一陽来復 *

2005年11月26日(土) 生理的嫌悪感と恐怖の関係

久しぶりにテレビを2時間近くも集中して観た。
「仄暗い水の底から」。

汚く濁った水に対して、多くの人間は生理的な嫌悪感をおぼえる。
この映画を観ながら、
ホラーの一つの類型として、
この生理的嫌悪感に訴えるというものがあるのではないかと考えた。
この映画では蛇口から勝手に濁った水が出てきて止まらない、というのがそうだし、
例えば大量の虫がびっしりとうごめいている、というのもそう。

生理的嫌悪感の正体とは何か。
それは、生物が個体や種を維持するために避けた方がよいものに対する本能なのではないか。
濁った水は危険だし、
腐った死体からは病気をうつされるかもしれない。
奇形の生き物が生まれれば種の存続が危なくなる。

しかし、これで説明がつくものもあれば、「大量の虫」のように説明がつかないものもある。

私が今までで一番怖いと思ったホラーは、
貴志祐介「クリムゾンの迷宮」。
「人が生理的嫌悪感を感じるのは、
生物が種や個体を維持するために避けた方がよいものに対する本能」説をダイレクトに立証する
こわきもちわるい生理的嫌悪感ホラーです。

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2005年11月16日(水) 裸眼だったからだと思いたい

風呂上がりに髪をとかしながら、
鏡に映る自分の姿は、
POISON GIRL BANDの髪の長いほうに似ていると思った。

女としてちょっとまずい。

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2005年11月10日(木) 職員旅行に行ってきました

5日(土)、6日(日)と、職員旅行に行ってきました。
ザ・職員旅行という感じの、
貸し切りバス、一泊二日の四万温泉の旅でした。

思ったこと。
・朝から飲むのかー。(車中にて)
・やたら食べ物が回ってくるなあ…。(車中にて)
・極妻・寅さん・釣りバカは貸し切りバスゴールデンラインナップだなあ。(車中にて)
・でも一番面白いのは釣りバカだよなあ…。(車中にて)
・カラオケ好き多すぎ…。(旅館にて)

私の場合けっこう飲んでしまうと
(カラオケの)声があまり出なくなるらしい、
ということが分かってきました。
だから、私のあの歌は、アルコールのせいなんですよ!(ほんとはもう少しましなんですよ!)
と密かに強調してみます。
なんだかんだで、けっこう面白かったです。
休日まるつぶれで、今週かなりだるいですが。

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2005年11月03日(木) 持っているもの・いないもの

私が「一般的に価値があると思われている」と思っているもの。

変わった経歴
映画関係
経済に明るいこと
音楽関係
恋愛
海外

クリエイティブな職種
コミュニケーション能力
マスコミ関係
物書き
研究者
表現者
伝統芸能
プロフェッショナル
職人
キャリアウーマン
都会暮らし

全部私が持っていないものばかり。
持ってないから、価値があるように見えるのか。
そして、
どこかですり込まれたとしか思えないものばかり。
まあでも、自分だけの価値なんて、ありえないのかもしれないが。

私が持っているもの。

安定した職
世話を焼いてくれる親
文章に対する、少しのこだわり
自尊心についてのわずかな心理学的知識
考えたことを文章にする労力

持っていないもの。

積極性
エネルギー
社交能力
その他
(多すぎて省略)

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