日記病者

For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
John 3:16




2002年01月27日(日) 本は風呂で読め。

入浴中の読書は、非常に健康に良いのではないかと密かにほくそえんでいる。
冬休みに偶然始めたこの遊戯は、殊勝なことに未だ細々と続いている。
汗も大量にかくし、意外に集中できるし、なかなか良いものだ。
しかし、幾ら気を付けてみても、浴槽から上がる水蒸気によって
本が湿って、変形してしまうのが難である。

昨日は風呂がぬるかったので、
『新釈 雨月物語』の内、1話しか読めなかった。
何でまたぬるかったかと言えば、それはあたしが愚図愚図して
さっさと入らなかったのがいけなかったのだが。
冬休みの或る日など、『こヽろ』を読み出したらつい夢中になってしまって、
時折湯船が冷めてきたら沸かしつつ、漸く風呂を上がったときは、
夜中の1時半に入ったはずが、もう朝の7時になっていた。
それはちょっと入りすぎというものだ。
でもたまにはそういう無茶で不規則な生活もしてみたい。

先日、日記のアクセス解析をしてみたら、ヤフーの検索ページが引っかかった。
あら、何でかしらと思いながら、そのページに飛んでみると、
驚いたことに、今となっては閉鎖したあたしのHPがヤフーに登録されていた。
こちらは携帯用ではなくて、インターネット向けのウェブサイト。
さすがに作る手間が掛かり過ぎて、これじゃあ勉強の邪魔になると思ってやめた。
第一、そのHPは普通のテキスト系サイトだったので、
それならば用はこの日記で事足りるのだ。
しかし、何で今更、閉鎖したようなサイトを登録したんでしょうねぇ……。
そりゃあ取り敢えず、過去のコンテンツも見られるようにはしているが、
でも閉鎖は閉鎖なんだから、幾ら日記と携帯用サイトにはリンクしてると言っても、
登録したって仕方無かろう。
まぁ、こちらとしてはありがたいので、放っておきましょう。

……でもね、そのアクセス解析から、
自分の日記が何のキーワードで引っ掛かったかを見て、愕然としたよ。
『ファザコン』と『出会い』だってさ……(笑)。
いや、何もそれが悪いとは言わないが、言わないがね……
検索の引っ掛かり方、間違ってたよね。
間違ってあたしの日記を見てしまった方、期待外れでごめんなさいね。
騙した訳じゃないので、悪しからず。



2002年01月26日(土) 寒中模試

この寒いのに、世は第4土曜日で休みだというのに、
学生はわざわざ模試の為に登校を。

本日は、河合塾の全統高2模試を受けさせて戴きました。ありがとうございます。
学校単位で受けるので、本来なら2月に実施される筈のテストをこのような日に。
2月はね、中学の入試などで(生徒だけだけど)休みの日が多いから、
1月早々に受けるのです。

そういえば、昨年は中学入試のお手伝いをしたなぁ。
高1の生徒だけが有志でもって招集されるんだけど。
お昼ご飯は出ました。
まぁせこいバイトみたいなものね。
マニュアルみたいなのが配られて、自分の担当の教室の準備から当日の監督まで、色々やった。
そうか、自分もつい4年前は、あんな風に必死だったよなぁ、
なんて感慨にも耽ってみた冬の日。
思えば中学受験なんて、可笑しなことだよな。
まだ小学生なんて、外で元気いっぱい遊ぶ盛りじゃないか。
それを何が哀しくて毎週日曜の早朝を『日曜的中ゼミ』なるものに捧げて、
大晦日から三が日さえも塾詰めにしていたんだろう。
でも、そこまでしても、入りたかったんだよなぁ、この学校に……。

