原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2003年04月30日(水) 『三人姉妹』エピソード

★1・『三人姉妹』二日目まで終えて
★2・↑読んだら
★3・ファンタジーは不毛じゃないよ!



★1・『三人姉妹』ようやく二日目まで終了(ジェンダー系エピソード)

今回『三人姉妹』で、私は女役と男役を二役やっている。

で、今回の「らせん劇場」の公演は、基本的に「リアルに演じる」ということなので、
私のそういう「二役」は、ちょっとした波紋を投げかけているところがあるようだ。

終演後に会場の出口まで出て、お客様をお見送りするのだけれど、
初日に一人、二日目に一人、私に声をかけてきた人(たち)がいた。
いずれも若い人たちだった。
聞かれたのはいずれも「本当は(男女の)どっちなんですか?」ということだった。

たぶん、最初のほうの「女役」(メイドさん)はそれなりに女らしく見え、
後でメイクも衣装もすっかり替えて出てくる「男役」(大道芸人)もそれなりに男らしく見えるのだろう。
実際、自分で鏡見てて、男役の顔、「カッコイイ」と思ったもん(^^;
(↓ケータイで撮った大道芸人のメイクをした私)
tabigeinin

思春期にさしかかるくらいの男の子が、特に興味を持って、というか
強い疑念を持って私にかなりしつこく聞いてきた。
けれど、それも悪いことではないと思った。
私は「そういうふうに疑問をもつことが大切なんだよ」と答えた。
ただ、その場では時間がなくて、その子の疑問を解いてあげることはできなかった。
仕方がないので、「次の公演にも来てくれたら、ゆっくり教えてあげる」と答えたけれど、
それって大人特有の「ずるさ」かもしれない。

まあ、でも、その子が疑問を持ち帰ってあちこちに聞いてまわり、
どの程度まともな答えを得ることができるか、それが楽しみでもあり、不安でもある。

……ちょっと不安が強くなってきちゃった(;_;)……

……私の地元にはそういうことにまともに答えられる人=主に教師、がどれほどいるか、ちょっと心配。
性教育に真剣に取り組んでいる先生たちとその全国組織が存在することは知っているので、
その活動に関わったり恩恵にあずかったりしている先生がこの地(またはその子の通う学校)にもいてくれることを願うばかり……
もしもその子がまともな答えを得られず、逆にとんでもない偏見を植え付けられてしまうとしたら、
それはとても悲惨なことになってしまう。
かつての私と同じように、解けてしまえばぜんぜんくだらないとしか思えないような差別意識を
わざわざ大人から植え付けられるとしたら、その子にとってどれほど大きな損害だろう!

ジェンダーの問題に限らず、子どもの疑問は純粋だ。
それに対して、大人が文化としての「差別」「偏見」を教えてしまうのは、
なんとしても食い止めなくてはならないことなのだ。

私自身にも、とても嫌な、今でもこびりついている「差別」「偏見」がある。
私の頭の片隅には、今でも「朝鮮人」という言い方に、何か汚いものででもあるかのような感覚が残っている。
悔しいけれど、それを意識して、それから改めて
「いやいやそうじゃなくて」とその感覚を振り払うようにしているところがあるのだ。
私はそれを、父親から強く教え込まれた。
とても口に出しては言えないような呼び方で。
私はそれが悔しい。私の心に強い差別意識を植え付けた父親が憎い。
いつもいつもそれを意識しては振り払うという苦しみをもたされていることが辛い。

「差別」「偏見」は、無知と恐怖から成り立っている。
よくわからないから本当は怖いのだけれど、
「あんなものを怖がるのはどうかしている」というくだらない矜持から、
そういう相手をあえて「見下し」「排除し」「劣ったものとして扱う」。

ある意味、「差別」「偏見」は、大人の「無知」と「恐怖」を子どもに押し付けることだ、と思う。
そういうものが一切なくなる時代なんて、ないのかもしれない。
けれど、「無知からくる恐怖」なんて、正しい知識(あるいは認知)を教えられれば
解けてしまうものなのだ。
「昔の暗かった時代」をあえて子どもに押し付けて
「世の中はおまえの目に見えているほど明るくはないんだ。暗くて醜い現実を思い知れ」
とでもいうような「教育」を施すのは、私にはあまりにもおろかなこと、と見えてしまう。

いつか「地球外生命」と遭遇したときに、地球人がその人たちに対して
「野蛮」としか言いようのない敵対行為をとらないためにも、
「差別・偏見を解く」ということは重要なことなのだと思う。

あはは。
話が広がりすぎた。
これじゃまるで、私が「地球外生命」みたいじゃん(-_-;

でも、「私はこの宇宙で一人っきり」という感覚も、
教えられたのか生まれつきなのかわからないけれど、
小さな頃からずっと持っているものだ。
もしかしたら、それを思い起こしてしまったのかもしれない。
まあ、今は昔よりも少ーし、その感覚に惑わされることが減っているとは思うけれど。

女に戻って強くなってきた自分が、ちょっと頼もしい……かな?
まあ、よくわからないけど。

この記事のトップへ
ページのトップへ



★2・↑読んだら

なんだかロシア軍人たちの「哲学」に似ているような気がする。
(「ロシア軍人たち」=『三人姉妹』に出てきている)
100年前のロシアの社会を、どうすれば変えることができるか、
当時「より進んだ」西ヨーロッパ諸国の社会を見て、
インテリゲンチャを中心とした知識・教養のある人たちはさぞかしもどかしい思いだっただろう。
それで、現実の自分から離れてでも「なんとかしたい」という思いに適うような「理屈」を
めいめいがひねり出していたのだろう。
実は自分の立っているところを離れてしまった時点で「不毛」なんだけど、
そうせずにはいられない気持ちはよくわかる。
私も、たとえ「不毛」であったとしても、気持ちがやすらぐもの、希望を持てるもの、
大好きだから。
そういうものを「ファンタジー」と呼び、ファンタジーなしには人は生きられないと思う。

この記事のトップへ
ページのトップへ



★3・ファンタジーは不毛じゃないよ!

あれあれ、なんでかなあ。
記事を一つ書くたびに、それについて自分で答えたくて仕方ないようになってしまう。
今の私、二日間3回のステージを体験して(ゲネプロまで入れたら5回!)、
「むしょうに語りたい気分なんです」(^^;

で。
人はファンタジーなしでは生きられない。
他の動物が、主に本能を生きるよりどころとしているようには、人間は生きられない。
本能の代わりに「生きるよりどころ」とするのは、「目の前の現実だ」という人もいるだろうけれど、
その「現実」でさえ、人間は何かしら「空想的な要素」なしには受け止めることができないのだ。
その最たるものは「言葉」だ。

言葉に実体はない。
それは、言語によって何をなんと名づけるかがてんでバラバラであることからも容易にわかること。
むろん「言語以外の直感でものごとを捉える」ということも、現実にはある。
しかし、それに対して何らかのアクションを起こすとき、人は必ず言語に頼る。
生理的欲求に対してですら、そういうことになっている。
(尿意を催せば、なんとなくではあれ「(日本語で)トイレ(とか便所とか)」というところに行く。
もしもその概念=言葉がなければ、人間は自分の排泄物の管理すらできないだろう)

言葉によって表される全てのことがらは、言葉になっているというまさにその事実によって
空想的な要素、すなわち「ファンタジー」をまとって、人間の認識に受け入れられていくのだ。

ファンタジーによってしか、人は現実を受け止めることができない。
そのことのどこが「不毛」なもんか。
ファンタジーこそがリアルなのだ。
たとえそれが、最初から最後まで、誰かの頭の中で組み立てられたものでしかなかったとしても、
それによって人の思いが成り立っているのだとしたら。

もしかしたら、「なんでもかんでもファンタジーにしてしまう」というのは、
それこそが人間の「本能」なのかもしれない。
唯一正常に機能しているのか、たがが外れて暴走しているのか、それは私にもわからないけど。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月28日(月) 『三人姉妹』初日

@ケータイ

取り急ぎ、初日は無事に(?)上演できました。

私はやっぱり本番勝負に強いのか、アコーディオン演奏を初めて失敗しないでできました。
(神経図太いとも言うかも?)

終演後、ほんの少しだけ打ち上げをやりました。
私はついついビール(350ml)を2本「も」飲んでしまったけれど、
今日はあんがい平気です。

ただ、3時間にもわたる上演時間が、少々カラダにこたえているだけです……

明日も本番、楽しみっ!

2003年04月24日(木) 模様替え 『黒樺』発見!

なぜか、突然思い立って家の中野模様替えをやってしまった。
それも、1階と2階の間を何往復もするような、大規模なのを。

これで私の部屋は一つにまとまった。
今までは、あっちに少し、こっちに少し、と中途半端極まりない状態だったけれど、生活しやすくなった。

本番で疲れても、ちゃんと帰ってきて、ちゃんとお風呂に入って、ちゃんと眠れる。
ヨカッタヨカッタ。

……って、あんたねえっ、もう[18:08 03/04/24]だよっ。
今日これからの予定はこなせるわけ?

予定:
・とうとう屋外で効果音の録音(でもうまくいくかどうか……?)
・メンタルでお薬もらって
・文具屋さんであれこれ買って
・できたらコーヒーフィルターとか、安いマグカップとか……
それらのことを終えて、稽古場へ(〜遅くとも8:30)

む、無理ぢゃぁ〜〜〜〜!!

