語り
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じつはこの年になって、はじめて「めぞん一刻」をちゃんと読んだ。ゆうちゃんのだんなさんにお借りした(3巻から)。
「めぞん」はアニメでしか見たことなかったので、響子さんがあんなにも人間味あふれる女性でわりとあさはかなとこもある(伍代くんを振り回し過ぎ)ひとだとは、思わなかった。もっと「聖母マリア」っぽいひとだと思っていた。ルックス的に好きな女性だったが(黒髪でおとなしめの美人に弱いわたし)、 ますます好きになった。かわいいのう。
伍代か三鷹か、というくだりでは、やはり女は 『近場にずっといてくれる、正直者で自分だけをみてくれそう』 なタイプを選ぶ、という、『べるばら』(金持ちで貴族のジェローデルよりも平民の召し使いのアンドレ)とおなじ結論なのだな、と感慨を深くした(あ、でもべるばらの作者の池田理代子氏の作品「オルフェウスの窓」では、主人公は、ずっとそばにいてくれそうなタイプのピアニストよりも、ロシア革命にひたはしる危険な香りのする男を選んでいる)。 ううむ。 まあ、ひと(キャラクター)それぞれってことか(ここまで語っておいて、この結論かい)。
そんなことを考えつつ、のんきにマンガを読んでいた今日の午後、いきなり携帯が鳴った。
恭子:「純子〜〜〜!」 純子:「なんや、恭子。どうしたん」 恭子:「牡牛座のムウって、星座なんていうん?!英語で!!」 純子:「ムウは牡牛座ではない。彼は牡羊座だ」 恭子:「そうそう、ムウって」 純子:「アリエスのムウ」 恭子:「いやーーー!そうか!アリエスか。よかった!やっとわ かった!」 純子:「なんやねん」 恭子:「馬の名前(※←彼女は馬ゲーにはまっている) 決めるんでな、ちょっと知りたかったンよ、 あっはっは。坂本さんとずっとなやんでてよー。 他の名前はでてくんのになー。 ムウだけでてこんかったん。あーすっきりした!」 純子:「そうか。役にたてて良かった(っていうか、 聖闘士星矢の事ならオール純子におまかせ☆って思って るな、この野郎)」 恭子:「いやあ、助かったわ。ほんじゃあな」
チン。
・・・・・土曜の午後。
人生を考えつつ、哲学的な深い思索をしていた私に相応しい友人(演部民)と、その電話の内容だった。フフ。
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