果たして今、それだけの気力や根性、何より情熱が、あたしにあるかと言ったら、
それは甚だ疑わしい。
大学受験のほうがどちらかと言えば重要なのに。
学歴社会じゃないとは言ってますが、やっぱり最終学歴って、見られるものだと思う。
世知辛い世の中なのね。
勉強は決して嫌いじゃない。
嫌いな科目はそりゃあやりたくないが、
ちょっとでも興味のある科目なら、勉強して分かってきたら楽しいし。
でもその勉強も、今は受験の道具なのかと思うと、割り切れない子供の自分がいる。
別に、『○○大学』というネームバリューが欲しい訳じゃなくて、
そこで自分の目的とする勉強や研究がしたいのだけど、
でもやっぱり就職を考えると、ブランドはあるに越したことはないと思う。
ああ、何だか変なジレンマ。
単純な図式だけで渡っていけないのが世の中だと分かっている筈なのに、
まだ何処かわだかまりを感じているあたしは、所詮学生なんだなぁ。
自分の希望する大学で、学問を修めることが目的である筈なのに、
今の日本の教育現場では、目先の『入試』が目的になり過ぎてる気がする。
受験産業がこれだけ発達してれば、当然のことだとは思うけれど、
ああ、その現状に流されて本来の目的を見誤っている学生はどれくらいいるんだろう。
『入試』を目的とするのは、酷く自分の可能性を狭めてしまうことになるのではないかと危惧している。
譬え第1志望の大学に行けなくたって、人生終わった訳じゃないのに。
他の学校に行ったって、自分次第で勉強は幾らでも出来るのに。
あたしなんか、行きたい学校によってやりたいことまで違ってます。
臨機応変、これ肝心。
……それは好い加減なのかな。へへへ。
『ゆとり教育』と言い『お受験』と言い、対極的な問題が並立してて、何だか奇妙な世の中ですね。



2002年01月24日(木) 衝動買いのそれから

課題で出てた夏目漱石著『こゝろ』の文庫本が漸く読み終わって、
次なる本を求めに書店へ立ち寄った。
最初はドストエフスキーの『罪と罰』でも読もうかと思っていたのだが、
そういえばドストエフスキーは『貧しきひとびと』を読んだことがあったな、と思い
トルストイに挑戦してみようと気変わりした。
しかし粗筋を色々読んでみると、トルストイの禁欲主義がどうも肌に合わない。
あたしという煩悩の塊のような俗物が、土台トルストイと馬が会う訳が無いのだ。
そういう訳で、やはりあたしには日本文学しかない!と決意も新たに、書架を移動。
三島由紀夫氏の『青の時代』か、はたまた『宴の後』、或いは『美徳のよろめき』か……。
けれど今日は気分が乗らなくて断念、さらりと江戸川乱歩へ逃げる。
短編集を漁ってみたが、『陰獣』の収録されているものが無くて、これまた駄目。
……一体、あたしは今日中に目的のものを見つけ出せるのだろうか……。
不安な中で、たまたま角川文庫の書架に漂着した。
すると、あらあら、どうしたことか。
さんざん目移りした挙句、結局どちらか一つに絞れなくて、
永井荷風著『墨東綺譚』と石川淳氏『新釈雨月物語』を購入。
因みにどちらも角川書店である。

『雨月物語』はとっても好きな古典の一つだが、何より今回、
挿絵を岡田嘉夫氏がなさっていたので、購入を即決した。
以前、これまた角川書店の文庫で田辺聖子氏『絵草子 源氏物語』を読んで以来のファン。
浮世絵チックなのに、何処かモダンでとっても素敵な絵なのだ。
『墨東綺譚』は、永井荷風に興味があったので。
所謂、耽美派の作家ではなかったっけ?
同じく耽美派で、谷崎潤一郎の『刺青』に感動して以来、
いつかきっと永井荷風も読んでやろうと思っていた。
その機会が漸く得られた訳ね。

でもこんなに書店をうろうろしてから言うのも何ですが、
実は一昨日、宮部みゆき氏の『人質カノン』を買ったばかりなのよね……。
本日漸く短編を一つ読み上げました。
うーん……まぁ、買って家に置いておけば読むから良いか。
ああ、そういえば夏目漱石の『草枕』も読みたいんだった……。
いつになったら全て読めるんだか。



2002年01月21日(月) 興味無さそうな顔してる、君は嘘吐き。

今まで自分の吐いてきた嘘は一体幾らあったろうと考えると、気が遠くなった。
嘘にも色々あって、
自分を守る嘘、他人を守る嘘、『何か』を守る嘘、いらない嘘、愉快な嘘、
種類は様々だ。
そうやって分類していくと、一番多いのは、あたしの場合は愉快な嘘だった。
その次が、自分を守る嘘でしょうか。
本当にまぁ日々、口先三寸で生きてる人間なので、
あたしの周りにもやはり、虚と実の狭間のスリルを楽しんで下さる方ばかりが集まっている。
勿論、嘘ばっかり言うてる訳ではない。
飽くまで、愉快な嘘、ですから……。

