってドラえもんなんてもう絶対に途中熟睡するに違いないのは分かってるので、もちろん行くと言ったら決まってるでしょう。そうです、「ONE PIECE デッドエンドの冒険」。
事前に上映時間などを調べると、整理券が8時から配布されるということで、7時半には家族そろって家を出る。
そんなに混んでるのかよ、と思っていってみると、がらがら・・・。
まあ、春休みということで平日に来てるのか、ちと拍子抜け。
初回の8時40分からの上映を見ることができた。
こじんまりとした館内で、4家族ほどがゆったりと座り、のんびりと鑑賞。テレビ版でのんびりとした話の運びになれているためか、2時間足らずの時間で話を完結させるのは少し物足りない気もした。それでも、ゴーイングメリー号が海に向かっていくシーンでは見ていてワクワクし、愛しのサンジとゾロの活躍(ルフィーは言わずもがな)に心奪われ、ちょっと凹んでいた気分も一時的に回復しました。
映画を見終わって、夫のコンタクト、その他もろもろを買いにいく。こっそり自分のレンズも買い、支払額があまりにも多くなってしまってびっくり。冷や汗をかきながら
「ボーナス一括で」
って、ボーナスはあるのか?

そこから、しばらく行ってないあたしの実家に向かう。クルマで30分足らずの同じ市内にいるというのに、忙しさにかまけて年に数回しか行かなくなってしまった。毎日のようにかけていた電話も、ついつい愚痴をこぼしてばかりで心苦しくなり、かけるのをやめてしまったし、親不孝極まりない。
偏屈な父と心配性の母に何よりのお土産は孫たちの元気な姿だ。
子ども達は遠慮がちにお行儀よく、それでも上手に甘え、娘は洋服を、息子はおもちゃを買ってもらい大喜び。
母の作るご飯を家族そろって普段何も食べさせてないみたいにがっついて食べる。
もうあと何回こういう光景が見られるんだろう。本当ならもてなすのはあたしではなければならないのに。
「ごちそうさまー。またねー」
とあとにする。

家に帰り着くと、映画を見たのはなんだかずいぶん前のような気もしてくる。
休日3日分の予定を1日でこなした感がある。

そして、今日は仕事だ。
3月も終わる。

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2003年03月28日(金) ストレス。

おもしろくない。毎日毎日、おもしろくないのである。
なにが?
仕事です。
仕事の分担が変わって、担当商品が半減どころか5分の1くらいに減ってしまい、下手すると1日がかりだった発注も1時間もあれば楽勝でできるようになってしまい。
手持ち無沙汰。

手薄なところ、って言うとゆーじくんの担当する靴、なわけで、何かというと靴関係の補助に入る日々を過ごしている。
個人的な作業が減った分、全体を見るような感じになり、客注確認やら、在庫調べなど、どうにも事務的な作業が増えた気がする。
何かと忙しいゆーじくんや、マネージャーに代わって、バイト君たちに指示したり、本来マネージャーが打ち込むべきセール情報の打ち込みをしてみたり、なんだか微妙に責任が重くなっているような気がするのは気のせいでしょうか?

それでも、立場としてはパート社員であることには変わらず、そのことが結構ストレスになっている。

会計から戻ってきたレイちゃんは上に立って物事を進めることはできないタイプ。
バイト君たちに指示を出すこともできない。みているともどかしくなるのだが、そこで口を出すのもどうなんだろう、と静観しているとそのことが結構ストレスになる。

やる気のなさ全開で、今日も人員調整で振り替え出勤です。

あー。。。つまんないよ〜・・・。



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2003年03月27日(木) 理不尽な男たち。

この日記を読んで、世の夫たち、男たちの理不尽さに、
「そうそう、そうなのよ〜お。ほんっとに、男って、理不尽なのよねぇ」
と大きくうなずいたそこのあなた。
てか、あたしの日記読んでる人はそもそも男女の比率であるとか、その辺はどうなのよ?という疑問はこの際置いておいて。

某Kトー君と同じ売り場のI君。来年就職なので、ただいま就職活動の真っ最中である。
見た目、結構爽やか系で、当たりもソフトな彼。なかなか話をする機会がなかったのだけど、ここ最近一緒に仕事をする機会が増え、少しずつ話すようになった。
そんな彼と、昨日はみぽりんの話になって。

「ある意味、旦那さんになった人、男としてかっこいいですよね。就職して1年目にして子ども作って結婚なんて。俺には考えられません。ていうか、もし自分がそう言うことになったら、逃げますよ」

確かに。

「これから就職って言う所だし、まだまだ結婚なんて考えてないよね?」

と言うと、

「そうですね。結婚は30くらいでいいや、とか思いますよ。でも、子どもは欲しいんですよ。むちゃくちゃ。しかも女の子。べろべろに溺愛しますね。間違いなく」

結婚うんぬんよりも子どもが欲しいとは。。。

「て言うとあれかなー・・・例えば娘が生まれて、『パパー今日お誕生日だから早く帰ってきてね』なあんて娘に言われたりしたら・・・」

「そんなんもちろん残業なんてしませんとも!」

「で、あれかなー・・・奥さんがたとえ39度の高熱でうなされようとも帰らないけど、娘が37度くらいの微熱があるなんて聞いた日にゃあ・・・」

「すっ飛んで帰りますね、間違いありません」

それって。。。
















うちの旦那じゃん。




まあ、あたしも息子に対してはべろんべろんの状態なので、わからなくもないのだが。

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2003年03月26日(水) 不透明な未来。

「イヤイヤ、、、まいったよ」
開口一番、マネージャーが言う。
「実はまたうちの売り場に新人が配属されることになってね」

新入社員の配属は、本人の希望はもとより、人員が足りない、と言う基準もあるが、やはり、教育に向いている環境である、というのが大きな要因であるらしい。
うちのマネージャーはその点、指導力を買われているので、今年もまた新人を任されることになったらしい。

「他の部署で人員が足りない所もあるのに、うちに入ってくるということは、うちからその部署への移動もあるということで、そうなると女子社員のどちらかが移動ということになると思うんだよね。しかも夏の定期異動でそろそろゆーじくんあたりが危ないかな、と。そうなると中での担当のいりくりがあるわけですよ。ゆーじくんが抜けると痛いんだけどねえ・・・」

なるほど。
となると?あたしは一体これから先?

「で、ですね、当面うららさんは戻ってきた彼女とバッグの担当を分担してもらって、紳士バッグと旅行かばんを担当してもらいます。新人はみぽりんもいなくなることだし、靴のほうに入れるとして、そのあと誰が移動することになるかで状況は変わると思うんですが、ひとりでバッグを担当していただく、ということになる可能性がある、と。そう考えていただいて。しばらくは流動的な担当、ということでお願いしますよ」

靴にはもう戻らない。
少し嬉しくもあり、今度ひとりで担当になる、となったら、本当に、一人で任されるのだ、と不安にもなった。



ふと娘が
「将来なんになろうかな〜・・・て言うか、将来があればの話だけど」
ただでさえ、不透明なものが、今の世界情勢でさらに不透明になってしまった。
明日のことは分からない。
だけど、同じ慮るのであれば、明日どうなるかわからないという不透明さではなく、明日どうするのかどうしたいのかわからないという方がいいと思う。
選択肢のない未来ではなく、有り余るほどの選択肢がある未来であるように。

