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キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2016年06月06日(月) わたしにできることをする。

彼に話をしてみた。

本当に私のことを好きかどうか。
結婚のこと、出産のこと。

本当はこんなこと心底話したくなかった。
相手にとってはなんのメリットもない、重い話。
けれど私はもう、いつの間にか30になった。

日記を書き始めた頃の純粋な私は
少しでも私の中に残ってるかな?



まず、
『無理して付き合っていないか。私のことを好きか。』
の答えによって、結婚と出産のことは話すか話さないか決めようと思っていた。

その答えは
『無理して付き合っていないし、
好きじゃなかったらちゃんと別れるタイプだよ。
だって相手の人の貴重な時間をもらってる訳だから。』
と答えてくれた。

そして、
『ちゃんと言ってくれてありがとう。』
と優しく言ってくれた。
(優しいなぁと心底思った。)


結婚と出産についてはその日のうちに聞けなくて。
勇気が出なかったのです。どうしても。

でもちゃんと聞かないと後悔すると思い、
次の日に言ってみた。


いつか子どもを産みたいと思っていること。
持病のこともあり、早めに妊娠しないと危ないこと。
もし結婚を考えられないなら、
離れたほうがいいのでは、ということ。


彼には今悩みがあって、
その悩みが解決しない限り
結婚には踏み込めないだろうということを
私は誰よりも理解していた。
だから、余計にこんなこと言いたくなかった。
本当に言いたくなかった。

でも年齢はそんなこと待ってくれない。
現実を受け止めようと思った。
病気のことも。

彼は悩んで、
『今はやっぱり、自分のことがちゃんとしてないから
はっきりと言えない。
でと、ちゃんと、考えてみるね。』
と言ってくれた。
(優しいなぁ)


彼が考えてくれた結果、もし
「君とはムリだ。」
となったとしても、それは恨むべきことではないし、
むしろ当然のことだと思っている。

私より若くて可愛くて健康な女の子が
この世にまだどれだけいる?
それなのに私を選ぶ理由はどこにある?
…ないなぁ、と、私は冷静に思う。


だから、哀しい結果になっても。
そうであるべきだったんだ、って納得して
ちゃんと前を歩いていこうと思う。

どうなるか分からないけど。
たくさん泣いて。
ひたすら泣いて。
たくさん落ち込んで、好きなだけ悲劇のヒロインの世界の中で
たくさんたくさん泣いて。
それからまた生きていけばいいよ。


結婚できなくても。
子どもが産めなくても。
強く生きて、なんて決して言わないから。
少しでも笑顔になれることを見つけて、
生きていってね。未来の、わたし。


でももしも奇跡が起こって
彼が私でもいいんだって言ってくれたら
彼をいちばん幸せにできるようにしよう。
できれば可愛い、カッコいい子どもを産もう。

世界で一番愛そう。



はるか |MAIL

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