先日、高校から急に思い立って学校を去っていったユニークな友人と遊んだ折、
ゲームセンターで嘘発見機みたいなゲームをした。
ゲーム機に繋がれた受話器に向かって、設問に答えるもの。
カメラも付いていて、あたしの声の音声解析と視線の彷徨を元に嘘かどうかを見分けるらしい。
見事に、化けの皮を剥がされました。
『恒常的に嘘を吐く、言わば嘘は方便とでも思っている人です』
とか何とか診断されてしまった。
その友人Dは、
「ああ、やっぱりね。ってゆーかそんなの知ってるし」
とさらりと言ってのけた。
好きよ、あなたのそういうとこ(笑)。

でもやはり、幾ら愉快な嘘といえど、それを発揮できる相手は自然と限られてくる。
そういう相手が今、こうして身の回りにたくさんいるということは、なんて幸せなのかしら。
今日の放課後、久々にお友達のSちゃんと寄り道なぞして帰った。
モスバーガーで「ああ、太ってしまうわ」とか言いつつ、もぐもぐしながらお喋りを楽しむ。
そうしてふと、3月1日は卒業礼拝ね、という話になって、
「あたしらも後1年しかこの学校にいられないのか……」
としんみりした気持ちになってしまった。
中高一貫教育の為に、あたしらはお互いに、いつも一緒なのが普通になっていた。
でも特に共通点も無いのに、
ただ何故か非常に気が合って、気遣いの要らない居心地の良い6人が集まっていたから、
当然みんなの進路はバラバラだったりする。
あたしは人文で哲学を、Iちゃんは医学部へ、件のSちゃんは英文科、他のIは法学部、などなど。
その上6人の内、Sちゃん、I、Kちゃんは県外に行ってしまう。
本当にみんな、バラバラになってしまうのだ。
当然大学に行ってからもメールとか連絡は続けていくけれど、
いつも当たり前のように会っていたみんなが、もうそれぞれ自分の場所へ羽ばたいて行く。
あたしも勿論自分の目指すべき場所へ行くけれど、だけどやっぱり、寂しい。
まだセンター試験も受けない内から卒業の寂しさなんか感じてる場合ではないけれど、
大人になっていくって、やっぱり切ないことなんだと思った。
大学から就職して、これから先も様々な人間関係を築いていくのは確かだけれど、
やはりあたしの一番の『友達』は、この6人なんだろうね。
……あら、ひょっとすると8人だったかしら?
人数多すぎて、正確な人数把握できないわ。
所詮あたしは鳥頭(笑)。頑張れ、受験生!!



2002年01月19日(土) 走れ受験生

本日よりセンター試験。
ヤバいわ、1年後の今日、あたしったら本番じゃないの。
まずいわよ、こんなに呑気にしてる場合じゃなかったりするんだわ。
先輩方、頑張って下さい。

そんな時に何とも不謹慎だが、院展を観に行った。福屋まで。
『窯変』とか、なんか肉薄するものがあって凄かったなぁ。
さすがに皆さんとってもお上手で、素敵な時間を過ごさせて戴きました。
でもやっぱり中にはちょっと気に入らないのもある。
素人目に見るので個人の好みの問題に拠るのだろうが、
「ああ、ちょっとこの色遣い、下品だわ……」
とか思うのが2、3点。
でもまぁそれは一部の話です。
平山郁夫氏は正直言ってあまり好きではないが、雪山がとっても綺麗で見惚れてしまった。
じっと見てるとだんだん味わいが広がるので、平山先生流石だわ、と思いつつ
やっぱり好きか嫌いかと言われれば好きじゃない。
そういうもんです。

本日の授業は、2時間続きのHRにて小論文コンテストが開かれた。
今日は取り敢えず、書くだけ。
火曜日の7限目のHRで表彰式やるらしい。
朝日新聞の『論壇』から資料が出されたが、個人主義のあるべき形について書けとさ。
資料を何度も読み返しながら色々考えてみたが、結局大した答えは出なかった。
去年の春に入学式で読んだ新入生歓迎の挨拶と殆ど似た内容になってしまった。つまらん。
とどのつまり、個人の自由を得たいなら、自分の言動に責任を持ち、周囲のことも考えろ、
そういうことになってしまう。
でもそれ以外、あたしにはどうしても見つからないのだから仕方無い。
時折、自分自身でも
「あたしって下らんこと言うて騒いでる割には、意外に堅い人間だよなー」
と思うことがある。
まぁ典型的な生真面目人間ということではなくて、筋道の通らないことが大嫌いなだけなんだが。
……それを世間では堅いと言うのだよな。
決めるトコきちっと決めてりゃ、人間、その人が譬えどんな変態だろうが変人だろうが
大いに結構だと思うんだがねぇ……。