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2003年03月25日(火) いろいろなこと。

驚いたことに、あたしが毎日通勤に使っている桜並木の桜が、もう咲き始めた。横浜南部、ということでいくらか暖かいのかもしれない。
毎日桜を見上げては日々膨らんでいくつぼみが、いつ開くのか、どれが一番最初に開くのか、楽しみにしていたあたしは、咲いているのを見つけた瞬間なんだかとてもなつかし人に再会したような気持ちになって、思わず顔がほころんだ。



明け方から雨戸を叩く雨音に、雨降りの今日を予想してはいたけれど、朝起きたらやはり雨が降っていて、分かってはいても、なんだか気分がすぐれない。
花粉症ならば、症状が軽くて過ごしやすい日なのかもしれないが、どういうわけか今日は明け方からセキが続いている。
先日行った病院に行って、薬をもらうことにする。
「では、今日からは喘息の治療をしてみましょう。気管支が炎症起こしてるだけかもしれませんし、このお薬で様子を見てみましょう」
と喘息の治療薬を処方される。
これだけでも気分がどんよりする。
家に帰って早速吸入してみた。早く楽になるといいのだけれど。



ここ最近、妊娠したと言う知らせをよく聞く。
職場ではみぽりんをはじめ、同じフロアーで働く人で、何人か。近所でも幼稚園バスのイドバターズのひとりや、お隣の奥さん、娘の幼稚園の時のママ友達も妊娠したと言う。
これだけ身近な所で妊娠が相次ぐと言うのも、なんだか不思議だったりする。
まあ、それは、もう自分は妊娠することはまずほとんどないであろう、ということも踏まえてなんだけども。(また、あっては困るのだけれども)
子どもは決して好きではないし、その世話をまた一からしなくてはならないと思うと、また子どもを産みたいとは思わないけれど、胎内の中で日々成長していく様や、膨らんでいく腹を見てあれこれ考える時間は、女だからこそ味わえる貴重な経験で、何年経っても思い出しては幸せな気持ちになるのはあたしだけではないだろう。
だけど、もう、年齢から言っても、経済的な状況から言っても、あたしは産む側ではなく、育てる側でしかありえない。そのことはそのことで、なんとなく、あたしの中の生物としての本能で、寂しさを感じたりもする。

だから、今の一番の楽しみはみぽりんの腹が日々順調に膨らんでいき、無事出産した赤ん坊の顔を見ることだったりする。
なんか、ばあさんみたいだな。(笑)



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2003年03月23日(日) 雲泥の差。

風邪が治ってきたらしく、昼間のセキはだいぶおさまり、すっかり声も元通りになりました。
そうは言っても、やっぱりアレルギーからくるセキらしく、商品整理したり、ちょっとホコリっぽいところの掃除をしたりするとセキがとまらなくなります。
一番ひどいのは、タバコ。
ちょっとでも煙が残留しているとものすごい発作に見舞われます。

今日はだいぶ調子がいいなあ、と、食後にのんびりとフルーツワインを飲み、昨日の疲れが一気に出たのか、急激に眠くなり、一眠りすることにした。
テレビの音、子ども達が仲良く遊ぶ話し声、そんなものを聞きながら心地よくまどろんでいたら、急に苦しくなってきて、セキが止まらなくなった。
それはもう、ものすごい咳き込みようで、子ども達が心配して飛んでくる。
「大丈夫?」
返事をしようにもできないくらいだ。
一体なんでこんなに急に咳き込むんだろう、いくら夜になったからって・・・と思ったら、夫がタバコを吸っていた。

発作はしばらく続き、苦しむあたしの背中を、小さな手がさすってくれた。
息子はすぐに止めてしまったが、娘はいつまでもいつまでもさすってくれ、途中飲み物を持って来てくれ、かいがいしく世話をしてくれた。

手当て、と言うのは、手を当てて悪い所を直す、と言うのが本来の意味らしい。
娘のそれは本当に心地よくあたしの背中に伝わってきて、段々とセキもおさまっていった。





それに引き換え、ヘビースモーカーの夫は今朝も一緒に朝食をとったあと、
「まだ、ここにいるの?」
などとぬかし、タバコを吸いたいがためにあたしをリビングから追い出しました。

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2003年03月21日(金) ネコではなく、ネズミに化ける。

ありがた迷惑、と言う言葉があるが、うちのおばばは時々まさにそれにぴったりの事をしてくれる。

もうずいぶん前のこと、老人会のお仲間からなにやら割引券だか優待券だかをもらってきた。
「家族4人分の券くれたのよ。タダなんだし、行ってきなさいよ」
と軽く言われて、チケットを見たら、日光江戸村の券である。
日光ねえ、、、ここからどれくらいかかるんだろう。入場料がタダだからと言って、そこに行くまでの交通費って言うのもあるわけで。一体いくらかかるんだろう。
とりあえず、みんなのお休みであたしが休みの時ってことで、今日がその日だったんで。
前日になって、大急ぎで行き方を調べ、それにかかる交通費を調べる。
日光って言うのは横浜からは遠いなあ。。。どうやって行くんだよ。東北自動車道?マジですか?高速代はいくらなの?えええッ!?片道だけで6000円もかかるの?

もうその時点であたしの頭はいっぱいいっぱい。
そうは言ってもいまさらお金がかかるからいくのやめようといったところで収まりがつかないのは分かっているので、いろんな所からお金をかき集め行くことにした。

折りしも今日って言うのは3連休の初日。しかもお彼岸だし。となれば、道路は大渋滞。しかも途中途中事故ってるし。
がんばって早起きして洗濯を済ませ、何とか8時には家を出たものの、遅々として進まない状況に、段々と疲れが。羽田を過ぎ、湾岸線を走り、浦安が見えたところで、
「日光はやめだ!ディズニーランドにしよう!」
急きょ、予定を変更し、一路ディズニーリゾートへ。
うららんの遠い過去からこの日記を読んで頂いてる方はご記憶かと思いますが、今から2年前の正月にディズニーランドに行き、帰宅後、夫が失業したことを知らされた、と言う実に縁起の悪い場所である。
それから今日まで、お金もなく時間もなく、まるで関係なく過ごしてきて、もう2度と行かなくてもいいな、とうららん的には思っていたのだけど、子ども達はやっぱり行ってみたかったのは言うまでもなく。
当初、にゃんマゲをどうしても見に行くのだ、と言い張っていた子ども達もディズニーランドに一歩足を踏み入れたらそんなことはすっかり忘れてしまったようだ。

相変わらず、すごい人の数だ。
駐車場から入口まで延々と人の波が続く。それでも以前よりすいてるような感じで、難なくパスポート券購入。
以前は乗り物券、みたいな感じで分かれていたチケットが、今は1日パスポート券、てことで、乗り放題になってるのにまず驚くあたりが時の流れを感じさせる。

とりあえず、手近な所からキャッスルカルーセルに乗る。
お次は空飛ぶダンボ。2年前に来たときには並ぶのがイヤだとダダをこねた息子も、今日はおとなしく列に並び、ここでもまた時の流れを感じる。
そして、同じく2年前、暗闇が怖いと大泣きしたシンデレラ城に、自ら挑戦すると息子が言い、行ってみると、長蛇の列。
それでは、と、ジャングルクルーズに挑戦。ワニだのゾウだの動物好きの息子にはたまらないシチュエーションで、動物が出てくるたびに写真を撮らされる。
すっかり楽しんだ後は軽く食事を、ということで、子ども達をベンチに座らせ、夫は食事を、あたしはチュロスを買いにはしる。食べるもの買うんだって一苦労。ぐるぐる回る行列に気が遠くなる。
腹ごしらえをした後はカリブの海賊。
真っ暗な中を進むのは息子にはまだムリだったようで、入ってすぐ、しくしくと泣き始める。
終わって明るい所に出てすぐ、
「もう2度とこんなのやんないからねッ!」
と捨て台詞。かっちょ悪い。

