*-* こころ *-*
もくじ|この後
この初デートを境に急速に進展する事になる 子供じゃないんだから当たり前と言えば当たり前なのだが
その頃のNobuの中には踏み込んではいけないと言う気が有ったような気がする。 「もし、2人の関係を続けるなら絶対ばれないようにしなくちゃね」 って最初に言われた。
やっぱり堂々と2人で歩くことは出来ないのかな?って思ってたっけ。 言われたことでちょっと悲しい気持ちにもなったけれどそれは当然だよね。 そう言う関係になってはいけない2人なんだから。
Nobuは彼自身の保身と言うより私のことを心配してくれて言ってくれた事だし 私も彼に辛い思いをさせたくないから 都合の良い相手でも良いと思ってた。 どういう扱いでも良いからNobuの傍に居たいと思ってた。
結局目的のオフ会に到着したのは夕方だった。 なにをしていたわけでもなくただぶらぶらと車を走らせていたら遅くなっちゃった
そこのオフ会では私が行く事は言ってなかった上に Nobuと私の組み合わせがちょっと意外だったみたい 変ではないけど『どうして?』という感じ みんなそれなりに大人だからこれといって詮索もされなかったけれど きっと怪しいと思ってたんだろうなぁ トイレに行くといっては一緒に行き、 買出しに行くと言っては一緒に行く とにかくべったり一緒にいるし その後の掲示板にも一切私達の話に触れていなかったな (・・;)
そこのオフ会はお酒のペースが速くて 私もちょっぴりほろ酔い加減 Nobuと買出しに行く途中Nobuの手をつかんで私のポケットに入れた。 冷たい手がなぜか心地よくって またオフ会の場所に戻るのが嫌だなって思ってたっけ
私がどういう行動に出ても拒む事も推し進めるような事もしないNobu じれったくなって私からキスしちゃったんだよねこの時。 『だめでしょ』って言いながらも その後ギュって抱きしめてくれたのがすごく嬉しかったよ
そう、『 だめでしょ 』 なんだよね私達って そういう事しちゃいけないんだよね 判ってるよ わかってるよ きっとNobuより私の方がちゃんと知ってるよ Nobuを傷つけたくない、周りの人を傷つけたくない それが私の望みだから。
でも今だけ目をつぶってて いつもは押し隠している本当の自分がここに居るの すぐにいつもの私に戻るから ほんの少しの間だけで言いから夢を見させてね
ずっと寝不足だったのにやたらと早く目が覚めてしまった。 準備といっても前夜に全て済ましてあったからする事は化粧と着替えくらい 家を出る予定の1時間前にはもうする事がなくなっちゃった 家の中をあまりうろうろしているもの変なので30分以上前に家をでたっけ。
待ち合わせの駅についてNobuに電話をしたらまだもう少しかかるとの事 (当たり前だよね早く着きすぎなんだもん) で、駅に有ったファーストフードのお店でコーヒーを買って飲みながら待ってた
ほぼ時間通りに到着したNobuは前とぜんぜん違う人になってたよ 髪の毛を短く切って、髭を伸ばして・・・・ちょっと危なそうな人みたい 車もいつもと違うからNobuだと気づくまでに数秒かかったかな(笑)
車に乗り込みいざデートの始まり。 ドキドキしながらもいつもと同じように話が出来る自分達がとても不思議だった。 好きだなと感じてから初めて逢ったのに。 チャットの時のように甘い雰囲気にはならないけれどね
ふとNobuの手を見るといつもはめている指輪が1本もない ピアスはしてるのに・・・・ 思わず『今日は指輪してないんだね〜』って聞いたら 『あ、忘れちゃったんだ〜』って言ってた。 ピアスは忘れずに指輪を忘れるなんてナンカ変だね
そうこうしてるうちに目的のお店に着いて無事席も確保して 打ち合わせ通り熱燗と湯豆腐を堪能した 外は雪も降ってて絶タイミングという感じだし。
Nobuには不思議と男のいやらしさを感じない。 車に乗っていても一緒に並んで歩いていても 何かをしてくるんじゃないかという緊張感がない 子供のころ男の子と手をつないで並んで歩くのが楽しかったときのように 周りの景色や会話を楽しめる。 そばにいるだけで幸せな気持ちになれる。 ゆったりと時間が流れていく事を感じることが出来る。 私だけなかなそう思っているのは
Nobuが有るオフ会に参加すると言っていたのは掲示板を見て知っていた。 私も誘われていたオフ会だったのだけれど 連れ合いとはちょっとカラーが違うので 1人で参加するのもどうだろうとずっと迷っていた。
