和田拓治郎の「夜景レストラン」

2008年06月28日(土) 天空に突き上げるこぶし達



追い上げも追い上げ、ザ・呑まず食わず週間最終日。
思いのほか作業が進み、ノルマ以上をこなしてしまったため、同時進行の別企画イベントに、奇跡的に間に合う。

この企画は、知的融合を目標とした異業種のミーティング。
ようするに、その道のプロが集まって、何となく呑んでるうちにコラボに発展していく、まさに太田川から海みたいな感じってこと。

メンバーは






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だから、酔いつぶれる人間も無く、イタズラする種族もいない。

昨夜は、会食の前後に上田宗箇流の本家から、プレゼンとしてお茶とお菓子タイムがあり、さらなる上流へ向けてのせせらぎを提示。

お抹茶は、食事やお酒の後でいただいたほうが美味しいし、本来そういうものなんだそう。
そういったレクチャーを受けながら、日本人はつくづく自らの文化に疎くなっていることを実感。

記録係に徹していたわたしは、メンバーが多く引きがないため写真の撮りにくさに始終困り果てる。


画像2は、やっと全体を撮れたと思ったら、写真の真ん中にムッシムパネンのオーナーがダブルピースしてて台無しの逸品。

洋菓子店で、茶人が抹茶を点て、お茶に合うスイーツをパテシエが考案する。
相互の歩み寄りが、この企画の今後の可能性に繋がればとした好企画でございました。

しかし、御菓子を食べきらないと抹茶が出てこない進行は、この歳になって初めて知った新ネタ。
痛み入ります。


そういえば、よく行くバイク好きのコロッケ屋オーナーが、先日DMを置きにいった時、「2度と食べれないものだから、口を洗って食べろ」って言いながら、親指の先くらいの羊羹を出してきた。


食べた後で、

わたし 「味ふつうじゃないか」
オーナー「天皇陛下が配る御菓子なんだ」

わたし 「証拠は?」
オーナー「箱に菊の御紋があった」

わたし 「見せて見せて」
オーナー「嫁が捨てた」

おい。
別に言うこと無いけど、ちょっとつれて来い。


※油断して唯一受けてしまった取材の賜物。
広島経済新聞で個展詳細を覗き見たまえ。
http://hiroshima.keizai.biz/



2008年06月27日(金) 地獄



灼熱地獄の作業場で、基本的に断食。(眠くなるから)

いわゆる座禅を組むかたちでの連日制作のため、ブドウ糖の欠如した脳には日記に載せる気のきいたセリフは皆無である。

よって、告知し続ける予定であったこの日記も、気付けば10日間も空きを作ってしまい、恐縮しております。

ニュースを見れば、






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ショッピングモールにお出かけする時代。
ドキドキするね、じっさい。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081214488425.html

さて、経過といえば順調でございますゆえ、仕上がった作品というよりいつもの出来上がった作品でお会いすることとなります。

新作テーマは、依然「犬」。
空前のペットブームに、ブーメラン型の一石を投じ、結局自分にブチ当たるそんな展覧会が、7月1日はカール・ルイスのお誕生日からスタート。

昨日うっかり受けてしまった取材のおかげ様で、宣伝厳禁のはずの展覧会が結局トップ記事。
アクセスランキング一位独走中で申し訳ありませんでした。
http://hiroshima.keizai.biz/


さあ、この日からはじまる奇跡の展覧会は特別な日だ、ランチをカレーでさっさと済ませて夜はENZOでパスタを食べよう。

意中の相手を誘って、会場へ向かえ!
満員でも、次の日の約束が出来てまた会える。
毎日約束、毎日が待ち合わせ。

入店出来たら、カップルになったも同然のだ。
話題の心配は一切無用。
皆様が引き立つような作品を御用意しております。



2008年06月16日(月) 流行または、テッパン



今回の展覧会における、最新作品テーマは、






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だ。

有閑人口が増加中の平和教室ニッポンに、危機感を感じさせる作品を放出する準備を、夜更かし遅起きで鋭意展開中。

ポイントは、準備だけ。
流行に左右されない、超わがままな自分中心作品の数々を、これまたワンマンな店主が営む飲食店のみで展示する時代逆光型エキシビジョン。

逆行じゃないぞ、逆光だ。
作品全て地明かりでの展示、写真撮りたいヤツはアイドルとかの接写に使うレンズの周りにフラッシュが丸く付いてる秋葉フォーカスでフライデーしよう。