最後にトゥーンタウンで遊ぼうと行ってみたが、ものすごい人で身動きとれず。いまだにプーさんのハニーハントは3時間待ちて。
あきらめてお土産を買うことに。
これまたすごい人だかりで、どこに何があるのかすらよく分からない状態。
必死の思いで何とか選んでレジでもまた列に並び、すっかり疲れて7時には帰宅しました。

もし日光に行っていたら、まだ帰りつけていないかも。





それにしても、と思うのは、遠くはなれた国では戦争をしていると言うのに、なんて日本は平和な国なんだろう。
遊ぶために長蛇の列を作り、空腹でもないのに食べ物に群がる。なんだか少し、違和感を感じた。
それでも自分もその中の一員なんだけれども。

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2003年03月20日(木) がんじがらめ。

ふと、想いが沈み込んでしまった。
想いは堂々巡りをして、泣きたくなるのを通り越して笑うしかない。
原因はわかっているのだ。
自分ひとりなら何とかすることもできる。
だけど、あたしはすでにひとりではなく。

その笑顔のためにがんばっているのだ、
その願いをかなえるためにがんばるのだ、
というのが家族であると言うのならば、
家族とはなんと拘束し束縛しあうものなのだろう。

誰かと比べて、
自分ばかりが損をする、とか、
自分ばかりが我慢している、とか、
そう考えてしまった瞬間から、不幸が始まるんだろう。

きっとこんなことを考えるのは
あたしが自分のことしか考えないからなのかもしれない。














あたしには何かが欠けている。


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2003年03月19日(水) 心身ともに衰弱。

おかげさまで、だいぶ、声は出るようになりました。

が。

夜になるとセキが止まらず、連日寝不足が続いています。
アレルギーの薬のために夜は本当に眠くなるのですが、何かの弾みでセキが出始めると、それはもう、延々と睡魔と闘いながら苦しむ、と言う、実につらい日々を過ごしています。
昼間は昼間で、頭がぼ〜っとして、下を向くと激しい頭痛に見舞われ、なんとなく鼻は詰まっているし、妙に視界がぼやける、と思ったら、目に炎症を起こしており、今日は裸眼で仕事に行こうか、と思っています。半径50センチまでしか見えない状態で、仕事は可能でしょうか?

やっぱあれだよね、体が弱ってると精神的にもまいるわ。
うららんの今一番の気がかりって言うのは、業務分担。
3ヶ月のレンタル移籍をしていた社員のレイちゃんが売り場に戻ってきて、彼女のいない間に代打を勤めていたバッグの担当は、一体どうなるんだろう。
3ヶ月間て言うと短いようですが、季節はひとつ変わっているわけで。その間に売り場の商品もがらっと入れ代わっているわけで。

みぽりんも夏には産休に入る、となれば、その担当商品も浮いてしまうわけで。
そうなるとまたしても靴に戻らなくてはならないのか、と思うとなんともやりきれない。

靴の担当になると何がいやって、接客は、まあいいとして、(小うるさい親父の接客を除く)発注がつまらないんだよね。
靴って言うのはやっぱり定番のサイズって言うのがあって、よく売れるサイズと売れないサイズでは売れ方が全く違います。
まあ、婦人靴なんかだと、最近は大きめの足の人が増えたけど、それでも23.5から24.5くらいが定番サイズだし、紳士靴はカジュアルタイプだと26.5とか27くらいがよく売れるのだけど、やっぱり25から25.5って言うのが定番サイズ。子ども靴に至ってはデザインによって、もう、はっきり売れないサイズって言うのがあって、それでも全サイズそろえていないといけないってことで一通りそろえるわけですが。
シーズン末には売れ残るのはだいたい決まったサイズだったりします。
その点、バッグって言うのはある程度絞込みが効くし、売れるか売れないかって言うのも予測できない部分もあって、ある程度売れそうな商品に絞り込んで、それが当たるとおもしろいわけで。

まあね、何を担当しても仕事だから、精一杯やるだけですが。



にしても、花粉による症状なのであれば、これからしばらく今の症状に悩まされるってことなのね。


ふう・・・。

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2003年03月17日(月) 声が!

昨日はカード会員ご優待5%割引のため、お店はすごい混みようで。
そんな中、あたしは、朝起きると声が全く出なくなっており。
熱もなく、痛みもなく、ただ声が出ないだけって言う状況、休むわけにも行かず。
だからと言って、販売で声が出ないって言うのは、致命的。レジを打つのにもささやくようなかすれた声しか出ず、涙ものです。

本当に仕事にならん!と、ついに病院に行くことにした。
アレルギー専門の病院で、職場のすぐ近く。何せ、職場のすぐ裏にあるので、便利。先日ひどい目のかゆみを訴え、くしゃみを連発する娘を連れて行ったのもここ。
ええ、娘は立派に花粉症患者と認定されました。親のあたしも同じ症状だというのに、花粉でないと言い張るのも、いささか疲れたので。

で、結果、花粉症と風邪のミックスなんじゃないか、と。
風邪薬、1週間分と花粉症の薬2週間分を頂いてまいりました。
受付の人があたしが帰る時に、
「花粉症でセキが出るなんてこともあるのねえ」
と話してるのが聞こえましたが、もともと喘息っぽい体質の人はセキが出るみたいです。

しかし、いつ声が出るようになるんだろう。
「仕事以外ではできるだけ、声を出さないようにした方がいいですよ」
と言われましたので、当面は筆談とボディランゲージ(残念ながらいやらしい意味はありません)で。


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2003年03月16日(日) おめでとう、みぽりん。

花粉のためなのか、風邪のためなのか、はたまたカード会員募集の際のしゃべりっぱなしがいけなかったのか、朝起きたら声が出ません。
自分で聞いてて、誰の声だよ、これ?ってくらいの変わり具合。まるで変声期の少年のような声。
女の子には変声期はないって言われてますけど、うららんは小学校5年生の時に声が出なくなったことがあるんですよ。
当時、合唱部だったうららんは無理に声を出したため、つぶれてしまい、少々ハスキーな声になってしまいました。

そのときを彷彿とさせる感じだな。。。

いい年をして、変声期かい。






そんなことはさておき。
昨日出勤するとみぽりんが鼻の穴を膨らませて、咳払いをする。
「おはようございます」
「おはよう?」
何か言いたげなその顔を見ていると、

「私、昨日から○○になりましたから」

は?

「苗字が変わったんです」

・・・は?

「つまりは入籍したってこと?」

「ええ」

得意満面というか、喜色満面というか、それでも心なしかテレも入ったその顔を見て、ちょっとあっけにとられつつも、


「さては、できたな?」


「当たりです」



実はみぽりん、以前から社内恋愛をしており、ことあるごとに手をつないでる所を目撃されたり、ドジなことこの上ない。

産休のぎりぎりまで働くことにはしたらしいのだが、再雇用制度の手続きやらなにやらで、上のほうからお小言をかなりちょうだいしたらしい。

「彼のほうは考えがしっかりしてるからいいけど、あなたは考え方が甘い、って怒られたりもしました」

考えがしっかりしてる男はそう簡単にはらませないと思うのだけど?