-----------------------

そうそう、あとこれだけ。

模様替えをやっていて、ダンボール箱をいくつもあっちこっちへ動かしている最中に、ふと中身を見たら『黒樺』が見つかった!!

これで「過去作品集(2) 中学〜高校時代の作品」が完成させられる。

すごーい♪

-----------------------

2003年04月22日(火) 一昨日の練習風景 メールから行政を変える! 外務省への手紙

★1・一昨日の練習風景
★2・メールから行政を変える!
★3・外務省へのメール*別のページへジャンプします*



★1・一昨日の練習風景

一昨日の日曜日、作業とお稽古をやった。
舞台を組み上げ、背景がいくぶんでも出来上がってくると、
いちだんと本格的な雰囲気になってくる。
以下、(私写真撮るのは下手くそだけど)作業の様子を何枚か。
*ただし、肝心な「背景」は、舞台当日のお楽しみ、ということで*
(ケータイでも見れるかも? 後で確認してみよっと♪)

衣装メイクのお二人さん

プロジェクトX(?) 何をやっているのかほとんどわからないところが本格的(?)

照明の吊りこみもほぼ完了

音響卓の前で。健康的に太りつつあります……ちょっとやばいかも(-_-;

これが「らせん」だ(?!)

この記事のトップへ
ページのトップへ



★1・メールから行政を変える!

こんな記事が紹介されているのを見つけた。

---------------------------------

[7574] 世田谷区議会議員 田中優子 さんのHPより 投稿者:名前を忘れた人 投稿日:2003/04/21(Mon) 16:07

世田谷区議会議員 田中優子 さんのHPより

http://tanakayuko.net/ty-topic.htm

●「4月9日(水)朝日新聞朝刊『家庭欄』に田中優子の議会活動が掲載されました」

 統一地方選挙(4月27日)も近づき、新聞にも関連記事が多く出るようになってきていますが、朝日新聞の朝刊(家庭欄)の「議会?03統一選」に、「声拾う新しいパイプ〜1通のメール、質問に反映〜」と題して、私の議会活動(先月の予算特別委員会での議会質問について)が、「東京世田谷区議の田中優子さん」と名前入りで載りました。

 区民の方からの1通のメールからやりとりが始まって、議会質問に結び、前向きな答弁を引き出すことができた、という内容の記事です。
1月23日でした。ある区民の方から「多くの議員の方々に知って頂きたくて」と題した区政相談のメールが私のパソコンに届きました。それは、区内で女性として暮らす男性からのものでした。幼いころから自らの性に違和感を覚え「性同一障害」と診断されたそうです。普段は女性として暮らしているけれど、住民票などをとる際に性別欄のせいで苦痛を感じることなどが書かれていて「一刻も早い解決策を講じてほしい」と結ばれていました。
  私は、「性同一障害」に対する偏見の少ないタイで暮らしていた経験があります。タイではカミングアウト(公表)している人が日本よりもずっと多く、レストランやお店などで、そういう方をよく見かけました。なので私の中ではあまり偏見がなく、メールを下さった方の心の痛みが感じられ、「これは人権問題である。何とかしなければ。何ができるだろうか?」と考え、とりあえずは私のタイでの経験と、「区議一人の力で何かできるわけではありませんが応援しています」というメールを返信しました。
 この方は、メールアドレスが公表されている世田谷区議会議員、ほぼ全員に相談のメールを出したそうですが、返事をくれたのは3人だけ。その中でも私(田中優子)の文面が一番親身に感じられた、ということで、その後も相談のメールがあり、何度かやりとりをしました。そうしている内に思い立って(ちょうど議会中だったので)、私は思いきって議会質問に取り上げることにしたのです。まずは、「性同一障害に対する偏見をなくすための意識啓発ができれば」という思いからの質問でした。
 ところが、ただの啓発に終わらずに、私の質問(まずは区でできることを、と思い、印鑑証明と申請書から性別記載をなくしてはどうか、という質問をしました)に対して、「改正に前向きに検討したい」という実のある答弁が得られたのです。
 議員1期目の私は、昨年10月末に、それまで所属していた組織「生活者ネットワーク」を離れて、現在「世田谷市民クラブ」という一人会派で活動しておりますが、一人会派となってから、このホームページを開設し、毎日15〜20通のメールが入るようになりました。「区政報告レポート」も、アドレスがわかる方にはメールで送信しています。夫も子どもも寝静まった深夜、毎晩2時間パソコンに向かい、メールチェックを行なっています。すべて目を通して、必要があるものには返信します。ネットやメールなど、様々な媒体で発信していかないと、議員の存在がなかなか身近に感じてもらえない、と思うからです。

 この朝日新聞の記事は、ホームページやメール等のあたらしいツールを通じて、議会や議員の存在をもっと身近に感じてもらえれば、と常日頃から考えていた成果だと思います。以前、組織に所属する議員であったときは、メールアドレスが事務所共通のもので、私の元に直接来るものではありませんでした。組織を離れてからのことですが、地元のある区民の方に「地元で高齢者のパソコン教室があって、初めてメールを出してみることになり、区議会のホームページを見て田中優子さんのアドレスを知ってメールを送りました。でも、その教室で返事がもらえなかったのは私一人だけで、とても恥ずかしく悲しい思いをしました」ということを伺い、とてもびっくりしたことがあります。私はそのメールを見ていないのです(事務所から転送されなかったのだと思います)。その方がどんな思いでメールを一生懸命打って下さったか、どれだけ楽しみにして出して下さったか、と思うと、私自身も大変なショックでした。
 そして今回、一人会派となって、私自身のパソコンに直接区民の方からのメールが届くようになったこと、自分の判断と自分の責任で対応ができるようになったことで成果があげられている事を実感として感じております。会派を組んで議会の中で大きな力となるメリットはもちろんありますし、それも必要なことだと思いますが、だとしたら、できるだけゆるやかなまとまりで、議員個人の個性や判断が大切にされるような会派であるべきだと感じております。区民の皆さんが望んでいるような議員の役割に応えられる議員活動を目指していきたい、というのが私の思いです。
4月9日(水)の朝日新聞・朝刊「家庭欄」です。皆様も、ぜひ、読んでみて下さい。

--------------------------------------------------------------------

朝日新聞朝刊 2003年4月9日

「つなぐ 声拾う新しいパイプ」

議会?(上) 03統一選
つなぐ 声拾う新しいパイプ
1通のメール、質問に反映

 1月下旬。東京都世田谷区議の田中優子さん(43)のパソコンにー通のメールが届いた。

 「多くの議員の方々に知って頂きたくて」と題されたメールは、区内で女性として暮らす男性からだった。幼い頃から自らの性に違和感を覚え「性同一性障害」と診断された。普段は女性として生活しているが住民票などを取る際に性別欄のせいで苦痛を感じることなどが書かれ、「一刻も早い解決策を講じてほしい」と結ばれていた。
住所と電話番号はなかった。性同一性障害への偏見が少ないタイで生活した経験がある田中さんは「区議一人の力で何かできるわけではありませんが、応援しています」と返信した。

 田中さんにメールを送ったのは井上晃子さん(仮名=27)。区議会のホームページで議員名簿を見つけ、54人の議員の大半がメールアドレスも掲載しているのを知り、ほぼ全員に送った。返事をくれたのは3人。田中さんの文面が一番親身に感じられた、という。

 何度かメールをやりとりし、病院の診察や運転免許を取る際などにも、井上さんの容姿と書類上の性別が違うため、常に苦痛を感じていることを田中さんは知った。3月の区議会で、「まず印鑑証明書から性別記載を削除してはどうか」と質問。担当課長から「改正に前向きに検討したい」という答弁を引き出した。最初のメールに返信した1人、羽田圭二議員(48)も投票所の入場整理券から性別記載の削除を求めた。
区側が「検討したい」と答弁するなど、この問題への取り組みが広がっている。

 1期目の田中さんは、ホームページも開設し、毎日15〜20通のメールが入る。すべて目を通して必要があれば返信する。自分の議会リポートもアドレスが分かる人にはメールで送る。夫も子どもも寝静まった深夜、2時間パソコンに向かう。「ネットやメールなど様々な媒体で発信していかないと、議員の存在ってなかなか身近に感じてもらえない」と話す。東京23区では4区議会が、ホームページに議員のメールアドレスを掲載している。

 井上さんはもともと区議会に関心もなく、投票したこともなかった。いてもたってもいられず送ったメールも、「すぐ削除されてしまうのでは、と期待していなかった」。だが、一通のメールをきっかけに事態が動き出した。

 井上さんと田中さんは一度も顔を合わせていない。


---------------------------------

そう。できないことではないのです。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月21日(月) 国連人権委員会『人権と性指向』決議案

★1・4/23国連人権委員会採択予定の『人権と性指向』決議案について
★2・身近なところで



★1・4/23国連人権委員会採択予定の『人権と性指向』決議案について

以下、取り急ぎ全文コピペします。
もしもご協力いただける方がいらっしゃったら、その方のできる範囲のことで結構ですから、
何かアクションをお願いいたします。

---------------------------------

[7545] 4/23国連人権委員会採択予定の『人権と性指向』決議案について 投稿者:TransNews管理人 投稿日:2003/04/20(Sun) 09:05

