幸せな終幕

悪い夢なら良かった

誰も報われない

誰も救われない

誰も喜べない

でも

光はここにも有る


どんなに何が有っても

例え君が居なくても

物語は止まらない

これ以上の悲しみは

もう無いのに


それでも光が有るから

皆笑って居られるね

君はここに居ないのに
2006年04月25日(火)

花色野原

何度目の冷たい春でしょう

もう寒くないよ

貴方は居ないのに


あの街を歩く度に

時の早さ思い出す

あれはどれくらい前の事ですか


思い出なんて

数えるまでも無いくらい

なのにどうして

今も眩しいくらい鮮明なの


貴方を理由になんて

泣くはず無いよ

何を想っても届けられない

そんなの解ってる

同じ空を見ていないから


どうして

忘れてしまえないの

どんなに想って叫んだとしても

届けられない場所が有る


あの時

例え裸足でも

何も持って居なくても

伝えたい言葉を
2006年04月17日(月)

サイレン

何処かの誰かを守るために

自分が居るんだと思ってた


目の前で消えゆく灯火を

どうすることも出来無いで

ただ ただ

泣くことしか出来なくて

何処かの誰かの為には

命を捨てられない

臆病者でしか無かったのに


何処かの誰かの為に

生きようと思ってた


それが罰だと思ってた

それが償いだと思ってた
2006年04月14日(金)

疎外

そんな言葉が言いたいんじゃない

そんな言葉が聞きたいんじゃない

明日には忘れてしまうけど


何処にも私の為の言葉なんて無い

何処にも私の為の場所なんて無い

私はまだ何もしていないから


私に意味とか理由なんて無い

何も出来無い未完成だから
2006年04月13日(木)

金網

誰かに負けないとか

そんな強いことは言えない


生きることで精一杯
2006年04月11日(火)

いみ

世界に理解されるような

小難しい意味だとか理由だとか

そんなものは要らないのです


自分がヒトと比較されたなら

劣ることなど聞くまでも無いのです

何故なら何を言われたとしても

自分自身がそう思ってしまうから


楽しいと思って生きていられれば

私はそれで満足なのです


富や名声なんかよりも

みかんゼリーひとつで

私はしあわせなのです
2006年04月10日(月)

mo

大切なものは

手の平から零れ落ちる


地に染み込む水のように

すくい上げられない.

脆く儚いガラスのように

砕け散ってしまう.


見えない傷は時々痛む

大切なものを失った世界に

大丈夫だなんて言えない


それでも時間は過ぎてゆく

もう何度目の春だろう


してはいけない 忘れ物
2006年04月09日(日)

希望


いつの日か全てから否定され

虚になる日が来るかもしれない


でも

それは今日じゃない


たくさんの努力が報われなくて

悲しむ日が来るかもしれない


それが近い日なのかもしれない

でも

それは今日じゃない


私の為の神が居ないことは解かってる

それでも私は私を信じてる
2006年04月08日(土)

サ ヨ ナ ラ S T A R D U S T / 0.057