みぽりん、どんくさくて気の利かないところはあるけど、それなりに一生懸命やる姿勢があたし的には結構気にいっているのだが、上からの評価はどうもいただけない。
同じことをやってもしても、言われる人と言われない人がいるのは、なんでなんだろうね。


まあ、何はともあれ、めでたいんだから、快くおめでとうでいいんじゃないの、と思うのは甘いのかなあ。

にしても、危なっかしいみぽりんが無事出産するまで心配で心配で仕方ないあたしだったりします。
安定期に入ってもいないのに、そんな重たいもの持っていいのかッ!?とか、はらはらしっぱなしです。(こういうのを老婆心というのでしょうかね?)

「うららさん、急にやさしくならないでくださいよ。気味悪いですよ」

おばかさんには厳しいけど、妊婦には優しいのよ。

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2003年03月14日(金) 似たもの親子。

幼稚園は今日が終業式。これから3週間あまりひまを持て余す息子。
でも、心底待ち焦がれて幼稚園に行くってほど幼稚園が好きでもないので、結構喜んでいるらしい。
何がいやなのか、と聞くと、


「だってえ、お天気がいい日はお外で遊ばないといけないんだもん」


って・・・をいッ!

母も幼い頃、外で元気に遊ぶより、お絵かきとか本を読むほうが好きだったが。
まあ、あれだ、そのまま芸術的センスを磨いてくれるのも悪いことではないかもしれん。


娘は娘で、
「いいなあ、ゆうは。もうお休みできるんだあ」
と心底うらやましそう。
「学校行くのいやなの?なんかいやなことでもあるの?」
と聞くと。


「だってえ・・・最近あたし、成績が落ちてるんだもん」


?成績が落ちてる?











「前は100点だったのに、95点とか、90点ばっかりなんだもん」






☆(゜o゚(○=(-_-○









そう言っていられるのも今のうち。
母は小学校の時にあんたと同じように思っていて、高校に入る頃から下りっぱなしの成績で今にいたる。









まあ、あれだ、その成績の勢いで、学区内1番のランクの公立高校に合格してもらうのが、今の母の願い。
そのために、

「高校は○高しかないのよ」

と暗示にかけ続ける日々。
そろそろ眠ってる最中に耳元でささやき始めようかと思ってる。

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2003年03月13日(木) あーでもないこーでもないこと。

最近コンタック君とお友達。ほんと朝飲めば夜まで効くから手放せませんよ。
花粉症の人なら分かると思うけど、なんていうの?顔面が、鼻を中心に重〜い感じになるのが、コンタック君飲むとウソのように軽減されるんですよ。

ところが、うっかりコンタック君を切らしてしまったため、今日は朝から頭が重く、くしゃみは連発するし。
早くコンタック君を買ってこなくちゃ、と思ったら、固定資産税の請求書が。。。
自動引き落としにしてあるのだけど、残高不足で落ちなかった模様。
ふぅ〜やれやれ。。。一体どこから。。。

まあ、何とかお金を工面して、買い物へ。
前々から狙っていた3900円のバッグがただいま2割引、さらに社員割引で、そこから300円引き、さらにたまったポイントで、2000円ほど使って、900円ほどで買うことができた。
今まで通勤に使っていたのは、今から15年程前に買った皮付属のトートバッグ。
でかいし重いし、かといって、バッグの中には何でも入れるあたしとしてはある程度の容量があるものを探していたのだけど、今日買ったのは、まさにあたしの理想とするバッグ。
あさってから通勤に使おう。

さて、食料品売り場に行き、野菜売り場を通過する。

・・・え?通過?
いつの間にやらあたしは無意識でも150円以上の野菜は選ばないようになっており、カゴの中には119円のキャベツ1個のみ。
あまりに悲しいじゃあないか。
とりあえず、常備野菜であるジャガイモくらいは買っておこうよ。。。
もう1度売り場を巡回し、ジャガイモと豆モヤシをカゴに入れる。

ところが、である。
あたしと来たら、お菓子売り場とお酒売り場に行くと金銭感覚が麻痺してくるのだ。
今日はお菓子こそ買わなかったが、なにやらお酒が。。。

まあ、何はともあれ、買い物を済ませ、午後からは幼稚園の大掃除。
そうなんである。今日有休を使ってまで休んだのは、そのためなのだ。
仕事の都合で休めないとなれば、とぼけようとも思ったのだが、こんな時に限ってマネージャーが
「いいよ。有休使えば?」
なんて快く休みを許可してくれたものだから、半ばしぶしぶ参加することになったのだ。

だいたい家でだって、そんなに大掃除らしいことなんてしないあたしが、そう言った場に行って役に立つわけもなく。
一応雑巾持って、それらしくしてましたが、ほとんど役立たずであったことは言うまでもなく。

仕事よりも家事よりも疲れて、これから一服です。
明日筋肉痛になること間違いなし。



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2003年03月12日(水) ダメだ、こりゃ。

息子の幼稚園も今週いっぱい。お弁当は昨日で終わり。
ああ、当分早起き(っても7時ちょい前くらいだけど)
しなくて済む。。。


と思って気が緩んだのか、一応、目覚ましで6時40分頃に目を覚まし、そのあとがーがーと寝てしまって、気が付いたら7時20分。
慌てて娘をたたき起こし、身支度を整える。
お弁当はないし、今日はカンとビンの日だからゴミ捨てもないし。
洗濯をしようと洗濯物を洗濯ネットにつめつめしていると、くしゃみが連発。
「1日分の花粉がついてるんだから仕方ないよ」
と娘に言われ、納得し、鼻詰まりで涙目になりながら洗濯機に放り込む。

夫を送り出し、娘を送り出し、息子を送り出し、掃除機をかけ、洗濯物干し、はあ〜やれやれ、、、ほっと一息、と紅茶飲みながらチョコレートかじり、のんびりとPCの前に座ってボケ〜っとしていたら、遠くからかすかにゴミ収集車の音楽が。

・・・?はて?今日はカンとビンの日だよな?なぜ、一般ゴミの時の音楽が?











はッ!








今日は水曜日じゃん!一般ゴミの日だよッ!
急げッ!








花粉のせいでしょうか?








それとも加齢のせいでしょうか?










痛いので、後者だとは言わないでくださいまし。。。


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2003年03月11日(火) とりとめもない休日のはなし。

いつものようにPCの電源を入れ、洗濯物干して戻ってきたら、ケーブルモデムがチカチカしてる。
うへ。つながってないや。
落雷があったわけでもないけど、モデムが壊れたのかなあ、と電源抜き差ししてみたり、リセットボタン押してみたりしてみたんだけど、つながらない。
とりあえず、電話回線でつないでみようかと思ったら、以前初期化した時に、接続の設定をケーブルのみで設定してあり、また最初からプロバイダーの電話番号とか入れなおさなくちゃならないため、めんどくさい。
とりあえず、ケーブルの会社に電話してみる。
呼び出し音1回ですぐに出る。
「あのー接続できないんですけど・・・」
「○○区にお住まいの方ですか?」
「ハイ、そうです」
「ただいまそちらのほうで障害が起きていまして、復旧作業の最中です。復旧の見通しは立っていないのですが、しばらくそのままでお待ちください」
そう言うことでしたか。
こりゃ下手するとしばらくつなげられないかも。はあ〜やれやれ、、、ネットできないのか〜・・・と考えて、一番困るな、と思ったのは、
「日記が書けない」
と言うことと、
「二角取りができない」
と言うことだったりして。