> 「4/23国連人権委員会採択予定の『人権と性指向』決議案について」
>
> 大変急なお願いで申し訳ありませんが、重要な話ですのでぜひお読みください。
>
> アメリカのNational Gay and Lesbian Task Forceからの情報(下記)によれば、
> きたる4月23日、スイス・ジュネーブの国連人権委員会において、
> ブラジル提案による「人権と性指向(Human Rights and Sexual Orientation)」
> という決議が、採決にかけられる予定だそうです。
>
> 下に載せているとおり、性指向に基づく人権侵害を非難する国連決議としては、
> 史上初めての画期的なものです。
> もしこの決議が可決されれば、
> 同性愛者・両性愛者を初めとする
> セクシュアル・マイノリティの人権を保障する上で、
> きわめて有力なツールになるでしょう。
>
> また、ご存知のように、日本は現在、国連人権委員会のメンバーですので、
> この決議に対する投票権をもっています。
> ですから、セクシュアルマイノリティの立場からは、
> ぜひ賛成してもらわなければならないと考えます。
>
> ただ、残念ながら、今回の決議案には、
> 性自認(gender identity)は含まれていませんが、
> 下にあるような形でアピールすることは可能です。
>
> 私は今日から当日23日までの間、すべてのセクシュアル・マイノリティおよび
> その支援者のみなさんに、
> この決議案に対して日本政府(国連代表)に賛成票を投じさせるべく、電話、郵便、
> メール等による強力なアクションを起こすことをよびかけます。
>
> # 転載歓迎。主たる内容を変更しない限度で編集OKとします。
>
> 取り急ぎお知らせとお願いまで。
>
> http://www.ngltf.org/news/printed.cfm?releaseID=533
>
> Friday, April 18, 2003
>
> Action Alert: U.N. Resolution Needs Your Support
> First-Ever Resolution Opposing Sexual Orientation-Based Human Rights Violations Set For Consideration April 23
>
> MEDIA CONTACT:
> NGLTF Communications Department
> ngltf@ngltf.org
> 202-393-5177
> Pager: 800-757-6476
>
>
> National Gay and Lesbian Task Force ACTION ALERT
>
> On Wednesday, April 23 the United Nations Commission on Human Rights will consider the first-ever resolution opposing sexual orientation-based human rights violations and linking anti-gay bias to the Universal Declaration of Human Rights. Introduced by Brazil and supported by South Africa, the European Union, and other political entities, the draft resolution on "Human Rights and Sexual Orientation" is the first such resolution in United Nations history. The resolution supports human rights education inclusive of sexual orientation issues and instructs the U.N. Human Rights Commissioner to pay "due attention" to human rights abuses based on sexual orientation bias. This vote offers a historic opportunity to advance human rights for gay, lesbian and bisexual people around the world.
>
> CALL the U.S. State Department, Bureau of Democracy, Human Rights, and Labor at 202-647-4380 and ask them to instruct the U.S. delegation to the Commission on Human Rights to vote in favor of the Brazilian resolution on sexual orientation.
>
> WHO:Tatiana Gfoeller-Volkoff, Director, Office of Multilateral Affairs, Bureau of Democracy, Human Rights, and Labor, U.S. State Dept. 202-647-4380
>
> WHEN:Before Wednesday April 23, 2003
>
> MESSAGE: "Hello, my name is ________ and I live in ________. I'm calling regarding a resolution that will be voted on at the Commission on Human Rights meeting in Geneva April 23rd. Please instruct the U.S. delegation to the Commission on Human Rights to vote in favor of the Brazilian resolution on sexual orientation, titled 'Human Rights and Sexual Orientation.' It is important that the United Nations take a firm stand in opposition to human rights violations against gay, lesbian and bisexual people. Also, please strongly encourage U.N. member states to oppose human rights violations on the basis of gender identity."
>
>
>
>
> Draft Resolution "Human Rights and Sexual Orientation" 59th session of U.N. Commission on Human Rights
> (「人権と性的指向」決議案(国連人権委員会、第59会期)
>
> Introduced by Brazil
> (提案国:ブラジル)
>
> The Commission on Human Rights,
> (国連人権委員会は、)
>
>   Reaffirming the Universal Declaration of Human Rights, the International Covenant on Economic, Social and Cultural Rights, the International Covenant on Civil and Political Rights, the International Convention on the Elimination of all Forms of Racial Discrimination, the Convention on the Elimination of all Forms of Discrimination Against Women, the Convention against Torture and other Cruel, Inhuman or Degrading Treatment or Punishment, and the Convention on the Rights of the Child,
> (世界人権宣言、経済的・社会的および文化的権利に関する国際規約、市民的および政治的権利に関する国際規約、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約、女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約、拷問およびその他の残虐な非人道的なまたは品位を傷つける取扱い又は刑罰の禁止に関する条約、子どもの権利に関する条約、を再確認し、)
>
>   Recalling that recognition of the inherent dignity and of the equal and inalienable rights of all members of the human family is the foundation of freedom, justice and peace in the world
> (人類社会のすべての構成員の固有の尊厳および平等のかつ奪い得ない権利を認めることが世界における自由、正義および平和の基礎をなすものであることを想起し、)
>
>   Reaffirming that the Universal Declaration of Human Rights affirms the fundamental principle of the inadmissibility of discrimination and proclaims that all human beings are born free and equal in dignity and rights and that everyone is entitled to the enjoyment of all rights and freedoms set forth therein without distinction of any kind,
> (世界人権宣言が差別禁止の基本原則を確認したこと、ならびに、すべての人間は生まれながらにして自由でありかつ尊厳と権利とについて平等であること、および、すべての人はいかなる事由による差別をも受けることなく、同宣言に掲げるすべての権利と自由とを享受することができることを宣明したことを再確認し、)
>
>   Affirming that human rights education is a key to changing attitudes and behavior and to promoting respect for diversity in society,
> (人権教育が社会の態度や行動を変革するため、および、社会における多様性の尊重を促進するために重要であることを確認し、)
>
>   1. Expresses deep concern at the occurrence of violations of human rights all over the world against persons on the grounds of their sexual orientation;
> (1. 全世界において性的指向を理由とした個人に対する人権侵害が発生していることに深い憂慮を表明し、)
>
>   2. Stresses that human rights and fundamental freedoms are the birthright of all human beings, that the universal nature of these rights and freedoms is beyond question and that the enjoyment of such rights and freedoms should not be hindered in any way on the grounds of sexual orientation;
> (2. 人権および基本的自由はすべての人間が生まれながらにして有する権利であること、それらの権利および自由が普遍的であることに疑いがないこと、ならびに、そのような権利および自由はいかなる手段によっても性的指向を理由に妨害されてはならないことを強調し、)
>
>   3. Calls upon all States to promote and protect the human right of all persons regardless of their sexual orientation;
> (3. すべての国家に対して個人の性的指向にかかわらずすべての人の人権の促進および保護を要請し、)
>
>   4. Notes the attention given to human rights violations on grounds of sexual orientation by the special procedures in their reports to the CHR, as well as the treaty monitoring bodies, and encourages all special procedures of the CHR, within their mandates, to give due attention to the subject;
> (4. 本委員会のみならず他の条約監視機関に対する報告書の特定の手続きにおいて性的指向を理由とする人権侵害に注意が払われていることに留意し、および、本委員会の権限の範囲内におけるあらゆる特定の手続きにおいてこの問題に対して然るべき注意が払われることを勧奨し、)
>
>   5. Requests the High Commissioner for Human Rights to pay due attention to violations of human rights on the grounds of sexual orientation;
> (5. 国連人権高等弁務官事務所が性的指向を理由とする人権侵害に然るべき注意を払うことを要求し、)
>
>   6. Decides to continue consideration of the matter at its sixtieth session under the same agenda item.
> (6. 第60会期において同じ議題のもとで、この問題についてひきつづき考慮することと決する。)
>
> -----------------------------------------------------------
>
> 参考
>
> 国連 on line
> http://www.unic.or.jp/
>
> 国連人権高等弁務官事務所 (United Nations Office of the High Commissioner for
> Human Rights)
> http://www.unhchr.ch/
>
> 国連人権委員会(United Nations Commission on Human Rights)
> http://www.unhchr.ch/html/menu2/2/chr.htm
>
> 日本国外務省・人権ホームページ
> http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken.html
>


-----------------------

この記事のトップへ
ページのトップへ



★2・身近なところで

今日の地元の新聞に、上川あやさんのことが出ていたようだ。
2日くらい遅れているようだけど、握りつぶされてしまうよりはまだまし。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月20日(日) 上川あやさん らせんの舞台設営開始!

