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キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2011年10月31日(月) 勘違い。


貴方と密会(と言ってもただ飲むだけ)した帰り道
「もう恋人だよね」
みたいなことを言われたけど

全然違うよ。

あなたにとって、私は単なる道具なの。


2011年10月30日(日) 大嫌いなはずなのに、大好きなあなた。



『(抱けるのなら)私じゃなくても良いのでしょう?』の言葉に

素直に「うん」、という貴方。

潔くて逆にスッキリするよ。





『抱かれません。』
とメールをすると、

『カッコイーーー! 惚れました。』
と返ってきた。
何故に。





世界一、バカなわたし。


2011年10月19日(水) 私を落とす、貴方のゲーム。



Aさんが出張に行った。
メールでやりとり。

『明日は朝から出張で一泊します。来る?』

この人…どんだけ冗談言ったら気が済むんだろう。
さすがにそこまでは行けませんよ、と。返す。

『行きます!って返事、期待してたのにな。』



それも本気で言ってるのかどうか…。
どこまで本気なんだろうこの人?

と思い率直に聞いてみた。
どこまで本気なんですか?と。

『全部本気。』








ほんとうは、私だって貴方に触れたい。
でも好きだからこそ近づけない。

貴方が私を手に入れた途端、貴方は私に興味がなくなる気がして。
でももう、それでもいいのかもって思う。




恋だなぁと思う。
病気だなぁと思う。

恋なんて頭が何を言ってもムダで、
心だけが突っ走る病気。
愛とは違う。





先輩に、「傷つくからやめなさい。」と諭された。


私、傷つきたいんです。

バカだから、傷つかないと分からないんです。





貴方にボロボロにされたら
その先何があるのかな?
闇だけなのかな。
時間無駄にしたって泣くのかな。



それでも貴方の笑顔にやられてしまう。













2011年10月15日(土) あなたが私を誘う理由。


あなたの目的は既にはっきりと分かっている。

私を抱きたい。
ただそれだけだ。

不倫はお互い本気だからこそ不倫になる。
だから貴方にとってこれは不倫じゃない。
ただの遊びで、ただの浮気。


昨日届いたメールにはっきりと書かれていた。
君と寝たいのだと。
しかももっと明確に分かりやすく、
直接的な表現で。
(ここに書くのを躊躇してしまう表現。。)

なんだかもう、ある意味感心してしまう。




貴方はこんな感じで、
今までどれほどの女の人を抱いてきたのか。



私には分からない。







2011年10月13日(木) 頭とココロが逆向きだ。


どんどんまずい状況になってる。

どんどん苦しくなってる。

なんでこんなに好きになってしまったんだろう。
こんな悲しくてせつない恋をするなんて
思ってもみなかった。

貴方が結婚してなかったらって少しは思うけれど、
でも私が好きになってしまった貴方は
家庭があっての貴方で。

貴方が着ているワイシャツも
貴方の体を作ってる料理も
貴方が毎日仕事をこなすモチベーションも

全て家庭があってからこそ。
素敵な奥様とお子さんがいるからこそ。

満たされているからこそできる火遊び。

そんなこと分かっているはずなのにね。



火遊びをする貴方が問題じゃなくて
問題はわたし。


貴方に遊ばれても
貴方に傷付けられても
それでもいいのかもって思ってる。
それでも貴方に近付きたいって、そんな風に思ってる。

そんな私が一番問題なんだよ。


どうしよう、断れない。



2011年10月10日(月) 予期せぬ愛に自由奪われたくない。



ただ好きでいられるだけでいい。
そう思っていたのに、やっぱり携帯電話が光るのを待ってたりする。
愚かな自分、だね。


Aさんから、ただの「おやすみ。」という主旨のメールをもらったことが何回かあった。
それはあまりにも突然でとても驚いた。

Aさんは今のプロジェクトの総括マネージャー(つまり一番偉いひと)で
私は一番の下っ端。
そんなAさんが、ひよっこの私を相手にするなんて
考えられなかった。


「愛してるよ。」と書かれたメールは
明らかに酔ってたみたいだった。
冗談だからこそ「愛してるよ。」
なんて書けるんだよ。




私の席から、Aさんの横顔が見える。
今日はずっと忙しそうだった。
Aさんの顔は赤く火照っていて、土日に外出してたことが分かった。


Aさんを見ていた。
好きだと思った。自分をバカだなぁと思った。
でも心はコントロールできないよ。
好きと感じたら好きなんだよ。
それをとめることなんてできない。
止められるのは、行動だけ。


Aさんはこっちを見ない。





帰り際、ちょうどAさんがこっちにやってきた。

『遅くまで頑張るねー。』

「…Aさん焼けましたね?笑」

『うん、子どもの運動会。騎馬戦やったの。笑』

Aさんは笑ってた。
と同時に嫉妬がうまれた。
「やっぱり家庭があるひとなんだ。」って。
自分自身にびっくりした。

今までAさんをどれだけ好きでも、
こんな風に思ったことなんてなかったのに。




つらいけど、私は大丈夫。
不倫はしないし、私にはできない。
だから勝手に好きでいることにする。

少しつらいけど、大丈夫、それが最良の選択だ。







フツウに幸せになりたいのにね。

どうしてこんな難しくなっちゃったんだろうね。









2011年10月08日(土) あの日の300円と、貴方の気持ち。


例の上司のこと。大好きなAさんのこと。
こんなことになってしまったのは全部私のせい。



きっかけは私だった。
全て私がトリガーだった。



『私、Aさんのファンなんです。』


仕事終わりの、ビルのエレベーターの中。
プロジェクトメンバも居た。
もちろん貴方もそこに居た。

会話の中の自然な流れで、何気ない軽い一言だった。
でも本当の気持ちだった。
Aさんが大好きだった。



「えっはるかちゃん、Aのファンなの!?」

「仕事しすぎて頭のネジとれちゃったんじゃないのぉ!?」

「きっと今日、疲れてるんだよ。。!?」

先輩方にそう言われた。
私にはそれが不思議だった。
むしろ『Aのファンじゃ納得だな〜』て思われてもおかしくない勢いだと
私は勝手に思っていたくらい。
そのくらいAさんは私にとって輝いてた。