まあ、とりあえず、昨日はあたしの給料日、何かの間違い(お金の使いすぎ)で、今月頭に落ちるはずの住宅ローンが落ちてないと言う通知がきていたので、急いで入金しに行かないといけない。ついでだし、ブックオフにも行ってみよう、と出かけることにした。

銀行の用事はさくさくと済んで、天気もよくてドライブ日和、ブックオフに向かう。お目当ての本3冊をゲット。(ちなみにどれも100円ではありませんでしたが)
ここで急激に空腹感に見舞われ、はす向かいにあるケンタに向かう。
その昔、パーティバーレルなんてほぼひとりで食い尽くすことができるほどだったチキン好きのあたし。最近食べてないよなあ・・・とここのブックオフに来るたびに思っていたのだけど、今日は意を決して食べることにした。
うーむ。。。4ピースとビスケット2つで980円。。。食えそうだが、これは2人分と言うことだよな。もし万が一食べきれないって言うのもなんだかはずかしいから、2ピースでビスケット1個つきにした。
久しぶりに食べるチキンはこんな味だったかな、と思ったんだけど、あっという間に食いつくし、ビスケット食べてもまだなんだか物足りなくて、ああ、やっぱり4ピースにして置けばよかった。。。

ま、とりあえず、満腹になり、買い物に向かう。
休みに給料を還元しに行くのがあたし。今日もいつものように、自店でお買い物。
ぷらぷらと買い物していると、店内放送が。

「ただいまより、当店鮮魚マネージャーによるお魚料理の実演が始まります。本日のメニューはカツオのみそたたき丼です」

ウマそ〜・・・。今までも毎週水曜日にお魚の料理の実演をしていたのは知っていたが、水曜日は仕事なので、お目にかかることができなかったのだ。
マネージャーが変わって、曜日が火曜日になったのね、といそいそと見に行く。
立派なカツオを3枚におろす様を感心しながら見て、出来上がったみそたたき丼の試食をする。
カツオって、ちょっと生臭かったりするから、覚悟して食べたら、全然生臭くなくておいしかった。
実は新しい鮮魚マネージャー、今日がデビューだったらしい。真っ赤な顔をして、たどたどしく説明する様はなんだか見ているこっちに力が入っちゃいました。

おいしかったのでレシピ。
<カツオのみそたたき丼>
材料(4人分)
  • かつお300g
  • 焼きみそだれ
    (みそ大さじ4、砂糖小さじ2、酒・しょうゆ各大さじ1、みりん小さじ1、だし汁大さじ2)
  • ねぎ1/2本
  • しょうが1片
  • ご飯4人分
  • もみのり
  • 貝割れ大根
      <作り方>
    1. みそを木じゃくしにつけ、直火にあてて焦げ目がつくまで香ばしく焼く。
    2. 焼いたみそに砂糖、酒、しょうゆ、みりん、だし汁を加えてのばし、焼きみそだれを作る。
    3. かつおは棒状に切ってから、ざく切りにし、焼きみそだれの半量、ねぎとしょうがのみじん切りを加えてさらにたたき込むように混ぜ合わせる。
    4. 炊き立てのご飯をどんぶりに盛り、もみのりを散らし、かつおをのせる。
    5. 残りの焼きみそだれをかけ、貝割れ大根を添えていただく。
      *みそはアルミホイルの上にのせ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼いてもよい。(てか、そのほうが簡単かも)


    結構味がしっかりついてるから、臭みも全くなくて、おいしかったですぞ。お勧めです。

    さ、そろそろ息子のお迎えだ。

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    2003年03月10日(月) だからと言って、時には必要とすることもある。

    自らのくだらないミスを、いつもならへらへらと笑って済ますあたしだが、身体の疲れ具合、とか、体調によってなのか、夕べはどんよりと落ち込んでしまって、くだらないじゃないか、あっはっは、と言い切れない自分がまたまた余計に情けなくなったりして、落ち込みに拍車をかける。

    家族に愚痴って、
    「まあ、そう言う日もあるよ」
    と慰められても、まだ足りない。
    だめ押しでさらにお友達に愚痴をこぼし、半ば無理矢理慰めの言葉をもらう。



    「この世の中に完璧に何もかも出来る人はいませんし。失敗したら、くよくよしないで同じ失敗を繰り返さないようにすることです。
    失敗を見つめるのは悪いことではないっすよ。本当にいけないのはその失敗をまた繰り返すことですから。がんばってくださいね」





    あい・・・わかりました。
    実に含蓄のあるお言葉。。。







    ぶっちゃけ、慰めの言葉なんていうのは、分かってるよ、そんなこと、みたいな事が多いですけど、相手が慰めようとしてくれる気持ちがこもっていれば、内容うんぬんでなく、心に染みるものです。

    言葉なんて不確かなもの、といいつつも、やはり、時として、言葉にしてもらいたい時って言うのは確かにある。
    というのは、男の人にはあまりない感覚なのかもね。



    優しい人たちに囲まれてあたしは幸せ。
    感謝。

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    2003年03月09日(日) 自己嫌悪。

    今日はすごく混んでました。勘弁してもらいたいくらいです。
    カード会員5%割引の日だったから、なのか、はたまたお買い上げ金額3000円で1回の抽選会があったから、なのか分かりませんが、とにかく混んでました。
    売り場がいくら荒れていようと、品切れした商品があろうと、とにかくひたすらレジ打ちとサッカー(商品の袋詰)に明け暮れる1日でした。
    絶え間なくくるお客様の応対で、声がかれてしまいました。


    あたふたとレジを打つから、と言う言い訳は通用しないけど、打ち間違いを数件。
    つり銭を多く渡した記憶が1件。
    商品を入れ違えること1件。

    ああ、もう、今日はどうにもならないくらい自己嫌悪に陥り、反省しています。

    打ち間違いをしたばかりに、レジが長蛇の列になってしまって、冷や汗をかいて、のちのちマネージャーが
    「誰でもあることだよ、あれだけお客さんが並んでて、あんなに待たれてたら、頭が真っ白になるのは分かるから」
    と慰めてもらったのが、余計に自己嫌悪に拍車をかける。



    もうがっくり。。。


    帰宅して、グレープフルーツの果汁が入ったフルーツワインを飲んで少しでも気分を紛らわそうと思ったのですが、なんか余計に悲しくなりました。












    そうです。
    あたしは泣き上戸。






    そう言うわけで、風呂入って寝ます。
    おやすみなさい。

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    2003年03月08日(土) ザレゴト。

    例えば、感情の赴くままに自分の思いを伝えてしまうことがある。
    言わなければいいのに、と言うようなことまで、だ。
    言わなければいい、と言うよりも、むしろ言う必要はないよな、と言うようなこと。言ったからと言ってどうなることでもなく、ただ言ったと言う事実が残るだけ、と言うようなこと。
    言われたほうにとっては、何の意味もなさなかったり、言われた所で、じゃあ、一体どうしろと?と言うようなことだったり。

