片翼

この世界が闇で溢れたら

光は見えなくていい

貴方が居てくれれば。


この世界に終わりが来たら

隣にはどうか

貴方の姿がありますように。
2004年03月12日(金)

サヨナラ

愛しい君が



たとえ

目の前に現れたとしても

全てを捨ててまで

君を愛する事が

僕には出来るだろうか


こんなにも

強く とても強く

想っているのに

長い年月が流れれば

風化してゆくのだろうか


自信が無いんだ

世界全てを敵に廻しても

守っていられるような


自信が無いんだ
2004年03月11日(木)

時計兎

涙が落ちたとしても

それを拭う人など無くて

君を追おうにも

背負うものが重く

繋ぎとめられている

ギリギリのところ


これが夢であれば

なんて

思ってみたりする

現実の朝
2004年03月08日(月)

十字架

あおぞらのしたでわらう けんり が

わたしはどうしてもほしかった

まっくらないえで

ただ いのることしかできない


そとはこわいせかいで

すべてにつかれて

すべてにためいきをつくんだ

けれどないたらだめなんだ


そらはいつから

まっくろになったんだろう

いつになったら はれるだろう

このあめはやまないかもしれない


このあめはあのコのなみだ

あのコがそらでないているんだ

このせかいがこわいから


あのコがわらう日はくるだろうか
2004年03月06日(土)

哀姫

もしも この街にも雪が積もる日が来たら

いつか再び 此処で会いましょう

それが最後の御願いだから


一面の銀世界キラリ

けれど 長い年月が経ち過ぎた

私はもう歩く事すら出来ない

私は貴方に笑いかけられない

私は目を開ける事すら出来ない

どうして もっと 早く

この時が訪れたなら

貴方に一目会いたかった


祈ろう 祈ろう 

君が目を覚ますまで ずっと

君がもう一度 目を開けないと

再会にならないだろう


たとえ涙で川が出来ようとも

もう君は目を覚まさない

わかってるけど

祈らずには居られない
2004年03月05日(金)

姫百合

もう二度と君に会う事は無くて

道ですれ違っても わからないし

声を聞いても わからない


今 君が居る場所なんて

私には解かれそうにもなくて

届けたい気持ちも言葉も

何一つとして残ってない


私の言葉は君に届かない

たとえ同じ空の下だとしても


百合の花を見ると君を思い出す

君はどうか君のままでいて

幸せに生きていてくれるなら

それだけでいいんだ
2004年03月02日(火)

サ ヨ ナ ラ S T A R D U S T / 0.057