★1・上川あやさん
★2・らせん劇場:公演の準備も終盤へ



★1・上川あやさん

世田谷区在住の方、または世田谷区にお知り合いのいる方、どうかよろしくお願いいたします。m(__)m

---------------------------------
asahi.com:政治
http://www.asahi.com/politics/update/0420/004.html
より

性同一性障害上川さん、女性として立候補 世田谷区議選
-----------------------

 東京都世田谷区議選に、心と体の性が異なる性同一性障害の当事者で元出版社勤務の上川あや氏(35)が、戸籍上の性別とは異なる「女性」として立候補を届け出て受理された。

 上川氏は午後0時半からの第一声の後、「女性として受理されたのは一歩前進だが、地域で暮らしていく上で課題は多い」と話した。

 区選管によると、総務省の指導により、同省への男女別届け出人数の報告や選挙結果をまとめる「選挙録」は戸籍上の性別通りに扱うという。

 上川氏は、98年に医療機関で性同一性障害と診断され、女性として暮らしていたが、当事者が政治の場に加わることで、この問題への理解を深めてもらおうと、立候補したという。

(04/20 16:47)

---------------------------------

どこかに「21世紀になってから大きく日本の社会が変化している」と書いた人がいたが、全く同感。
私も「あやちゃん」だし、この人のことは直接お目にかかったことも(ほんのちょっとだけど)あるので、ぜひ応援したい、と思う。
(と言いながら、お芝居のほうで手一杯で、何もできてはいないけれど;
せめてこうして新聞の記事をコピペするだけでも)

この記事のトップへ
ページのトップへ



★2・らせん劇場:公演の準備も終盤へ

今日は大道具や小道具などを作ったり、プログラム用の写真を撮ったり、
作業に明け暮れた一日でした。
舞台がそれなりにできてきて、
役者の皆さん(いちおう私も含む(^^;)が本番衣装を着けたりメイクをしたりし始めると、
「おお〜〜、これ、これじゃ。芝居の醍醐味じゃぁ〜」
と、わくわくしてきます。
(「わく」がちょっとずれたパネルが…… いやいや、そのあの(^^;(^^;)

効果音のほうも、どうやらかなり出来上がってきた。
「出来てない音」が数えられるようになったから。
今週一週間、ずうっと「効果音のあれがない、これがない。ひぃ〜〜〜!!!」と大騒ぎしていたけど、
その状態から少しずつ脱して、そろそろ「作り上げる快感」に変わってきた。

ああ、もうっ
楽しいっ。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月19日(土) 薄氷を踏むような焦燥感(?)

あああ、だめだめだめ。

自分の日記もおろそかにして、他人の掲示板でいやなことばっかり書き込みして。

そんなヒマがあったら、さっさと効果音、完成させなさいよ!>やき。

なんか、メンタル薬に手を出したくなるほどの焦燥感に駆られている。

あううう。ドキドキドキ。やらなくちゃならないことがいーーーっぱい。

DMっていうか、お芝居のチケットも発送できてないし。
あと1週間で本番だというのに!!

どぉーうどうどう。
はいはい、落ち着いて落ち着いて。
すーっ、はーっ。
ひっ、ひっ、ふうー。←そりゃ違うでしょ!?

さ、これからナマ声録音して効果音にしましょ。
PCのノイズはうるさいので、いったん電源切って。

2003年04月18日(金) 「営業」

ぐえええ〜〜〜〜〜っ!!
すっかり忘れてた!

ええと、もしかしたらここを読んでくださっている方で、私に住所とか教えてくださってる方、たぶん私からお芝居のご案内とチケットをお送りしているはずです。

もう間がないのですが、ぜひぜひ万障繰り合わせの上、おいでいただければ光栄です!!

詳細は:
会津里花の告知板
http://www.jackies.jp/info_index.html

または
らせん劇場のホームページ
http://www.plaza.across.or.jp/~rasen-tn/


ところで、この記事のタイトルは「営業」。
私は自分のこと「営業が下手、苦手」と思っています。
「ぜんぜんそんなことねーだろおまえはっ!」と思う人も多いかも。
でも、おしゃべりするのは大好きだけど、その結果として人に何かを「売る」のは、本当に苦手なんです。
(「あんた、おしゃべりだねー」とか「おしゃべりが上手だね」とかよく言われるけど、そう思われるということは、もう「売る」ということについては失敗しているようなものなのです……)

その私が、確かに間際になってからだけれど、「本気で売りたいと思う」ほど、今度の『三人姉妹』は面白そうになってきているのです。

興味のある方、ぜひぜひお越しくださいませませ

メールのお返事はすっごい苦手なんだけど、がんばってできるだけすぐにお返事しちゃう!

  m(__)mm(__)m よろしくお願いしまあす! m(__)mm(__)m

2003年04月15日(火) 取り急ぎ、危機感に駆られて ちょっと落ち着いて、思うこと

これ読んでみて!(「複写転載大歓迎」とのことなので;私もほとんど同じ考えです)↓
★ 星川 淳@屋久島発 インナーネットソース #46 [03.04.15] ★
http://www.jackies.jp/innernet_source46.eml

メールをそのままサーバに入れちゃったけれど、読めるかしら……?
→確かめてみたら、テキストファイルと同じような感じで開くみたいなので、たぶん皆さんのブラウザでも大丈夫だと思います。

一方的な暴力だろうとなんだろうと、押し切れば勝ち、勝てば勝った側が「正しい」。
負けた=「誤った」側には、なんの言い分も残されてはいない。

DVの挙句に妻を殺してしまっても、家の中のことで調査ができず、「これは事故死だ」とバタラー自身が言うのを鵜呑みにするしかない……みたいな?

いやいや、そんな推理ドラマみたいな話じゃなくても、さんざん殴られて、その上「謝れ!」とバタラーから要求されているバタード妻みたいに見える、といえば、よりリアルでしょうか?
(半ば他人事ではない)

このままでは、世界中がPTSDになってしまう。
強い危機感を覚えます。



取材を受けました

某全国紙の地方版の記者の方から、取材(実は追加で2回目)を受けた。
私に対して、とても肯定的に受け入れながら取材してくれるので、
とても話しやすかった。
(ただ、自分の性被害体験を語る時だけは、体が冷えていくのがわかった。
震えながら、ついつい暖房をかけてしまうほどだった)

私の歌を聞いてもらった。
なんだか、とても感動してくれて、
私の歌には今でもまだ、人の気持ちに触れるものがあるんだ、と思えた。

私にとって、とても励みになった。
ライブがいっそう楽しみになってきた。

加害性と和解すること

私は自分がかつて「性的侵入」や「DV」の加害者であったことを
とても悔やんでいる。
そこを突っ込まれると、「わかっている」とか言いながら逆ギレするという、
辻褄の合わないことをしてしまうほど、悔やんでいるのだ。

いつか必ず、和解したい。
そのためには、私はより魅力的な表現者になる必要がある、と
なぜか感じる。

スケジュール

ある人とメールをやりとりしているうちに、
どういうわけか今年後半のスケジュールが見えてきてしまった。
ありがとう>HHさん

んで、こんな時間!?

もう[5:38 03/04/16]。(TдT)

2003年04月14日(月) 『足踏』レコーディング 『三人姉妹』の効果音 選挙

★1・レコーディング、演劇の練習
★2・選挙に行ってきました
★3・幼稚な「共感」



★1・レコーディング、演劇の練習

足踏のレコーディングに参加!
(足踏Website
http://bumi.imgm.net/
)
『足踏』のレコーディングにベースで参加しました!
すっっっっごーーーーーーーく久しぶりの「本格的レコーディング」だったので
緊張したけれど、どうにかこうにかできました。
足踏のリーダーことゼリぃさん、そして素敵なアルトヴォーカルのえっちゃんが
私のベースを好意的に迎えてくれて、とても嬉しいです。

あと、言い忘れていたけれど、一昨日、土曜日の地元のラジオ「FM-Hi*」で
私のベースが入った『十六夜(いざよい)』という曲を、
足踏がやっている番組『闇鍋ラジオ』でかけてくれました。
私の音がオンエアされるなんて、いったい何年ぶりだろう……
しかも、生まれてから2度目くらいだし……

すっごく嬉しい!!
あ、『足踏』のことになると、私「嬉しい」ばっかり。

でも、ほんとうに嬉しいんだもん。
体中が嬉しがってるのが、ベースを弾いててわかるんだもん。

『三人姉妹』の効果音
……っていうか、凝ればいくらでも凝れそう(^^;

なぜか100年前のロシアって、未だに再評価されてないみたいだし。
(冷戦終結、ソ連崩壊の後が「帝政ロシアに逆戻り」じゃたまらないもんね。
その意味でも、現「ロシア連邦」でも10年くらいは
「まだそれは置いといて」だったのでは?)

いろいろ、「ロシアならではの音」にチャレンジしつつ、
でも実は「ロシア」ってアメリカ同様、ものすごく多様性に富んだ国だったのね、と
感心したり、困惑したり。

どうか、お楽しみに>本番
詳細は:
会津里花の告知板
http://www.jackies.jp/info_index.html

または
らせん劇場のホームページ
http://www.plaza.across.or.jp/~rasen-tn/

この記事のトップへ
ページのトップへ

★2・選挙に行ってきました

とあるところに書き込んだ内容。
---------------------------------
お久しぶりです。選挙関係の皆様、お疲れ様でした。
また、バックアップした方が当選された方、おめでとうございます。

うちの地元では、合わせ綴じの選挙カードが届きました。
確かに、以前のようにただのハガキじゃなかったので、郵便局の人たちにプライヴァシーが丸出し、ということだけはありませんでした。

ただ、それを開いてみて、2度びっくり!