    中学のとき、とても仲のいい友達がいて、何かと言うとその子のことをからかっては、
    「あんたバカじゃないの?」
    と言うのが口癖になっていた。
    あたしからしたら、ふざけている、と言うつもりだったのだけど、言われてるほうにしたら、バカバカ、と言われつづけているうちに、段々と不愉快になっていったのだろう。
    ある時、いつものようにからかってふざけていたら、
    「バカバカっていつも言うけど、確かにうららは頭がいいかもしれない、だけどバカって言われる方の身になってみなよ!」
    と激しく責められ、その子とはそれっきりになってしまった。
    思い出すたびに苦い思いでいっぱいになる思い出だ。
    ちょうどその頃、あたしはそれなりに成績がよくて、ちょっとばかり調子に乗っていたことも確かだ。そんなに深い意味はなくても、彼女に対してある種の優越感が全くなかったと言えばウソになる。
    何気ない一言でも、人に不快感を与えることはあるのだ。無意識にせよ、自分の中で相手に対する何らかの差別感や、偏見があるのならなおさらだ。

    それ以来、あまり人と話すのが得意ではなくなってしまった。
    自分の何気ないひとことが、相手にとってはどう受け取られてしまうんだろう、そう思うと怖くて怖くて、つまらない雑談でも、頭の中でいちいち言葉を選んで、シミュレーションしてからでないと話せない。
    当然、会話にはついていけない。おとなしくうなずいているのが精一杯になってしまった。
    だから中学3年間のあたしは、今とは全くの別人だ。
    思い出してもいやになるくらい、自意識の固まりで、人からどう思われるか、人がどう思うかばかりを気にしていた。
    高校生になって、ある程度自分と言うものが確立されてきてからは良くも悪くもマイペースで過ごしてきている。
    だけどその、マイペースである、と言うことに気が付いたのは、驚くことに、ここ数年のことだ。それまでは何で周りの人と合わないんだろう、と思ってばかりだった。自分が合わせていなかったのにね。

    今ならある程度、人間関係もこなしてきたし、それなりに、言っていいこと悪いことの区別はつくつもりだ。
    それでも、時折あの、中学の時の痛い経験がよみがえって来て、あたしを異常に無口にさせる。
    言葉は時として刃物よりも深くキズをつけるのを、身をもって知ってしまったからだ。




    一体いつになったら、私はきちんとした言葉を発することができるようになるんだろう。
    一体いつになったら、私はバカではないと言ってもらえるようになるんだろう。

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    2003年03月07日(金) 職業意識。

    ダテさんが入社して、はや1ヶ月が過ぎ。その間、彼女の担当した仕事と言えば、レジと納品日の品出し、そしてひな祭りの寿司応援だ。もちろん合間合間の売り場内清掃って言うのもあるけども。
    朝の10時から、午後2時まで実質4時間の勤務でまだ仕事のフルコースまではいっていない。
    一応ご近所だし、たまたま更衣室で一緒になった時に
    「どうですか?慣れました?」
    と尋ねると、苦笑いしながら、
    「いやぁ〜・・・まさかこんなに大変だとは・・・契約が8月までだから、それまではがんばろうと思うけど・・・」
    といやに消極的。
    まあ、確かに、うちの店はちょっとパート、って言う感覚からは程遠い業務分担だ。休みたい、って言って、快く承諾してもらえるかどうかって言うのは、その日の状況による。子どもが熱出しても、本人が熱があってもそう簡単には休めない。
    新人だから仕方ない、って言う甘えも許されない。お客様から見たら、1度制服を着てしまえば、新人もベテランも関係ないのだ。
    ことあるごとに、
    「子どもが小さいから」
    とか、
    「子どもが登校拒否になりそうで」
    とか、子どもを理由にするけれど、それは口実に過ぎないと思う。
    うちこそ、子どもが小さくて、登園拒否起こしてるんだもん。しかもうちは5歳だけど、ダテさんとこの子は8歳だもん。
    いいや、年には関係ない、という人もいるかもしれないけど、8歳ともなれば、大人の事情とかその辺のところはある程度理解できるもの。それができないような甘ったれならば、それはそこまでの親子関係がしっかりできてないからなのよ。



    オープンからいるKさんは、いまだに何一つ満足にできない、とゆーじくんが怒りを爆発させる。
    「うららさんが1日で発注、値下げ、売り場換え、その他もろもろをがしゃがしゃがしゃってやる間に、あの人はこの少ないスペースの値下げと、発注もうららさんに比べたらほんの少しだけしかやってないんだよ?しかも値下げした所にきちんとPOPすらつけられないんだから。あんまりにもひどいから注意したら、大泣きして、『そんなひどいこと言わないでください』だと。同じ担当のクッシーがかわいそうだよ。できてない部分を指摘すれば、『分かってたんですけど』とくる。分かってるんならやれよ、って思うでしょ?本当は何一つ分かってないんだよ。余計にたちが悪いったら」
    こんな風にしていつもKさんは社員から怒られてばかりだ。
    契約時間内をどう過ごそうが、それはその人の勝手だ。サボって5時間だろうが、しゃかりきに働いて5時間だろうが、5時間いれば5時間分の給料はもらえる。
    だからと言って、いつまでたっても
    「わかんな〜い」
    「できな〜い」
    で逃げていたら周りからヒンシュクを買うのは当然だ。




    なんて話を夫にすると、
    「まあ、それが一般的な主婦のパートの考え方なんじゃないの?」
    と言われた。
    パートでもお金をもらう以上は言うまでもなく、仕事。仕事ならある程度の責任が生じるのは当然のこと。その上である程度の制約を受けるのも当然だ、とあたしは思うのだけど、みんなそうでもないんだろうか。
    まあ考え方はいろいろだから、そのことに付いてはどうこう言うつもりはないけど、一緒に仕事すると言うことは、周りの人にも何らかの影響を与えるってことを忘れないで欲しいです。
    たまにはちょっと手抜きしたい、と思うこともあるのは事実。
    自分がやらなくても誰かがやってくれる、じゃあ、そのやってくれる誰かの負担はどうなるんだろう?とか、その辺まで考えられるような人でありたいとあたしは思っている。




    おかげさまで息子の熱はすっかり下がりました。
    「あともう1週間遅くかかってたら、甘いお薬だったのにね」
    と病院で言われました。子ども用の薬がやっと入手できるようになったようです。
    何はともあれうがいと手洗いはきちんとしましょうね。

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    2003年03月06日(木) 病院。〜その3〜

    同じタイトルで3日間引っ張るなんて、しつこいですか?
    まあ、病院でのエピソードって言うのは印象深いものが多いよね、どうしても。

    今回、最初に行った診療所。ここがえらく混んでいて、3時間も待たされた、と言うのは書きましたが、その3時間の間に、やっぱりいろいろある訳で。

    9時から診察開始ってことで、9時ちょうどくらいに着くと、待合室はすでにいっぱいいっぱいな状態。たいていの場合そうなんだけど、小さい子どもにひとり分の座席を使わせるって言うのはあたし的には許されない感覚。すいている状態ならまだしも、混んでる時は基本的には座らないようにしている。もっと座らせてあげるべき人だっているだろうからね。
    そうは言っても、今回は高熱でぐったりしている息子を抱えて立っていると言うのは結構しんどいので、何とかあいてる所を見つけて息子をひざの上に乗せ座る。

    あとからあとから人がきて、あっという間に座るところがなくなってくる。
    診察の順番がきて、上着を置いて席を確保していく人、なんていうのもいるんだけど、あれもあたし的には許せない感覚。立ってる人がいるんだから、座らせてあげればいいじゃん。