すでに作品は何点か予約入ってますよ。
7月1日開始の展覧会には、ボーナスを引き出した輝くお金を御投資ください。

もう一度言う、7月1日は誕生日です。
荷物重いでしょ。
紙幣は軽いよ。


ところで、最近とんでもなく好印象の男の中の男と知り合いになった。

スペックは、全てにおいて度が過ぎている人物。
例えるなら、2トン車一杯のベビーパウダーだ。
日本ではすでに絶滅したはずの、優しすぎる男ってこと。
今年は、この男を推すことにいたします。


和田拓治郎の「夜景レストラン」は、お店・音楽・アート・おもしろ事件情報等を、完全フリーハンドで御提供してまいりましたが、2008年は人類見直しの季節。

初心に立ち返り、劇的な言葉で小メリット、軽い表現で大リスクのスタンスを崩さず。
奇跡的な広報から、憧れの人助けに昇華させる、ヒューマンマジックをお見せいたしましょう。

今後わたしに話しかける女性は、こころしてかかれ!
どっからアプローチしてきても、必ずコイツとくっ付けてやる。

そして披露宴は、「身体表現サークル」華回転だ。
ギャラは要らん、「謝金名目で忘れた頃に請求書」が合い言葉。

幸せに必要なのは、笑いである。
段取りを踏んだ甘いロマンスは大正時代の話。
財布は忘れても、お泊まりセットは持って来い。

優しさに飢えた貴女へ、選択肢の無いあみだくじを引かせるホストとなりましょう。
以上、2008年2大イベントの告知いたしました。

地獄の作品制作に戻らせていただきますんで、下界の皆さんさようなら。



2008年06月15日(日) 扉は閉まらない、だって足が挟まってるから



さあさあ、はじまるよ。
ダンスの採点の季節だ。

祭典じゃないぞ、採点だ。

本日15日は、日本一のマンモスダンス巡回公演「踊りにいくぜ!!」の選考会。
見学したいヤツはすればいい、当日和田は委員のため、知り合いでも一切シカトで御挨拶。

ダンスのジャンル・知識・コンプレックス、一切不要。






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で来い。

たった1日で、今までの練習が実るか腐るか一発勝負
心配するな、扉は開いた、あとは安全かドッキリかを見極めるだけ。

わたしが言える裏技の合い言葉は「誰かを先に行かせて、あとから安全に行こう」、コレに限る!

会場は、アステールプラザリハー猿室。
迷え、焦れ、遅刻しろ。

そして聞いてもないのに「渋滞だった」と言え。
普通に興味は無い。
欲しいのはおもしろダンスだ。
踊りにいくぜ 詳細



2008年06月12日(木) 人生を考える



何を思ったのか、作業場のおじいちゃんが、今までの人生で使ってきた腕時計を全部くれた。(おばあちゃんのも勝手に)

2人のマジメな人間を、一回の人生で通り過ぎた時計達が全部SEIKOで19個。

三菱重工の職人で、検査のプロだったおじいさんは、使い古した部品や修理が可能なものは、小さいネジ一個でも全部取っておく癖がある。

わたしは、今まで大切に取っておいたものなんかひとつも無い。
何でも捨てて、何でも買ってきた。
後悔しないタイプで通してきたはずなのに、
意味が無かったような気がした。

もう流行に任せて捨てないし、買わない。
ずっと使うことに意味がある。
ありがとうおじいちゃん。

じんわりしたものに浸り、しばらくその時計群を見ていると、マジックで文字盤に「1967年〜2001年」って書いてあるものがあった。
34年間一つの時計を使った証拠だ。


あら?計算合わんなあ。
一個で30年だったら、90歳だから3個で足りるだろ。

19個だと570歳分ですよ。






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じゃないか!

さあ2008年は、捨てよう、買おう、自慢しよう。



※画像3は、「分解したくて買った草刈り機のネジに全部接着剤がつけてあったから、腹が立って火であぶってやったんよ」って道楽話を、無視したから怒っちゃったおじいちゃん。(だってもったいないじゃん、金持ちじゃないと普通せんよ、道楽じゃねぇほんま)



2008年06月10日(火) 決めた、断つぞ(家族のもよおしモノのため)



依然展覧会カウントダウンのため、日中および気が向いた時は完全引きこもり期間に突入中。
それにより一般の皆様は、連絡が一切取れないと思っておいてよろしい。

DM全国発送は、あっさり17日に変更。
まだまだ予約間に合います。
ただ、1日でも過ぎたら発送いたしません。
締め切りは、近日公開。


ところで、洗車ってどれくらいのペースでしてます?