2002年01月17日(木) 二位の尼の不幸

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を表す
奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢の如し
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

日本史の授業が漸く源平時代にやってきて、とても心が弾む。
壇ノ浦の合戦の話を聞いていて、改めて死の恐ろしさを感じた。
建礼門院徳子が入水したものの浮き上がってしまい、
それから出家して寂光院でひっそり亡くなったというのを聞きながら、
彼女は入水する時、怖くなかったのだろうかと思った。
誰しも死は怖い筈なのに、武士やその妻だというだけで、潔く命を捨て去った時代。
彼女とて、時の中宮ではあっても、人並みに死は怖かっただろう。
それが漸く決心して入水したと言うのに、浮き上がってしまって
源氏方に捕らえられた時の気持ちといったら、どんなに悔しくやり切れなかったことだろう。
しかも彼女の最愛の息子、安徳天皇は、母の二位の尼と遥か水の中……。
その時、安徳天皇の御年僅か7歳だったのだ。(※年齢訂正1/24)
母としても、武家の長女としても、彼女の辛さは計り知れない。

二位の尼といえば、幼い安徳天皇を腕に抱き、
「海の下にも都がございます」
そう言って波間へ飛び込んだことで有名だ。
あたしは今までこの台詞だけを聞いて哀しいと感じていたが、
よく考えてみれば、彼女は孫と心中した訳だ。
それも人として、どんなに酷いことであろうか。
普通、この現代の世で考えれば、自分の命は投げ打ってでも子供や孫を助けたいものである。
それが、自ら子供や孫の命を絶たなければならないのだから。

あたしは最近、以前にも増して死ぬのが怖くなった。
世の中に対する希望や将来に向ける期待というのもさほど無くなってきたが、
『生きる』ということに大分、執着心が出てきたような気がする。
正直、昨年の大変な時期は、死にそうになっていたのだが、
今こうしてまともな精神状態にあっては、死というものがまるで現実味を帯びない。
いつかあたしも死ぬんだろうか、でもそれっていつの話?
このように、『死』というものが自分の生のベクトルの上に存在することさえ容易には考えられないのだ。
これはまぁ、喜ばしいことなのだろう。
たまに「いつ死ぬか分からないから、一日一日を大切に生きよう」と言う人がある。
しかしそんな考え方はあまり好きじゃない。
死ぬことなんて考えてたら、生き生きできない気がする。
『死を覚悟した潔さ』も当然あるが、それよりもあたしは『生しか見えない無鉄砲さ』の方が好きだ。
その方が幾分、人間らしい。まだ、10代だしね。

これらのことをダラダラと考えていて、何となく気付いたこと。
ひょっとしてあたしが小さい時から何故か『源氏物語』より『平家物語』に惹かれたり、
『東海道中膝栗毛』より『忠臣蔵』に夢中になったりしていたのは、
その中に命の煌きがあったからなのかも知れない。
確かに読み易いエッセイ感覚の『枕草子』よりも、
遊び人光源氏の君が喜怒哀楽している『源氏物語』の方が好きだけど、
やはり『平家物語』ほどには引き込まれない。
近頃の小説を読んでいても、『生』の含まれないテーマには惹かれない。
至極当然の話かも知れないが、やっぱり『生』は永遠のテーマなのだな。
短い命故の燃え上がるような煌きが良いか、
長い命故の静かで広大な煌きが良いのか、それはあたしには絶対分からん。
でも、生きている以上、精一杯には煌いていたいものだ。
あたしにも生まれて来たことを後悔したことは何度もあるけれど、
せめて死ぬ前、自分の人生を回顧して、
「ああ、あたしの一生はこんなに多くの人と出来事で豊かだったんだ」
そう思えるような生き方をしていきたい。

若い日々の、ちょっとした希望です。



2002年01月14日(月) アンチ一日24時間

休日になると、阿呆のように眠る。
生まれてこの方17年にもなると、もう誰も起こす人もいないので、
放置されたあたしは心置きなく眠りこける。
そして気付けば12時間睡眠の常連。