    1時間が過ぎ、2時間が過ぎても、一向に待っている人の数は減らず。
    中には自宅に電話して、別の病院に行こうかと、電話番号調べさせてる人もいる。
    順番待ちの紙を見ては、後何人だろう、とチェックする人もちらほら。
    「9時半頃来たのに、まだ呼ばれないのよね。だいたい、順番て言っても後から来た子どもとか間に人が入れられちゃうから全然順番が回ってこないのよ。全くまいっちゃうわ」
    などと聞こえよがしに言われると、居たたまれない気持ちになる。
    どこが悪いか知らないけども、それだけ元気に文句が言えるんだからいいじゃん。
    高熱で苦しんでる子どもの前でよくそんなことを平然と言えるな。

    することもないので、ぼんやりと人の話を聞いている。
    隣に座った上品なご婦人が、
    「私、ボランティアでも、と思っていますのよ」
    などと話している。
    途中、息子がトイレに行きたいと言うので、席をはずす。混んでるし、荷物もおかず、戻ってみたらやっぱり座るところはなくなっていた。
    まあ、仕方ないな、と立ったまま息子を抱きかかえて待つことにした。座っている人たちが後ろめたそうにあたし達親子を見ている。
    先ほどのボランティア志願のご婦人はしっかりと座っているのだが、私たち親子はまるっきり眼中にないようだ。
    そう言うのを偽善、って言うんだよ。ボランティア活動、とか言う以前の問題じゃないの?暇つぶしで施設訪問して、ちょこっとボランティアもどきの活動をして、
    「私は人の役に立っているんだわ」
    と言う自己満足のためじゃん。
    そんな中、自分が熱があると言うのに、席を譲ってくれた男性がいた。待ち時間が長くて、家に電話していた人だ。

    そうこうするうちに息子の番がくる。診察室に向かうと、さっき文句たれてた人が、
    「ほら、また間に入れられちゃった、これでまた遅くなるじゃない」
    と来た。
    おまえには優しさのかけらもないのか。具合が悪いから病院にきてるのは分かるが、自分より重篤な状態の人に順番を譲る、と言う気持ちはないのか。

    なんだかいろんなことを考えた3時間だった。

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    2003年03月05日(水) 病院。〜その2〜

    やれやれ、インフルエンザではないのか、とほっとして、前夜の疲れが出たのか、はたまた花粉症なのか、眠くて眠くて仕方がなくなったあたし。息子の傍らで一緒にウトウトとまどろんでいた。
    時折うなされる息子を抱き寄せると、熱い。朝よりも熱い。
    いつも火曜日は送って行くのだが、娘をひとりでバレエのレッスンに行かせ、息子の熱を測ると、39.6度。
    検査の結果は陰性だといわれたが、この熱の上がり方と言い、息子のぐったり具合と言い、通常の熱の風邪とは思えない。
    熱が出始めたのは前の晩からだから、今日中ならまだ間に合う。そう思ったあたしはこのあたりでは評判のいい小児科に行くことにした。電話してみると、3人待ちで受診できると言う。意識のもうろうとしている息子とクルマで駆けつける。

    「午前中ほかの病院で診察を受け、一応インフルエンザの検査もして、陰性と言われたのですが、あまりにも熱が高いし、様子がおかしいので連れて来ました」
    と説明すると、
    「もう1回検査するの?同じ検査ならしなくてもいいんじゃないかなあ?でも、した方がいいと思いますか?」
    と聞かれたので、
    「念のため、ぜひ、お願いします」
    とお願いして再び検査を受けた。
    結果が出るまで15分ほど。隔離室に連れて行かれる。ベッドの上に転がると昏々と眠る息子の顔を見ていたら、以前脱水症状で入院した時のことを思い出した。
    あの時もこんな風にぐったりとしてベッドの上で眠っていたっけ、、、そう思うとなんだか不安でいっぱいになる。
    しばらくして部屋のドアがノックされる。
    「お母さん、やっぱりインフルエンザでしたよ」
    病名が確定したことで、ほっとする。あとは薬さえもらえれば大丈夫だ。
    「子供用の薬が用意できないんで、大人のカプセルを崩して処方します。ちょっと苦くて飲みにくいけど」

    こんなことなら最初からこっちの病院に来てればよかった、とも思った。評判がいいがゆえにいつもすごく混みあうため、こんな具合が悪いときにあんまり待たされるのもしんどいな、と思って近場で済ませようとしたのだが、結局3時間も待たされたし。
    まあ、試薬の結果がうまく出ないこともあるって言うから、仕方ないと言えば仕方ないんだけども。

    それにしても、病院2件分であたしの1日のパート代がぶっ飛んでしまいました。
    息子は今朝もまだ熱が38度から下がりません。
    おばばが、
    「あなた、今日仕事は?」
    と言うので、
    「もちろん行きますよ」
    と答えると、
    「また、ママ、ママって、泣くんだろうね〜ェ」
    などと言うので、
    「ええ、でも仕方ありませんよ。昨日2件病院行っちゃったんで、その分稼いでこなくちゃなりませんから」
    と言っておきました。

    早く良くなりますように。

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    2003年03月04日(火) 病院。

    昨日のこと、仕事帰りに早く帰宅した夫がクルマで迎えに来てくれた。息子も一緒だ。クルマの中であたしに気がついた息子が妙にハイテンションなオーバーアクションであたしを迎える。
    「さっきからずっとしゃべりっぱなしなんだよ」
    夫が言うので、なんかいやな予感がして、息子の顔を見るとなんだか赤い。身体に触ってみるとなんだか熱い。
    「熱があるみたいだよ?」
    「えー?さっきからやたら元気よかったんだけど」
    「そう言うときは怪しいんだよ」
    息子はと言えば、あたしと夫との会話を聞きながら、
    「そういえばね、ゆう、幼稚園から帰ってから頭が痛くなったんだよね」
    実にのんきなコメントである。
    帰宅後、急いで熱を測ると37度ちょっと、まだ食欲もあり、大丈夫そうかなと思っているうちに眠ってしまった。寝ている間に熱を測ると、38度近くなっている。同じクラスでインフルエンザにかかった子がいるってことで、急に不安になる。
    そうこうするうちに熱は38.8度。夜中にうなされて何度も泣き、のどが渇いた、と言い、眠れないとあたしを起こす。
    まさにまんじりともしない夜を終え、6時半になると
    「早く起きよう」
    と起こされる。病人らしく寝ていろっていうの。
    こっちはほとんど寝てないし、寝不足で頭がくらくらする。
    何とか起き、夫と娘を送り出し、病院に行く。インフルエンザなら、発症から48時間以内に薬を投与すれば確実に治るからだ。
    どこに行くか悩んだが、徒歩5分の所にある診療所にいく。一歩待合室に入るとえらく混んでいる。一瞬たじろいだが、引き返すわけにも行かず、おとなしく待つこと3時間。
    3時間ですよ。
    もう気が遠くなりました。
    途中熱が上がってるのか、いつもおとなしい息子はぐずり始めるし、のどが渇いた、と言うので自販機に買いに行っている間に座るところはなくなるし、どこかのおじ様が席譲ってくれたり。

    診察の結果、陰性ということで、とりあえずは一安心。途中、検査の結果を待つ間に医師が薬局に薬の手配で電話しているのみてどきどきしました。やっぱりまだインフルエンザの薬は足りないようです。インフルエンザでなくてよかった。

    そんなこんなで息子もあたしもへろへろになって帰宅。
    なんでも火曜日って言うのは評判のいい先生の診察の日で、いつも混むんだとか。
    家にいたおばばが教えてくれました。今日行くって知ってたんだから、最初から教えといてくれよッ!