そのオフ会と言うよりもNobuに逢いたい気持ちが強くなって来て Nobuに相談してみたら、思いがけず喜んでくれて 「もし、行くなら一緒に連れてってもらえないかな?」って聞いてみたら OKの返事。 なんだかちょっと照れくさくて 「あ、これって初めてのデートになるのかな?」なんて冗談で言ったら 「じゃぁ そこに行く前に京都に湯豆腐でも食べに行こうか」って。 まるで冗談だと思っていた私は「じゃぁ〜日本酒とだね!」とかふざけてた。
それから数週間少しずつこの初めてのデートのことで色々話をし 本当に実現する事になったのだけれど 1週間くらい前から2人とももう小学生が遠足を待ちわびてる状態で お互い仕事も手に着かないくらい浮き足立ってたなぁ 前日はメールもチャットも止めて早く寝ようねと言ったはずなのに お互い寝付けなくておまけに朝もすっごく早起きして 私は待ち合わせの時間の45分前くらいに付いちゃったし(笑)
2002年02月23日(土) |
メール メール メール |
その日を境にメールのやりとりが増加した。 ほどんど携帯のでのやりとりだけど 「おはよう」から「お休み」まで日に30通以上 時間にすると朝の1時間とお昼休みの1時間、帰ってから寝るまでの1時間弱 とにかくお互いに時間が有ればメールすると言う感じ。 当然相手の生活も見えてくる 「彼女とデート」とは絶対書いて来ないのだが いつもと違う行動を起こすことになるのでバレバレ状態(笑) 彼女と別れてすぐ「帰宅」とメールが入るし 凄いまめな人だと思ってた。 内容はお互いに漫才的なものがほとんどだったけど。
その頃の私はその前にトラブっていた事を引きずってて かなり情緒不安定な時期だった。 Nobuにはまだ話す勇気もなくそんなそぶりは少しも見せなかったんだけど 毎日1人になると泣いてばかり・・・・ なのに連れ合いはちっとも気付く気配もないし
自分が存在していることが辛くて 誰かに本当の自分を受け入れて欲しくて とうとうNobuにPCメールで泣き言を書いちゃった 慰めて欲しかった訳じゃない ただ、そう言う自分を誰かに知っていて欲しかったから
Nobuの言葉はとても私の心に響く 慰めたり励ましたりいい人ぶるのではなく 私の心を素直にしてくれる 頑張らなくって良いんだよって 言葉で表現するのではなく流れからそれを感じさせてくれる。 押しつけがましくなく柔らかい言葉で。
彼のことは表面的に知っていたけれどとても以外だった。 ここまで繊細な人だとは想像もしていなかったから それ以来自分の気持ちの吐き出し場所として 彼にPCメールも出し続けている。(定期便としてね)
帰りの電車の中からメールをくれるNobu 彼女との待ち合わせにぎりぎり間に合ったとメールをくれた
翌朝Nobuから昨夜来たメールとほぼ同じ内容のメールが来たので ちょっと不思議に思いメールを出した ダブったメールの謎はすぐにとけだのだが 彼女が隣で寝ているにもかかわらず速レスが来る あんまりお邪魔しちゃ悪いと思って私から出すのを止めた。
次にNobuからメールが来たのは彼女と別れて帰路についたよと言うメールだった
彼女の誕生日に彼女と供に一夜を過ごし、 帰宅の路についた所から始まった私たちだけのメール どうしてこんなタイミングで始まってしまったのだろう 彼は幸せな1日を過ごしたはずなのに・・・・・・
私の(厳密には連れ合いの)手伝いをしてもらい それからは日に何通かのメールをするようになった。 仕事の息抜きメール。 仕事のちょっとした愚痴や彼女の事とか たわいない事を書き綴った短いメール。 PCメールをもらうようになってから程なく携帯からメールをもらうようになって 何の気なしに私も携帯からメールを返信してた。 ま、携帯の方がどこに居ても連絡がつきやすいし便利だったし。
次の週こちらで開かれるオフ会の為にまた週末くることになってたんだけど Nobuから『電車乗ったよ』ってメールが有った。 私もそれに返信をしてこちらに到着するまでの間何通かのやりとりをした。
連れ合いの事情で30分ほど遅れて会場に到着したんだけれど Nobuは私が部屋に入ってきたときから見てたのかすぐに目が合ったんだけど 笑い返してとりあえず主催者の人に挨拶をし、手伝いをしながら 知ってる人と話したりしていた。 一通り回ったところでふとNobuとすれ違う。 そこで改めて『Nobu〜』と声をかけた。 私の中で何かが少し変わり始めていることをその時少し感じたかな。 ほんの少し甘えてる私が居たようなきがする。 他の人との輪の中で気がつくとNobuが隣に座っていて 直接話をするわけではないのだが傍に居てくれる心地よさを感じてた
