廻 |
痛みなど思い出せぬくらいに
首を掻き毟りたい衝動にかられる
私が自身を見たくもない程に
大嫌いなのだから
どれだけ何を持っていたとしても
胸を張って歩ける日が来る事はない
赦されたい筈なのに
愚かにも積み重ねてきた罪を
全ては思い出せないのだから
赦される日が来る事はない
しかし
暗闇で罵詈雑言を浴びる為には
産まれてきたわけではない
尊重されて生きる為に
何かを見つけるしかないのだから
止まったままの時計を
動かす努力をしなくてはいけない
私はまだ立てる
私はまだ笑える
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2009年11月10日(火)
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