    何はともあれ、早く良くなって欲しいっす。


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    2003年03月03日(月) ひな祭り。

    我が家のおひな様は7段飾りである。でかい。8畳の和室の3分の1を占めるそいつを毎年ひとりで出し、ひとりでしまう、その作業がなんともありがた迷惑であり、毎年2月も終わりに近付くとそこはかとなく憂鬱な気分になる。
    ひな祭りが終わったらさっさと片付けたい所、おばばの誕生日が3月の5日であるがゆえ、
    「私の誕生日までは出しておいてよ」
    と言う本人からのリクエストにより、たとえ、翌日、あたしが公休日であり、どんなに天気がよく、しまうのにはうってつけだとしても、しまうことができず、たいていそのあとしばらく天気が崩れたりして、毎年しまうのはとんでもない日になったりするのだ。

    ちなみに5月の端午の節句は、夫の子供のころの古びた武者人形を飾り、これまたいまどき珍しい大きな鯉のぼりをあげる。これまた長男である息子の誕生がよほど嬉しかったのか、おばばが大奮発したものだ。
    武者人形の担当はおばば、鯉のぼりの担当は夫である。
    人形に至ってはぼろぼろで、説明書なんてもんはなく、おばばがカンで組み立てる。
    鯉のぼりに至っては大きな支柱を庭に埋め込まないといけないので、夫が毎年苦労して組み立てる。
    ひな人形と違い、あたしは何もしなくて気が楽か、と言うと、毎日強風にあおられる吹き流しが2階の物干し竿に絡まるのと戦い、朝晩、おばばが気が向かない日にロープを手繰って鯉のぼりをあげたり下ろしたり、と言う作業が待っている。
    なんにしろ、めんどくさいのである。


    まあ、こういう行事も子ども達が大きくなったら自然としなくなっていくのだろうし、それまではがんばって飾り付けるのもいい思い出になるのかもしれない。

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    2003年03月02日(日) 最近のうららん。

    毎朝窓を開けると、後悔する。

    ああああ、もうッ!目が痒いじゃないかあッ!
    鼻がむずむずするじゃないかあッ!

    ええ、どうやら今年は花粉にやられてるみたいです。
    もともと今ほど花粉症がポピュラーでなかった頃、春先になると目が痒かったり、くしゃみがとまらなかったり、ってことがよくあったのですが、当時、それが花粉のせいだ、なんて誰も教えてくれなかったし、ひたすら鼻炎用の薬を飲んではしのいでいた記憶があります。
    アレルギー症状って言うのは体質に関係するのか、ここしばらくそんなにひどい症状に悩まされることもなかったのだけど、今年は花粉の量がすごいのか、どうにもいかんですよ。はい。
    娘も今年から花粉症だしね。

    まあ、そんな状態だから、なんか頭もぼーっとして、さらにワイン飲んだり、夕べは発泡酒(ビールでないところがちょっと寂しい)をジンジャーエールで割って大喜びで飲んだりして、なんか余計にぼーっとしてる気がします。

    そんな中、たまたまつないだメッセでたまたまつながった友達と話して、実に中身がないようなあるような話をして、あたし的には大満足だったのだが、妙に滑らかに下らん話ができたのは酔っ払っていたせいかも知れない。


    公言するほどのことでもないんですが、最近はなんと言うかずいぶん安定した精神状態で暮らしています。
    それはあたしの周りで実に切実な問題を抱えてる人が多く、それを耳にするたびに、自分はなんてくだらないことで悩んでるポーズをとっているんだろう、と思っちゃうからかもしれない。
    他人の不幸で自分の幸せを知るっていうのもなんだかあんまりよいことではないが、恵まれた自分、と言うのを再認識したのは確か。
    自分が思い悩んでいるのは、実はないものねだりなのじゃないか、満たされているのにもっともっと、と欲しがる様は幼い子どもと何ら変わらない、と思ったら、少しスコーン、と抜けた気がします。



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    2003年03月01日(土) 理想の男性像はあくまでもサンジです。

    子どもの頃、あたしは生活面では非常に過保護に育てられた。
    当時、通りに面したところにある我が家では、自転車は危ない、と言う理由で買ってもらえず、とうとう乗ることができないまま大人になってしまった。


    小学校5年生まで、お湯ひとつ沸かしたこともなく、ラップも切ったことがなかった。
    家庭科の初めての調理実習で、目玉焼きを作ったのだが、皿に盛ろうとフライパンからフライ返しですくおうとして、ひっくり返し、両面焼いてしまった。
    「それでも女かよ」
    と、当時、オカマと呼ばれていた泣き虫でおよそ男らしさのかけらのない男子から言われて、傷ついたのはいまだに癒されない傷跡となっている。(大げさ)


    そんなあたしだって今じゃあ、クルマも乗るし、過去には教習していたこともある。
    料理だって、一応料理教室に通って、出汁のとり方から、野菜の切り方まで、基本は一通り学んできたし、レシピがあればそれなりの料理は作ることはできる。


    が、やっぱり家事は苦手。らしい。


    年に何回か、イベントがあるたびに、惣菜応援と言うのがあるのだが、今日はひな祭りに備え、例によって、寿司応援。
    スケジュール見るときっかり2時間ずつ応援が入ってるじゃん。
    「今日は何をするの?」
    朝早出して応援に入っていたみぽりんが戻ってきたので聞くと、

    「今日は手巻き寿司ですよ。それもね、誰も指示してくれないんです。売り場の商品見て足りないのを自分で作るんですよ」

    マジですか?
    どうやって作るのかも詳細は聞かされないまま作業場に行く。
    へえ。。。手巻き寿司の海苔はあらかじめもうくるって巻いてあるんだ。そこに寿司飯をつめて、具を入れるのねえ。。。などと感心してる場合ではない。
    どのくらい寿司飯をつめる、とか、具はどこに入れる、とか、全く教えてもらえないじゃん。
    仕方なく、売り場にある商品の数をチェックするついでに出来上がりの状態を見てくる。
    みようみまねで黙々と作る。
    えーん、、、やだよお、、、うまくできないよお、、、と心の中でつぶやきながら作業を続ける。
    何とか作って売り場にもって行く。
    こんな不細工な寿司、売り場に並べてよいのだろうか。

    そうこうするうちに、あたしの作った寿司が不細工だからなのかどうなのか、補充する商品もなくなってきた。
    「じゃあ今度はエビの殻むきをしてください」
    ゆでられた冷凍エビの殻をむきむきし、開いて並べていく。これならあたしでも大丈夫、と楽しんでやっていたら、やっぱり惣菜の人は早いこと早いこと。あたしなりに早いと思ったのに、全然追いつけない。
    あっという間にエビの殻むきは終わり、再び手巻き寿司作りに戻る。
    売り場を見に行くと、納豆巻きとネギトロがなくなっている。
    急いでつめつめしてチューブに入った具を絞りいれる。納豆の糸が切れないし。
    エビの殻むくのは楽しかったけど、寿司を作るのはちっとも楽しくない。


    先日あたしの理想は料理ができて強い男、「ワンピース」のサンジだ、と言う話をしたら、某Kトー君に、
    「あんた、家事嫌いでしょ?」
    と言われましたが、否定できません。ええ。

    ほんと、家にいるよりも仕事してる時のほうが掃除したり、調理したり、家事らしいことばかりしてます。
    だから家に帰ると何もする気がしなくなるのねえ。。。納得。








    ・・・何か間違ってる気が。


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