ひとつは、ここでもさんざん言われていた「性別欄」。
でかでかと「性別 男」と書いてある。
もしかして、これでひと悶着起きれば、かえって私たちの問題が浮き彫りにされていいのかも、と捨て身の覚悟(?)。

でも「びっくり」というよりも「意味不明」だったのは、投票カードがなぜか「6枚綴り」になっていて、1枚に私のことが書いてあるだけで、残りはぜんぶ「******」で埋めてあるんですよね…… いったいこれはどういう意味?

さて、私は「日曜日がいちばん忙しい人」なので、ぎりぎり8時まぎわになって投票所である、私の出身小学校へ出かけました。
「性別 男」と書いてあるからといって、男っぽい格好してもかえって気持ち悪くなるだろうから、派手にならない程度に「普通の格好」で行きました。
(私はパンツ派です)

本人確認の担当の人の手元には、大きなボタンで「男」「女」。
あううう、こういう時に「性別欄が役に立つ」と思い込んでいる人たちが、こういう形式を決めたんだろうなあ、と思いつつ、名簿のチェックを受けてからその「本人確認担当者」のところへ行くと……

その人が心の中でどういうことを考えているのかまではわかりませんでした。
けれど、とにかく何か戸惑ったような「間」があいて、それから黙ったまま、まるで「ええい、ままよ!」という感じで、その人は「男」のボタンを押したのでした。

選挙権が、はじめは男性のみにしか与えられなかった、それが女性にも与えられた、というようなことが、こうした「男か女か」ということへの拘りと関係あるのでしょうか。
いずれにせよ、その部分が私にはとても奇妙に思えました。

私のような者でも、やっぱり性別は適切に訂正できるようにしないと、生活上の不便は何かしらあるのだろうな、と痛切に感じた瞬間でした。
(私は「解釈派」じゃなくて「立法派」ですが)

ちなみに、私が投票した:
・市長……落選(地元を離れたことのない人曰「みんな変化を恐れているんだ」で、現職市長が再選)
・県議会議員……当選(地域文化の発展に大きく貢献しているため。私にとっても他人事ではないし、たぶんセクシュアル・マイノリティに対しても積極的に関わってくれそう)
でした。
生まれて初めて、今まで無条件で支持していた政党の候補者に投票することを止めて、直接自分の利害に関わりそうな人へ投票したのでした。
この一歩は小さな一歩ですが、私にとっては大きな一歩なのです(笑)

---------------------------------

この記事のトップへ
ページのトップへ

★3・幼稚な「共感」

ある掲示板で、
「おまえ(=里花)はそういうことするからみんなから嫌われるんだよ」
と、ヘンなレスをもらった。
みんな」というのが笑っちゃった。
確証なんてないだろうに。
自分1人じゃ心細くて、なんとかして味方がほしいから
みんな
という言い方になってしまうのだろう。

「Iメッセージ」ということを知っていて、本当によかった。
みんな」を振りかざすのがどれほど幼稚で依存的か、よくわかるレスをもらえて、
ある意味とても勉強になった。

もうひとつ。
私に、非難みたいなことを書くにせよ「レスする」ということは、
それをする人が何かしらその人自身の心に引っかかるから、ということがあると思う。
私には、それはとても幼稚な「共感」だと思える。
自分と何の関係もなければ、無視してほっときゃいいのに。

ただ。
私自身がやったことは、確かに誰かから文句を言われても仕方ないようなことだったのでした。
なんでそんなことやっちゃったんだろう?
うーん。
……あっ、そうか。
メンタル薬、今日からまた始めてしまったのだった。
そのせいかしら?
(だとしたら、その薬服用するの止めなよ>自分
いやいや、始めたばっかりだからまだうまく体になじんでないだけだよ、きっと(^^;
……って、だいじょうぶかなあ?)

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月13日(日) サバイバー/バタラー

私はかつて「バタラー」だったことがある。

たぶん、私のHPにずっと付き合ってくれている人たちの中には
「過去のことにしてしまっていいのか」と思う人もいるだろう。

けれど、私は現在、そして未来にわたって暴力を発動してしまわないためにも
自分についての「バタラー」を「過去のこと」としなくてはいけないのだろうと思う。

「攻撃性」「暴力性」は、男女を問わずあるし、ある面では必要なものでさえある。

けれども、昨今話題になっている「DV(ドメスティックバイオレンス)」の問題なども含め、
また、もっと大きく「戦争」も含め、
「攻撃性」「暴力性」が問題になるのは、まずは「物理的暴力」だと思う。

そして、次に「精神的暴力」……これには説明が必要だけれど、
今はちゃんと説明する余裕がない。
すごく大雑把に言ってしまえば、「精神的暴力」は、
それが向けられる対象となる人の「人格」を滅失させるような
言葉、音声、挙動、態度などを与えることだと思う。

「精神的暴力」については、はっきり言って「男女」の差はないと思う。
これは「物理的暴力」が専ら生物学的男性から同じく女性に向けられることが圧倒的に多い、ということと
大きく異なる点だと思う。

「物理的暴力」は、男女の生物学的な差異によって、断然男が行使することが多い。

男が人を殴れば、殴るだけで殺してしまうこともあるが、
女が人を殴っても、女の手の骨が折れることはあっても相手は死なない。

相手を殺すことができるほど効率的に殴れる女は、
よほど専門的な鍛錬を受けた人に限る。

男はそれほどの鍛錬を受けていなくても、殺すまで殴りつづけることができる。
骨折せずに。

(ただ、不思議なことに、女でも赤ん坊は殺せる)

人を死に至らしめるほどの言葉なら、男だろうと女だろうと作り出して相手に投げつけることはできる。

私は、よく死なずに今でも生きている、と自分に感心してしまうことがあるほど
言葉の暴力に晒され続けて生きてきた。
アレルギーと同じで、私は言葉の暴力に近いことを言われただけで
過剰反応するようになってしまった。
皮肉なことに、言葉の暴力に対しては、より効果的な言葉の暴力を返すことを覚えてしまったのだ。

これもまた皮肉なことだけれど、精神的暴力については男より女のほうが長けているかもしれない。
それで初めて、生物学的な「平等」が保てるからなのかもしれない。

私は、自分が死なないために、私を殺傷するような言葉に対抗して反撃の言葉を返していた。

でも、今ではそれすら、なんとむなしい争いだったんだろう、と思う。
お互いに傷ついてしまったし、
相互の人間関係は、修復することがほぼ絶対に不可能、と言っていいほど
ずたずたに切り刻まれ、ぼろ屑のようになってしまった。

切り刻みあう人間関係を止めるには。
……簡単なこと。
離れればいい。

◆◆◆◆

最後に。
「物理的暴力」と「精神的暴力」について、私なりの定義があるけれど、
一般的に言われているものとは少し違うかもしれない。

たぶん、大きな声を出して「怒鳴る」とか、
相手の物理的自由(行動の自由)を直接奪うようなことを言うとか、
(例:「この部屋から一歩も出るんじゃねえ」とか)
そういう行為は「精神的暴力」と捉えられやすいのでは。

でも、私に言わせれば、「怒鳴る」のは「物理的暴力」だ。
サルが「威嚇」としてやることは、人間がやる場合、ぜんぶ「物理的暴力」に含めていいと思う。
サルに精神作用がない、とは言わない。
ただ、精神的なことがらを「暴力」に援用してしまうのは、
悲しいことに人間だけだと思う。
サルはそんな野蛮なこと、しない。

◆◆◆◆

脱線するけれど、自分も含めて、いろんな人を見ていて思う。
人間ってサルと比べても、なんて野蛮で凶暴な動物なんだろう、と。
それに、卑猥で無軌道だし。

まあ、仕方ないよね。
そうなってしまうような能力まで神さまは人間に与えて、
(代わりに放っておいてもお行儀よくできる「本能」を取り去って)
それを使いこなすことができるようになるまで
じっと見守ってくださる、
そういうかたちで「試練」をくださったのだろう。

我ながら「ご苦労なこと」と思うけれど、
そういう試練にチャレンジしながら生きていくこと、
それ自体は、それなりに楽しい。

サルたちのこと、羨ましいとは思うけれど、
私は私なりに「人間として」、
彼らに対して恥ずかしくないような生き方ができるようになれば、と思う。

皆さんも、偉大なる先輩たちに見習えることは多いと思いますよ。
ぜひ「サル学」の研究をお勧めします(^^;

2003年04月12日(土) 書く暇ない

@ケータイ
さっきから頭がぼぉっとして、書きたいことが少なくとも3つは浮かんでいるんだけど、落ち着いて書かないとヘンなこと書いちゃいそうだし、そこまで余裕がない。

一つだけ言えること。
それは、私が「サバイバー」だということ。
私は依存的で、共依存者を育てるのがひどく得意だけれど、そうなりそうな時は泣きそうな気持ちでも勇気を持って手を離すことも覚えた。
お金の使い方がつい荒くなるとか、時間が守れないとか、今でも「人格障害」なところがあるけれど、だからと言って自分が自分の人格、否定してどーする?最後5砦なのに。
否定しなくていいように、できる範囲で努力すればいい。

私はサバイバー。
トランス・サバイバー。

2003年04月08日(火) 今日はお休みでした(でも夜は音楽)