1次会が終わり2次会に行ったときはNobuは私の連れ合いと同じテーブルに座り ずっと話していたよね。
一応そのオフ会はそこで終わって 3次会はごく仲間内だけで急遽私の家でする事になった 移動に時間がかかることもあり、先にその場を失礼する事を主催者に伝え 残っている人達に挨拶をして回っている途中後ろからNobuに囁いた 『Nobuはこれからどうするの? うちで3次会するけど来る?』 そこの席でNobuだけを誘うのは変だったし 私とNobuがそんなに親しいとは誰も思っていなかった事だったから 大きな声で聞けなかったのかな? 一応困った顔しながら『いこっかな?』って 周りが「??」と考える隙も与えずさっさとその場を離れた。 連れ合いに了承を取ったのも外に出てからの話だったくらい。
帰ってお酒の用意をし、つまみの用意をしみんなで飲みだした。 私の連れ合いはお酒が飲めない人なのに珍しく最後まで付き合ってたな 一人の人がつぶれちゃってとりあえずお開きにしようと思ったときには Nobuももうじゅうたんの上で転がってた。 その上に毛布を掛け電気を消し、私と連れ合いは2階へ上がった。
翌朝ちょっと二日酔い気味の頭を振り振りしながら 下へ降りてきたときにはもうNobuは起きていた。 朝食をとり、しばらく雑談をして夕方から彼女とのデートという事だったので 駅まで送って行った。 連れ合いも居ない2人だけの時間。ちょっと緊張しながらも色々な話をした 多分そのときにNobuが話したNobu自信の事 きっと誰にでも話さない事をしてくれたような気がする。
初めて会ったオフ会の方の掲示板にちょっと質問を投げかけた私に いち早くメールをくれたのがNobuだった。 私的には違う人宛に書いたものだったからちょっと驚いたけど Nobuもその情報を持っていたらしい。 数通のメールをやりとりして有ることの手伝いをして貰うことになり 年が明けてから私の家の方に来る約束をした。
約束の日に少し遅れて来たNobuは私の記憶に有るNobuだったし 私の連れ合いと何故か気があったのかやたらと話をしていた。 で、お願いしていた手伝いもして貰って翌日の昼過ぎに帰っていった。 その1週間後も会うことがわかっていたし じゃ、ね〜 っていうかんじだったかな。
でも、その辺りから何か少しずつ変化していった様な気がする。
3度目にNobuと会ったのは全く予期しない場所だった。 去年の秋、初めての人ばかりのオフ会(連れ合いも一緒) 私はそこの集まり(?)に顔を出し始めてからまだ半年くらいだったから どんな人がいるのか全く知らなかった。(唯一幹事だけを知ってた)
で、ちょっと遅めに行って空いてる席に座ると 斜め前から視線を感じる。 ふと顔を上げるとどこかで見た記憶の有る人がそこにいた。 頭の中をフル回転させて記憶をたどる しばらくお互いに見つめ合って出た言葉が『のぶぅ!!!!!!』だった。 今考えてもどうして彼の名前を思い出せたのかは謎だけど
その後2次会に行き、飲み疲れて眠っている彼を引きずって帰り うちの家に泊めた。 その時この先どうなるかと言うことも考えないままに
翌日昼過ぎに車の有る場所まで送っていき携帯の番号の交換をして見送った。 Nobuからの初めての電話は車の中から 『今日はありがとうございました。今家に戻る途中です』 なんて律儀な人なんだろうと思ったんだよね。 電話なんてしてくる様なことでも無かったのに。
Nobuと出逢ったのは1年前のあるオフ会でのこと ほとんど知らない人ばかりのオフ会だったのだけれど たまたま幹事の人と仲が良かったから出かけていった。 そこで隣に座った名も知らない人がNobuだった。
Nobuは気を使ってかやたらと話を合わせてくれて一生懸命相手をしてくれた。 彼は他のメンバーのことも知ってたはずだからもっと楽しみたかっただろうにね 結局最後まで私の相手をしていてくれたような気がする。
2回目に会ったのは同じオフ会の新年会 私は連れ合いが居たからその時は挨拶と紹介だけして ほとんど話をしなかったような気がする。 どこに座っていたのかも覚えてないくらいだから。
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