だから、一日24時間というのは余りに短いと思うのよ。
何時間くらいあったら事足りるのかしら……48時間?
丸々二日が入る訳ね。
しかしそれだけあれば、あたしは実に悠々自適に暮らせるのではないかと思う。
ちょっとのんびりすぎるだろうが、それにしても24時間はないだろう。
24時間なんて、本当にあっという間。
せめて30時間あれば、勉強も趣味も中国語の勉強もネット管理も、
何だってきちんと出来るのに。それどころかお散歩だって出来ちゃう。

でもまぁ、結局太陽には逆らえないということですね。
だらしない生活に身を沈めるあたしが悪いのだ、とどのつまり。
アドレナリンが足りないの?
あたしの脳味噌もすっかり腐ってしまったからなー。
発酵、発酵。

……関係無いけど、発光ダイオードって何だったっけ?



2002年01月10日(木) 冬はつとめて

久々に学校までの道程を自転車で駆け抜けた。
寒いけど、楽しいわ。
やっぱりあたしの愛チャリ道は2002年も変わりません。
中学からこれで自転車通学も5年目。そりゃあ愛着も湧くというもんでしょう。
実を言えば、今の自転車は二代目なのだが、
やっぱり可愛いね、愛チャリは。
愛チャリ精神故かどうかは知らないが、あたしは自転車に乗ると性格が変わってしまう。
堂本剛さんが「車に乗ると人が変わる」と仰っていたが、その気持ち、よく分かります。
なんかねー、自転車乗ると、ガラ悪くなるのよね……。
いや、だからと言って誰彼構わず「オイ、コラァ!」とか言うてる訳じゃない。
信号無視する輩や、横暴な運転で割り込んで来る人間がいたら、

「……チッ」

と邪悪な舌打ちをするくらいで。
……いや、それも十分怖いのだけれど。
でもね、信号無視はいけませんよ。信号くらい守りましょうや。
ルールを守らないのは本人の責任だが、それで他人に迷惑を掛けちゃいけないよ。
なので、さすがにガラ悪いあたしと言えど、角を曲がる時、出会い頭にぶつかりそうになった時は、
きちんと「あ、すみません」って謝りますしな。

何か、今から車の免許取った時のことが怖いわ……。
やっぱり、今以上にガラ悪くなる、んだろうか……やっぱり。
うん、周囲に迷惑を掛けない運転を心掛けていきましょう。



2002年01月07日(月) 学校が始まっちゃう

いやーん、もう明日よ、明日。
大体冬休みって短いのよ。何だコラ、2週間って。
短いよー、もー。
そしてこの冬も宿題だけを残して休みは終わる……。

不景気な話はどうでも良い。
実に興味を惹かれるものがあって、月9ドラマを見てみた。
『人にやさしく』(フジ系列)ね。
香取くん、良いな〜。スキスキ。
っちゅーか、小学校の時はすっごい香取くんのファンだった。
純粋にのぼせ上がってたねぇ。可愛らしい。
そしたら極楽とんぼの加藤さんやら、ソフィアの松岡くんやらも出るとか。
ソフィアは、中学の時は好きだったのだわ。
中学の時は、ミュージシャンが好きでした。
すっごいマニアックな感じにのめり込んだもの。
一番好きだったのは山崎まさよし、それからゆずに。
地味だけどフラワーカンパニーズとかも好きだったわ。
スキップカウズは今でも割と好き。

ドラマの話に戻って、まぁー何ともあたしのツボを突いて下さる。
だからね、親子の情みたいな話には弱いんだってば。
ところどころでボロボロ泣いてしまった。
子役の明くん、演技上手いねぇ。
もー嫌だ、お姉さん泣いちゃうわ。
顔も可愛いしさー。どうしましょ。
まぁ陣内さんの台詞はどうにもクサイのだけれど、そんなの気にしないわ。
あの3人を主役にしたの、正解っす。ファイナルアンサー?みたいなね。……全然違う。
正直『アンティーク』はタッキーが出てて、ミスチルが良かったくらいで、
内容自体は大したことなかったが、『人にやさしく』は好きかも知れん。
久々に毎週きちんと見ることでしょう。
そういえば音楽、武部さんだったな……。ブルーハーツの主題歌も良いね。
『ガッコの先生』も武部さんだったけど、あれは内容がヤバかったからいかん。
何で『LOVE〜』終わっちゃったんだろうね。『堂本兄弟』つまんないよー。
『堂本兄弟』って、どうしてあんなにやたら総集編があるのかしら。
しかも未公開部分とか、殆ど流さないしね。
そんなに流せないネタがいっぱいあるのか?
キャラ設定も既に流れてるし。頑張ってー、キンキさーん。
いっそ、番組変えるか?(番組じゃなくてもスタッフ変えるとか←毒)