昨夜、「薄めのモスコミュール」を1杯飲んだら、それでもうたくさんだった。
今日は夕方近くまで眠ってしまった。

音楽にハマってると、ここに書くことが疎らになってしまう。
昔からそうだった。
……あれ? 中学の頃は?
ああそうか、まだあの頃は「ハマる」にまで至らなかったんだ。

私の定休日=火曜日

っていうことになってるみたい。

でも、夜になってから、ライブで使うビートルズの曲を練習してみたり、
『三人姉妹』で使う音楽をいくつかオンラインで入手したり
(でも著作権とかは大丈夫なやつ↑;私が曲を覚えてアコーディオンで弾けるように、と)
ごそごそとやり始めてしまった。

うう〜〜〜〜……
一人の弾き語りは、やっぱキツいよぉ(;_;)
特にSRS(っていうより「除睾」)してから、まさかと思っていたけど
本当にリズム感が悪くなってしまった。
グルーブなんてありゃしない。
もっと右手がちゃんと動くようにならないと。

ま、せいぜいがんばって練習しましょう。
私の人生は、音楽と演劇と小説や詩や評論で埋め尽くされていれば、それでいい。
(それでお金が稼げればもっといい……そう甘くはない……って思うのを止めよう)

話は変わるけど、っていうかすぐ↑の行に書いてあることについて。
私は思春期ぐらいから「音楽家になりたい」と言い始めたけれど、
それは父からある呪文をかけられて封印された。
「そんなの1000人に1人しかなれはしない(だからおまえには無理だ)」

それから30年たって気がついた。
私は予備校の教師になったけど、「大学受験英語」を教える予備校教師って
静岡にいったい何人いるんだろう?
どう見渡しても、いいとこ数百人程度にしかならないのでは?
静岡県の生産年齢人口が2,532,256 人(2001年)というので、
その比率は1000人どころか「5000人に1人」?

正確な数字じゃないけれど、
いつのまにか私は「1000人に1人」をクリアしてしまていたのだった。
あっというまに封印が解けた。

よくよく考えてみれば、どんな職業であれ、多かれ少なかれ「1000人に1人」程度しかいないのでは?
とにかく、冷静に考えることさえできれば、気にする必要のない「縛り」だったのだ。

収入が不安定とか「社会的地位が低い(←少なくとも明治生まれの人にとっては)」とか
マイナスの要素もあるけれど、
苦手だと思う「仕事」を無理にいつまでも続けようとして自分を無駄に消耗させるくらいなら、
(たとえば「会社に就職してOLになる」とか……ていうか、この年で「OL」はないよね!?)
それよりも気にならないリスクしかないことをやって生きるほうが、
人生を有効に生きていることになるのではないか。

「それができれば苦労はしないよ」
とかいうことをたまに言われるけれど、
それは芸術以外のことが上手に、いや少なくとも「普通に」やりこなせる人の言葉なんじゃないのか。
私には無理だ。

男になろうとして生きていた頃、ものすごい違和感を覚えながらも「会社員」という立場に身を置きながら、
自分がどうしようもないほど無駄な生き方をしている、とよく感じていた。

今はそれはない。

「生きてくためには働いてお金を稼いで……」
それがなんで「=就職」なわけ?
これは、そのようにしか思えなかった過去の自分に対しての非難だ。

確かに、1人ぼっちでやっていけるほど、私は強くない。
でも、仕方ない。
そうやって生きるしか、もう道は残っていないのだから。
そうして、「仕方ない」なんて言ってるけれど、
私はその生き方が「正しい」と思う。
少なくとも、私にとって。

-----------------------

あと、どうでもいいことだけど、
うちの掲示板にくだらないエロ画像か何か(としか思えない)のサイトのCM、
書き込むバカがいる。
いいかげんにしろ。

2003年04月06日(日) 『足踏』路上ライブ 『三人姉妹』からの気付き

今日の『足踏』路上ライブ、最高!!
ベース、弾かせてもらった。
でも音はほとんど聞こえないんだけど(^^;
理由:「エレクトリック・アコースティック型」のベースなんだけど、
ヤマハがほんの少しだけ作ったけど止めちゃった<「失敗作」!?
ナマ(アンプ抜き)では、まともな音が出ない!!
(あとプリアンプも周波数特性がぜんぜんベース向きではなかった)
……でも、私にとってはお気に入りの楽器。
フレットレスのしなやかさと、持ち運びができる機動力のよさ。
(コントラバス運ぶには「バス」が必要かも!?)
10年かけて弾きこなした。
楽器の値段くらいは稼いでくれた。

足踏のHP:足踏 Web site
http://bumi.imgm.net/


『三人姉妹』演出ノート、という本を読んでいる。
ちょっとびっくり、な言葉:

「人は誰も徹頭徹尾人生における自分の場所を認識せねばならぬということ。」
(『「三人姉妹」演出ノート』 Г.トフストゴーノフ・著/矢沢英一・訳、白馬書房1980年 より)

ある意味、私のテーマとも似通っているし、
もしかしたらほぼ100年前と似たような時代状況に、
私だけでなく多くの人々が陥っているのかもしれない。

2003年04月05日(土) 「gid.jp」のフォーラムin大阪(私は参加できないけど)

★1・gid.jp フォーラム in 大阪



★1・gid.jp フォーラム in 大阪

告知を転載します。

---------------------------------

≪ gid.jp公開フォーラム 2003 2nd ≫

●「内紛の現象学 -当事者間の内面構造-」
TSとTV、あるいはTSどうしはどうして仲良くなれないの?
GID研究会で吉岡純子さんが発表された同テーマを、神名龍子が独自の視点を加えて更に探求します。
メインスピーカ gid.jp 代表補佐 神名龍子

●「gid.jp の設立趣旨と活動報告」 山本 蘭
gid.jpが設立に至った経緯・趣旨をお話しし、あわせて設立から3ヶ月経った現在までの活動報告をいたします。
他団体との関係などの内輪話も披露?

●「公開討論 gid.jpに望むこと」
山本 蘭、神名龍子、新井友香、烏丸涼子
会場での参加者からの疑問・質問に答えながらディスカッションし、今後の運動のあり方などを探ります。

●その他、
新井友香さんより、関西の当事者の現状などについての体験的なお話。
そして、本人の気分次第ですが、新曲のアトラクションがあるかもしれません^^。

------------------------------------------------

日 時 4月13日(日) 13時40分〜16時40分(開場13時20分)
場 所 クレオ大阪北  2F 会議室1
 06−6320−6300 
 大阪駅前より
 市バス井高野車庫前行き乗車
 「東淡路1丁目」下車進行方向すぐの
 「ナフコ」の看板の交差点を左折
 そのまままっすぐ左手です。(約3分)

 阪急淡路駅からも行けるらしいですが道が
 余りにややこしく多分迷うと思うので
 あくまで阪急は補完要素として
 市バス利用がお勧めです。(約20分)
会 費 無料。 カンパ歓迎です。
予 約 予約ナシです。
定 員 30数名
連絡先 forum@gid.jp


---------------------------------

補足:
クレオ大阪北:
http://www.creo-osaka.or.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC13007&GC=20&BTN=AC12007
地元の人が「わかりにくそう」と言ってました。
ここ見て参加される方、ご注意を。

---------------------------------

う〜〜〜〜〜ん、すごく面白そうなので行ければ行きたいけれど、
たぶん無理だなあ……

お金がないし、お芝居の準備もあるし。
(今日も本当は1時からの予定だぞ!? 今もう[13:57 03/04/05]。
ありっ!?今日って、もう4月5日なの? うわああ、ボケてるよぉ〜〜っ!!(T_T))

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月04日(金) 4/3〜4/4

ずううううぅぅぅぅぅっと、お芝居とライブの練習してました。

あっ、しまった、音効にも取り掛からないと。

相変わらず「あれもこれも」の世界です。

そうそう『GID Survivors' Room』、いったん閉鎖です。
思いつきで始めたものの、バックボーンがしっかりしてないし。

アコーディオン弾いたら、左肩が痛くなっちゃった。

ウコン茶が冷えてる。

**記入したのは[8:14 03/04/05]。**

2003年04月02日(水) 断片集(だけどけっこうマジになっちったい)

★1・断片集



★1・断片集
             

頭痛い……
頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭遺体頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い

午後、出かけたけれど、病院ではお金のかかるものを買わされるし、
その後行こうと思っていたところには行けなかったし、
取材をこちらから申し入れた相手先がちょっと多すぎるのではないか、と怖くなったり、
……

頭痛い。
(本当にひどい頭痛がするのも事実)

アイドリング
ここ10年くらい、私にとってはすごく不思議な現象がある。っていうか、増えているような気がする。
それは、長時間停車中のアイドリング。
10t車だったら、(許せはしないが)まだわかる。
起動してから本調子が出るのに確かに時間がかかるし、
エンジンを停止してしまったら文字通り「鉄の塊」または「死体」に近いようなものなので、
その中でたとえば「眠る」とか、する気にはなれないのだろう。

でも、なんで、カッコイイにいちゃんが運転するカッコイイ乗用車〜たとえば色は赤、とか〜が
コンビニの前でずうーーーーーっとアイドリングしたまま止まってるわけ?