わたしは、月一回くらいでしたが、作業場に車を止めるようになってから、とんでもない回数洗っているというか拭いているというか、ひどいんです。

車の真上に細い電線があって、






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打ちまくるんです。

ああ2008年、かけられて、夏。

ってバカ、そんな趣味は無い!
もう2度と車洗わんし、携帯についた油も拭かんぞ。


それから気になってたんだけど、鳩って平和の象徴で色は白ってイメージだけど、肝心な広島の鳩はグレーだよね。

雷鳥は、春夏ファッションとして草や岩肌に羽根の色を似せ、雪シーズンは真っ白に模様替え的進化。

それを考えると、広島の全体的な色が正直ロマンスグレーってことじゃねえの?

イメチェンしろ広島。
水の街だろ、画期的な発想しろよ。
偉い人が言ってたぞ、「さわやかな水の演出は、ずばり炭酸だ」

最高のヒントだ。
今すぐやれ、鳩が水玉になる日は近い。


おらおら、さらに話は変わるぞ。
最近の中学生の話してることが気になるねえ。

打ち合わせ前に、市内を自転車で徘徊中、すれ違った中学生の4人組の会話。

中学生1人「それは、赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ的要素があるね」

残り中学生3人、口揃えて「おい、おい」

なに?それ。

知りたい。
だいたい、何かに例える時に使う言葉じゃないだろうし、早口言葉だから言えてなかったし、ていうか「おい、おい」のツッコミってことは間違えとるってことだろ。
面白いじゃないか。

いける、まだまだ日本は大丈夫である。

※画像は、フロントガラスに4点、ボンネットに4点、天井に3点のウンコデコレーション。(所要時間半日)



2008年06月07日(土) DM発送解禁



7月1日、いわゆる将来の祝日といえば、和田拓治郎氏の誕生日。

この記念すべき日と、偶然にも展覧会スタートのオープニングが重なりました。
おめでとう。


しかし、






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アートの展覧会でお決まりの、ケーキ・ワイン・日本酒等の差し入れは御法度。

ケーキを持ってくる気なら、ムッシムパネンで買って家で食べなさい。
ワインを差し入れる気なら、ENZOでグラスワインを奢ってくれ。
日本酒のあなたは、KOBAで雨後の月を奢ってくれたまえ。

以上、差し入れ・取材等は一切受け付けない前代未聞の展覧会。

タイトルは、「聖地に咲く絶望花」だ。
DMデザインは、御存知ゴルゴ13風味の一発芸画像。

もちろん予定は13日、全国一斉配送スタート。
DM希望者は、公式HPにてメールボックスから発注したまえ。
締め切りは、あなたの気持ち次第。

和田拓治郎HP
http://wadatakujirou.info/


特別な日以外は、ほとんどカレーの日本人に贈る、絶品パスタと逸品カクテルの2週間。

御存知、彫刻家和田拓治郎先生の、新作を含む餓鬼彫刻と展覧会オリジナルシルバーアクセサリーを、御本人行きつけの2店舗にて期間限定公開いたします。


1st stage:
知る人ぞ知る取材厳禁のプレミア店PASTA ENZOからスタート

2nd stage:
Restaurant Bar KOBAにて連日ヘビーメタルと金属彫刻のコラボレーションを実験。

予測不可の客観性ゼロ、完全主観彫刻展を、広島歓楽街の中心で御高覧ください。



隙のある彫刻に、みなでツッコミを入れ続ける2週間 。
最高の料理と常用できるお酒で、食欲を満たしながらの新鑑賞スタイルを御提案。
池波正太郎ばりに和田が通い詰めた、本気でオススメしたくない最高のお店を、支援いただいている方々に泣く泣く御紹介いたします。