『まじ?嬉しいなぁ〜。今日はいい日だ。笑』
とエンターティナーの顔に変わったAさんが言う。
ムードメーカーのAさんのその言葉で、周りのメンバが笑う。
彼が居るだけで、何か違う空気になる。


格別かっこいい訳ではない。
お腹だってではじめてる。。

でもタイトなシャツと低い声が似会う、
そんな人だった。



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仕事でお客さんとの飲み会があった数日後
『集金します。Aまで持って来てください。』
とAさんから仕事メンバにメール。

その時の飲み会に参加した女子はたまたま私だけだった。

私以外の男性は2000円近くの集金だったけれど
私だけ名指しで「300円。」とメールに書かれていた。

「ん?300円って…タイプミス?」
と思ったけど違うよう。

Aさんとは別の上司に言った。
「えと…なんで私300円なんですか?汗
 安すぎると思うんですけど。タイプミスでしょうか…」

「いや…。これ、Aさんひどいなぁ。笑
 300円なんて。笑(集金しなければいいのに…。笑)
 きっと、はるかちゃんにそばにきて欲しかったんだよ、これ。笑」
と言われた。


私も何だか、そんな気がした。
嬉しい自分が、苦しかった。



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貴方が何を考えているかは分からない。
でもこれだけは分かること。

『オレのこと好きなら 食べちゃっていいんじゃない?』

そう考えてることくらい、わかる。
私のこと何にも知らないのに、
ただ抱きたいって思ってることくらい、わかる。
それが終わったら、私になんの興味もなくなってしまうことも。


それでも貴方を見てしまう。
仕事中の厳しい顔も、ふと見せる笑顔も全部。

遊ばれてもしょうがないって諦めてる自分を
誰か叱ってくれたらいいのに。









どうしても貴方と近づきたくて、
色々理由をつけて、仕事帰りにメンバ4人で飲むことに。

飲むとセクハラ親父になるAさんは
私とは別の女の子に(もちろん冗談で)
「このプロジェクトが終わるまでにはヤらせて!笑」
と言っていた。

(こんだけ書くとAさん相当酷い人だな…
 実際はそんな感じじゃないのだけど…)



帰り道、Aさんの横で歩いた。


「あのさ、はるかちゃんて”萌え系”だよね。
 こないだ部下とそんな話になった。」


「え、・・・それ良い意味でですか?汗」

「もちろんだよ!笑

 ていうかさ、はるかちゃんの俺に対する『ファン』って
 キャラ的に、ってこと…?それとも恋愛ってことなのかな。。

 もしかして俺、からかわれてるのかなと思ってさ。。」



そんな風に言われるとは思わなかった。
以外だった。
貴方が「自分からかわれてんのかなー」なんて思うなんて。


「でも俺、ファンとか言われたら
 次の日仕事がんばろーとか思う。」



私は本当に貴方が好きで、好きで、
好きになってもしょうがないのに、
芸能人に恋するのと同じ種類の、『叶わない、好き』で。
どうしようもなかった。


『ファン』なのか『恋愛』なのかは言わなかったけど
酔ってるAさんの前で、Aさんの顔を見て、
「私はAさんのこと、ほんとに大好きです。それは本当です。」


とそれだけ伝えた。
伝えずには居られなかった。


どうして『好き』だと言ってはいけないんだろう?
こんなにも好きなのに。
そんな風に思った。









寝る前にメール受信。

『明日、デートしない?

 はるかちゃんんこともっと知りたい。』



私は、行けない。

どうしようもなくダメな貴方を、
どうしようもなく好きになってしまったから。


つらいから、行けないんだよ。









2011年10月05日(水) 『好きだよ』未満の、『アイシテル』。


プロジェクトマネージャーのAさんは
どう考えても私をもてあそぶ気だ。

それが分かっていながらも
私はAさんのことが好きでしょうがない。
だから女はバカって言われるんだよ。
あたしみたいのが居るからなのね。

結婚している貴方と、
私がどうにかなって、どうするの?

貴方が、大人の楽しい遊びを全部やりつくして
刺激に飢えてることを知っているの。
だから私に手を出そうとしてるんでしょ?

「愛してるよ。」

酔ってる貴方のメールに書かれてた。



私に触れたこともないくせに。
『愛してる』なんて簡単に言わないで。

酔ってないときに私の目を見ていってくれたら
少しくらいは信じてあげる。
だから今は全然何も感じない。


それなのに喜んでいる自分もいて
神様が見ていたら笑っちゃうよ。



不倫なんてゴールの見えない恋に
まさか自分がまきこまれそうになるなんて思ってなかった。



あなたに抱かれないように、
ずっとずっと一人で想っているだけでいいなら
私のココロは自由なのに。












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