悪いけど、私に言わせれば
だっさぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!
化石燃料の備蓄残量のこと、大気汚染のこと、ちょっとでも考えれば、
「自分ひとりくらいいいだろう」と思っている、
たとえば日本だけで100万人くらいのおばかさんたちのせいで
どれほど人類の滅亡が早まるか、わかりそうなものなのに。

こういうにいちゃんたちは、きっと何か肝心なところでよほど「頭が悪い」のか、
それとも「感覚が麻痺している」のか。

そうして、その横にはべる、きれいなおねえちゃんも、
そんな男と一緒になったら一つの家庭で暮らすのにどれほど不適合か
後でさんざん思い知らされるのが目に見えているだろうに。
まだ、見かけに惑わされる年頃なんだろうな。ふっ。

……って、どこまで飛躍する?>自分

でも、私には信じられないのだ、コンビニの前に止まっている車が
いつまでもいつまでもアイドリングを続けている、
そういうことを当然とする、
そういう生き方が。

(やれカーナビがどうのこうのとかバッテリーがとかエアコンが、とかいうのは
私にはぜんぶ瑣末な言い訳にしか聞こえない。
そんなものに振り回されたくない、少なくとも私は。
止めた車の中に長時間いるのが寒くてたまらないようなシチュエーションは避ければいいだけのことだし、
避けられないのなら毛布でも積んでおけっちゅーの←そのほうがデートでは盛り上がるでしょう♪
それだけのことでしょ?)

「稼ぐ」どころか
お金は出て行く一方。
3月は「新入学」みたいなものだからいいとして、
なんで4月になってもまだそんなにお金がかかるわけ?

今日は「膣拡張器」を買った。
6000円+税。
手痛い出費だが、仕方ない。

私のようなタイプの「人工女性器」は、どうやら「セックス専用」らしい。
決して淫らな意味ではなく、すればするほど状態は良くなるし、
しなければしないだけ具合が悪くなっていく。
外国のと違って感度は抜群だし。

私自身は、決して「飢えた女狐」状態じゃないんだけどなー……
っていうか、セックスなんてどうでもいい。

体中を灼くような、美しくて官能的な<音>さえあれば。

だから、件(くだん)の「膣拡張器」は、はっきり言って「マイナスを防ぐ」ためにだけ買ったのだ。
だって、だって……

今年の1月に「拘縮」してしまって以来、2〜3時間抜いているだけで、
その後プロテーゼを挿入する時に唸り声を上げてしまうほど、痛いんだもん(;_;)

☆☆SRSを受けたいと思っている皆さん。
安易な覚悟で受けようとするのはやめたほうがいいかも。
男性特有の「めんどくさいこと」からは逃れられても、
それに匹敵するくらいの「面倒」が待っています。
「男から逃げたい」だけでSRSを希望する人は、たぶんSRS後に絶望するでしょう。☆☆

まあ、純女(じゅんめ=遺伝的女性)でも、思春期が始まってから閉経するまでの間は、
やっぱり別の「面倒」があるから、けっきょくどの「性」でも同じことといえば同じことなんだけど。

ああ、めんどくさいね、「生殖機能」って。
って、私のは「生殖」じゃないけどさ。
せめてそれに近い「面倒」を「追体験」してるとでも思わないと、やってらんないよ、もう。

この記事のトップへ

日本の人口7000万人……
ついでにヤケクソ。
早く来ればいいのに、「日本の総人口7000万人時代」。
この美しい島に住むには、この程度の人口がふさわしい。
(だめだめっ、そんなことしたら労働力人口が、経済が、戦争がぁっ!…… 言ってろ、オヤジども。)
試算したわけじゃないけど、たぶん欧米の人口密度に日本の国土面積をかけたら(=人口の数値が出る)
そんなもんになるんじゃない?
その部分が、欧米と日本の「余裕」の、決定的な差異だと思う。

日本にもっともっとゲイやビアンやトランスが増えて、
少子化にもっともっと拍車がかかればいいのに。
そうすれば、人口は平和に減っていく。
戦争(=凄惨な「間引き」現象)なんか、必要ない。

ブッシュ戦争
日本のマスコミは、バカだ。
あんなに本当のことを書き立てたら、日本がアメリカの「人質」になっているということが
よけいに浮き彫りになってしまうじゃないか。

私の大嫌いな「2ち○ねる」にある言葉で「投影」を表す

オマエモナー

という言葉が、全くふさわしい状況になったものだ。

>悪の枢軸
オマエモナー
>ならずもの国家
オマエモナー
>大量破壊兵器
オマエモナー

(残念ながら、私は2ちゃんへのリンクを一切はずしてしまったので、
AAの「モナー」に登場してもらうことができないけれどね)

日米「DV夫婦」関係
……ああ、そうそう。

アメリカと日本の関係は、DV夫婦に似ている。
もちろん、アメリカが「バタラー」で、日本は怯えながら暴力夫に従う妻。
本当に殴られたのはもう60年近く前のことだが、
当時はそれを正当化されてしまったので、今でも日本は自分の気持ちや都合は言えない。

そりゃ、わかるでしょう。
小泉氏が、内閣支持率を大幅に犠牲にしてでもアメリカを支持する姿を見ていれば。

「うちの夫が悪いんじゃないんですっ。
あたしがもっとしっかりしていれば、あんなふうに暴れたりしないですむのに……(泣き崩れる)」
まるでこれと同じじゃん。

ジョークじゃない。
これが現実だと思う。

これを変えていくには、
1. 日本国内の米軍基地全廃(=日本の国土と国民が「人質」の状態から解放されるため)
2. ↑だけ言ってても「絵に描いた餅」なので、
  外交努力で日本が世界中のどこからも攻撃を受けないように策を巡らせ、
  日本を標的にしようとするいかなる勢力も世界中から「卑怯者」呼ばわりされ、
  そのような国家・組織等がしかるべき機構(=国連?これは私の父の思想)によって
  適切に排除されるよう、あらゆる外交局面でその実現のための「駆け引き」に奔走する
3. アメリカとは「正式に離婚する」=軍事同盟を止める

そもそも「日本をアメリカの西の果ての防壁」にしよう、なんて好戦的な考え方が
アジアやロシアなどの近隣諸国をぴりぴりさせるのであって、
そういう「異常な関係」がなければ、たとえばロシアと仲良くシベリア開発とかやれるだろう。
発想が逆なのよ、現状追認では。
「冷戦」は終わったのよ、もう10年も前に。
みんな、しっかりしてよ!

はっきり言って、私がここまで書いてきたことは、
多くの人たちから「現実を知らない、ばかげた考え」と一笑に付されるような考えだろう。

でも、現実のほうが歪んでいるとしたら、たとえ現実から大幅に外れてしまうようでも
どの方向に進めば歪みが取れるのかということをちゃんと言葉にしなければ、
できることもできなくなってしまうだろう。

それに、ね。

やってみると、あんがい簡単にできちゃうものよ。
たとえば「私が耐えなければこの人は犯罪に走ってしまう」と思って
ただひたすら我慢し続けたバタード(殴られる)の妻が
ある日とうとう決心して、バッグ一つ(現実には二つでもいい)だけ持って
家を出る。
すると。
「あれ? ……なんだ、こんなに簡単なことだったの?
 私、今まで、いったい……
 悪い夢を見ていたのかしら……?」
夫の犯罪を防ぐのに妻が殴られ続ける必要はない。
だって、もともとそれは別々のことだから。
問題は、殴られている本人がそのことに気付くかどうかだ。

私は、できると思う。
遅くとも、今世紀中には。

(こういうこと書くと、CIAから付け狙われたりするんだろうか?
何しろ、インターネットはもともと「ペンタゴン御用達」だからねー……
まあ、でも、バタラー「当事者」であるアメリカにも、
上に書いたような「歪み」のことがわかっている人は、
実はけっこうたくさんいるのではないか、と思う)

……あーぁ、すっきりした、っと。

この記事のトップへ

ところで「DV」
最近、思う。

私は実は、「バタラー」ではなかったんじゃないか、と。
いやいや、実際、暴力的なことをしたのは事実だ。
(嫌だから例を挙げることはしない)
でも、ほとんどそれと同等の「仕返し」を、
私は彼女からきっちり受け取っている。
(詳しく書いたら彼女の人格を傷つけることになりかねないので書かないけど)

ある人が私に教えてくれた言葉:
>DV加害者が変わるには、「加害者性に潜む被害者性」を自覚することが必要だ。

DV加害者には二つのタイプがあるそうだ。

・一つは「確信犯タイプ」。
自分のやっていることが「暴力」だという自覚は全くなく、
誰かから批判されても怒鳴り返すことしかできない。
「女は言ってもわかんなければ身体で覚えさせるしかねえんだよっ!!」
ぐええ、吐き気が。
(キェルケゴールに言わせれば「絶望の第1段階=絶望的な無知」)
なんでもいいから、こういうバカはとりあえず警察行き。
反省できるようになるまで、社会からは隔離してしまいましょう。
……でも、警察の中で、今度は自分が暴力の被害者になっちゃったりして。
そしたら、被害者性に目覚めるか、更にたちの悪い暴力性を磨きあげるか。
おお、こわ。

