2005年12月31日(土) |
岡部35歳オリンピックおめでとう |
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20051230&a=20051230-00000003-kyodo-spo
↑ニュース記事
学校の友達でコレペティピアニストとチェロの学生(二人はいとこ同士)がいるんだけど、彼らはイタリアのTurin出身。トゥーリンね、大きな街だと彼らが言うわりには聞いたことないわ、と思い続けていて数年間。
昨日初めて知った。Turin=Torino だということを。トリノなら余裕で知ってたわ。
RomaがRomになるのはまだ分かる範囲。Mailand、Florenz、となるともう元がなんだか分からない。(知らない人、当ててね)。そしてTurinだ。Uは長いのだ。すげー。
逆に、英語圏(その他も?)では私の住むHessen州は、Hesseと、最後のnが取られてしまうのも最近知った。ヘッセと聞いてもヘルマンヘッセしか頭に浮かばないけど。
そいえば、リヨンバーミンガムの連中と英語で話す時のドイツ人たちは無意識にFrankfurtのRが英語の舌を巻くRになってて、あえて突っ込まなかったけど面白かった。ついそうなるのかな。
水、木、金、土、そして今晩でオペラ毎晩の5連荘でさすがに目が回ってきた。日替わりで、マスネ:ウェルテル、ボエーム、後宮誘拐、今日はヤナーチェク:カティァ。
この5日間は毎日午前中にMuseumskonzert(月1でAlte Operでやるシンフォニーコンサートの名をこう言う)の練習もあり、今日午前と明日夜が本番。シベリウスコンチェルトのソリストがアラベラ シュタインバッハー。ここ数年ソリスト大量生産中のチュマチェンコ女史門下の彼女はやはりどこかユリアフィッシャーに似てるような似てないような。どちらも後ろからしか見たことないが。しかしバリバリ弾きますどちらも。アンコールも2曲!両方ともバリバリ系の曲。ミュンヘン生まれだが、日本人の血が入っているとオケ内で噂されてます。私に聞かれても分かりません。どうなんでしょー。どーでもいーが。
このくそ忙しい師走、マイ自転車、パンクしたりして調子の悪かった後輪が、とうとう走行不能な状態にまで壊れまして。悲しい。そして、自転車なしの生活はこんなに不便!地下鉄は時間通りに来ないから大嫌い!
とにかく契約はあと2週間。
来年からはカルテットも始めます。もともと数年前からあるカルテットの抜けた穴に入るのですが、非常に楽しみ。
2006年は卒業試験とProbespiel(就職活動)。
この間、オペラの人が「28歳は(オーディションに招待する)最高齢だね」なんて言ってて焦って、応募を30通ぐらい出しました。招待来るかな。
2005年12月12日(月) |
リヨンとバーミンガム |
仏リヨン、英バーミンガム、そして独フランクフルトは姉妹都市らしい。友好都市というのかな。ドイツ語でPartnerstadt。
で、その都市にある3つの音楽大学で合同でのオーケストラに参加してきた。この企画は今回が初めての試み。
いろんな人にどうだった?と聞かれ、答えているのが「Insgesamt wars schoen」全体的にはよかった。振り返ってみると、まあこういう経験もこれで最後かな、と。でも旅の途中にはいろいろ、まあそりゃぁいろいろあった。
まずメンバーはフランス人とイギリス人がほぼ半々で、ドイツだけがたったの6人だけの参加。これはウチの学校が経済難のため。分かりやすい。コンサートもリヨンとバーミンガムでフランクフルトではなし。
3つの国の間にはいろんな差異があった。音楽面、言語の問題もすべてひっくるめて。
差異があるのは当たり前として、そのことに興味を持ち解決しようとかそれでもなんとかまとまりをつけようとか、そういう動きがあまりにもなかったので、せっかくの機会だったのにちょっともったいない。
若い世代は、特にフランスにいる間のイギリス人、イギリスにいる時のフランス人は、外国にいるということですっかり興奮状態。私はもうドイツにいる時点ですでに十分に外国なので、そこまで興奮しない。
そんなに元気な皆が、リハーサル中はものすごくおとなしい。管も弦もただ譜面をつらつらと弾いて、指揮者が何か言わなければそのまんま。練習以外のときは元気なのに、練習中になると急に授業を受ける中学生みたいな顔してる皆。
なんだかこう、クールで、淡々としていて、こう汗もかかない感じ、我関せず、というか、こういうのが今風なんだろうかね。こんなこと言ってる私はもうおばあちゃんかね。コンミスやってても、一人相撲とは正にこのことという感じでたまにむなしかった。
一方であんなにたくさんのフランス人やイギリス人と12日も一緒にいたことがないので、その点で個人的にはすごく興味深かった。
大移動したゲルマン民族と前からそこにいたラテンの国の人々、隣国なのに全っ然違うのには驚くばかり。フランス人の英語は私のそれとあまり変わらない。英語はゲルマンで、フランス語はラテン。だから私からと同じくらいの遠さなのだろう、英語が。イギリス人はというと英語だけで生きていけるので外国語そのものをあまり真面目にやらない。まあそれはいいとしても、逆の立場を知らないので、外国語を使う側の気持ちを想像することができない。のだろう。だから彼らが英語を話してもドイツ人もフランス人も理解できないことがしょっちゅう。速いし、話し言葉だし、ラップみたい。
このまま語ってると終わらないので。とりあえずこの辺で。
≪ ≫