Aさんと、約束してたライブに出かけた。
音楽が大好きなAさんと一緒にライブに行くのは3回目。
1年ぶりだ。

ギターが上手くて、ギターが大好きなAさん。
ギターの話になると、いつも夢中になる。
そんなAさんも大好きだ。


金曜日の夕方、Aさんと駅で待ち合わせ。
スーツ姿で現れたAさんは、やっぱり一番かっこよかった。
私の大好きなひと。
好きになってはいけなかったひと。
でもそれでも、やっぱり死にそうなくらい、大好きな人だ。


『ビール飲みてぇ。』
とAさんが言うので、軽く1杯だけ飲んで会場へ。

あまり知られていないようなアーティストのライブのため
とても小さな会場で、席数も少ない。
3列目の真ん中で、特等席だった。


Aさんはもう、出会った頃のように、
私ごときにドキドキはしないだろう。
でも私はいまだにAさんが大好きで大好きで、
私はいつでも、Aさんよりも幸せだった。



途中で、Aさんの手をとって、手を握って、
一緒に歌を聴いた。
良い夜だった。


私はいつ、あなたを忘れることができますか。

あなたと一緒に居る時が
一番笑顔のわたし。

あなた以上に愛せる人を、
この世界で見つけることは、
もう無理なんだろうと思っている。

それなのに私は
あなたと一緒に居られない。




私はどうして。
私を大切にしてくれる人を愛せないの。
私はどうして。
私を好きだと言ってくれる人を、
自分から好きになれないの。
全てが哀しい。








大切にしていた腕時計を失くした。
それを伝えると、「買ってやるよ。」と。

社交辞令だと思ってたのに。
数週間後に本当に買ってきてくれて。
幸せだったの。
とてもとても幸せだったの。
それから毎日身につけているの。



あなたより愛しい人が居ない世界で
私はどうやって生きていけばいいんだろう

光が見えなくて
ここから歩きだす気力が無い

はるか ｜MAIL

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