・もう一つは「嗜癖タイプ」。
ある意味ではこちらのほうが救いに近いが、
角度を変えるとこっちのほうがよっぽど惨めだし、たちが悪い。
「ああああぁっ、またおまえのことを殴ってしまった、オレが悪かった、
決してこれからはこんなひどいこと、しないから、どうか許してくれ!!!!」
時には土下座までして謝る。
(本人はそのとき、それがどれほど自分にとって屈辱的なのか、感じているけれど無自覚だ)
しばらくの間はまるで「ハネムーン」のように仲が良い。
ところが、そうやって「仲良し仮面」をかぶっているうちに、
仮面の裏側の顔が醜く歪んでくる。
もともと妻に対して言いたいことを上手に伝えられないので、
「なんでわかってくれないんだ!?」
というストレスが溜まっているのだ。
そうして、そのストレスが「閾値(=我慢できる限界)」を超えると、
突如、風船が割れるように暴力が爆発する。
「暴発」と言ってもいいだろう。
で、そのあと↑(13行上)に戻る。
……これを繰り返す。

自分から妻のもとを去ることのできる男は偉いと思うよ。
あっ、それ、私かも?
自画自賛。ばかばかしい。

私の場合は、たぶん両者の混合タイプだろう。
「暴力」の自覚なんて、なかった。
だから、謝ったりもしなかった。
(きっと、本当にぶん殴ったりしたら、
さすがに混乱しきった自分でもそれが「暴力」だと気付いただろうけれど、
そこまではしなかった。ただ、怒鳴ったり物に当たったりしていた「だけ」だった……
ああ、醜い。「全てのバタラーは言い訳する」の典型ぢゃ。
いやらしいったらありゃしない)

けれど、心のどこかで無意識に、
「このままでは自分も相手も、ずたずたに切り刻みあうしかない」
と自覚していたらしい。

だから、私は、半ば、じゃなくて全く強引に離婚届を出してしまったのだった。
彼女を私から逃がすために。
私が彼女から逃れるために。
彼女を決定的に傷つけるために。
そして、私を罰するために。

このことは、当事者どうしにしかわからないことだ。
あとは、もしかしたら離婚する前後に双方の話を聞いてくれた、
とある教会の牧師さんも、少しは知っていることがあるかも。
この牧師さんには感謝している。
(実は明日も会って話を聞いてもらうつもりなの)

---------------------------------

なんだか、夢中になって書いていたら、とんでもないことまで。
書いてて嫌になってきたので、このくらいにします。

今、[19:40 03/04/02]。
さ、これからお芝居のお稽古。
楽しんでこよっと。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年04月01日(火) オンラインはケータイばっか(-_-;

↑なのでパケット料金やたらと取られそう。

★1・ややオンラインご無沙汰ぎみ



★1・ややオンラインご無沙汰ぎみ

とある掲示板に書いたこと。

---------------------------------

オフラインしてました 投稿者:じゃっきー@女優・ミュージシャン  投稿日: 4月 1日(火)22時09分58秒

こんばんは、このところすっかりごぶさたでした。
(一部略……他の人へのレスなので)
やっぱり商売として戦争してたんですね。
湾岸戦争の時に、いかにもテレビゲーム臭い演出がなんだかわざとらしいと感じたけれど、
けっきょくそういうことなんですね。
しかも、旧政権にいた人たちが、元大統領の息子の大統領を動かしている。
なんか、「連鎖」そのものって感じ。

「ゲリラ=一般市民」でしょう。米軍にとって。
「女子供」でも、米兵に向かって小石を投げてでも「ゲリラ」を仕掛けるでしょう。
イラクの一般市民たちはみな、
土足でやってきて破壊の限りを尽くす「侵略者たち」を許しはしないでしょう。

私が同じ立場だったら、そうするでしょう。

世界中の誰が見ても「正義」とは最も遠いところにいるように見えるアメリカは、
この戦争が終わったらどうなってしまうのでしょう。

最近、できるだけニュースを見ないようにしています。
そうしないと、どんどんパニック障害がひどくなってしまうから。
泣き喚いたり、怒り叫んだりせずにいられなくなってしまうから。
私は、ニュースに教育されて、戦争で殺される人たち、侵略される人たちの気持ちが
わかるようになってしまったのです。

私は、時にこうして暴走してしまうにせよ、感情がちゃんと持てるようになってよかった、と思っています。

……残念なことに、「おまえは(自分は)男だ。男でなければならない」と思っていた頃は、
(それ自体が嘘だったから、ということもあったけど)そんな感情を持つことはできませんでした。
たとえ感情があっても、百の理屈で埋め尽くさなければ表明してはいけないと思っていました。

私自身は男性であることを完全に止めることができて、本当に良かったと思います。

でも、男性が「男であること」を止めなくても、適度な感情を持ち、
それを表現することが自由にできるようになることこそ、
これからの世界に求められているのではないか、と思います。

半年くらいずうっと『サルの百科』を見ていて、つくづくそう思います。
サルたちは、決してその種の本能として「子殺し」(=人間で言えば「戦争」)を行いません。
生息密度が高すぎる種でそのようなことが起きるのです。
(最近はサル以外の動物でも「子殺し」が起きると聞いて、心が痛いです……
私にとってある面「他人事ではない」ところがあるから)

人類は、徐々に「種」としての「たそがれ」を迎えつつあるはずです。
今世紀中に人口はピークを迎え、それ以後は減少に転じるのです。

できる限り、この先の人類が、つまり私たちの子孫が、
穏やかな「たそがれ」をすごしてもらいたいのです。

……なんか、終わりのほうは「20世紀少年少女SFクラブ」を見ているうちに、
だいぶ飛躍してしまいましたが。

『三人姉妹』と初ライブに夢中で、すっかりここに来れませんでした。
もしもご縁のある方、いらっしゃいましたらどちらかにおいでくださいませm(__)m
ライブのお知らせ(ちょっと重いかも)↓
http://www.jackies.jp/music/030507_flyer.html
らせん劇場↓
http://www.plaza.across.or.jp/~rasen-tn/

私は本気です。
表現者として生き、それで稼ぎます。
私は一人の子どもの、父親なのです。
私にふさわしいやり方で稼いだお金を、彼の養育に少しでも充ててやりたいのです。
(っていうか、そういう父親を持ったら迷惑?>皆さま)


---------------------------------

迷惑だろうと、私と息子の関係は「父と子」でしかない。
まあ、前によく書いたけど、「父親は必ずしも遺伝子の提供者である必要はない」ので、
私が遺伝子を提供し、私のほうでは死ぬまで心から愛し続けようと思っている少年は、
新たに適切な「父親(的存在)」を見つけているかもしれない。

(「父親」とは、子どもに対して「社会」というものの存在を教え、
そこに適応するための窓口となり、
「母子の癒着」つまり精神的な「臍の緒」を断ち切り、
自信を持って生きていけるように送り出すために
社会から家庭に派遣された「代表者」であればいいのだそうだ。
もちろん、それはとても重要な役割で、
多くの場合、最も愛する配偶者との共同作業によって遺伝子を提供し、
妊婦となった配偶者のケアをすることで間接的にも子を支えてきた
「産みの父親」がいちばん適役であることは言うまでもない)

だから、私が彼に会いたい、と切望してしまうのは、私の身勝手な願望でしかないのだろう。

でも、会いたい。
すごく、会いたい。
彼は会いたがらないだろうか。
「気持ち悪い」とか「うらんでる」とか思われているのだろうか。
とても気がかりだ。

私はもう、女性としてちゃんと立ち直ったのだから、
子どもと会ってもだいじょうぶなのに。

そうして。

元パートナー(配偶者)だったNさんとも、会って話がしたい。
彼女の怒りと憎悪は、まだ解けていないのか。
彼女が理想としていた家庭や家族の幻想は、私がすっかりめちゃくちゃにしてしまった。
だから、彼女が私に対して強い憤りや憎しみを抱くのは当然なのかもしれない。
今はきっと、家族4人を彼女が一人きりで養う、という重責に耐えているのだろう。
私と話をする余裕など、ないだろう。

でも、せめて詫びたい……
そうして、私が彼女にとって危険な存在ではないことを、確かめてもらいたい。
そうして、彼女が私を憎悪で脅かすことはないということを、私自身もまた、確かめたい。

そう。和解したいのだ。

(実は、今年のメインテーマはそれだったりする)

今のままでは、彼女も全く救いのない人生を送るだけになってしまう。
少しでも、彼女の助けになれれば。

……

それとも、こんなふうに思うのは「思い込みが激しい」のだろうか。

彼女が今は幸せに暮らしているのなら、私が口出しする必要などない。
でも、どうもそのようには思えないのだ……

いくつか、彼女自身が幸せになるのに妨げとなっていることがあった。
それは私には見えていた。
でも、私は自分が男のふりをするのに精一杯で、
彼女のために何一つしてやることができなかった。

でも、今は。
かつての私よりもずっと、強くなった。
それはもちろん、女性に戻ることができたからだ。

まず最初に彼女のために。
(もちろん、それよりも前に「自分のことは自分で」)
それから、できたら、広い社会の、苦しんでいる人たちのために。

せめて、かけた迷惑の分くらいは返したい。

私は、そのために「表現者」として生きる。
その名は「トランス・アーティスト」。
(ここ、笑うところじゃないよ)

祈っている。
私の願いが叶いますように。

この記事のトップへ
ページのトップへ


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