2002年01月05日(土) ちょっとしんみり

『踊る大捜査線 THE MOVIE』をたまたま見た。
あれ、劇場公開の時、二回も観に行ったのよ。
すっごい泣いたなぁー。
ドラマは見てなかったくせにね。

なんかぼーっと見ながら、
お巡りさん方が生命を危険に晒してまで守るほどの価値が、
一体この国にはあるのだろうかと思った。
幾ら職務とは言え、彼らの命だって大事なのに。
それを常に危うい所に置きながら、あたしたちは守られてても良いのかしら。
少年犯罪とか、本当に馬鹿馬鹿しい。
今頃の子供は小さい時からゲームで殺戮に慣れてるから……とか、
お偉い方々が仰ってるのをテレビで見ていても、何も感じない。
ゲームみたいな仮想世界と現実をごちゃ混ぜにする馬鹿が、何処にいるよ?
いるんだったら、そんな人間、社会から葬ってしまえ。
それこそ人権侵害だと言われるかもしれないが、あたしは本気でそう思う。
社会に適応出来ない癖に、しようともしない癖に、権利もクソもあるもんか。
子供に常識を教えるのは親の役目だが、そこから大人になるのは自分の仕事だ。
自分からならなきゃ、待ってたって駄目じゃない。何にもならない。
結局、自分だけ子供のまま取り残されて、
それでも一人前に僻みだけは育って、そして変な犯罪を起こして悲しみを振りまく。
誰かを憎いと思うことは、生きていく上できっと多くある。
でもその人に苦しみを与える前に、その人の家族や友人の痛みを考えられないのは、
人間として失格ではないのか。
傷付くのは自分ばかりだと思ってはいけない。
誰だって傷付きやすい。
自分がまず思いやりを持ち始めなければ、誰もあなたに優しくなんかしてくれないのだ。
あたしだってまだまだ生意気言えるような出来た人間では無いけれど、
人の命の大切さに心を留めるくらいは出来ていると思いたい。



2002年01月04日(金) 一富士二鷹三茄子

初夢からずっと、キンキばっかり夢に出てくるね。
もう病気だ、病気。
しかしそれでもあたしにとっては一富士二鷹三茄子よりも縁起が良い。
カウントダウンで見た青袴の剛さんが相当可愛かったもので。

お正月は、自分の交友関係が明らかになって面白い。
年賀状が思わぬ人から届くと、
「ああ、あたしってこの人から見たら親しい関係なんだ」
とか思ってビックリする。
ヤバイよー、まだ出してない人に年賀状返す準備してない。
さっさと印刷して出さなきゃ……。
宿題もしなくてはならんし、やることいっぱいね。
あー、正月特番にキンキが足りないわー。やる気ゼロ。



2002年01月03日(木) 宴の後

宴の後は、必ずしも虚しいという訳ではない。
宴の楽しさを共有する誰かがいれば、寧ろ虚しさなど存在しない。

しかしまぁ、疲れというのはなかなか抜けないものだな。
二日の夜に帰広した訳だが、今朝は起きるのがかなり辛かった。
お蔭で友人と初詣に行く約束してたんだが、時間ずらしてもらった。
頭痛が余りに激しくて起きれやしない。
大体、新幹線に長時間乗ること自体、久々だったし。
なかなか見えない疲れが溜まるものねぇ。

コンサートからまだ二日しか経ってないのに、
恐ろしいことには記憶が殆どすっぽり抜けている。
びっくりするわぁ、もう。
曲順なんて、もうさっぱりよ。
何を歌ったかな〜、くらいしか分からん。メモはハナから取る気無し。
レポは、行けなかったファンの為にも大事だと思う。
楽しさを共有する一つの手段であるし、そこを怠る気はさらさら無いのだが、
メモまではどうも取る気になれなかったのだな。
一つには勿論、初めてのキンキのコンサートだからというのも大いにある。
……っつーかまぁ、それがほぼ一番の原因かも知れんな。
ずーっとキンキを目に入れとこうと思って。最初は殆ど双眼鏡放さなかったし。
しかし不思議なことに、どうも彼らが目の前を走っていても、
テレビを見ているような気分。
まぁ、田舎者だから仕方無いのか。
片手で数えるくらいしかキャーとか言わなかったな。
一部の方からご覧になれば、非協力的な嫌なファンだったことだろう。
しかし、あたしとしては静かに湧き上がるものがあったのだ。
そしてその種類の興奮は、騒ぐことで逆に壊されていたに違いないものだった。
その証拠に、未だに興奮醒めやらず。もう二日も経ってるのに……。