とにかく席数が少ないため、競争率は過去最高である。
キーワードは電話予約。
電話でもない予約でもない、「電話予約」だ。

さあ、来る勝負の日に備えて、テレクラ並みの電話発信を訓練しておこう。

断られても明日がある。
諦めるな、君たちは輝いている。



2008年06月05日(木) 迷惑ですよ、使わないでね



シルバーアクセサリーに燻し処理っていう加工があるけど、それに使う薬品に硫黄が必要な時がある。

わたしが使うのは、昭和のパッケージデザインがしぶとく生き続けている、武藤鉦製薬株式会社の六一〇ハップ。

先日も使う時があって、引っ越しの荷物をまだ解いてないから、安いし買っとこうって近所の古い薬局に笑顔で入店。






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のカテゴリーに入っちゃってる、更年期障害寄りのお店ぶりを発揮。

商品をレジに持っていくと、予想通り「値段分かんない」と言い出す。
もとあった場所に2人で歩いていき、ココにありましたの指示で、470円(相場より80円高い、っていうか定価10掛け)を確認。

再びレジに戻ると、なぜか店員は書類を見はじめて、「あらっ」って独り言。

「申し訳ないです、この商品はメーカーに返品する予定でして」って販売拒否。
同時に悪い予感が走る。

焦りだしたから、すぐウォンツに移動して在庫があるか聞くと、「その商品は撤去になった」と最後通告される。

あれだ、自殺が増えたからだ。
硫化なんとかで。

その後も、ホームセンターや知り合いの薬系統の店に出向いたけど存在は一切無し。

結局、引っ越しの荷物全部解いて探し当てること2時間。
ロスだぜ。

2時間あったら、you tube の映像12コ見れとるぞ。

※画像2は、途中で寄ったホームセンタージュンテンドーのトイレの注意事項に、カープの嶋選手のサイン。レア中のデッドだね。



2008年06月04日(水) 行列のできる店



先日は、5年振りくらいに実家の家業をお手伝いしてみた。

楽しい。

もう建てちゃった家の奥に、あとから砂を入れる作業。
面倒くさいから、業者は大体断る。

そこをやるのが和田家の血筋である。
難しいことをあえてやる。
高くも安くもない、ただ良い仕事。

そして、困った人を一瞬で助けるような仕事ぶりが、プロなのだ。


そんな高尚な作業の合間、免許も無いのにスーパーカーに乗って記念撮影したりするのがわたしだ。(撮影:長尾さんっていう職人のひと)

楽しそうでしょ。






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撮影直前まで。

社員はみな最優秀だから、朝礼なんかほぼ「本日は○○邸が現場です」ってだけ。
でも、作業はじめて数分で、自然に担当が別れて、迅速で円滑で次の作業もいつの間にやら出来てて、「あー、昔手伝った時もこの流れだったなあ」ってフラッシュバック。

見た事ない業者さんとも、昼前には笑って話すし、テンション上がって「もっと土くれよ、もっと重いの運ばせろ」ってなるんだよ。

結局、楽し過ぎて、その夜もDMのアイデア浮かばずじまい。

完成予定は10日前後。
DM予約者は画面最下部のメールに一報したまえ、今回のデザインテーマはずばり「無い」。
赴くままにマウスを走らせたインパクトの一枚。
マストでお見逃しください。



※画像2は、土マニアの行列のできる店。



2008年06月03日(火) 今年度一発目の山賊レポ



下界の皆さんこんにちは。

本日は久しく、いつ行っても星の数ほどツッコミがいがある大ボケ天国、山口県は「山賊」レポ。

制作ブランクの長かったDMアイデアに煮詰まり、外気を求めついに遠出。

「もういらん、もう絶対食べん」と言い続けて、






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辛さ以前に香りで咳きこむ感じは、まさに毒ガスのイメージだ。

ノドがカラカラになるまで働いた後のビールとか、2日後のお風呂とかそういった爽快感とは無関係。
食べた以上のモノを吐きそうになる苦痛と、ひたすら目的の無い我慢。
理解出来んだろうけど、わたし的に超理想。

男好きでMって、終わっとるね、じっさい。


夜の会合にお土産を選ぶ際の、本日最高潮の山賊ハイライトは。

商品に貼ってある値札。(画像中心部)
お金払うと、値段のところだけ剥がされて、残るのは「想い出」ってこと。
ウマいけど、センスは桁違いに古いぜ!

でも星3つやるよ。

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さあ、山賊でお土産を買って「想い出」を残し、結局家でゴミ箱に捨てよう。

味でなく、お土産で星をとるお店「山賊」HP
http://www.irori-sanzoku.co.jp/
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