盛り上げることも大事だし、拍手やら手拍子やらはやったさ。
双眼鏡で「あっ、こっち方向見てる!」と思えたら頑張って手も振ってみたさ。
しかしやたらめったら黄色い声を上げる気にはなれない。
あたしも年取ったんだな。
ゆずのコンサート行った時は凄かったけど。
オールウェイズ「ゆーじーんっ!!」「きゃぁあああああっ!!!」。
真横にある花道に来ようものなら、
「いやぁっ! こっち見た!!」。
愛すべき分かりやすいファンであった。
まぁそれは、座席の関係も大いにあるだろうよ。
あの時は運良く11列目だったし。
広島は会場が狭いから、11列目でも相当ステージに近いのだ。
今回は、東京ドームの1階スタンド32列目だった。
でもあの人数から考えれば、なかなか良い席だとあたしは思うがね。
蓋し、コンサートなんて、ステージに近い人の方がより熱狂するのは当然。
まんべんなく盛り上げるのなんか無理っちゅうもんだろう。
なかなか来ない海外大物アーティストならまだしも。
そんなら何で収容数のデカイ所でもやるかっつったら、
コンサートで大切なことは、
『ファンとアーティストが同じ時間と空気を共有する』ことだからではないだろうか。
至極当たり前の話なんだけどなー。
盛り上がった、盛り上がらない、ってのは、
そんなに取り沙汰しなくても良いんじゃないかと思ったりする。
そりゃ誰でも自分の行った回が一番盛り上がって欲しい。
でもそこだけを取り上げてコンサートを評価するのは、
ひょっとしてアーティスト達やスタッフ方に大して、大変失礼なのではないか?

初めて行ったあたしには、今回の元旦コンが盛り上がったのかどうかなんて知らない。
あたしの中で静かに興奮してたからそれでオッケー。
生で剛さんの丸い体つきを堪能出来たし、王子の踊りも鑑賞できたしさ。
ありがたいことに、色々な場所で書き込みを見てみると、
元旦の剛さんは元気だったらしいが。
剛さんの移ろいやすいテンションはどうでも良いこととして、
何であれ頑張っている人を見るのは、こちらも元気付けられないだろうか。
ましてやそれが、自分の好きなアイドルなのだから。
「ああ、あたしの好きなキンキさんたちが、こんなに頑張ってる」
そう思っただけで、盛り上がる盛り上がらないとか、別に良いかなーと思えないか?
まぁプロの仕事としては、盛り上げた方が当然良いのは分かりきったことだが、
ファンという生き物は、もっと純粋に応援するヒトビトなんじゃなかろうか。
プロとしての彼らのコンサートを評価するのは、他にもたくさん適任の人がいるんだから。

結局あたしは何が言いたかったんだろうな。
あんまり眠くて、しかしそろそろ日記書かなきゃと焦ってたんで、
思ったことをダラダラ打ってたら、全く筋道の無い話になってしまった。
とにかく、楽しかったよ。うん。
良いコンサートだった、と思う。二人が頑張ってあたしらの為に歌って踊ってくれた訳だし。
相方思いな面も、相方の思いやりに素直に喜ぶ面も見られた訳だし。
歌詞間違えたらしいが、あたしにゃさっぱり分からんちん。
だってキンキの歌、歌詞きちんと覚えてる曲無いもん……。
今日カラオケ行って、無謀にもメドレーに挑戦してみたら、
見事に『愛なんてコトバじゃ言えない』が頭の中から抜けてたし。
いちいち覚えてられるか! メドレーの癖に選曲が微妙や!!

その内レポを起こしながら、また幸せな記憶に浸るとしよう。


 < イママデ  INDEX  コレカラ >


東風 [MAIL]

↑面白かったら押してやって下され

My listに追加して下さるかい?

こんなサイトもやってます→ 
私は支持します→